赤い車… つづき

当初の予定通りに赤の車に決定した翌週、テスト・ドライブに行きました。時間通りに行ったのですが、案の定、テスト・ドライブ用の車が用意されていない。先日対応してくれた店員さんが、すぐに用意するといって走りさり、待たされること20分。戻ってきて開口一番、「テスト・ドライブ用の車がいなくなってしまいました！」。さらに何をいうかと思えば、「パジェロならありますけど、乗りますか？」って、パジェロに乗ってどうする。アウト・ランダーを買うんだよ。店員さんによれば、テスト・ドライブ用のアウト・ランダーを、誰かが（誰だよ！）乗って出掛けてしまった／詳しいことはマネージャーがいないから分からない／でも、整備中のアウト・ランダーが一台あるから、敷地内なら走っていいけど、外には出ないでね、ってことらしい。敷地内って、乗用車が10台駐車し...赤い車…つづき

赤い車

夫が使っていた車が、いいかげんポンコツになってきて、修理代もバカにならなくなってきたので、ついに買換えることに。夫は以前から、三菱のアウ・トランダーが欲しいと言っていたんだけど、私としては、ちょっと抵抗があって。まずは、燃費データの改ざんが引っかかるでしょ、あと、日本で販売されているアウト・ランダーと違って、こちらのは顔がデカい（私のことではない）。ジャカルタで走っている車の色って、たぶん9割が白、黒、淡グレー、濃グレーのどれかで、なんだか見分けがつきにくい。そういう私も、以前に購入した車は濃グレー。これは仕事用なので落ち着いた色が良いと思ったのと、もし売ろうと思ったときに下取りにだしやすいかなっと思ってのことだったのですが、目が悪いせいか、濃グレーのミニ・バンって、ほんっと区別つかなくて。モールの前で車を待っ...赤い車

日本人のトリマーさん

夫と私以外の人には決して触らせようとはしない我が家の姫さまのピコ。そんなピコが、去年から行きはじめたペット・ショップ“Vodka&Latte”のトリマーさんには、初めて会った時からなついてしまったのです。このショップ、なんと日本人のトリマーさんがお二人いるのです！そして、ことしからは、受付にも日本の方が加わりました。日本ではドッグ・トレーナーをされていたとのこと。うっうっうちのおバカ姫の吠え癖、直せますか…（直せる気がしないんですけど…）。トリミング以外のシャンプーや爪切り等々はインドネシア人スタッフの方がするのですが、その間はプルプル震えて、ピーピーって鼻を鳴らしていたピコが、日本人トリマーさんがトリミングしている間は、とっても静かで落ち着いていたのです。ちゃんとトリマーさんとアイコンタクトもできてました。ピ...日本人のトリマーさん

ご無沙汰してしまいました

なぜかとても間が開いてしまいました。トラちゃんロスのせいにします。年も明けた（旧正月も明けている）ので、新たな気持ちでブログ再会です。トラちゃんがいなくなったら、トラちゃんのガール・フレンド猫たちもいなくなってしまい…気がつくと、まだ成猫になりきってない新顔ノラちゃんたちが現れはじめていて、我が家周辺のノラたちの顔ぶれが、だいぶ変わっていました。とはいえ、トラちゃんほど思い入れできそうなノラは現れず、いまエサ遣りをしているのは、ピコの散歩をしていると、あいかわらずどこからともなく現れる“チビ太”と、もう3年以上のつきあいになる、近くのカキリマ（掘っ建て小屋の店。こんな店構え↓）に住み着いている“チャトラン”の2匹だけになってしまいました。チビ太の子供も、いつのまにか旅立ってしまって…さみしい…。まぁ、この2匹が...ご無沙汰してしまいました

ちょっと哀しいハナシ…

更新の間がだいぶ空いてしまいました…・ちょっと傷心で…。実は、とらちゃんが、また居なくなってしまったのです。この前、とらちゃんが帰ってきたというブログを書いた数日後から、また姿を見なくなってしまいました。ご近所の「お手伝いさんネットワーク」による情報では、事故にあったという話もあって、気が気でないのです。目が見えないから何があってもおかしくないのですが、それでも今まで無事に生きてこれていたのだから…という一縷の望みもあって…。奇跡のノラさんだったんですよね。私の中で、とらちゃんは、なんだか希望の星のような存在で…。ジャカルタという街は大都会で、この街にいてはインドネシアを知ったことには到底ならないのだけど、インドネシアには、まだまだ経済的に生きることがままならない人間がたくさんいるのだから、ノラ猫が一匹居なくな...ちょっと哀しいハナシ…

