桜に幾日もお付き合いを頂きありがとうございました 明後日から今少し横山大観の愉しさをと思ております
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その9 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
わたしを見ている目です セザンヌ 「カルナバル」 1888年 道化ふたり生きる姿勢をセザンヌ言うか その目をよく見よわれを見る目を 「、、、、、、一目でわかるように、ここにはセザンヌ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その8 日本経済新聞社. 刊 画像3回クリック大きくなります
上手いという言葉では言い表せない チチアーノ 「フローラ」 1515年ごろ 何かを貰える絵と思う ルノアールから遡ること三百余年 肉を離れた美女ありき 「豊麗な肉体にゆ…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その7 日本経済新聞社. 刊 画像3回クリック大きくなります
女体は豊饒の大地 ルノアール言うか ルノアール 「裸婦アンナ」 1876年 解説に女体を喜ぶ語のありて ルノアールという人幸せな人 「、、、、、、やがて、ルノアールは婦人そのものにいち…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その6 日本経済新聞社. .刊 画像3回クリック大きくなります
十八金に憧れた懐かしき日々 スキタイ「スフィンクス装飾の腕輪」 紀元前4世紀 金・青銅・七宝 経10、 金と云うか吾に親しきは十八金の 万年筆を手にした青春 「、、、、日本の博…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選Ⅱ その5 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
童子となる信仰者 奥の深い感じがする 「阿弥陀来迎図」 カラ・ホト出土 12世紀 麻 蓮台を持ちて降り来る観音勢至 童子となりたる信者を乗せて 「、、、、、眼前にあらわれた図の色彩…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その4 日本経済新聞社 刊. 画像3回クリック大きくなります
宝石の価値 何時頃から 「バビロニアの女神小立像」 紀元前3~2世紀 大理石 高さ25センチ 遠き世の母の通いし女神の臍 偲びて埋めるガーネット象眼 「紀元前4世紀に古代アジア全域がアレ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選Ⅱ その3 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
今世は人間が組み換えをなすか 鍍金銀製狩猟文皿「バハラーム・グールと愛人アザデ」 6〜7世紀 直径21センチ 雌雄の鹿何の故にかその性を 組み換え為すか王子の愛人 「ここにあげた…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 Ⅱ その2 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
海外旅行から帰国した感じ 御物「春日権現験記」 部分 鎌倉時代末期 絵巻物 高階隆兼筆 数多く西の国なる裸婦を見ぬ 今宵は日本の春日社の絵図 「新年早々から山の風景画、といってもこ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選Ⅱ その1 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
< 左手に持つ古い本の質感 凄い レンブラント「聖家族」 1645年 普段こそ聖家族 普段こそ愛に満つ 天の願うは 「聖家族」の主題はもちろん聖書からとったものである。この表題の下に幼児キリスト…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その100 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
美と人生 こう有りたいです 「泥頭木身女俑」 中国・唐時代 688年ごろ 高さ29.5センチ トルファン・アスタナ出土 その人の経歴を知り読み返す 思いの深き解説の文 「、、…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その99 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
「 革袋をかたどる」とは何と凄い余裕か 「鍍金舞馬かん杯文銀壺」 中国・唐時代(紀元618年~907年)高さ18,5センチ 「虎牛祭盤」作りて過ぎる六百年 鍍金の銀壺は生新にして 「ふっく…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その98 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
純朴真摯な人柄の画家の解説と思う 「虎牛祭盤」 中国前漢時代 (紀元前206〜後24年)長さ76センチ 重さ12キロ 土牛の名作「渦潮」 「祭盤」の解説に言う精神の高みが 「青銅器展は、一点一…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その98 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
高さといい重さといい恐ろしく大きな壺である 「ばんち文連鶴方壺」 中国春秋時代後期(紀元前594〜同476年) 高さ118センチ 重さ64,29キロ 紀元前の凄き技術の人の血の 歴史の中を今に…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その96 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
笑えばしもぶくれのある可愛い顔です [長信宮灯」 中国・前漢時代(紀元前206〜後24年)高さ48センチ 二千余年遠き過去の燭台の 官女の顔の今世の顔に 「、、、、、 長信宮灯」は と…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その95 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
加山又造の絵 説に言う誠実さを思う 「金銀象嵌雲文犀尊」 中国・戦国時代 紀元前475年~221年 1963年出土 教わりて頷きまた読む画家の説 己の画境と技の文なり 「中国古…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その94 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
互いに持つ美を感じる何か 「四羊方尊(しょうほうそん)」 中国・商代後期 (紀元前14〜同11世紀)1938年出土 美と云う言葉のなき世の三千年前 工人作る四羊方尊 「中国古代…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その93 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
ギリシャの源氏物語か コレッジョ「ゼウスとイーオ」 部分 1530年ごろ 神々の情事を語るギリシャ神話 四月の日本さくら満開 「十六世紀ルネッサンスの画家たちは、しばしばギリシャ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その92 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
浮世絵の女の髪を ふと 思った 宗達「松島図屏風」 六曲一双部分 17世紀後半 老松の緑は波に近づきて 金波銀波の命をと見る 「、、、、、、この図を見る者は、まず何よりも、明るく…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その8 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
三千年前の人が目の前にいる 「ネフェルティティ胸像」 エジプト第十八王朝 紀元前1355年ごろ 線が成すかまた色が成すか紀元前の 胸像に思う品のありかを 「モデルの美貌と制作…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その90 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
なんと静かな美しい時間であることか ヤン・ファン・アイク 「アルノルフィ—二夫妻の肖像」 1434年 みごもりてわが子を祈る左の手 右手を誘うアルノルフィ—二 「はじめてロンドンを訪…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その89 日本経済新聞社 刊..
