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日常を1マスすすむ。 https://heyheydodo.hatenablog.com/

銀行員をやりながら、キャッチコピーを書いたり、ぼやいたりしてます。 あなたのクスッとをください。

毎日を生きるなかで、 なんでやねん!って思うことを書いたり、 もっと幸せな人が増える企画はないかと考えたり、 ぼやいたり、 そんなことをしています。 すこし、疲れたときに、 クスッと笑えたらしあわせになれると思います。 読んでもらえたら嬉しいです。

駄作
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尼崎市
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尼崎市
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2016/06/23

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  • ラジオをはじめてみました。

    考え事が好きだ。でも、政治の話や、社会問題について、いろいろ考えることが好きなわけではない。 だから、なんてことないことを考えることをつづけてきた。 となりのおじさんが話してたこととか、いつもおなじ場所で会う鳩のこととか、もしも自分がゾンビになったらどんなゾンビだろうとか。こんなのは序の口だ。 本当に、取るに足らないことを考えて生きてきた。新聞は読んでいるし、世の中でいま何が起きているかも分かっている。 ただ、分かれば分かるほどに、そうじゃないものを見つめたくなる。流行りの何かに決して取り扱われないもののなかから、何かを見つけたいという気持ちが強まってくる。 そういうことを、もっとしたい。そう…

  • 明るい病室

    病室が嫌いだ。 入院したことはないが、病室には何度も来たことがある。テレビがあって、ベッドがあって、景色が綺麗で。一階には喫茶店があって、売店もある。そうきたら、もはやホテルなのだけど、病室とホテルの部屋は全然違う。 明るくしようという空気が、病室には流れている。 共通の認識として、矢印はマイナスのほうを向いている。だけど、50%いや1%の可能性を信じて、みんなが明るくなろうとする。悪いことじゃないし、ぼくもそうするけど、全員の頭のなかに不安は浮かぶ。 。 母が手術をすることになった。そのことを知ったのは、転職して、東京での生活がはじまって2週目のことで、ちょうど「入社してすぐだから、夏休みは…

  • 電車の並走が好きな理由

    晴れた昼下がり、電車に乗っている。席はうまっているが、車内は比較的空いているようだ。ドアの近くに立って、外をぼーっと眺める。すると、となりから別の路線の電車がやってくる。ふたつの電車が、一時的に並走する。となりの車両に乗ってる人の顔が、判別できるぐらいの距離。しばらくすると、さけるチーズのように道は分かれ、2両はそれぞれの目的地へ向かう。そして、遠ざかっていく、見知らぬ人たち。 ぼくは、この光景がすごく好きだ。今日も、電車に乗っていて、この一瞬を見つけた。もし、ここがぼくの通勤路だとしたら、毎日ドアの近くに張り付いて、その瞬間を待ちわびるだろう。 どうして、好きなのか。それを今日、いくつかの観…

  • マジックは1

    広島カープの優勝マジックが、あと1に迫っている。広島で停まって、新大阪へやってきた新幹線は、優勝をおあずけにされたカープファンをたくさん乗せている。東京までご一緒している、となりの知らない人もそうみたいだ。今日、勝てなかったけど、カープはおそらく、明後日ぐらいには優勝するだろう。なんとまぁ、三連覇である。ぼくが、プロ野球に興味を持ち始めた頃、広島と横浜は5位と6位が定位置だった。それが、昨年は広島と横浜がクライマックスシリーズを戦っているのだから、驚きである。ぼくのおじさんは、カープファンだった。5位と6位で椅子取りゲームをしている頃、関西が「阪神優勝や!」と騒いでいる頃、おじさんは広島を応援…

  • タイムトラベルを雑に使うなら。

    なめていた。完全に、なめきっていた。 東京から新大阪へ向かう新幹線のなかで、ぼくは立ち尽くしていた。立つしかなかった。 三連休の予定がまっしろだったことには、金曜日の朝に気づいた。かといって、今から何か無理やり遊びに行く予定を詰める気もおきなかった。 疲れている。朝起きたら、体が動かない。髪の毛をセットする気力もあまり起きない。 そんなこんなで、「実家へ帰ろう!」と決めて家を出た。 職場からそのまま、出張帰りのサラリーマンように、駅弁を買って、のんびり眠りながら家へ帰ろう。ポケットWiFiを持ち込んで、好きな番組でもみながら、連休前の夜を楽しもう。そんな心持ちで、仕事に挑む。 あの時に、なぜ、…

