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  • 太平洋戦争(十五年戦争)とは何だったのか&村上春樹が語るノモンハン事件について

    日本の歴史 (25) 太平洋戦争 (中公文庫) 作者:林 茂 中央公論新社 Amazon 太平洋戦争(十五年戦争)は、知れば知るほど何なんだろうなという思いが強くなる。 「戦争は自国も他国も含めて多くの人が犠牲になる、悲惨であり起こしてはいけないものだ」 そういう人道的な前提はおいておくにしても、起こった過程、どの段階の経過、どこの戦場の判断を見ても、指導部の人間たちが合理的な考え方を放棄しているように見える。 それぞれがそれぞれの思惑で好き勝手なことをする。その目算は多くの場合「こうなるだろう」という推測、ですらなく「こうなって欲しい」という希望的な観測に基づく。 だから当然目論見通りにいか…

  • 【漫画感想】佐藤秀峰「特攻の島」のどこが凄いかを語りたい。

    ※この記事には「特攻の島」全9巻のネタバレが含まれます。未読のかたはご注意ください。 人間魚雷と言われた兵器「回天」に乗り込む若者たちを描いた「特攻の島」全9巻を読んだ。 特攻の島 完全版1 作者:佐藤秀峰 佐藤漫画製作所 Amazon 凄い話だった。 普通は「戦争」「特攻」という重い要素を含んでいると、読んでいるほうもどうしても話のすべてをその要素を通して読む。 「テーマは反戦なのか」「特攻の悲惨さを伝えている」など、時代や状況の特性のほうに意識が引っ張られる。 「特攻の島」が凄いのは、「回天戦」について読み手が体感できるようにディティールまで描いていながら、それは話の最も大事なことを伝える…

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