金儲けをするためには大衆を相手にしなければならない。個性的なお客を相手にしていては販路を拡大できない。かといって世にありふれたものを売っても売れない。個性的と思われるものを持ち出して、大衆に宣伝して買わせようと努力している。しかし、大衆がそれを受け入れた時はそのものは既に個性的なもではない。大衆とは大多数の標準的なグループであり、大衆が受け入れたものは既に個性的なものではない。常に新しい個性的なものと思われるものを売り出して目先を変えて売り込むことになる。個性はコロコロと変わるものではない。個人に目を向ければ、個性的な人はずっと変わらない。ずっと変わらないから個性的なのである。自分の個性を貫き通す人が個性的な人である。流行を追い求めている人は個性的とは言い難い。常にコロコロと変わっているのが個性と言えば個...金儲けは個性を潰す