  • 明るい病室

    病室が嫌いだ。入院したことはないが、病室には何度も来たことがある。テレビがあって、ベッドがあって、景色が綺麗で。一階には喫茶店があって、売店もある。そうきたら、もはやホテルなのだけど、病室とホテルの部屋は全然違う。明るくしようという空気が、病室には流れている。共通の認識として、矢印はマイナスのほうを向いている。だけど、50%いや1%の可能性を信じて、みんなが明るくなろうとする。悪いことじゃないし、ぼくもそうするけど、全員の頭のなかに不安は浮かぶ。。母が手術をすることになった。そのことを知ったのは、転職して、東京での生活がはじまって2週目のことで、ちょうど「入社してすぐだから、夏休みは取れへんわ…

  • 炭作り

    忘れていた悔しいことがあった。 忘れているぐらいだから、そこまで大したことではないかもしれない。 だけど、この間、母からその話をされて、そうだそんなことがあったと思い出した。ぼくよりも、両親が悔しかったことらしい。 小学三年生の頃、特別授業みたいなものがあった。田植えをしたり、古くからの物作りを学んだりして、文化を勉強することを目的とした授業だったと思う。 その中で、「炭作り」という時間があった。木を持ってきて火にかけ、自分たちで炭を作り、その大変さを学ぶ。 その日の授業、ぼくは担任の先生に、クラスメイトみんなの前で言い詰められた。 「火にかけるなんて、木が可哀想やんか」 こんなことを、先生に…

  • 西村さんに教えてもらった夏。

    昨年の夏、月に一度、東京へ行った。 コピーライター養成講座60周年を記念して、特別に開講された授業に出席するためだった。 講師を務めていらっしゃったのは、西村佳也さん。 西村さんは、ウールマークの「触ってごらん、ウールだよ。」や、サントリー山崎の「なにも足さない。なにも引かない。」を書かれた人でした。 特に、ぼくが西村さんのコピーで大好きなのは、日本生命の「不器用ですから」という言葉です。高倉健さんと言えばの、このフレーズは、実は生命保険のCMで使われた言葉だったのです。 保険の販売をしていたこともあり、この「不器用ですから」という人間の愛らしさが深く刺さりました。世の中には不器用な人たちがた…

  • 坂田三吉をやめよう。

    「普段、関西弁はどのような感じで話をしてるんですか?」 面接の場で質問をされた。どうやら、敬語の中に、関西弁がちょっとだけ見え隠れしているらしい。どういう時に、「〜やなぁ」が出現しているのか自分なりに考えてみた。 たぶん、じぶんの感じたことを振り返る瞬間に、ぼくは関西弁が出る。 「となりのおじさんの発言が、〇〇だったので、あぁええなぁと思いました」 みたいな感じで、じぶんをさらけ出して、分かってもらいたいとき、ほんの少し関西が顔を出す。 だけど、ぼくの関西弁は、そこまで関西弁ではないらしい。じぶんのことを「わて」なんて言わないし、相手のことを「われ」なんて言えない。「なんでやねん」は言うけど、…

  • 『NHKのど自慢』を観てほしい。

    カンカンカーン カ カカカカ カーン 日曜の12時14分、テレビの前に座る。そして、時計の針が15分になった瞬間、いつもの鐘の音が響く。 『NHKのど自慢』がはじまるのだ。 あっと、この番組への愛語る前に、先に言っておきます。ちゃんと受信料は払ってます。というか、これを観るために払っているわけです。 みなさん、のど自慢は観ていますか?観ている人も、観ていない人も、たぶん知っている番組内容をすこしだけ。 オーディションを通過した素人が、歌を披露する。うまい人には、たくさん鐘が鳴り響く。いまいちな人には、ちょっとだけ鐘が鳴る。 シンプルなこのルールのもと、45分の放送時間で、何人もの素人さんたちが…

