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2016/07/14

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  • 早い流れの中を見つめながら

    あなたへ 今日もまた、早い流れに乗ったまま夜を迎えました。 帰宅して、コーヒーを飲みながら、 ここからの短い時間の中でのやるべきことを確認する時間が、 今の私の中での唯一のホッと出来る時間ですが、 そんな僅かな時間に反芻するのは、その日の笑った出来事です。 これまでには経験したことのない早い流れの中を歩みながらも、 毎日、毎日、私の中へは笑った時間が蓄積されて。 ふっと力を抜いた瞬間には、 今日はあんなことが楽しかったなって、そんな気持ちを感じることが出来るのです。 今日もまた、笑った時間を反芻しながら、 今、過ごすこの時間も、 きっとやがては遠い過去のものとなるんだろうなって、 今日の私はふ…

  • いつものスーパーで初めて見たもの

    あなたへ いつものスーパーでの買い物中、通路に見つけたのは、 只今お掃除中と書かれた札を下げたロボットでした。 初めて見たその光景に驚きながら、 たまたまロボットの進行方向と同じ方向にある売り場に、 用事がありますので風な顔をして、 私は思わず、ロボットに着いて行ってしまいました。 なんて言ったら、あなたはどんな顔で笑うのでしょうか。 ねぇ、あなたは信じられますか。 あの頃、家族3人で何度も出掛けたあのスーパーで、 お掃除ロボットが活躍する日が来るだなんてさ。 思えば、あのスーパーも、 あの頃とは随分と景色が変わりました。 大きく改装された店内の景色が、 やがて私にとっての見慣れた景色へと変わ…

  • ノートのいちばん後ろに眠っていた記憶

    あなたへ 何気なく、 ノートのいちばん後ろのページを開いた私の目に飛び込んで来たのは、 いつかのあの子が描いたイラストでした。 このノートは、 今の私がバッグに入れて持ち歩いているノートです。 以前の私は、毎年の手帳を持ち歩いていたけれど、 今の私は、ちょっと荷物が多いのです。 厚みのある手帳を持ち歩くことは辞めて、 出来るだけ身軽に歩みを進めていた私ですが、 これでは駄目だと僅かに立ち止まったのは、 丁度、今の私に流れる時間に乗って歩むにはどうすれば良いのかと、 試行錯誤を繰り返していた頃のことでした。 これまでには経験したことのない程の早い流れの中、 時間に追われれば、目標なんて直ぐに見失…

  • 香水

    あなたへ 今の私が纏うのは、あなたが知らない香りです。 この香水を買ってから数週間が経ち、 気が付けば、随分と自分に馴染んだ香りとなりました。 今日の私は、何気なく香水の瓶を見つめながら、 この香水を買うに至るまでのあの日のことを思い出していました。 どうしても香水が欲しい! 今日、買わなきゃ駄目! こんな衝動に駆られたのは、数週間程前のことでした。 早速、香水を見に出掛けたあの日の私は、 たくさんの香水が並ぶ店舗を幾つか見て回りながら、 様々な香水の香りを試しました。 売り場の端から、順番に香りを試したあの日は、 この人生の中で、 最も多くの香りを嗅いだ日と言っても過言ではありません。 最終…

  • 昨夜の不思議な出来事

    あなたへ あれ?なんで? 思わず、あなたの場所へお供えしたコーヒーを、 二度見三度見してしまったのは、昨夜の、 あなたへのおやすみの挨拶をした時のことでした。 あなたへの挨拶をしながら、 何気なく、マグカップに目をやると、 あなたへお供えしたコーヒーが、どう考えても、 いつもよりも一口二口分程、少ないような気がしたのです。 コップの水はいつも通りの量。 それなのに、コーヒーの量だけが、いつもよりも少なかったのです。 確かに私は今、日々、KTSプログラムを遂行中ではありますが、 いくらなんでも、 時間短縮のためにあなたへのコーヒーを少なく淹れて、 0.数秒程の時間をゲットしようだなんて、 そんな…

  • 大きな栗の松ぼっくり

    あなたへ 唇を噛み締めながら、 笑いを堪えるのに必死だったのは、今日の私です。 今日の私も相変わらずに、早い流れの中を歩みましたが、 黙ってひたすらに、 目の前の作業へと没頭していた私の中へと突然に浮かんだのは、 ♪大きな栗の〜松ぼっくり! という、きっとあなたもよく知る童謡に、 松ぼっくり!という意味不明な掛け声が合わさったものでした。 私の目の前には、栗も松ぼっくりもありません。 それなのに、なんの脈絡もなく突然に浮かんだ歌と掛け声に、 一瞬、驚いた後、 私は必死で唇を噛み締めて、笑いを堪えたのでした。 もしかしたら、 何処かで聞いたことのあるものが突然に浮かんだのかしらと、 笑いを堪えな…

