過去の助動詞「き」

過去の助動詞は、二つあります。それなりに理由がありまして、直接経験と間接経験とで分かれています。 「き」と「けり」の違い「き」…作者の直接経験(体験過去)→自分がした経験

竹取物語 其の五

③名をばさかきの造となむ言ひける。 (訳)名前をさぬきのみやつこと言った。 ④その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。 (訳)翁の取る竹の中に、根も…

竹取物語 其の四

②野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。 (訳)野や山に分け入って竹を取っては、色々なものをつくることに使っていた。 野山名詞 に格助詞

助動詞 其の一

助動詞は、活用のある付属語で、必ず自立語について文節に含まれます。その時点で、ある一定の意味をその文節に付け加えます。助動詞のみでは、文節にはなりません。 大きく分類すると、三つに分けられます。 助動詞の分類 意味による分類

形容動詞 其の三

今回は、形容動詞の用法等です。 形容動詞の語幹用法 形容動詞にも形容詞と同じく語幹用法があります。 ①感動表現 感動詞「あな」＋形容動詞の語幹＋…

形容動詞 其の二

今回は、タリ活用を見ていきます。 タリ活用は中古・中世の漢文訓読体の文章や和漢混交文の中に多く見られます。元々が、漢語を語幹にしているものですので、基本的に和文の中には見られません。 タリ活用

形容動詞 其の一

形容動詞は活用のある自立語で、単独で述語になることが出来ます。 「なり」、「たり」で言い切り、対象の性質や状態、対象への感情を表します。 動詞と形容詞の中間にあり、形容詞に動詞の働きが加わったものです。 活用の種類は、「ナリ活用」と「タリ活用」です。 ナリ活用

形容詞 其の三

今回は、形容詞の用法等です。 前回、『形容詞の実際の付き方』で出した例文の続きをしましょう。 形容詞「なし」を使います。 ク活用基本形

形容詞 其の二

今回は、カリ活用(補助活用)についてです。 ク活用基本形語幹未然形連用形終止形連体形已然形…

形容詞 其の一

形容詞は活用のある自立語で、単独で述語になることが出来ます。 「し」で言い切り、対象の性質や状態、対象への感情を表します。 活用の種類は、二つ、「ク活用」と「シク活用」です。 基本形語幹未然…

自動詞と他動詞 其の二

自動詞と他動詞の現代語での違いは、説明しましたので、今回は具体的に動詞を出していきます。 自動詞…動詞そのものの動作が自然にそうなるもの

自動詞と他動詞 其の一

動詞は、その働きの違いによって区別すると、自動詞と他動詞があります。 自動詞…動詞そのものの動作が自然にそうなるもの→その語だけで、主語の動作・作用を表す

ラ行変格活用

ラ行変格活用 (ra-ri-ri-ru-re-re)基本形語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形行

ナ行変格活用

ナ行変格活用 (na-ni-nu-nuru-nure-ne)基本形語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形行<…

サ行変格活用

サ行変格活用 サ行変格活用 (se-si-su-suru-sure-seyo)基本形語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形行