快楽の百貨店というか ボッシュ「快楽の園」 部分 1500〜1510年 220×195�p 快楽とは奇妙なものなり 花二本裸女の尻辺に挿す男あり 「、、、、、、、画面はフラ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その88 日本経済新聞社 刊 . 画像3回クリック大きくなります
詩的本能 分らないがよい説明 ルソー「眠れるジプシー女」 1897年 月光に砂漠は明るし ジプシーは疲れ眠るかライオンやさし 「冴えた月の光の中で眠っている女体に、ライオンがひっそりと…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その87 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
極卒はおのれの行状を思い出しているか 「地獄草紙・雲火霧処」 十二世紀後半 地獄あり極楽ありて極卒は 迷い迷いてなお決めかねつ 「これは平安時代の終わりに作ら…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その86 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
精神の開放 今なら 無 と云うか 台座に釈迦を拝む弟子の姿が 「苦行の釈迦の像」 二世紀後半 総高83、8�p 片岩 山を下り娑婆に正座の釈迦佛の…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その85 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
判らぬところを残して卒業? セザンヌ「大水浴」 1898〜1905年 208×149センチ 有りのままを良しとなさぬセザンヌの 学びつ行かん思索の道々 ありのままの自然を描くだけの印…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その85 日本経済新聞社 刊
いよいよ難しく面白くなってきました セザンヌ「大水浴」 1898〜1905年 208×149センチ 枠どられた遠景には青い流れ、土色の川岸が大地のやすらぎを感じさせる水平の線を繰り返し、その水平線に対…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その85 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
セザンヌ学校一年生 セザンヌ「大水浴」 1898〜1905年 208×149センチ セザンヌの思いを教わる嬉しさに 解説の文すこししづつ読む 「ゴチック大聖堂の天井のように巨大なアーチ型を…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その85 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
セザンヌ「大水浴」 1898〜1905年 208×149センチ 解説長文 一語も漏らさず読むも セザンヌを知るは甚だ遠し 知るは好むにしかず好むは楽しむにしかず 却って楽しむは直近にあるか …
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その84 日本経済新聞社 刊. 画像3回クリック大きくなります
今日で84枚目 こんな面白い絵は初めて 宮川長春「江戸風俗絵巻・隅田川舟遊び」 部分 18世紀前半 舟遊び屋根の船頭大あくび [,、、、、、、下枝を水中に浸して川面に張り出した柳の大樹がまず涼…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その84 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
宮川長春「江戸風俗絵巻・隅田川舟遊び」 部分 18世紀前半 解説を載せるに時間がかかって間に合いません 解説者になった気分であすの解説文を想像、絵だけ見て下さい
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その83 日本経済新聞社 刊. 画像を3回クリック大きくなります
天井から見る色事 迫真源氏物語 「源氏物語絵巻・柏木(三)部分 平安時代 12世紀前半 天井から見下ろす構図の絵巻物 光源氏のおんな遍歴 「著名な源氏物語絵巻は、、、、…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その82 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
なぜサマリーの肌が 分かりました ルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像」 1877年 若き娘の肌の光の嬉しさに ルノワール絵筆を細かに撥ね描く 「、、、、、、ルノワールという画家は…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その81 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
いのちの行き来は希望 大きな望みです クレー「魚のまわりで」 1926年 魚のいのち主キリストに日月に 形変われど眺める吾に 「パウル・クレーの世界は豊にあたたかく、さわ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その80 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
三人の裸女 ルーベンスは姿形に大工夫 ルーベンス「パリスの審判」 1635年ごろ 過ぎし世も一番を探す性なりき 美女の三人穏やかならず 【ギリシャ神話に題材をとった「パリスの審…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その79 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