  • いつも、ななめ上を向いて。

    どんな理由で、仲良くなれたか。きっかけを辿ると、たいてい理由はしょうもない。 少年漫画のように、1年を超える大長編を終えた後に、仲間に加わるような、そんな人間関係をやっていたら人生で仲の良い人は数人しかいなくなる。 それでも、今日もどこかで誰かが、誰かと出会い、仲良くなっている。人と人の関係が生まれることは、終わりではなくスタートラインなのです。 だとしたら、そのきっかけに、そこまで大きな理由は必要ない。しょうもなければ、しょうもないほど、その膨らみようにワクワクできる気がしてきます。 前の店で、いちばん良くしてもらったお客さんがいた。団地の散らかった部屋に、独り暮らしをしているおじいさんだっ…

  • 通勤電車と似ていること。

    通勤時間は1時間と30分。 乗り込むとき、一瞬の駆け引きがある。空いている席をどこまで追うか。 すこし遠いその席を求める。隣の扉から入ってきた誰かが座る。そうなると、もう最悪です。 行きどころを失ったお尻は、悲しくもそのまま。立ち位置も、なんだか不安定な、人と人の間になるのです。もしこれが、ある程度遠い時点で、座ることに見切りをつけていたら。 みなさんの体は、開かない扉にもたれることができるでしょう。 通勤電車の駆け引きは、まだ続く。つぎは、一駅ごとの話です。誰が降りるのかを、敏感に察知する。 スマホの画面を消した。本を閉じた。新聞を折りたたんだ。チラッと窓の外を見た。イヤホンの片耳を外し、ア…

  • 実家から、事件の香りがしたので。

    実家を拠点にGWを過ごしている。ふだん、こんなに長く実家にいることはない。家族は皆、予定があったりなかったりで、人の気配がしたりしなかったり。ぼくは、リビングでぼーっとしていることが多い。 家族の中では、いちばん、友だちが少ないということだろう。 しかし、そんな劣等感よりも、気になって仕方ないことがある。GWの数日間、ぼくはそのことについて、ドキドキが止まらないのだ。 冷蔵庫を開けると、麦茶があった。 その時点で、あぁ、実家やなぁという感じなのだが、そこには、謎の『夏』という一文字が書かれている。 「夏といえば、麦茶!」なんてことなのかと思ったが、そんなことで書く理由になるものだろうか。 次の…

  • 金メッキなのか。

    ゴールデンウイークって、純金なのかな。 金メッキのような気がするなぁ。 そんなことを毎年思う。 連休が続いているあいだを、「しあわせ」と思い、それが終わった後にすぐ「ふしあわせ」と思うのなら、ゴールデンというより、もはや金メッキに近い数日間だ。 それでも、それでもいいんですよね。たのしいことがあるのなら、いいんですよね。 わかっておるのですが、出勤日がチラつくのです。そして、今悩んでいる自分のことなんか、微塵も考えていないだろう上司の顔を思い出したとき、ゴールデンウイークは完全に錆びていくのです。 と、まぁみなさんのウキウキに水を差してみたかったのです。 かといって、じゃあ、今日ぼくが「最高の…

  • スーツを買いに行った日のこと。

    土曜日、日曜日ともに快晴だった。 予定もなく、予定を入れる気力もなく。ただただ、実家のリビングに寝転がり、吉本新喜劇を観ていた。父親のTシャツを着て、誰のものか分からないスウェットをはいて、誰もいないのに、誰かの生活感がある場所で生活をしていた。 ひとつだけ、どうにか体を外へ連れ出さないといけない用事はあった。野暮用なんだけど、スーツを買いに行かないと、完全に着回しができない状態まで追い込まれていたのだ。 汗だくになって、自転車やバイクに座ったり、歩き回ったりするのでスーツの消耗がはげしい。摩耗した生地は、穴をあける。空いた穴からは、パンツが見える。てなもんで、この4年で、けっこうなお金をスー…

  • 黒い三角形。

    数値のマイナスを示す▲。 そのうしろに、0がいくつも付いた投資信託の運用成績を持って現れる。そんな冴えない営業を迎え入れてくれる人たちの、笑顔の理由が分からなかった。 運用商品を買ってもらって、数ヶ月後にマーケットの大きな下落。見たくもない状態の数字を受け入れてなお、コーヒーやお昼ごはんを出してくれるの何故だろう。 「金持ちだから」 最初の頃、ひとつ思いついた理由です。かなり乱暴で、自分勝手な解釈だと、いまは思います。 激動のなかで、一生懸命に貯めたお金の価値は、総資産に比例して変わるもんではない。1円は1円。100万円は100万円。 「頑張ってきた」「苦しい思いに耐えた」そういうものが1円単…