  • 私たち家族3人の絆

    あなたへ 今朝の私がふと思い出していたのは、 あなたと出会う前に見た夢のことでした。 そう。真っ白な世界の中で出会った1人の男性と、 仲良く寄り添ったあの夢です。 あの夢を見てから間も無くに、私はあなたと出会いました。 あの、不思議な夢を見た日が蘇れば、 そこに関連付けるかのように蘇ったのは、 いつかのあなたが夢に見た、 私たち2人の側にいる小さな男の子のことでした。 私が夢に見た男性を、あなたに違いないと感じたように、 あなたが夢に見た男の子が、あの子だと感じたのなら、 きっと間違いないのでしょう。 こうして蘇った記憶と記憶を結び付けてみると、 本当に深い繋がりのある人と出会う時というのは、…

  • 忘れられない年

    あなたへ 今年の私は、思えば、 とても不思議な流れの中を歩んで来ました。 洗濯機とカーナビが立て続けに壊れたのは、ゴールデンウィークのこと。 あれから思い立って、 生まれて初めてのコインランドリー生活を楽しんで。 やがて、自分で決めた期限が近付き、洗濯機が届いたかと思えば、 翌日には、突然に電子レンジが壊れて。 漸くいつものペースで歩み始めれば、今度は、 車のエンジンが掛からなくなるという初めての事態に遭遇し、 慌てふためいたのは、夏と秋の間の頃のことでした。 今年の私は、 これまでには経験したことのない不思議な流れの中を歩んで来ましたが、 今回の私が経験したのは、調子が悪かったものの復活です…

  • カップ焼きそばとあなたの声

    あなたへ どうしても、カップ焼きそばが食べたい! こんな衝動に駆られたのは、先日の私です。 キッチンの扉を開けてみれば、買い置きのカップ焼きそばを発見。 食べたいと思った時に、 すぐにそれを食べることが出来るのは、とても幸せなことです。 嬉々としながら、早速、 見つけたばかりのカップ焼きそばにお湯を注いで、待つこと3分。 お湯を切って、ソースをかけたところで、 突然に蘇ったのは、あなたの声でした。 え?俺の分までソース入れて混ぜてくれたの? 優しいね ありがとうって。 これは、結婚したばかりだった頃のあなたの声。 あの日は、そう。 確か、2人で夜更かしをして、お腹が空いてきて。 カップ焼きそば…

  • ご褒美みたいな空

    あなたへ わぁ、凄く綺麗! 思わずこんな小さな声が漏れ出てしまう空を見つけたのは、 秋の深まりを感じるようになった頃からのことでした。 とても広いキャンバスに描かれる、夕方と夜の間のグラデーションが美し過ぎて、 車のエンジンを掛けるのも忘れて、思わず見惚れてしまう。 こんな素敵な空を見つけることが出来たのは、 今の私がご縁をいただく場所の駐車場です。 そこは、視界を遮るものがなく、空がよく見える場所。 帰宅時間にはまだ青い空が見えた夏が過ぎ、季節が巡れば、 その場所は、私に新たな空の美しさを見せてくれたのです。 暮れ行く夕日と、 夜の始まりが見事に描かれたグラデーションの終わりに見えるのは、 …

  • 変わり行く街並み

    あなたへ 随分と変わったな こんな気持ちで、駅前辺りの景色を眺めたのは、この週末の私です。 駅から少しだけ離れた場所へ用事が出来た私は、 駅に車を停めて、あの辺りの景色を眺めながら、 目的地までを歩いてみようと突然に思い立ちました。 私が最後に、あの辺りを歩いたのは、 いつの頃のことだっただろう。 閉店したと噂に聞いていたあのデパートは、本当に閉店し、 あの頃とは全く印象の違う場所へと変わっていました。 かつてはたくさんの人で賑わっていた筈のビルの前で立ち止まり、 いつかの私が、そこから見ていた景色に思いを馳せて。 あの頃は何もなかった場所へ休憩所が出来ていたり、 あの頃は公衆電話が並んでいた…