こころを感じる絵である リベラ「牢獄の聖アグネス』 1641年 信仰のまなこに宿る清純の 一途のいのち美神見守る 「、、、、、彼の絵画の形成にとって、本来北方絵画との交流のもとに写…
この絵にどんな解説が語られるのでしょうか 大変 楽しみです
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その78 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
画家の言葉はまた新鮮な感じか フェルメール 「窓辺で手紙を読む娘」 17世紀 フェルメールの絵に静寂感と鹿之助言う おのれの描く絵に表すはそれを 「一人の女性が窓辺で手紙を読んで…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その77 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
山下清の絵をふと思った スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」 部分 1884〜1886年 点々々畳三枚分カンバスに 一色一点スーラは絵を成す 「明るい真昼の太陽を浴びて、すべての…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その76 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
御婦人の集まり楽しそう 声が聞こえるよ ワトー「愛の宴楽」 1719年ごろ 木漏れ日の柔らかき中十余人 思い思いの愛の宴を 「ドレスデン美術館の数多い名画の中でも最も美しく、またもっ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その73 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
小田野直武「不忍池図」 1779年ごろ 日本の洋画の始め 不忍の池を巡りてそを描きけり 「江戸中期、蘭学の興隆に伴って興ったオランダ画派の中で、秋田蘭画と称される一系統は、安永、天明年代…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その74 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
暖かい 心ある解説にクールベ喜ぶ クールベ「女とおうむ」 1866年 裸婦を見る識者の眼の高き事 世評を退けわが想い語る 「、、、、、60年代に入ってからの世評は高まるばかり…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その73 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
「日本は不気味な国である」 「染付魚藻文壺」元時代 14世紀 高さ 28.5センチ 自信の湧く言葉です …
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その72 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
素敵な解説を有難う御座いました スキタイ「黄金の櫛」金製 高さ 12,3センチ 前4世紀 黒海沿岸北部 ソロフ墳墓出土 櫛の歯の十九本の黄金の櫛 戦の様の人馬を見せて 「エルミター…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その71 日本経済新聞社 刊 .画像3回クリック大きくなります
若きルノワール わかるような気がする ブーシェ「浴後のディアナ」 1742年 陶器工場の確かな絵付け職とする ルノワールまなこ浴後のディアナ見る 「まだ17歳ころの少年であったルノワール…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その70 日本経済新聞社 刊. 画像3回クリック大きくなります
ああ抱きつきたい 李朝白磁「鉄砂葡萄文壺」 17世紀 韓国 高さ 53、3センチ 妙なる白そこに描ける野葡萄の 李朝白磁鉄砂葡萄文 「李朝の陶磁器の主流は白磁である。白磁の肌に…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その69 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
マリアは胸に手を当て祈る ツィゴイネルワイゼン チチアーノ「マグダラのマリア」 1530年代 厚き画集マグダラのマリア 解説読みつつ聴くツィゴイネルワイゼン 「罪に落ちたマグダラのマリ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その68 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
馬の おちんこ かわいい 「アッシュール・ナシルバル�U世獅子狩図浮彫」 前9世紀 97×183センチ 睨め返す獅子の眼の怒り面 王何者ぞ我百獣の王 「、、、、、王宮の謁見の間や廊下に…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その65 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
見れば見るほどカッコイイ 「カラティスコスの踊り子浮彫」 ローマ時代摸刻(前作は前5世紀末)大理石 95×54センチ 解説を読みて教わる美の深さ 若き女体の迫りくる血を 「、、、、…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その66 日本経済新聞社 刊... 画像3回クリック大きくなります
