内装デザイナーであり3人娘の母が中古マンションをリノベーションする過程をまるっと公開します。
グラフィック&インテリアデザイナーであり3人娘の母であるミリンが築29年の中古マンションをリノベーションすることになりました。物件の出会いから竣工まで、プランニングからローンのことまで、まるっと実況中継していきたいと思います。
キッチンは対面にすることは決めたけれど 前のカウンターの使い方ひとつとっても いろんな案が考えられます。 1.子供が並んで食べたり遊んだりできるローカウンター まずイメージしたのが ママがキッチンに立ちながら、子供たちが目の前で 遊んだり宿題したりできるようなカウンター。 忙しい朝、お弁当を作りながら、 朝食を食べさせるのにも便利だなーーと。 少し大きなお子さんがいるおうちでは 塾で夕食の時間もバラバラだったりするから カウンターは便利だそうですよ! 子供が座るのだから、カウンターの高さは70~73cm程度。 キッチン(私は背が低いの高さ85cmの予定)よりも低くなります。 キッチンの前に三人…
物件を購入するかどうかを判断するために、ざっくり作ったプラン。 正式に購入したのち、練っていく作業が始まりました。 まず検討したのが、キッチンとワークスペースの位置関係。 1.キッチンもワークスペースもLDKから独立させたプラン ●集中して仕事できる独立したワークスペースが欲しい! ●LDKはすっきり空間にしたい! という想いから、最初はキッチンもワークスペースも LDから独立したカタチでプランしていました。 でもやっぱり家族の様子が感じられる対面キッチンというのは 譲れないポイントだな…と思い直しできたプランが次のもの。 2.対面キッチンとワークスペースを前後に配置するプラン 当初のプランか…
夏休みはコドモとべったり過ごし、気づけば9月ももうすぐ半ば。 記録したいことがどんどん溜まっていき、焦りますが、 ひとつひとつ丁寧に書いていきたいと思います。 milinlabo.hatenablog.com わ、もう1か月前! facebookのコメントでは「目からウロコ」 という感想もいただいたりしました。 プランニングで一番優先したのは 「子供部屋はリビングの隣に配置する」 そのために南側のベランダを壁で仕切りました。 つまり、マンションプランニングのセオリーである、 「リビングは家の中心だから一番日当たりのいい場所に」 は、捨てた、とうことです。 これができたのは、今住んでいる間取りで…
購入した物件はこんな間取りです。 一度改装されていてキッチンは少し違いますが…。 84㎡ 5LDK。 南向きにはリビングダイニング(12畳)と和室(8畳) 東向きはこの和室の続き間としての6畳の和室。 そして北側~東側には4・5.7・4.5畳と小さい洋室が3つ。 特徴的なのは角部屋なので 3方向すべての部屋にバルコニーがついているということ。 この図面は物件購入を決めてからいただいたもので、 実際にネットで物件を見つけたときはこんな感じの ざっくりした間取り図のみ。 (これからは、南を右に向けて図面を載せていきます) 内覧までにだいたいのイメージを持っておこうと この図面と㎡数からだいたいの寸…
リノベのこととはちょっと関係ないですが 前回のこの記事 milinlabo.hatenablog.com についてもうちょっと掘り下げて プライベートな想いを。 実はオットは6歳年下です。出会ったとき、、、若干24歳。 最初は、ただ癒しの存在でしかなかったわけです。 3年後に結婚しましたが、当時は私も正社員だったし 精神的にも金銭的にも「頼り甲斐」は、求めていませんでした。 典型的な長女タイプのわたしは 「私がしっかりしなくちゃ!」がスタンダードだったし、 年上好きのオットは 甘えたい人だと思い込んでいました。 とはいえ、素のわたしは、 かなりどんくさく、要領悪く、忘れっぽく、アホです。 オッ…