  • 思い出って。

    すこし特殊な一人暮らしをしている。 25歳、独身。一軒家に住んでいる。祖父とふたりで暮らしていた家が、ひとりになって、それから何となく、生活が続いている。 おしゃれな部屋づくりなんて、していない。DIYで作った家具なんてない。カーテンは、ヘビースモーカーだった祖父の影響で、黄ばんでいる。仏壇のある部屋で寝ているから、見上げると、会ったこともない曽祖父の写真がかざってある。 家の中にあるものは、祖父が生きていた頃と何も変わらない。冷蔵庫の整理もしていないから、ぼくが買った覚えのない、冷凍のお肉が出てきたりする。 6年ぐらい経つ。 祖父との生活がのこるわが家に、彼がいないことが当たり前になっている…

  • スースーしていた。

    朝、駅のトイレで便座にかけようとしたら、スーツの股が破れていた。仕事が憂鬱すぎて謎の腹痛と、股やぶけのダブルパンチ。憂鬱すぎる月曜日がはじまったわけです。 今日、新入生がやってきた。 初めて営業店研修へ向かったのが四年前。あの日、ぼくはハンカチを忘れた。 たくさんの初対面挨拶をすませて、緊張したぼくは、胸ポケットにしまったメガネ拭きで、汗だくの顔をぬぐったことを覚えている。 そうなると、メガネ拭きで顔を、ティッシュでメガネを拭くという、なんともよく分からない配置換えがポケットの道具たちの中で行われていた。 あの日のぼくのように、緊張した顔もちで、新入生が支店をうろちょろとしている。話しかけたら…

  • 実家の良さについて。

    実家へ立ち寄る生活がつづいている。 何をしているかって、車の運転だ。新しい職場では、営業エリアが何十倍にも広がり、バイクを使わないと移動ができない。さらに、上司が同行するとなると、車を使わないといけない。 さすがに、赤の他人に迷惑をかけるわけにもいかないので、教習所の卒検いらいに、運転席に座った。 隣には、父が座る。彼は、ぼくがいま沈んでいることを知っている。仕事を探していることも知っている。 「周りをよくみて、危険を察知して」 免許合宿の教官より優しく、父は話す。車庫入れの練習もしているが、本当に車が停まっていたら、ガリガリになりそうなぐらい、ぼくはセンスがない。 それでも父は、なんどもぼく…

  • どうでもいいものから。

    こんばんは。 最近、パソコンの前に座って、「さぁ!書くぞ!」とニヤニヤしながら、ここに来ることが減りました。いまも、スマホのアプリを使って、数日かけて、帰りの電車でこれを書いています。 全員がはじめましてで、道も分からない場所を、乗ったことのないバイクにまたがり、走り回る日々が続いています。営業成績を、はやくも求められ、存在意義についても言われてしまい、どうすりゃええねん…と思いながら、朝がすごく怖いです。 ぼくは、このままこうやって人生を消費するのかと思うと、ほんと、吐きそうになるんです。 最近、好きなものに触れるのが嫌になりました。たとえば、好きな音楽。大好きなアーティストの声を聴いても、…

  • 転勤になってから。

    転勤の辞令が出た。3月30日の夕方だった。 引き継ぎの期間は5日間。4月9日からは、もう向こうで仕事をしてもらうことになると、上司は言った。 銀行の異動は慌ただしい。その理由は、癒着やらなんやらで、悪いことしてる人がいるかららしい。 3月30日のお昼に、4月の訪問を約束していたお客様の家に、ぼくは引き継ぎとして行くことになった。 後任の女の子は、はじめて営業に出る。いくぶん緊張している姿は、2年前のぼくと同じだった。 一件、一件と家をまわると、みなさんが口を揃えて「残念だ」と言ってくれる。ありがたいことだ。でも、いまぼくの隣にいる彼女にも、おなじようにこの人たちと関わり合ってほしい。 そう思っ…