教わる喜び 知ることの喜び 「源頼朝像」 鎌倉時代 139×111センチ 剛直を思いて描く直線の 黒き衣紋に頼朝を見る 「ほぼ二等辺三角形の中におさまるように構図されたこ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その65 日本経済新聞社 刊.... 画像3回クリック大きくなります
解説を読む楽しさ面白さ 得難いひととき+ 「マルドゥク‣アぺル・イッデイナ王の境界石」 前8世紀 黒色大理石 45×32センチ 古き世も境界人を過まつか ロシアプーチンバビロニア王の境界石…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その64 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
大地にしっかり立てる仏様 有難し 「金銅仏立像」 北魏時代 498年 高さ39,8センチ 両足を開きて大地を踏みしめる 無縁の衆生度す力満ち 「この住友家泉屋博古館蔵の金銅仏立像…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その63 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
文明伝播というのか 西洋から東洋へ 「ルドビジの王座」 紀元前5世紀 浮彫 大理石 高さ1,03メートル 縄文の世に彼の地は神の生まれけり ビーナスと呼ぶ美女なりき …
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その62 日本経済新聞社 刊. 画像3回クリック大きくなります
沢山の観音様 一緒に暮らしている里人も観音様 渡岸寺「十一面観音像」 平安時代 9世紀 造高 1、95メートル 一木刻成 里人を見守りて来ぬ湖の 十一面観音今日ひな祭り 滋賀県には…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その61 日本経済新聞社 刊 . 画像3回クリック大きくなります
神の言いつけ とは何なのだろうか マサッチオ「楽園追放」 部分 i424~1425年 楽園を追われて何処に落ち行くか 禁断の木の実罪を誘いて 「神の言いつけに背いて禁断の木の実を食べた…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その60 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
昭和50年以前 一億8千万円 日本人落札 [青花釉裏紅の大壺」 中国・元時代 高さ34センチ フビライの東アジアの大帝国 その力持ち生まれし大壺 (中国 元の時代は 1…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その59 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
人間に備わったすべての機能の言葉 ラ・トゥール 「悔恨するマドレーヌ」 1625〜35年ごろ 東西の裸婦に見出すその違い 教わりて知る長き歴史を 「日本の仏像を見ながら私は一度…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その58 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
劣情超越で筆を執るか いやいや ブロンツィーノ「ビーナスとキューッビトの寓喩」 裸婦の絵の解説識者も迷いけり 一の見どころ迷いて見入る 「、、、、画題の「ビーナスとキューッビトの寓…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その55 日本経済新聞社 刊..
何の動機からこの話が生まれるのか ピエロ「橋桁を礼拝するシバの女王」 1452年ごろ 3,36×7,47メートルの左半分 橋桁に膝まずき祈るシバの女王 霊感で知る聖木なるを …
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その56 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
与謝野鉄幹 この絵を見て ティントレット「水浴のスザンナ」 何と歌うだろうか 上気して鏡に見入るスザンナの やわはだ思う老いの二人は [浴みす…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その55 日本経済新聞社 刊..
ぐったりとした身体の重さの表現 凄い ミケランジェロ「ピエタ」 1556年ごろ 大理石に近い石灰岩 高さ2.5メートル 聖母マリア抱き下ろして膝元に わが子のかばね長き祈りに 「ピエタの…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その54 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
しあわせの時幸せな人幸せの筆 ルノワール「母親と娘たち」 ルノワール画布に描ける女性観 黒褐色のつぶらな瞳 [ルノワールの描きだす女性たちは、何時も幸福に輝いているように見え…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その53 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
三千数百年前の人たちの作品 うぅーん [象尊」 中国 殷代後期 高さ17・5センチ 子を思う殷の親子のよろこびの 銅器に見せる祭器の象に 「親象の上に小象の乗った銅器である。小…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その52 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります+--
