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祈りのうちに https://masaka0102.muragon.com/

夫の突然の脳腫瘍、物語を書きかえながら、すべてを受け入れる 日々をつづりたいと思います

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2016/07/09

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  • 土に帰る

    1月25日 家族3人で神父様の司式によって 夫の納骨式をしました。 この日を迎えるまで2年半くらいの 月日が過ぎました。 夫のいた部屋には もう白い箱はありません 暗いかな 寒いかな そんなふうに思ってしまうけれど 夫はすでにみもとでやすらかに 過ごしているのでしょう。 骨...

  • もう一度お別れ

    明後日、夫の部屋の白い箱は ようやく土に帰る日を迎えます。 遅くなってしまってごめんね… そこに魂はないとわかっていながらも ついつい白い箱に手を触れ 話しかけていました。 夫がさいごに暮らした部屋 今ではもう介護ベッドもないし がらんとしてしまったけれど いつも座って何か...

  • 待降節の中で

    気がつくと冬が来ていました。 今年はあたたかな冬の始まりなので いつのまにか 2023年が終わろうとしていました。 8月に仕事を辞めて 今もまだ就職していません。 もう無理な働きはしません。 本当に自分の行きたい場所 また、自分を必要としてもらえる場所を 探したいと思います...

  • 立秋

    猛暑の日が続き 台風も長く人々の生活を 困らせていますが 立秋を迎えました。 私はこちらのブログでは せっかくコメントいただいている方々へ 返信ができずに あらためて失礼をお許しください。 心を全て明かしていることもあって お返しできる言葉がみつからなくて・・・ いつも読ん...

  • 2年

    夫が天国へ旅立って 今日で2年です。 ちょうど今頃、お別れをして 家族室で待機していた頃です。 今日は昼間は妹と2人で 先にいってしまったひとを偲んで アフタヌーンティーをしました。 夜は家族3人で 家族会をしました。 色々な思いがあって もうできないことを悔やんだり 自分...

  • 回想

    2年前の7月3連休に 夫はホスピスに入りました 家に戻れないこと わかっていたのかな… 私の方が、そんな状態の中にあっても 病識があったのかなかったのか 外泊でも帰れるかもしれないからと ケアマネさんを驚かせて 家にあった介護ベッドのレンタル業者さんは 親切にも、すぐに引き...

  • 天使みたいだった

    悪性膠芽腫のG4で5年生きたこと 専門職の人に話すと 驚かれる 夫の場合、初めの開頭手術の時 95%以上の腫瘍摘出ができたことが まず希望的な走り出しだったと思います。 再発することは避けられない病気なので できるだけその時間をのばし 再発の状態を悪くしないことが 治療計画...

  • 5月、最終告知日

    5月がきました。 2年前の5月に 夫は何度目かの再発で それが最終告知だと、その時は ぼんやりでしか実感がありませんでした。 最初の再発時には、かなりの覚悟の 気持ちでしたが 腫瘍に負けないような気になって しまっていたのかもしれません。 あれから2年 私は今も生きて、自分...

  • 天国へお便り

    上の子は社会人ですが 下の子も4月から社会人です 昨日、看護師の国試合格しました 私も一段落です 今日は、修道院にお祈りに来ました いつも「ごめんね」と言っています だって、もっと優しくできたよね 私は、高次機能障害のために 会話の理解力が難しい夫に きつい言い方をしたり ...

  • 孤独の波

    調子の良い時もあれば すごく気分が落ちる時もあり 言いようもない孤独の波に おそわれて 深い海の底へ沈んで行くような 時があります 数えきれないくらい通った 大学病院の検査室や 待合室、化学療法を受けた腫瘍外来 MRIを待っている時に行ったスタバ 通院を兼ねて予約して入った...

  • 光の道へ

    夫のいない2回目の春が来ました 母のことも看取って1年が過ぎ 私も少しずつ心が軽くなってきました 心療内科は継続していますが 先生は穏やかだし 診療の日に、院内でアロマリフレも お願いしていて 心身ともにほぐれる感じです 夜も眠れるようになってきました 枕もオーダー枕にして...

  • 1月25日

    夫のお誕生日でした 迎えられないバースデイ 2回目です 夫のいた部屋で ケーキを買ってきていただきました 私たちは同じみずがめ座 私ももうすぐひとつ 年齢を重ねます 今日も祈りのうちに

  • 自分を支える

    なんだか、毎日頑張って過ごしている そんな日々でした 7月にコロナ感染して以来 職場には復帰していますが とにかく疲れるし 上気道がおかしくなってしまったのか ふとタバコのような匂いがします 睡眠障害に悩まされ 先日、悪夢が続くことを心療内科の先生に 相談したら、処方された...