夏休みが始まり、先週末から3泊で 串本へキャンプに行ってまして ちょっとこちらのブログもご無沙汰でした。 美しい星空と海にすっかり癒されて エネルギーチャージして帰ってきました。 さて前回の続き。 一番手で購入できるという権利は得たわけですが ローンの仮審査に通らなければ申し込みができません。 最終的にどこでローンを組むかは、仮審査を通してから じっくり考えることができるのだそうです。 ただここに関しては 内覧時のアンケートに記したオットの年収だと ローンが通らないということはないだろうと 不動産屋さんから言われていたので、あまり不安はなく。 (物件購入金額だけの審査ですしね。) 手続きに関し…
物件を購入するなんて、10日前までは まったく考えもしていなかったわけですから、 不動産購入の予備知識、ゼロでした。 ですので、私のように物件の購入が初めて! という方のために、決断までの流れを記しておきたいと思います。 売主さんが物件を不動産屋さんに預けますよね。 けれどもその物件は、その不動産屋さんだけが扱うわけではなく レインズというシステムにより あらゆる不動産屋さんが扱うことができるのです。 私がsuumoでネット検索し、問い合わせしていたのは 売主さんが依頼した不動産屋さん(A)でした。 内覧したときは、そんなに即決しなければいけないとも 思っておらず「購入したい気持ちではあるけれ…
運命のように見つけてしまった隣の棟の物件。 milinlabo.hatenablog.com 一度その区画でプランしてしまうと もう今の家のプランは色褪せて見えてしまい 後戻りできない。(まるで恋ですな!) 夫もどうせフルリノベーションするなら広いほうがいいし このタイミングで出会ったのも縁かもなあ。。。 とまんざらではないという様子でした。 その週末には内覧し、我が家としては 「買いたい」とう方向で意思を固めました。 金額はこれからゆっくり交渉…と思っていたのですが 南東向き・角部屋・84㎡という希少価値から 割高とはいえ人気は高かったようです。 私たちが内覧した翌週の3連休に じゃんじゃん…
さて気持ちを一新してリノベプランと向き合うことに。 しかし、、、 milinlabo.hatenablog.com の状況は変わらず、行き詰っておりました。 コドモと一緒に料理できる使いやすいキッチン 嵩高くなるコドモといても窮屈にならないリビング 2人のムスメと夫に個室(将来は3人ムスメの個室に) リビングを通って子供部屋へアクセスするプラン 収納力UP この想いを、どうしても全部叶えたい! どれも諦められない!! プランニングでどうにかしてやる!!! でも、狭い、、、狭い、、、狭い、、、狭い~ 本当にいろいろ検討したのですが思うようにいかず。 自邸となると、お仕事のように客観的に進めること…
子供会で揚げる鯉のぼりと三女 夫の会社は東京本社で、転勤は免れないのですが 思っていた以上に大阪勤務が長く、 あと2年半で長女が中学にあがることを思うと 当分転勤なさそうやし、単身赴任になるよね… と夫も了承したということで考え始めたリノベーション。 ところが春の人事はかなりドラスティックに動き、 「半年~1年後転勤濃厚」というまさかの展開。 うう、、、まじか。 半年・1年後なら、子供の年齢考えるとついていく方がいいな… 新天地でもそれはそれで、私たちなら楽しくやっていけるよね… と半分肚をくくった私。 でも夫からは意外な発言がっ! 「みんなで引っ越したらこのマンションとの縁が切れてしまうなぁ…
やっとこさ、プランニングのお話し。 一番のコンセプト「キッチンを広く」 を考えると、現状の対面キッチンの向きでは厳しいので 「90度回転し、間口を拡げる」 ここだけは絶対に譲らずに、プランを進めていきました。 「日々キレイにお片付けとお掃除をがんばる」と心に誓い 配膳などの導線もよい、リビングとダイニング一直線のレイアウト。 ついでに私の仕事用デスクも並びにあるので、 ここに自分のタスクがギュギュっと詰まったプランです。 その次に何を優先していくか、でプランをいくつか作りました。 ❶子供部屋はリビングとアクセスよく まだ2年生と4年生のムスメたちは すぐ横に机があるのに、リビングで宿題すること…