  • 調達屋になればいいんや。

    脱獄映画で、主人公に力を貸してくれる調達屋という人物が出てきます。冤罪や、捕虜として捉われた収容所から、色んな手を使って脱走を試みる。トンネルを掘るのも、鉄格子を切るのも道具がいります。嗜好品と言われる、チョコレート。美しい女性のポスター。当然、ぜんぶ手に入りません。そこで出てくるのが調達屋です。時には、看守を買収したり、お目当ての道具の代替品になるものを見つけてきたりします。 大好きな映画『大脱走』には、たくさんの登場人物が出てくる。その中でも、ジェームズ・ガーナー演じるヘンドリーが好きだ。彼の役割は、調達屋。スコップがほしければ、使えるような道具を。たばこに、チョコレート、紅茶までどこから…

  • 嗚呼、8を止めたい。

    トランプや、ボードゲームが嫌いな時期があった。 中学校ぐらいまで属ししていた水泳のクラブチームは最悪だった。力がちょっと強いやつが、カードを配って罰ゲームを決める。しっぺや、でこぴんで泣かされる子とかもいて、それをケラケラと笑っている時間、あの頃、ぼくは大富豪も七並べも、ババ抜きだって大嫌いだった。なんだったら、UNOも嫌いだったし、人生ゲームも嫌いだった。 高校生になって、とつぜん、それらのゲームが大好きになる。手札を眺めて、どうしようか悩む。そこには、勝利への願望はなく、いかにダイナミックに周りを驚かせた勝ち方をするかを企む空気があったからだ。 罰なんて存在しない。負けた人が、つぎのカード…

  • 血みどろの営業をしてました。

    数週間前に、職務質問をうけた。 人のいない海辺で、いつものように絶望に満ちた顔をしながら、胸ポケットにしのばせたWi-Fiの恩恵をうけて、オリンピックの中継を見ていたときの話だ。お巡りさんがやってきて、ぼくの自転車を見る。番号を調べて、さらには何をしていたのか聞いてくる。 「これは、仕事用の自転車でして」 「仕事中なんですが、その、サボっているわけでして」 「人がいないところのほうが、休みやすいので」 もろもろの質問に、なんともぎこちなく答える。お巡りさんも大変だろうが、こっちもいろいろ大変なんだ。でも、気持ちは分かる。 ショッキングピンクの自転車で、こんなところに座り込んでいる人がいたら、怪…

  • 手を繋ぐ理由について。

    若い女性と、年配のおじさまが手をつないで歩いていると、 「あっ、この人たちはよからぬ関係なのかもしれないなぁ」 なんて心の中で2人の出会いとかを想像してしまう。 では、男性と男性が手を繋いで歩いていたらどうだろうか。 先日、遠足に来ていた幼稚園の子たちが隣を通り過ぎた。水族館に遊びに来ている彼らは、みんなぼくのほうを不思議そうに眺めていく。 至極当然の行いだ。彼らのパパが汗水たらして働いている時間に、遠足でやってきた楽しい場所で、スーツを着たおじさんが絶望のような顔をして座り込んでいるからだ。 「どうだい、これが天然のサラリーマンだよ」 なんてメッセージをのせて、いつも以上にしんどそうな顔を心…

  • 就活に傷つくのは、もうやめよう。

    就職活動をしていたとき、ぼくは会社というものが、これほどまでに平凡な人間の集いだと思ってもいなかった。ぜんぜん面接がうまくいかなくて、内定も貰うことができなかったので、よっぽど凄い人たちが仕事をしているんだろうと、そう思っていた。 ぼくが働いている会社が、とりわけ、平凡なのかもしれない。でも、就職活動をこれからされる人たちに言っておきたいことがある。別に、偉そうなことを語りたいんじゃなくて、自分を守ってほしいから言う。 何言ってんだとなったら、すいません。でも、置いておきたくて。 会社なんて、平凡な人間の集合体だ。 自分をふくめて、そう思う。けなしてるんじゃなくて、言葉通り平凡なのだ。 就職し…

  • 前夜が好きだ。

    前夜が好きだ。 何かが起こる、前の日の夜。 布団の中で、ああでもない、こうでもないと色んなことを考える時間。明日になったら、もうこの時間は帰ってこない。 ドラえもんの劇場版には、「前夜」が頻繁に描かれる。 藤本先生は意図的に(たぶん)、前夜をはさむようにしている。敵と出会って、そのまま戦いに移るのではなく、「明日の朝が決戦だ!」という流れがあって、夜がやってくる。 映画を観ていても、コミックスを読んでいても、この前夜が訪れるシーンにぼくはワクワクしてしまう。ドラえもんが出した、何かしらのシェルターにみんなが泊る。明日は大変だぞって言いながら、みんなでその恐怖を乗り越えようと、明るくふるまう。好…