  • 脳の病気

    脳腫瘍について この病気を不安に思っている方に 夫の亡き後もブログを継続するつもりが 色々な内容になってしまいました。 母の突然の病気や 大切な人との別れを短期間で繰り返し 心が疲れてしまった自分のこと 生きて行くことが とても重い十字架に思えて 今も、死ぬ日を待ちながら ...

  • 処暑

    もうすぐ8月が終わる 夏が過ぎて行きます。 高くなって来た晩夏の空をあおぎ 遠くへ行ってしまった人たちを おもいだします。 私の命は両親が生まれた時から 約束されていたもの その時から私が出会う人も約束されていて 子どもたちの命も約束されていた そこにはこの先ずっと未来があ...

  • 2022年8月3日

    1年目 昨年のちょうど今ごろ 天国へ旅だった夫です。 今日は上弦の月でした 昨年は、夜中に家に戻った時に 下弦の月が上ってきたのをみました。 夫は今頃どうしているのでしょう ひとり教会で祈りながら 天国へ遊びに行ってみたいですと 言ってみた 先日、シスターに天国へ遊びに行き...

  • 自分の闘病生活3

    療養7日目 1週間が経ちました 病状的には、かなり回復したと思われます。 今の自分がここにいることに 本当に感謝したい 数日前から初期症状の 頭痛や咽頭痛に代わって咳が出ます。 咳は乾いた咳ではなく湿性咳嗽です。 息切れも昨日くらいからなくなってきて トイレやシャワーの後に...

  • 自分の闘病生活2

    コロナ療養4日目 はじめの2日間くらいの時の 割れるような頭痛や喉の痛みは 少しおさまってきました。 特に喉ははじめの頃はひっきりなしに 喉のスプレーしたり、トローチを舐めたり 本当に辛かったのですが ほとんど良くなりました。 頭痛は、痛みは軽減されましたが まだボヤ〜ンと...

  • 自分の闘病生活

    昨日、コロナ陽性になりました。 病院勤務だし、いつ来るかと 思ってはいましたが、、、 月曜の午後くらいから喉がムズムズするような 感じがして、一応抗原検査しましたが陰性でした。 夜は早々に寝ました。 翌朝、喉の痛み、身体の痛みがあり 夜中もけっこうしんどく何度も目が覚めまし...

  • 1年目の7月

    早い梅雨明けの今年です 7月5日は夫がこの家で過ごした 最後の日でした。 5日の朝、大学病院に入院し そこからはもう帰ってくることはなかった 白い箱に入って戻って来ました。 もう少し家でみてあげられたかな、と 今も思うと胸がチクチクします。 夫の部屋は最後の夜に 自分で揃え...

  • リフレクソロジー

    6月 1年前の今頃から 夫の病状が悪くなってきた頃 もう1年たちます。 私は心療内科に4週に1度通院しています。 先生とお話をするくらいで 同時に内科的なことも少し 診てもらってはいるので 次回は血液検査の予定です。 今回、6月の診療では 初めてリフレクソロジーを入れてみま...

  • 5月の憂鬱

    今日は一日中、体調が悪い日でした。 日曜日に歯の治療をして すっかり痛みは取れたから 気分良くいけるはずだったのに 肩凝りがひどくてめまいと そのせいでちょっとした気分の悪さで 仕事場について午前中の早い時間に めまいの薬を飲みました。 日中のマウスピース装着も継続中 その...

  • 病院の日

    夫の病気に始まり 父の病気、母の病気 そして今は自分の病院通いの記事に なっています。 今日は心療内科の受診日でした。 ここの先生のご紹介をネットで見ると 先生は内科を見ているけれど 医療現場には身体的な病気とともに 心療内科の必要性を書いていました。 心療内科が精神科とは...

  • 考えた末の手段

    理解されるよりは理解することを という平和の祈りの中の言葉 でも今の私、理解してもらいたい 私は今シェルターがほしい 21日に仕事を午後から休んで 心療内科に行きました。 30日の予約を早めてもらいました。 症状をしっかりメモして先生に相談しました。 *時々めまいや貧血の時...

  • 気持ちのゆらぎ

    このところ、本当にどこかで 精神が壊れて行くように思えて とても不安です。 でも、私は仕事にも行かれているし お食事も、おやつも普通にいただいている だから、大丈夫だと思う 先月から心療内科にかかっていますが 本当はそこまですることもないのかと 思ったりもしています。 それ...