治るものも治らない（続き）

（前回からの続きです）私が怒りに怒って大魔神化している間に検査は進んでいたようで、結果はペースメーカーの老朽化で、直ちに交換することになったのでした。ペースメーカーの交換って、心拍数25になってから検討することじゃないですよね？どういうことだっ！なんて怒りもつかの間、その後も、ペースメーカー代の請求がきて、次に手術代、最後に予定期間分の入院費の請求があり（いちどに請求しなさいよ！ってここでも怒りまくる私）、その都度、支払い手続きをしないと次に進めないという…。要は、治療費が払える見込みがなければ、瀕死の人がいても、病院は治療を施さないわけです。ちなみに、この病院は、ジャカルタでも有数の病院のひとつで、心臓外科では第一人者の医師がいるところなんですYO!さらに、払っても安心はできない…。義父の手術のあいだ待合室に...治るものも治らない（続き）

治るものも治らない

先日、義父が不整脈を訴え、あわてて病院に行ったところ、即入院となってしまいました。病院に到着してすぐに心拍数を測ると25しかない！健常な成人の心拍数は60～80くらいだから、そうとう遅い。もともと心臓が悪く、ペースメーカーを使用しているし、ステントも5本装着済みの義父。なので、いつ何があってもおかしくはないのだけど、これには家族全員で動揺して、夫と私も病院に駆けつけました。で、ここから腸が煮えくり返る攻防が始まるのです。↓は、心拍数が25しかなくて気を失いかけている義父を前に、病院関係者と繰り広げられた会話。看護婦：「先に保証金を払わないと、これ以上の治療はできません」私：「はぁっ？この人、いまなんて言った？まずお金を払えって？」（と夫に聞く）夫：「そう」私：「ぶっとばすっ！！！」看護婦：「これは決まりです。す...治るものも治らない

帰ってきたよー

先日、寅ちゃんが顔を見せなくて心配…と書いたのですが、二日ほど前に、車に乗り込もうとしたところに寅ちゃんが姿を見せましたYO！うーっ半泣きです。本当に心配だったんです。ちょっと痩せたみたいだけど、どこにも目立った傷等はなくて、ひと安心しました。もー毎日、顔を見せに来なきゃダメじゃないって言うと、ミャーとお返事。お腹すいたでしょ？と聞くと、また、ミャー。寅ちゃん、賢いねぇ、ちゃんとお話しできるんだねぇって、また涙。あー五十路になると、涙腺がゆるいゆるい。朝のゴハン遣りは夫の仕事なので、もうちょっと待ってると、おじさん来るよーって言って出社した私。一日中、なんだか幸せな気分でした。で、帰宅すると、早速、車の音を聞きつけた寅ちゃんが、どこからともなく登場です。夜のゴハン遣りは私の担当で、いつもは朝よりも少なめにカリカ...帰ってきたよー

寅ちゃんのケガ

寅ちゃんのケガが、だいぶ回復しました。自然の治癒力って、すごい！もう絶対感染症になって、寅ちゃん、死んじゃうかも…と心配していた夫と私は、日ごとに良くなるキズ跡を見るたびに嬉しくて嬉しくて。だって、最初は血が滴っているのかと思うほど、皮がズルッと剥けて肉が露出していて、それはもう痛々しかったのです。約三ヶ月経って、直径2センチくらにのかさぶたが残るのみとなりました。化膿もせず、ヨカッタヨカッタ。寅ちゃんは、ほんとうに不思議な仔なんです。我が家の三台の車の音をそれぞれ覚えているらしく、いずれかの車が帰ってくると、どこからともなく現れます。車やオートバイの往来の激しい道を横切ったりしていて、こっちがハラハラしているのに、当の本猫は堂々と歩いていて…。寅ちゃんは、オスだけど身体が小さいのに…。だいたい、こんな環境（交...寅ちゃんのケガ

断食のお話

ちょっと前になりますが、断食のお話。今年の断食月（ラマダン）は6月6日に始まって、7月6日に明けました。イスラム暦に則って行われるので、毎年2週間くらいづつずれていきます。私の職場は会計事務所なんですが、全部で11人のスタッフのうち、全員がプリブミと呼ばれるインドネシア人（つまり、中華系は1人もいない）で、9人がイスラム教です。これはけっこう珍しくて、ジャカルタにある外資系会計事務所のスタッフは、どこも中華系インドネシア人＆非イスラム教の方が多いのです。で、ラマダン期間は、通常のオフィス・アワーが朝8時～夕方5時（昼休憩：1時間）のところ、朝7時半～夕方4時（昼休憩：30分）に変更したんです。なにしろ朝4時前には起床して、日の出から日没まで飲食しないわけですから、はらペコだわ、寝不足だわで、いくら真面目なスタッ...断食のお話