十三人の戯れる声が 川の流れの音も 「水浴する牧女たちの衣服を盗むクリシュナ」 18世紀末 草原に衣服をおきて沐浴す 牛飼いの青年に思いを寄せて 「、、、、、クリシュナに…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その51 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
ルドンは素敵な解説者を得た ルドン「壺の花」 パステル 73×59センチ 1909年以降の作 三色すみれ描き続けし画家にして ルドンの解説意の如く書く 人間の想像力の汲みつくすこと…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その50 日本経済新聞社 刊. 画像3回クリック大きくなります
この絵を知る喜びが デユーラー「ピエロ二ムス・ホルツジューアーの像」 1526年 48×36センチ デユーラーのホルツジューアーの像驚き見る 解説読みてまた喜び見る …
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その49 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
どうやって描いたのだろうと思う凄さに驚く デユーラー「四人の使徒」 部分 一五二六年作 キリスト教の四人の聖者我知らず 唯顔つきから知るデユーラーの凄さを 「、、、等身大の四人…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その48 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
何と伸びやかなすすきか 抱一「夏秋草図」 部分 一曲屏風一双 江戸時代後期 野道行く抱一のまなこの美神見る すすき女郎花その中に 「、、、、、野中を吹き分け…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その47 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
「余情表現」素敵な表現と思った 北野天神縁起「筑紫への船出」承久元年作 悔しさを胸に思いて西下する 筑紫の海の大き波間は 「、、、北野天神縁起は、13世紀の初頭承久元年…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その46 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
生々しいお話である 事実であるだろう 馬具装飾「象に乗った戦士」 前3世紀 刀疵槍疵ありて馬具飾り 博物館におさまる銀の円板 「薄い銀板の円盤の中央に騎像の戦士を打ち出しによる浮…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その45 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
モジリア—二とどんな話をしているだろうか ゴーギャン「妙なる泉」 1894年 ゴーギャンは男は描かず女を描く おんなの中に妙なる泉を 「、、、、、図中には NAVE NAVE MOE…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その44 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
いろいろの物見る楽しさ知る喜び ササン朝ペルシャ銀皿「女神アナ—ヒターと聖鳥」 直径22センチ 5〜6世紀 打ち出しの銀皿の模様に神生まれる 日月供に唐草文の中 ここにあげ…
酔いと深夜になってしまい本も読めず文も浮かばずです 明日の美術品ぜひ見て下さい
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その42 日本経済新聞社 刊.. 画像3回クリック大きくなります
静寂を表したかったのではないだろうか 喜怒哀楽抜けた心境を マチス婦人静かな人か 寒色数色伏し目がちに座して 「アンリ・マチスの4…
国旗 日の丸 安っぽいものではない 大雪や晴れて社の国旗かな 日の丸の旗を見ると何かが動く 動く力のあることを有り難く思う 無駄にしないようにと思うことがある
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その42 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
日本の古墳時代美しく可愛い女神は? コプト織り断片「女神ゲー」 4世紀 直径25.5センチ 意志見える可愛いまなこの女神ゲー コプトの手の技極まりてあり 花模様で縁取ったメダイヨ…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その41 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
三千年前のこの顔 今の顔を見て何を語るか 「スフィンクス」 前8世紀 青銅鍍金 高さ16センチ カッと見開く大きなまなこ鼻と口 威厳を見せて主を守らんか 「この像は青銅製だが金箔…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その14 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
なんと素敵な顔か 今の顔とはどうも違う 「せんすを持つ婦人の立像」 高さ 34センチ 紀元前320年ごろ 古代なるギリシャという国 品格を持ちたる国か婦人像見る 「この34センチのテラコ…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その40 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