  • 徒然なるままの記録

    主のご復活おめでとうございます 満月をあおぐ 満月の日に逝ってしまった友人のことや 昨年の桜を見て、もう一度 夫は桜を見ることができるか考えたこと 1年前の生活 5月のMRIで再発を聞いたのだっけ 何度目の再発だったか 再発の怖さを忘れ、その言葉に 慣れすぎていた私 あの時...

  • 詩編より

    今年の復活祭はちょっと遅めで 来週の日曜日です。 今日は、受難の主日 土曜日にミサあずかりました。 11月に夫の追悼をしていただいたところです。 神父様のお話は 詩編22と23より 22はなげきの歌 キリストが十字架上で 神様にその苦難を訴える詩です 絶望と苦難と迫害 そし...

  • 年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず この言葉をずっと昔に 実家に来ていた住職さんに聞いたことがあって とても印象に残っています。 唐の詩人、劉廷芝(りゅうていし)の 「代悲白頭翁」にあるそうです。 夫と桜に季節を迎えると 来年も一緒に見られるかなって 病気以来毎年思っ...

  • 力を抜くこと

    木曜日に心療内科に 行って来ました。 病院はクリニックで同じ区内でしたが 知らない区域だったので バスに乗って行きました。 待合室にはほぼ人はいなくて 町外れの病院ということもあるのか 空気の流れがゆったりで 安心感がありました。 先生は女医さんで (女医さん希望もあったか...

  • 自分を見つめて

    あっちもこっちも 色々自分が壊れてきて 単なる更年期かもしれないけれど とりあえず自分の職場に来ている 耳鼻科の先生に診ていただきました。 耳鳴りのうるささが尋常じゃない ということを言うと まずは聴力検査、いつもの健診の時より こみいった検査でした。 途中から、雑音の中で...

  • 少し壊れ気味

    もうすぐ母を見送ってから1か月 仕事にもすっかり復帰して 元の日常になっています。 時々、というより 正直毎日、夫と母のこと そして父のことも思い出します。 思い出していないとどんな会話をしていたか 忘れてしまいそうで、、、 夫は手術をした後の2〜3年は 再発もありましたが...

  • 抜けられない闇

    母のことを見送ってから 2週間と少しが過ぎ 私は、以前と変わらず仕事に復帰して 毎日が過ぎていきます。 1か月半以上仕事を休んだので しばらくは疲れもあると思ってはいましたが 前にも増して、職場で患者様をお見送りすることが こたえます。 コロナで家族面会も制限中で 家に帰り...

  • 静かな叫び

    22日、母を見送りました 生前の母の生き方から たくさんの方からお花が届きました。 私たち姉妹と孫たち5人、合計7人での お見送りで、静かに身内だけでの小さな葬儀でした。 これで私にとっての実家は妹の家になるので 両親のいた頃のように無遠慮にはできない気持ちです。 子供たち...

  • 3か月という時間

    母の病気がわかったのが 11月の後半 夫を看取ってからまだ3か月しか たっていなかった ようやく眠れない夜も減ってきていたのに また愛する家族を看取ることになった 母との時間は そこからお別れまで3か月でした。 半年の間に 大切な人を2人、看取ったなんて ずいぶん私、頑張っ...

  • たくさんのありがとう

    母の闘病記録 2月16日 19時23分 母は旅立ちました 前日も前々日も夜間帯だけは 呼吸が心配な感じの間隔でしたが その日も昼間はまあまあ落ち着いていました。 不思議だったのは、月曜日の午前に 訪問看護師さんが来て すごくたくさん排尿がありました、と オムツ交換時に教えて...

  • 山あり谷あり

    母の闘病記録 木曜日から金曜日にかけて いよいよ呼吸停止の時が やってきたかもと 私たち姉妹ほか孫たちも 母のベッドのまわりを囲んだ時間でしたが 土曜日に母は、少し持ち直した という訪問の先生の診断でした。 先生には相変わらず 「大丈夫です」と、か細い声ながらも 笑顔を向け...

  • 複数の支援から

    母の闘病記録 母は木曜日から寝たきりの状態が 続いています。 今日は定期の訪問診療の日で 先生がみえました。 血圧も100を切ることもなく 酸素飽和度も99 母は少し持ち直した様子でした。 先生には、昨日は服薬できていないことを伝え 痛みがあっても呼吸抑制のことを考えると ...

