つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。
近所の市営住宅の前の花壇で鈴蘭が咲き始めました。またこのかわいい花が咲く季節になりました。今年はいつもの年より、花の純白が目に染みるような気がするのはなぜでしょう。英語では鈴蘭のことをlilyofthevalley谷間の百合というそうです。フランスの作家バルザックに「谷間の百合LeLysdanslavallee」という小説があります。いかにもフランス的な年上の美しい伯爵夫人と青年の悲恋物語です。その伯爵夫人が谷間の百合というわけです。実在のモデルがいたそうですが、鈴蘭になぞらえられる女性、楚々とした美人だったのでしょうね。ジャスミンも今を盛りと咲いています。ジャスミン、中東ではヤスミンですが、これも女性の名前として使われます。マーガレットも女性名に使われます。多少の風にはめげない可憐だけど、たくましい印象のある...谷間の百合lilyofthevalley
道端でオレンジ色の薄い花びらをひらひらさせているひなげしをよく見かけます。漢字で書くと雛罌粟か雛芥子、英語でポピー、フランス語でコクリコ、スペイン語でアマポーラ、中国語で虞美人草。愛されている花です。道端で咲いているのはほんとに素朴な小さな花ですが、観賞用のや公園などで咲いているのは色も豊富で艶やかです。与謝野晶子にありますね、素敵なひなげしの歌が。ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟でも野辺に並んで咲く野生の小さなひなげしは、ほんとにいとおしい。ひなげし
なっちゃんの抜け毛がすさまじく、紺色のカーペットに雪が降り積もったようになっています。炬燵布団も毛が生えたよう。「でも、私わざとやってるわけじゃありません。自然現象ですもの」と言いたげなお顔です。コロナのせいで、トリミングのお店がお休み。再開する頃には生え替わっているかも。抜け毛攻撃はしばらく続きそうです。そんなことは我関せず。気持ちよさそうにお昼寝するなっちゃんです。毛が抜けて抜けて
ゲーテの詩にモーツアルトが曲を付けた「すみれ」という歌曲があります。「野原に小さなすみれが咲いていた。ほんとにかわいいすみれが。そこへ羊飼いの娘がやって来た。ああ、あの娘に摘まれて、ほんのつかの間胸に押し当てられたら、死んでもいい。でも娘は小さいすみれに気も付かず、踏んづけて行ってしまった。でもいいのとすみれは思う。あの娘に踏まれて死ぬのだから」同じゲーテに「野ばら」という詩があります。こちらは男の子に摘まれたバラが、そのとげで刺して抵抗するのです。華やかなバラと、ほんとに小さいすみれの違いでしょうか。でもその濃い紫色の深く美しいこと。日本人の私にはドラマチックなゲーテの詩より、芭蕉の句の方がしっくりきますが。山路来て何やらゆかしすみれ草道端に咲いている春紫苑(姫紫苑?)も別名貧乏草なんて言われ、しょぼくれた印...すみれ--Veilchen
毎年桜の花が散り、若葉がまぶしい頃になると、小手毬の花が咲き始めます。この花を見るといつも、子どもたちが小さい時に一緒に楽しんで読んだ「もりはおもしろランド」の絵本シリーズを思い出します。登場人物の「小手毬の下に住むネズミのおじょうさん」が大好きでした。小手毬によく似た木香薔薇も今よく見かけます。白い花もあるけれど、黄色い木香薔薇が華やかできれい。でも白い花の方が香りが良いとか。薔薇の仲間なのに、とげがないのも優しいですね。花水木も咲き始めました。これは白い花か薄紅色。花のように見えるけれど、小さな蕾を包むように変形した葉、総苞片なのだそうです。花水木わすれたやうな空があり南部憲吉今日は春の嵐で灰色の空ですが、鮮やかな花水木の向こうに、青空が見えると、どこかしらで見たような懐かしい気持ちになります。小手毬と木香薔薇と
リラ咲いて犬の喜びさへ静か八木林之介良いお天気で、リラの花が咲き始めましたが、「リラ冷え」なんて言う言葉もあるように、朝夕案外冷え込みます。なっちゃんもあまり調子が良くないらしく、よぼよぼ、散歩に行っても、時々よろけます。コロナ冷えの私の気持ちで余計にそう見えるのかも。とは言え、春の花は続々と咲き始めています。同じモクセイ科で、同じく良い香りのするジャスミンも。純白の小花が可憐です。躑躅ももう咲いています。毎年ゴールデンウィークごろが満開だと思うのですが、今年はどの花も少し早めです。愛らしい姫リンゴの花を見かけました。秋には真っ赤なかわいい実がなります。そのころには、世の中落ち着いているかな?薄紅に咲きて林檎の白く散る宮津昭彦リラ冷え
コロナには関係なく、この頃毎日なっちゃんは引きこもり状態です。もうお年ですからね。それでも、さすがに、たまにはお家の中をうろうろ。元々、大人しい犬ですが、気配を消して横に立っていたりしてギョッとすることがあります。お前は忍者か。お散歩中、後ろ脚が弱ってきているのでしょうか、のそのそ歩きます。人間で言えば、もう80歳近いようですから。自分を見ているよう。その姿を若そうなコーギーや、野良猫に見られています。家に帰り着くとやれやれです。さあ、またお昼寝。なっちゃんの一日
学校はまだしばらくお休みのようですが、入学式だけは行ったところもあるようです。並んで咲いたチューリップの横を大きなランドセルをしょって、かわいいドレスを着た女の子が、お母さん、お父さんと一緒に歩いていきました。この頃よく見かけるのがツルニチニチソウやカラスノエンドウです。春が来たなと思わせてくれる野の花です。赤い椿、白い椿も枝一杯に咲いています。濃い紫のツルニチニチソウを摘んできて一輪飾りました。「花とおじさん」という歌がありましたね。「私を摘んでお家へ連れてって」。この花は摘んでちょうだいと言うのですが、シューベルトの曲で有名なゲーテの「野ばら」は、手折ったら刺してやると言います。結局は抵抗むなしく手折られるのですが。人と花の関係性は国民性の違い?咲いた咲いたチューリップの花が
武蔵小杉、二カ領用水の分水渋川沿いの櫻です。不要不急ながらこっそり歩いてみました。そろそろ散り始め。咲き始めたのがもう10日以上前ですからよく持っています。二カ領用水は、江戸時代初めに造られた神奈川で一番古い人工用水路です。江戸時代、川崎領と稲毛領の間にまたがって築かれたので、こう呼ばれるそうです。用水沿いには桜の名所がたくさんありますが、武蔵小杉駅近くのあたりもとてもきれいです。ひこばえの花三輪、若緑の葉と仄かにピンクがかった白い花がきれい。花びらの浮く川でカルガモが気持ちよさそうです。二カ領用水の櫻
「ブログリーダー」を活用して、キッチン・トランスレーターつれづれ日記さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。