有難し もやもや晴れて セザンヌ「喫煙者」 セザンヌの絵不思議と思えることありて 先学のことば読み取るは嬉し 「農夫が居酒屋の片隅で、所在なげに肘をついてパイプをくゆ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その39 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
東山魁夷の人柄の文と思えた ブリユーゲル「猟人の帰還」」 日本画家の解説の文読み終えり おのれの作品の言葉と思えり 小高い丘から見下ろした広い雪景の眺望、曇り日の空に、前景の木立が…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で [美の美 百選] その39 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
人間を超す猿が生まれるか わからん 伝 毛松「猿図」毛松は宋代の画家 西洋の即する絵画 東洋の心表わす絵画の有りて 「、、、、、われわれの身近にもう一つ、忘れられない中国の猿の名画が…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その37 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
わたしにこの絵を話してくれた人 懐かし モジリア—二「横たわる女」 1817年ごろ どんな裸婦より忘れる事のない裸婦である モジリア—二の横たわる女画集より ま…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で [美の美 百選] その36 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
美醜を超えた御仏の美 有難し 「十一面観音像」部分 平安時代 美しきかぎりを持ちて世を救う 平安の世の十一面観世音 「、、、、、さてこの美しい十一面観音像もかっては…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その35 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
なんて好感の持てる作品なのであろうか フェルメール「台所の女中さん」 1658年ごろ 牛乳を土鍋に移すその手指 静かに見守る女中のまなこは 「デルフトに生まれ、同地に活躍したヨハネス・フ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で [美の美 百選] その34 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
モネは夕日に今日を語るか モネ「ラバクールの日没」 1880年 沈みゆく日没の光の華やぎに 手を振る如く川の面見る 、、、、、「画面のほぼ中央の部分に帯状に対岸の家々が描かれているが、…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その33 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
日本だ 西欧旅行から帰ってきたような 三十六人集伊勢断簡「石山切」 平安時代末 山の形ませ垣草庵茂る松 歌を書きたる料紙麗し 「三十六人集は柿本人麻呂、紀貫之らを始めとして…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その32 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
強烈な宗教そのものという感じがします グレコ「聖イネスと聖テクラを伴える聖処女」 16世紀 キリストの幼き日々を見守れる 天使聖人祈りいる面は 「エル・グレコはおそらくスペイン…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その31 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
歩くという効用が 嬉しいものです レンブラント「アルカデアの衣裳をつけたフローラ」 1635年ごろ 識者語る絵の解説をよろこびつ 零下の街路を歩き行くなり 「魂の画家、…
寒い日が続いていますがお変わりありませんか わたしの駒ケ根市は雪は少ないのですが風が冷たく朝は零11度です。 この厳寒のお蔭で沢庵漬けも野沢菜の切り漬けも本当に美味いです。天に感謝です。
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その30 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
頭が下がります ものすごい絵 レオナルド「聖アンナと聖母子」1500年前後 紙に黒と白のチョ—クで描いた画稿 瞬間にいのちの交感レオナルド 聖アンナと聖母子と 画稿には単色が施さ…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その29 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
畏れ多いが ああ 夢にでも チチアーノ「鏡を見るビーナス」 1555年ころ キューピットにも乳房を覆う女神かな 東西交通路の要衝にあり、活発な通商貿易で富を蓄積した都市国家の、ベネチアは16世紀…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その28 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
映画を見ているような 男の一生も 変わるもの変わらないもの持ち続け 女の一生閉じられ行くなり 、、、、左から右に並んだ人物構成で彼の絵の意味が極めてはっきり…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その27 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