  • 疼痛コントロール

    夫はさいごまで 痛みを訴えることはありませんでした。 脳腫瘍も様々な症状があるようですが 夫の左側頭葉神経膠腫では 痛みも吐き気も頭痛も訴えは 一度もありませんでした。 癌性疼痛は本当に辛い痛みと聞いていて そのために緩和ケアの医師たちは 麻薬の調整を上手にしてくれます。 ...

  • 不安な夜

    母の闘病記録 深夜ですが、母はようやく 落ち着きました。 昨日はずっと体調が悪そうで ベッドから出られませんでした。 夕方頃から背部痛が増強 レスキュー薬のアブストラルを 先生からの電話指示で増量 さらにフェントステープも 2mgをもう1枚追加し その後1時間くらい眠りまし...

  • 在宅介護のあらかると

    母の闘病記録 夫を在宅で介護していた時に 多くのサービスについて知りましたが 母の介護でこれほどにもサービスを 選ぶことができるんだ、と 2000年に始まった介護保険以来 向上したなーと思います。 私の祖母が実家にいた頃は 母が水着姿で入浴介助をひとりでしていたのです。 夫...

  • 麻酔

    母の闘病記録 母のところに訪問診療に来ている 先生のクリニックから 週に2回、訪問看護もお願いしていました。 最近わかったのですが こちらの訪問看護はみなしと言って できないこともあることがわかり さらなる安心対策で 指定訪問看護ステーションと契約することになり これは、み...

  • 夜空の船

    母の闘病記録 母の介助が日毎に増えています。 杖歩行はもうできないので 食卓まで来ることやトイレの時には 車椅子への移乗があります。 支えてようやく立位がとれますが 足が突然崩れることも考えて 注意しながらの移乗になります。 一度ヘルパーさんも失敗して 背中を打っているので...

  • トリプル誕生会

    母の闘病記録 2月6日は私の誕生日です。 母は頑張ってくれています。 私の誕生日を迎えてくれた母ですが 5月の妹の誕生日まではいないでしょう ということで 3月の姪っ子のとあわせて 2月6日に3人分バースデーパーティーを しようかと計画しました。 お料理は母が得意で父が大好...

  • 近づく足音

    母の闘病記録 母は歩くことが難しくなって来ました。 かろうじて杖歩行でトイレへ行っていましたが 昨日、一昨日くらいから 往路は歩けても 復路は足が立たない状況も 出てきました。 夫が使っていた車椅子を実家に持って来て いたので、それを使って トイレへ行くことにしました。 昨...

  • 在宅を選択すること

    母の闘病記録 母が現在、ターミナルに向かう どのあたりまで来ているのか わかりません。 訪問の医師も 画像から判断した余命を超えていることを 私たちに話します。 これを中治り時間というのか わかりません 母の一番の薬 それは家にいること 家族といつも一緒にいること これにつ...

  • お誕生日

    母の闘病記録 28日に母は無事に お誕生日を迎えることができました。 1週間前の訪問診療の時に 少しでも腹水の苦しさを軽減する目的で 利尿剤フロセミドを増量しましたが 頻尿のようにトイレに行くだけで 排尿されたかされないかのような 様子であることを訪問ナースに伝えると 先生...

  • 歳をとらないバースデイ

    今日は夫のお誕生日 もう永遠に歳は増えません。 朝、写真に向かい おめでとう?なのかなと 何て言ったら良いのかわからず ただ写真を見ていました。 6年経ったら私が年上になっちゃうのかな 私だけ、おばあさんになってしまうのかな 今、天国でどんな風に過ごしているのかな そんなこ...

  • ギフト

    ずっと気になっていた本がありました。 「シスターヒロ子の看取りレッスン」 著者のお母様がさいごに過ごされた ホスピスで出会ったシスターに 支えられながらお母様をお看取りされた お話です。 ホスピスでの普通の入院とは全然違う日々のこと シスターからいただいた数々のメッセージ ...

  • この輝く時間に

    母の闘病記録 母は低空飛行で 静かな日々を過ごしています。 神様が母を認知症にしてくれたおかげで 母はさほど苦しそうな表情を することもなく 寝ている時間は確実に増えましたが 起きている時は ベッドの上に寝ている猫を撫でたり 私たちと冗談も言いながら 笑いも絶えない実家です...

  • 平和的な道へ

    前回のブログでは 姉妹の介護戦争のような内容を記事にして 大変失礼しました。 私の理解力や情緒不安定に問題もあるので 子供達2人が間に入ってくれました。 結果 私たち姉妹は、基本的なこと お互いを思いやり いつも思いやりのある言葉を意識して 話すこと それがお互いに相手のど...