というわけで、どんな家に暮らしたい? をすべて出しつくしたら、いよいよ要望をプランに落とし込んでいく段階です。 その前に、今はこんな感じで暮らしています。 というのをご紹介してみますね! こちらが平面図。71㎡です。 幅2100の対面キッチンとダイニングスペース。 狭さのなかで好きな料理をちょっとでもやりやすくと DIYで棚を作ったり食器棚をダイニングに出したり できる工夫はしつくした…という感じです。 一人がけソファが2台と丸いこたつのリビングスペース。 今はこれでもなんとかなっていますが、 子供たちが嵩高くなると、狭い。ソファも取りあいです。 リビングに面した子供部屋(6畳) ここは長女が…
5人家族のママデザイナー・ミリンです。 大きなコンセプトをふたつほど書いてみましたが その前提としてやったことは 「暮らしの中でどんなことをしたい?感じたい?」 をどんどん書きだすという作業。 とにかく思いつくまま、大小さまざま、場所もバラバラ。 ・ムスメたちと一緒に料理したい ・パンとか麺とかも作りたい ・家事をラクにしたい ・ゆっくりお酒を飲みたい ・コミュニケーションをスムーズに取りたい ・家族で集まって遊びたい ・ソファでごろんとくつろぎたい ・気持ちをあげて仕事したい ・おうちをショールームにしたい ・おうちレッスンをしやすくしたい ・お客様にもくつろいでもらいたい ・探しものをなく…
「ムスメたちと一緒に料理ができるキッチン」 それがリノベーションの最優先課題だと 先日の記事に書きました。 料理のシーンもそのひとつですが 「どんな時間を過ごしたいか」 「どんな大人に育ってほしいか」 「どんな関係性を築いていきたいか」 家づくりは、子育ての考え方そのものを 空間に変換していく…という部分が とても大きな要素を占めるなあと思います。 2歳になったばかりの三女は別として 小4と小2のムスメたち。リノベーションするというと 「一人部屋!」 「ロフトベッド!」 …と夢をどんどん膨らませていますが、 日々の暮らしの中ではまだまだ 「パパやママと一緒に遊びたい!」といってくれます。 我が…
我が家はみんな、食べることが大好き。 母であるわたしが根っからの食いしん坊だから 自然とみんながそうなっていったんでしょうね。 「お料理することが好き」というよりは 「おいしいものを食べたいから料理する」という感じ。 量も…すごいです。 最近は「常備菜」と思って作ったおかずが残らない。 お米もしょっちゅう足りなくなる。 感覚が追いついてません・笑 そして、おうちで仕事の打ち合わせやレッスン 時々はイベントなどもやっているので ランチやお茶をお出しする機会もよくあります。 しかし前回の記事で書いたキッチン。 間口は2.1メートル。冷蔵庫を置いている部分の奥行は65センチ。 ・配膳スペースがない。…
リノベーションしたい!と思うようになった もうひとつのきっかけが お友達の建築士・池田デザイン室の 「デザインキッチンを作ろう」という講座に 参加したことなのです。 キッチンを変えるつもりなどまるでなく ただ真理さんの自宅アトリエに行ってみたかったことと どんな講座をするのか興味があったので まだ産まれたばっかりの三女を連れて参加しました。 その課題として、自分のキッチンのプランをしたのですが やってみて気づいたのは、この空間でできること やれることは、すでにやってしまっているということ。 取り出しやすいモノの配置を徹底的に考える。 どんな狭い空間にもDIYで棚を作ったりして生かす。 など、キ…
<現在の我が家> 我が家のリノベーションだけを記すためのブログを こちらで始めることにしました。 今住んでいるのは築31年、70㎡ほどのマンション。 元々は母が購入したマンションで わたしは独身だった30歳から 母に借りるというカタチで、ここに暮らし始めました。 32歳の時、長女の妊娠を機に結婚。 夫は近いうちに転勤があるので、仮住まいの感覚で 家族の生活をスタートさせました。 そのうち次女が産まれ、2年前に三女が産まれ、 今年で結婚生活も10年。 母の持ち物なので、半分賃貸、半分分譲感覚で、 壁に漆喰を塗ったり、棚を付けたりなどは、 割と自由にやっていたものの、 3年ほど前にお風呂がダメにな…
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