  • 不思議な人との出会い

    あなたへ 私、この人、知ってる 絶対に知ってる 今の私が歩む、早い流れの中で出会ったのは、こんな印象の女性です。 名前に聞き覚えはないし、過去に話した記憶もありません。 それなのに、私は彼女の幼少期を知っているような、 遠い過去の一時は、同じ環境で日々を過ごしていたような、 そんな不思議な気持ちがするのです。 同じ幼稚園や小学校。それから習い事。 私よりもずっと年下である彼女が、 そんなところにいるはずがないことは分かっていながらも、 私は何度も記憶を辿っては、彼女の存在を探してしまうのです。 例えば、私が子供の頃に何処かで会ったことのある誰かの血を引く子、 という視点も考えた日がありましたが…

  • コトバ -秋- 2024

    秋の色を覚えていますか 秋の音を覚えていますか 秋の風を覚えていますか その瞳に映った景色 その耳で感じた季節 その肌で感じた温度を 覚えていますか ただいまと同時に キャッチボールに誘うあなたの声に 嬉しそうに駆け寄ったあの子の笑顔を 青色の小さなグローブを準備して 急いで靴を履くあの子の姿を 覚えていますか ボールが見える間は遊ぼうね こんな約束を交わしながら 暮れ行く夕方を捕まえるかのように 急いで出掛けた2人の笑顔 ママ聞いて?パパって凄いんだよ 2人のただいまと同時に聞こえてくるのは あの子の高く可愛らしい声 僅かな夕方を 大切に過ごした2人の笑顔を 私は今でもよく覚えています 楽し…

  • 笑がお

    あなたへ 朝の信号の待ち時間。 私の目に飛び込んで来たのは、看板に書かれた、 笑がお、という文字でした。 文字を見つめた瞬時に、 わらがお、と読んでしまったのは、 笑顔、ではなく、笑がお、と書かれていたからだったのか、 それとも、実はまだ、寝惚けていたからだったのでしょうか。 え?わらがお?いやいや、違うよ えがお、でしょう? 小さく呟きながら、 思わず照れ笑いを浮かべた私の中へと蘇ったのは、 子供の頃の記憶でした。 あれは、小学何年生の頃の私だっただろう。 朝起きて、テレビを見つめた私の視界へと入ってきたのは、 竹村さん、という方の名前。 その名を見て、私は瞬時に、 ケケムラさん、と読んでし…

  • ずっとずっと遠い先の未来

    あなたへ そっか もう、あの子と一緒に暮らすことはないんだね こんなふうに、ひとり呟くのは、これで何度目だろう。 既に此処から巣立った筈のあの子と離れて暮らすことが、 まるで一時的であるかのような錯覚に捉われてしまうのは、 非日常となった筈のあの子の帰省の期間が、 未だに私にとってのしっくりと来る時間だからなのかも知れません。 この部屋の広さなど、とっくに慣れたつもりでいたのに、 此処に流れていた筈の過去の瞬間に、 思わず手を伸ばしてみたくなる衝動に駆られるのは、 あの子が此処から巣立ってから、これで何度目だろう。 静まり返った部屋の中で、 かつては此処にあった筈のあの子との日常生活を振り返れ…

  • 前髪の切り方

    あなたへ 長さを決めたら、こんなふうにハサミを動かして この角度で、こんなふうに前髪を持てば、 絶対に失敗しないからね 私に前髪の切り方を教えてくれたのは、 長年お世話になっている美容師さんです。 美容室で髪を切って貰ったのは、夏と秋の間の頃のこと。 あれから、少しずつ秋が深まり、着る服が変わり、 気が付けば前髪も、あれから随分と伸びてしまいました。 あの日の美容師さんの言葉を思い出しながら、 鋏を持ったのは、昨夜のことでした。 これまでとは違う鋏の使い方。 これまでとは違う前髪の持ち方。 私にとっての初めてばかりが詰まったやり方に、 なんだか緊張し過ぎて、あまり思い切ることが出来ずに、 僅か…

  • あなたの服に身を包みながら

    あなたへ 少しずつ肌寒さを感じるようになったこちら側ですが、 薄着で出掛ける時期が既に過ぎたことを教えてくれたのは、 ここ最近の朝の冷たい風でした。 早速、私が物色したのは箪笥の中。 脱ぎ着し易くて、暖かいものが良い 出来れば少しだけ大きめが良いなって。 そうして私の目に止まったのは、あなたの服でした。 あなたを見送り、やがてあなたのものを整理し始めたあの頃、 あなたの服は全て、あの子のものとなりましたが、 これは、着る機会がなかったからと、いつかのあの子から手渡されたものでした。 長い間、仕舞ってあったあなたの服を手に取って、合わせてみれば、 私が求めたものと合致して。 ここ最近の私は、あな…

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