何と細やかな金の細工なのだろうか 「ツタンカーメン王の立像」 紀元前1361〜1352年 驚くよ金の袴に金の杖 黒光りする紀元前の肌は 、、、、、この立像にしても一見して群を抜く光彩を放…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その26 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
「伊豆の踊子」執筆のまなこである 「埴輪 女の首」 古墳時代 5-6世紀 高さ16.3センチ 奈良県出土 埴輪女の首に春の陽が 康成のまなこ美を見つけ行く ほのぼのとまどかに愛らしい。均…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その25 日本経済新聞社 画像3回クリック大きくなります
一心に作っている人のの姿が見えるようです 「高麗青磁辰砂蓮花文瓢形水注」 13世紀 蓮葉に童子あそばせ水注を 造りし人のやさしき心は 高麗の陶磁器で特に優れ世界に数多くの名器が知ら…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その24 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
水平に伸ばした手 語り表しているのか 「アルテミシオンのポセイドン」 前460〜450年 ブロンズ 高さ209センチ 青銅も大理石も美となりぬ おのこの意思もおみなの愛も エ エウポイアの…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その23 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
一番後に顔を見ました 「カピトールのアフロデイーチ」 ローマ時代の模作 両の手の落ち着くところや天の技 ギリシャの女神アフロデイーチが浴みをするため、その驚くべき豊満の体をすこし前かがみ…
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その21 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
15メートルの鶴 人物の大きさが違う 光悦書・宗達下絵 「鶴図和歌巻」部分 慶長15年(1610)ごろ 銀の羽根に強く伸びたる金の足 歌仙背負いて大海原を 金と銀で無造作に描かれた…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その21 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
ポッテイチエルリ 「春」部分 昨日の続きです 肌に触れ肌を離れた薄絹の 次の風待つポッテイチエルリの春 人類絵画史上屈指の名作である「春」をポッテイチエルリ は三十三・四歳で描いている。この若さでこの傑作を描き得たことは、現代の常識に照らし驚異というほかない。むろん時代全体の芸術的水準が高かったせいだろう。師の影響も受け彼は豊かに耕やされた芸術的土壌に育ち若くして大きく開花したので…
世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その21 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
ポッテイチエルリ 「春」部分 1478年 弧の解説は 画家 宮本三郎 が書いております 故人となられましたがすばらしい画家です 今晩つごうで解説を休みます 明日見て下さい
<br />世界の美の宝 美術館を巡る気分で 美の美百選 その19 日本経済新聞社 刊 画像3回クリック大きくなります
後ろの四人 何故なの ミケランジェロ「聖家族」 1504-5年ころ マリア、ヨセフ頑固に抱きたる喜びが 八十九才という長い生涯の間、たくましい造形と意欲と高邁な人文精神と不屈の社会正…
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桜に幾日もお付き合いを頂きありがとうございました 明後日から今少し横山大観の愉しさをと思ております
宝剣岳の嬉しそうな顔 禅寺の鐘楼に見る宝剣岳 天竜河畔の桜並木を 天竜川を越してあちこちに見る桜々 百八十度の眺望 満足の宝剣岳の顔をみる喜び 幸せを運んできてくれる顔です
桜咲けばあの鉄路この鉄路 思い出すよ 走り抜く桜の下の幾星霜 Ⅾ51の生涯公園に憩う Ⅾ51の生涯を思うとふと目頭が 桜咲く満開に下 気分よくその雄姿を見てもらい手を振って歓ばれた…
すっくと一本 カッコいいよ 俺だって松の木一本花の中 桜花の賑わい 一本松の君も楽しんでおられることか きっと人の世の無事を祈り見つめていてくれることだろう 有難う 松の木の君
今日はもう散りゆくか 早い 見下ろせば雑木林は緑なし 桜威張れるひとときは過ぐ 桜吹雪が始まるか また来年とふと思うときである 時の無駄を哲学者面して思って見るか
本丸跡から下まで桜 湧き上がって来る様な 武士(もののふ)のまだ見たこともなき桜かな 槍刀の日々に追われ花見など夢のまた夢か 案外下級武士の方が桜の花を楽しめたのではないだろうか
年老いた木は素晴らしいと思った 満開の老樹の下で遊ぶ子の 百歳の時思い出となるか 誘われてあちこちの桜を見る みなそれぞれに体を休めている 有難い景色と思えた
ふと 愛を思う 世は桜西も東も目も耳も 片隅に居るクリスマスローズ良し 体に故障を持つとこんなことがとても大切に思う 一病息災と行きたいものです
山路 横山大観 1911年明治44年 紅葉の山路の晩秋吹き渡る 風に乗せけり鈴の音馬子唄 素敵な馬子と馬 きっとご自分が 馬子となり馬となり遊ぶ心をもたれて描かれたのであろう わたし…
お詫び 昨日の「一切の芸術」の文は大観の 座右銘 でした 済みませんでした 改めて 座右銘 「一切の芸術は無窮をおう姿にほかならず絵画は感情を 主とす世界最高の情趣を顕現するにあり] 明日は次の大観の作品を楽しみたいと思います 山路を下る気分を
