Lake Biwa Triathlon in Moriyama 2021 挑戦記 – 第2話「レスラー vs スモウレスラー」
第1話「金剛力士、ジョー田中」に戻る 全1,500人のトライアスリートの中、唯一ノーウェットで挑んだ金剛力士・ジョー田中。 彼の泳いだ軌跡は、そのまま爆笑の渦と成り果てた。 この美しい宮古島の海が、爆笑の渦に叩き落とされる。 pic.twitter.com/ughzDNzAn0 — 駒田 博紀 (@hiroki_komada) July 9, 2022 しかし、それでも彼は速かった。 何しろ彼は、元同志社大学水泳部主将。 パンケーキで太ろうが、ウェットが弾け飛ぼうが、俺とはそもそもの地力が違うのだ。 ノーウェットの金剛力士、圧倒的速さでスイムアップ。 pic.twitter.com/CpsYAf0KQp — 駒田 博紀 (@hiroki_komada) July 9, 2022 俺がスイムアップした頃、金剛力士は愛機CEEPOにまたがり、はるか遠くに行ってしまっていた。 金剛力士を追うハマのダンディズム。 pic.twitter.com/ZGTW86vxbc — 駒田 博紀 (@hiroki_komada) July 9, 2022 ところで、ジョー田中をよく知らない人のために説明しておきたい。ただの名物おもしろおじさんではないのだ。 彼は、毎年ハワイ島で行われる「アイアンマン世界選手権」のエイジ部門 (年代別) で、上位を何度となく勝ちとってきた強豪中の強豪。近い将来、彼はエイジチャンピオンになるであろう。 彼の脹脛を見て欲しい。齢60を超えた男のものとは思えない。なんというか、生き物としてのベースの強さが違うのだ。 金剛力士の脹脛。 pic.twitter.com/OCG5pQqril — 駒田 博紀 (@hiroki_komada) July 9, 2022 そんなジョー田中だが、4月に行われる宮古島トライアスロンに限って、最大体重でのぞむのが恒例となっていた。その理由は、冬の間に存分に蓄えられるパンケーキローディングだ。 後年、ジョーはこう語っている。 「トライアスリートは太ってもいいんだよ (ええ声 」
2022/07/09 18:38