  • もう一度、かえりみる

    母の闘病記録 昨日、東京は雪の日でした。 実家の軽自動車は、12月早めに 新しい冬タイヤに履き替えていたので 今朝は娘をバイト先まで送って来ました。 さすがに急坂のあるいつもの道を避け 速度もゆるめで運転 その後9時過ぎには 母の訪問看護師さんが来て 今日から訪問看護体制を...

  • 信じること、受け入れること

    母の闘病記録 年が明けたら、訪問看護を 入れようと、妹と相談していたので 4日に連絡をしました。 母の訪問看護はターミナルなので 介護保険ではなく、医療保険で できるということで ケアマネさんを通さずに直接依頼を できることになっていました。 訪問看護の医療優先は 厚生労働...

  • 年越しの集い

    母の闘病記録 毎年実家で私たち姉妹と その子供達で年越しは実家へ 集まります。 年々、女子会になってきて 男子たちはそれぞれの用事で 来ることも減りました。 お正月は、ぼちぼち来ます。 すでに新しい年を迎えました。 2022年 母は無事に年を越せました。 年越しそばを前に ...

  • ラストクリスマス

    母の闘病記録 クリスマスおめでとうございます 今日実家でクリスマス会をします 母も一緒のクリスマスは おそらくさいごです。 母はとても穏やかに 幸せそうにベッド中心の生活をしています。 腹水でお腹は妊婦のように大きくなり 妊娠線のようなすじも見えています。 それでも腹水を抜...

  • ACP

    水曜日のお昼過ぎに 訪問ドクターの病院で 母の今後についての面談がありました。 先生はあえて私たち姉妹揃って 病院に来てほしいと言い 私たちは初めて先生のクリニックを 訪ねました。 診察室に入ると パソコンに母のカルテが開かれていて 訪問時に撮った写真が出ていました。 母は...

  • 沈黙の臓器

    膵臓がんは 症状があらわれた時は 既にステージ4ということが珍しくはないほど 沈黙の臓器と言われるそうです。 職場のナースからも これは一般的で普通 こんなに進行してしまうまで わからなかったことを 責めることはないと 言われました。 母は痛みこそ継続的ですが 退院して戻っ...

  • 夢の話

    母の闘病記録 金土と、母の部屋に泊まっています。 平日の妹の負担を少しでも助けようと思って。 土曜日に訪問のドクターがみえました。 血圧測定や問診、お腹の触診などをして 母も安心した様子でした。 お腹はまたパンパンになっています。 腹水の他にもヘルニアが出ていて 脱腸ではな...

  • 心からの感謝

    母の闘病記録 母は自分の病気のことを 知りません。 告知はしないことに 決めています。 通常、ホスピスを希望する際には ACPの観点からも 本人が自分の病気のこと いのちのことを 知ったうえでの入院が基本ですが 今回、ホスピス担当医に相談したところ 告知はしなくても良いと ...

  • 最善を捧げたい気持ち

    母の闘病記録 母のことを大好きな気持ちは 私たち姉妹のどちらも同じ 大きさをはかることなどできない 母のことを思い、最善のターミナルケアを 捧げたいと思う気持ちも同じです。 それでも、私たちの考えは 一致できずにいまず。 母には数年前からアルツハイマーがあると 診断されてい...

  • ターミナルケアの考え方

    母の闘病記録 母は先週の水曜日に 退院して自宅に戻りました。 腹水を抜くことと 胃カメラで胃への転移を調べただけの 1週間の入院でした。 退院時に確認したところ この間、入浴はなし 2回の清拭のみだったそうです。 夫の時も微妙に感じたことですが 治療の目的のない患者なので ...

  • まさかの事態

    先週の金曜日に 私たちの家族であった猫が 突然の病で夫のもとへ 逝ってしまいました。 夫の部屋が、がらんとしてしまい、猫は お骨とお花の供えてある机に向かって 時々、静かに見つめるように すわっていましたが まさか、こんなに早く 逝ってしまうなんて、、、 日曜日には、小さな...

  • 音羽坂を越えて

    土曜日に夫が生前関わりのあった 東京カリタスの家のボランティア主催ミサに あずかりました。 月に一度のこのミサも コロナ禍でお休みになったりしていたので あらかじめ連絡をしてからの参列にしていると いうことで、電話をして事情を話しました。 もとは私がここのボランティア登録会...

  • いつの間にか冬の入口へ

    夫が旅立ってから3か月が過ぎました。 立冬を越え、いつのまにか 私は冬の入口にいます。 夫の部屋は、さいごにいた7月5日に 日めくりのパズルカレンダーがそのままに 毎日、自分でこの日めくりを していました 几帳面な人でした。 これをみるたびに 7月5日に緊急入院した時に こ...