何と良い雰囲気か 「一切の芸術は無窮をおう姿にほかならず絵画は感情を主とす世界最高の情趣を顕現するにあり」 師天心から与えられた言葉として生涯大切にしたもの と言う 竹林の彼方の…
不二 1957年昭和32年 横山大観先生 富士山の御作品を沢山に見せて頂きました お人柄を見せて頂きました 誠に有難うございました
人が描いた絵か天が描いた絵か ある日の太平洋 昭和27年 盛り上がり激突をする波頭 龍躍動す嗚呼ある日の太平洋 日本の国 どうかどうか祈ってください見守ってください教えてください
休み時間に威張って話す箏だろう 三人五人子等集まりて碑を読めり 日本中央声出し読めり 子等の大きな自信になりますように わたしも日本中央の地を踏みました 良い事が沢山あるような…
神様が呼んでいるのです 幼児には聞こえるのです 本殿当たりのざわつく音の聞こえきて 親の手引っ張る幼児…
自分の一ページをふと思い出す 四月に入る緑いまだし朱の社殿 若き親子の右左から あちこちから云われたように集まる面白さ 見ていて自ずと顔がほころぶ ほころぶ己の顔を失わない有…
ものすごく強靭に見える鯉 口をあく鋼鉄のごとき赤白の鯉 社の池に神を守らん 大きく太く力がありそうな神のしもべ 天竜川の鯉とは動きが少し違うようです この池では生きても天竜川では…
あたりまへに咲いているんです 古き道古き藁屋の二、三軒 軒端に古株の辛夷咲きけり 古いと言う言葉そしてその物 懐かしく同僚のように思える 老いると言う美しさを是非是非自分の持ち物とし…
美しさの中のあたりまへという景色でした 三月の末という日の有難さ 田の道一台軽トラ走る なんともないあたりまへの農村の景色 ふと思う漱石の言葉 一つの景色で三十くらいの小説…
わたしを見ている目です セザンヌ 「カルナバル」 1888年 道化ふたり生きる姿勢をセザンヌ言うか その目をよく見よわれを見る目を 「、、、、、、一目でわかるように、ここにはセザンヌ…
上手いという言葉では言い表せない チチアーノ 「フローラ」 1515年ごろ 何かを貰える絵と思う ルノアールから遡ること三百余年 肉を離れた美女ありき 「豊麗な肉体にゆ…
女体は豊饒の大地 ルノアール言うか ルノアール 「裸婦アンナ」 1876年 解説に女体を喜ぶ語のありて ルノアールという人幸せな人 「、、、、、、やがて、ルノアールは婦人そのものにいち…
十八金に憧れた懐かしき日々 スキタイ「スフィンクス装飾の腕輪」 紀元前4世紀 金・青銅・七宝 経10、 金と云うか吾に親しきは十八金の 万年筆を手にした青春 「、、、、日本の博…
童子となる信仰者 奥の深い感じがする 「阿弥陀来迎図」 カラ・ホト出土 12世紀 麻 蓮台を持ちて降り来る観音勢至 童子となりたる信者を乗せて 「、、、、、眼前にあらわれた図の色彩…
宝石の価値 何時頃から 「バビロニアの女神小立像」 紀元前3~2世紀 大理石 高さ25センチ 遠き世の母の通いし女神の臍 偲びて埋めるガーネット象眼 「紀元前4世紀に古代アジア全域がアレ…
今世は人間が組み換えをなすか 鍍金銀製狩猟文皿「バハラーム・グールと愛人アザデ」 6〜7世紀 直径21センチ 雌雄の鹿何の故にかその性を 組み換え為すか王子の愛人 「ここにあげた…
海外旅行から帰国した感じ 御物「春日権現験記」 部分 鎌倉時代末期 絵巻物 高階隆兼筆 数多く西の国なる裸婦を見ぬ 今宵は日本の春日社の絵図 「新年早々から山の風景画、といってもこ…
< 左手に持つ古い本の質感 凄い レンブラント「聖家族」 1645年 普段こそ聖家族 普段こそ愛に満つ 天の願うは 「聖家族」の主題はもちろん聖書からとったものである。この表題の下に幼児キリスト…
美と人生 こう有りたいです 「泥頭木身女俑」 中国・唐時代 688年ごろ 高さ29.5センチ トルファン・アスタナ出土 その人の経歴を知り読み返す 思いの深き解説の文 「、、…
「 革袋をかたどる」とは何と凄い余裕か 「鍍金舞馬かん杯文銀壺」 中国・唐時代(紀元618年~907年)高さ18,5センチ 「虎牛祭盤」作りて過ぎる六百年 鍍金の銀壺は生新にして 「ふっく…
純朴真摯な人柄の画家の解説と思う 「虎牛祭盤」 中国前漢時代 (紀元前206〜後24年)長さ76センチ 重さ12キロ 土牛の名作「渦潮」 「祭盤」の解説に言う精神の高みが 「青銅器展は、一点一…
高さといい重さといい恐ろしく大きな壺である 「ばんち文連鶴方壺」 中国春秋時代後期(紀元前594〜同476年) 高さ118センチ 重さ64,29キロ 紀元前の凄き技術の人の血の 歴史の中を今に…
笑えばしもぶくれのある可愛い顔です [長信宮灯」 中国・前漢時代(紀元前206〜後24年)高さ48センチ 二千余年遠き過去の燭台の 官女の顔の今世の顔に 「、、、、、 長信宮灯」は と…
加山又造の絵 説に言う誠実さを思う 「金銀象嵌雲文犀尊」 中国・戦国時代 紀元前475年~221年 1963年出土 教わりて頷きまた読む画家の説 己の画境と技の文なり 「中国古…
互いに持つ美を感じる何か 「四羊方尊(しょうほうそん)」 中国・商代後期 (紀元前14〜同11世紀)1938年出土 美と云う言葉のなき世の三千年前 工人作る四羊方尊 「中国古代…
ギリシャの源氏物語か コレッジョ「ゼウスとイーオ」 部分 1530年ごろ 神々の情事を語るギリシャ神話 四月の日本さくら満開 「十六世紀ルネッサンスの画家たちは、しばしばギリシャ…
浮世絵の女の髪を ふと 思った 宗達「松島図屏風」 六曲一双部分 17世紀後半 老松の緑は波に近づきて 金波銀波の命をと見る 「、、、、、、この図を見る者は、まず何よりも、明るく…
三千年前の人が目の前にいる 「ネフェルティティ胸像」 エジプト第十八王朝 紀元前1355年ごろ 線が成すかまた色が成すか紀元前の 胸像に思う品のありかを 「モデルの美貌と制作…
なんと静かな美しい時間であることか ヤン・ファン・アイク 「アルノルフィ—二夫妻の肖像」 1434年 みごもりてわが子を祈る左の手 右手を誘うアルノルフィ—二 「はじめてロンドンを訪…