【書評】吉田修一「罪名、一万年愛す」-終盤にこんな展開が待っているとは!4分の3までをすべてプロローグにしてしまうようなラスト4分の1がすごすぎる
罪名、一万年愛す posted with ヨメレバ 吉田 修一 KADOKAWA 2024年10月18日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す これはなんだか不思議な小説だった。全体の4分の3ぐらいからこの物語の主要な登場人物で途中で姿をくらましていた人間が再登場する。そこから「ことの真相」が明らかになっていくのだが、それまでの展開は終盤にこんな結末が待っているとはちょっと予想できないものなのだ。新聞小説という媒体の影響もあるのだろうか、やややややっと仰天してしまう。
2025/02/28 11:33