  • 秋の訪れ

    いつのまにか秋になっていました。 暑い日もありますが 空は高く、日も短くなってきています。 暑かった夏が通り過ぎて行きました。 色々なことで走りまわった夏でした。 夫はこの世からいなくなり 私はこの世で生きている どうして私だけ、この世で生きているのでしょう そんなふうにふ...

  • 1か月

    9月3日であれから1か月が 過ぎました。 暑かった夏も過ぎ去る そろそろ身近な人に かたみ分けも考えようかな 手離すことができるかどうか 昨日は、夫のいつも使っていた ライティングデスクに座って デスクの中にそのままになっているものたちを ながめていたら 小さなメモ帳があり...

  • 晩夏

    8月も終わります。 日中はまだ猛暑ですが 夕方に吹く風は、少しずつ秋が近づいて いるような風です。 夫は25夜の月の日に永眠し 次の25夜は9月1日 夜中に上る月は 何故かとても神秘的 昨日は郵送で申請していた 戸籍謄本が届きました。 夫のところは除籍になっていました。 3...

  • さいごのスマホ

    夫のスマホを解約して来ました。 私と娘で今年の4月末に機種変と乗り換えを したさいに、夫のスマホがかなり寿命だったので 一緒に新しくしました。 なので機種本体はほぼ新品に近く もちろん機種代金の分割はかなり残っています。 新しくする時に実はちょっと悩みました。 というのも、...

  • セルフケア

    先週水曜日から仕事に復帰して 3日働いただけなのに すごく疲れてしまい 金曜日の夜に残り物を何となく食べて あまり食欲ないな〜と 食事の後に胃もたれを感じながら いつものようにシャバーサナのポーズで 眠りにつきました。 疲れているのに、なかなか眠れない 時間ばかり過ぎて行き...

  • 静かな訪れ

    3人家族になって10日が過ぎました。 寂しさは静かに訪れてきます。 葬儀の後に持ち帰ったたくさんのお花が だんだんと枯れて来てしまい 明日は、お花屋さんに行こうかな 子供たちはすぐに日常生活になって 家にいない時間が多くなり 私は帰宅してひとり 猫たちが慰めてくれますが 疲...

  • この1週間

    夫が先に引越してから10日 やはり少し疲れています。 何よりも仕事復帰した11日水曜日は 1日がやたら長かった だるいし眠いし おまけに眼鏡を忘れて、PC入力は すごくしんどかったです。 とりあえず、受給している年金や 障害手当などは早めに手続きしないと 不正受給になったら...

  • 物語の続き

    7日に夫は十字架のついた白い箱で ようやく家に帰ってきました。 7月5日に大学病院へ入院してから 約1ヵ月ぶりのことでした。 自分でセットしていた木でできた ブロックの日めくりカレンダーは 7月5日のままです。 いつもいた部屋のベッドのあった場所に 静かに居ます。 写真はず...

  • マリアさまとともに

    夫は、目を覚まして もう一度呼吸をすることは ありませんでした。 22時から私たち家族は ほとんど会話もなく過ごしていました。 妹には連絡して、着る物の用意をお願いし 所属教会の神父様には長男が連絡をして すぐに来てくださることになり 看護師さんは特別に身内という様子で ど...

  • 感謝と祈りのうちに

    8月3日 夜に 夫は天に旅立ちました。 さようならは思ったより 早かった ホスピスに来てからは ゼリーやアイスクリームを 食べていたし、言葉は出なかったけれど 私たちの話にはうなずいてくれていた 帰るときには手も振ってくれて また明日ね、といつも声をかけて 帰りました。前日...

  • 天に捧げる日々

    3号室で家族と過ごす特別な日々は 天に積む宝 天に捧げる日々 子供達もきっと特別な時間であり 尊い時間と言ってくれる方もいます。 今日は午後3時くらいに行くと お部屋にパジャマが干してありました。 看護師さんが来て 夜中にパジャマが汚れてしまって 夜勤者が洗って干しました ...

  • 混沌とした海

    今日も仕事が終わってから 夫のもとへ行きました。 今日は長男もすぐ後から来ました。 ここへ来て、よかったことのひとつに 私の職場からも長男の職場からも 5分以内で到着できる場所です。 お昼休みに職場の外へ出ると 夫の病室の窓が遠くに見えます。 あの中で、今どうしているのだろ...