  • 夫婦

    夫婦のあいだに、座ることがよくある。食卓を囲んで、お昼ご飯を食べたり、お茶をしているとき、ぼくはふたりのあいだにいる。営業もそこそこに、出された食べ物をもらう。いつも話の中心は、家の住人であるふたりだ。 そして、「あんたは、こんな旦那さんになったらあかんよ」なんて冗談めいたことを、ご主人の愚痴を言いながら奥さんが口にする。それに対して、何を返すでもなく、へいへいと笑っている。 こんなやりとりが、頻繁にある。今日も、気づけば1時間ぐらい、夫婦の会話にぼくは挟まれていた。お孫さんの話や、昔の仕事の話を、ふたりは笑いながら語り合う。 帰り道、自転車をこぎながら思う。 「ぼくが帰ったあと、ふたりはどん…

  • お風呂型タイムマシン

    突然だが、わが家にはタイムマシンがある。のび太の部屋には、勉強机の中に。ドクとマーティーはデロリアンが。たしか、コインランドリーの洗濯機がタイムマシンだった映画もあったと思う。 ぼくの持っているタイムマシン、それはお風呂の形している。だいたいそれに乗るとき、ぼくは全裸になってタイムトラベルをしている。ターミネーターがやってきたとき、彼が裸だったのは、きっと同じ物を使用したからだろう。それぐらい、お風呂型のタイムマシンは、その世界では人気なのだ。 では、どうしてお風呂型のタイムマシンが人気なのかを説明したい。 もしよろしければ、みなさんの家にも導入してもらいたい。その際は、ぼくに紹介してもらった…

  • 職務経歴書が難しい。

    転職活動をするにあたって、職務経歴書を作っているのですが、これが難しい。仕事の実績や、どんなことを意識して取り組んでいるのかを書くのだけど、あまりにも書けることが少なくて、気分がちょっと落ちてくる。仕事を変えたいのに、仕事を変えられる自信が消えていくのです。 まわりまわって、語り口調で書いたりしたけど、しばしの沈黙があってパソコンを閉じる。 やってみます。 ↓ やぁみんな、ぼくの仕事を紹介するよ! 地方銀行の営業グループに所属、勤務経歴はもうすぐ3年。担当は個人の資産運用で、いろんな相談をうけるんだ。 投資信託・保険・定期預金なんでもこいなんだけど、時に、晩ご飯のレシピだったり、お孫さんの縁談…

  • 名前のつけようがない一日。

    今日、あぁ~ええなぁ~と思うものを見た。 夕方の小学校、となりを自転車で走っていたら、その光景があって、停まってしまいました。休日に少年野球をながめるおじさんのような目を、きっとぼくはしていたでしょう。 校庭を日本の国旗が走っている。オリンピックで選手たちがたくさん見せてくれた、国旗を両手でせおうシーン、あれをやっている少年がいたのだ。風になびく日の丸、小柄な体はすっぽりと隠れてしまい、足だけがパタパタと土煙をあげている。 すごく写真におさめたい光景だなぁと思ったけど、これはちょっとやばい。校庭で遊んでいる小学生を、学校の外からカメラで撮っている大人は危険な香りしかしない。 少年は、なんの競技…

  • ありがとう、ムサンバニ。

    平昌オリンピック、観てます。 毎日、家に帰ったらテレビを観る。仕事をサボって、Wi-Fiのある場所へ逃げ込んでスマホで観る。時差がちょっとほしい。いつもなら、朝方まで競技にくぎ付けになるような生活になるのですが、韓国と日本はとても近い。仕方ないので、サボってオリンピックを観るしかないのです。 先日、羽生結弦選手の演技がはじまる直前、お客様を訪問するアポイントがあった。なんともタイミングが悪いと思いきや、その場所は町の電気屋さん。ご主人は、お店でいちばん大きなテレビの電源を入れてくれる。大画面で眺める羽生選手の演技、仕事なんてそっちのけだ。 思えば、この世に生まれ出てから25年。けっこうぼくはオ…

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