  • 黄昏

    仕事が終わり、夫のもとへいくと 今日は昨日よりさらに頬がこけて うつろな目をしていました。 黄昏の部屋で 弱った身体を横たえている姿が とても切なく思えた 病院に行く途中で、ホスピス病棟の 主治医の先生に会いましたが 今日から点滴減らしました どうしても痰が多くて‥‥ 本人...

  • 記憶の中の夏

    夫がホスピスへ来て1週間 今週月曜日には、連絡があり 差額のある1人部屋から 2人部屋へ移ることができました。 正直、助かります。 現在、2床の部屋ですが 1人で使えています。 毎日、面会に行っています。 昨日は妹が行ってくれました。 今日は夕方、長男が行き 夜は私が行きま...

  • 尊厳ファースト

    緩和ケアに来て 夫は穏やかに過ごしています。 それほど吸引のお世話になっている様子もなく 自分で排痰できていました。 転院する時に久しぶりに会った時 しきりと舌を指して痛いと訴えていましたが どうやら吸引で痛かったことを 一生懸命手で説明していました。 長い間お世話になった...

  • 大学病院卒業

    いよいよ、数えきれないほど通った 大学病院卒業の日 数々の思い出が脳裏をかすめる 信じられない病気がわかって 信じられない覚醒下手術を受け HICUで術後の夫を見た時 二度と元には戻れないのかと 祈る言葉さえ忘れたあの時 約3か月、治験とリハとそして 夫のスピリチュアルペイ...

  • 再出発

    20日、緩和ケア医師面談がありました。 長男の同席してくれて 父の時から顔馴染みの先生と 父の思い出話も交えながらの面談でした。 先生は、ホスピスを望む何人もの 患者や家族にたぶん同じ話をいつも するのでしょう 父の時とあまり変わらないお話でした。 下を向いて土に帰るのより...

  • 希望の光

    週の始まり 週末の間に色々考えたこと 月曜日に行動しなくては、と 朝のうちに、転院をお願いしている ホスピス担当のソーシャルワーカーさんに 夫の状態を話してみようと思っていました。 何度も連絡したら悪いかと思う中 少しでも日々の気持ちを伝えたいと 思ってしまう ソーシャルワ...

  • 祈るしかない

    今日、洗濯物交換で病院へ行きました。 入口で立っているスタッフに 用件を聞かれ、洗濯物の届けであることを言うと 検温、行先を用紙に書いて渡され 患者と自分の氏名、続柄、電話番号などを書き 病棟でインターホンで名前と用件を告げ 荷物をインターホン側のビニール袋に入れて ガムテ...

  • 憩いの牧場

    主はわたしを緑の牧場に付させ いこいのみぎわに伴われる (詩篇 23篇より) 面会ができないので 遠くから祈るしかすべはない 悪性脳腫瘍、膠芽腫のターミナルが どのような展開になるのか 教えてください。 意識障害が主で、痛みなどはあまりないのでしょうか。 身体機能の低下、記...

  • 最終章へ

    夫の急降下から1週間 土曜日に病棟担当医師からのICが ありました 長男は仕事、長女は試験前 ひとりで病院に向かいました。 病棟での先生は、いつもの主治医の先生ではなく ちょうど1年前に脳梗塞で入院時に 担当だった静かな感じの品のある先生です。 面談室に通されて 私と先生だ...

  • もう一度ごめんなさい

    さいごまで自宅で 介護することを選択できなかった私 在宅医の先生は、月曜日にケアマネさんと 相談するのでと穏やかな口調で言いました。 大学病院に入院するのが良いかと思いますと 言われました。 月曜日 デイサービスはお休みし、私も仕事を休み 朝のうちにケアマネさんから電話があ...

  • ごめんなさい

    何から記録して良いのか 数日の間にあまりにも色々 ありすぎました。 まず、夫は今日大学病院に入院しました。 先週木曜日 月に一度の定期の受診日 今回は2か月おきのMRIと 状態が良ければアバスチンの化学療法 水曜日に1回目のコロナワクチン接種でしたが 特に発熱もないので 今...

  • 夕暮れに向かう

    夫はこのところ ADLが落ちてきています。 先週末にケアマネさん訪問の時に 介護保険の区変を提案されていたので 様子を見てもらいました。 やはり、落ちていると 言葉の出にくさも 杖歩行の足取りも 明らかに落ちている 昨年は区変が上がらず、取り下げたけれど 今回は通ると思うの...

  • 幼いイエス

    いつの頃からか 病気の夫を幼いイエス キリストとして 見るようにしてきました。 今日、偶然にコロナ禍で なかなか会えなくなっていた シスターにバッタリ会い 立ち話をしました。 なんか久しぶりに しばらく会えなかったお母さんにあったような 安心感もあり、心のうちにあった 普段...

  • 色々な悩み

    夫は何とか自立で 生活しています コミュニケーションは難しいけれど 何とか、、、 先日ある方に 介護生活に限界があるのでは?と 言われ、そう思ってくれる人がいることに 少し十字架が軽くなった気がしました。 1年くらい前に 有料のホームを考え、見学に行きました。 その頃は落ち...

  • 言葉にできない

    仕事から家に戻ると 夫が自室で寝ていることもあり 起きて何か学習していることもあります。 でも、寝ている時間が増えました。 携帯も私や家族とのラインもほぼ出来ず 最近機種変して、新品がお守りのように ベッドサイドにあります。 私は息が詰まりそうな思いで 1日1日を重ね この...

  • 自分との闘い

    不安な日々を送りながら 昨日ようやく大学病院の主治医の先生から 連絡がありました 複数の医師、また読影の専門医が 画像を見て診断の結果 やはり再発による影であろうと いうことの報告でした 放射線医師からは この部位にはしっかり照射しているので そこに再び当てることはできない...

  • 奇跡の6年目

    5月を迎えて 2016年の5月から数えて 6年目に入りました。 7日金曜日に いつものMRIと血液、尿検査、診察 そしてアバスチン治療を受けて来ました。 治療中の待ち時間 私は病院内でATMに行ったり コンビニに行ったり それからひとりでコーヒーブレイクしたり しながら過ご...

  • 父に会いに

    かつて父の最期に闘病記録を 少し書いたので、今日は父のことです。 お父さん やっと会いに来ました。 広島は遠いけれど この被爆したお墓 できる限り守りたいです。 戦争の惨劇と喪失で 全てをリセットしないと 生きる力は生まれてこなかった あの時代 私はお父さんがどんな思いで ...

  • キリストの受難を黙想しながら

    最近時々おもうのです。 どうして私、50代にして 分かち合えない病気の夫と 歩く人生なのだろうかって 子供達を育て上げ 人生の後半、ゆったりと 小さな楽しみの中で 優しさに包まれながら生きること 夫が健常なら プチ旅行したり たまには美味しいものを 一緒に食べたりしてみたか...

  • 再開アバスチン4回目

    3月11日 フルセット受診日でした。 MRI、血液検査、尿検査とも 悪い所見はなく 無事にアバスチン4回目を 施行することができました。 アバスチン良く効いているみたいです。 春が来て5月になったら 丸5年 6年目に突入です。 悪性膠芽腫の患者で 6年目を迎えた人はいったい...

  • 新たな不安

    昨年の12月のリニアックナイフ治療後の 最初のMRI 昨日はフルセットの日だったので (採血、採尿、MRI 、診察、化学療法) これを外来で全て行う時は1日がかりで 本人もかなり疲労してしまうので 入院を希望していました。 でも、今週の初めに連絡があり 今回入院はベッドの状...

  • 5年目の年の瀬

    すごい! 悪性膠芽腫で5年目の年の瀬を 迎えている! 医療者は特に夫の闘病期間を 聞いて、驚きの表情になります。 5年目になると、私も タイムリミットが近いのではないかと 日々、小さな恐怖感があります。 夜中でも、夫が呼吸しているか 不安になり 仕事に行っている間も 急変し...

  • 入院〜何度目かもうわからない

    夫は今日入院しました。 予定通り、放射線治療と アバスチン投与のため 朝早く大学病院へ向かう道は 予想通り金色の銀杏並木 術後最初の秋 この銀杏並木を翌年は 見られないと思いながら通りすぎた 2016年の秋 今2020年の秋を迎えています。 大切な時間のはずが 今朝は最悪な...

  • 2020年ボジョレーヌーボー

    解禁日は昨日でしたが 今日は明日から3連休なので 買ってしまいました! 2020年ボジョレーヌーボー 前回ちょっと弱気なブログ書いてしまい 首をブルンブルンして いけないいけないと 今日は夫の部屋で 20歳になった長女も一緒に 秋の恵みに乾杯をしました。 キレイな赤色が グ...

  • 放射線治療計画のIC

    昨日、いつもの大学病院の 放射線科を受診しました。 初めて会う放射線科のドクターは女性でした。 夫の病気の振り返りをするように 脳のオペが他の臓器と違い 出来るだけ広範囲に摘出することが できない理由から始まり その上、摘出部分はすっぽりと穴の開いた状態で その部分の役割で...

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