福音館書店ディック・ブルーナ絵本で使われている「ウサコズフォント」とは?新旧「ちいさなさかな」で比較しました。
そえだ信「地べたを旅立つ」の書評です。探偵役はまさかのロボット掃除機。ロボット掃除機が謎を解きつつ時速1.8kmで旅路を行く。恐ろしいのは段差とバッテリー切れ。感想など。
「もうすぐ絶滅するという煙草について」の書評です。日本の作家のタバコについてまとめたアンソロジー。編者の立場がわからないのはちょっと不満。感想など。
河野芳英「ピーターラビットの世界へ」の書評です。パパパイの謎解明。図書館員と箱根駅伝常連校の大学教授に感謝。感想など。
大石圭「母と死体を埋めに行く」の書評です。タイトルは塩小さじ1杯ほどに留めつつニッチな願望充足てんこ盛りの福袋に白雪姫の成長譚のオマケ付。感想など。
石持浅海「君が護りたい人は」の書評です。碓井優佳シリーズ第5(6)弾。伏見さんと同様、小春もサイコパス優佳からは逃れられない運命であることが決定。優佳ちゃんご結婚おめでとう。感想など。
ビアトリクス・ポター「ピーターラビットのおはなし」の書評です。公式サイト掲載のピーターパパは本当にパパなのか。シリーズ全24冊読破してもわからないパイの謎。感想など。
荻原浩「海の見える理髪店」の書評です。亡き娘の代わりに振袖と羽織袴を着て成人式に向かう40over夫婦。これをドタバタ喜劇と捉えるか悲しみの極致と捉えるかは読む人次第。感想など。
一周忌の案内状は、地獄への招待だった……私立の名門大学のサークル「ヒートウェーブ」の新歓コンパで悲劇が起きる。無理矢理飲まされ続けていた新入生の諸井保が、急性アルコール中毒で死亡してしまった。これからのキャリアを考えたメンバー達は、保身のた
いりやまさとし「マスクをとったら」の書評です。乳幼児向け絵本ですらコロナ禍を反映している事実に衝撃。来る2022年がこの絵本のようになることを切に切に祈ります。感想など。
エマ・トンプソン「ピーターラビット クリスマスのおはなし」の書評です。ハリーポッター女優が作ったピーターラビット新作絵本。私と同じくエマ違いする人は何人だ?感想など。
堂場瞬一「大連合」の書評です。2つの高校野球部が連合チームを組んで甲子園に挑む。小説はリアルを超えられるか。感想など。
山田マチ「どこどここけし」の書評です。絵本は表紙絵に騙されていはいけない。開かないとわからない、こけしの壮大さとジョン・ディーコンの顔の情けなさ。感想など。
高田郁「小夜しぐれ-みをつくし料理帖」の書評です。吉原の仕出し料理は1人前4万円程度で麤皮より安い。でも20億貯めるにはちょっと歳月が必要。感想など。
石田衣良「初めて彼を買った日」の書評です。クラブ・パッション三部作のサイドストーリーを含む8つの短編。コロナ収束後の幸せな未来を夢見ながら、Google先生に怒られやしないかとドキドキ。感想など。
石井睦美/岡田千晶「ちいさな魔女とくろい森」の書評です。表紙絵の表情にズッキュンとやられ母ごころを衝かれケナゲなウサギに心奪われる。それも魔法。感想など。
下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは四人。二人の料理人はシェフの三舟さんと志村さん、ソムリエの金子さん、そしてギャルソンの僕。気取らない料理で客の舌と心をつかむ変わり者のシェフは、客たちの持ち込む不可解な謎をあざやかに解
宮部みゆき「魂手形 三島屋変調百物語七之続」の書評です。祝・おちかちゃんご懐妊。小旦那富次郎さんも元気。おおぼらけ沼のぬし様も元気。でも“ぬし様”って本当は誰。感想など。
青山美智子「お探し物は図書室まで」の書評です。街のコミュニティハウス併設の図書室で本を借りた5人の人生が再生されていく。この小説を読んだ私の心が再生されたように。感想など。
藤野千夜「じい散歩」の書評です。ちい散歩ならぬ89歳じい散歩。老老介護と8050問題とついでにLGBTも採りあげながら、当のジイさんのパソコンはアダルト検索の履歴でいっぱい。感想など。
オスカー・ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」の書評です。ナルシスドリアンの「肖像」と「画像」の翻訳比較。ドリアンの運命に思いをはせるより宙に浮いた自らのアドビストック感を持て余す私。感想など。
あなたはどう?へんな子じゃない?絵本出版賞最優秀賞受賞。(「BOOK」データベースより)哲学絵本、というジャンルがあるそうな。ちょいと調べたところ、哲学絵本とは「楽しい」「面白い」よりも「考えさせる」を主軸とした絵本だそうです。まあ「考えさ
坂木司「アンと愛情」の書評です。和菓子のアンちゃんシリーズ第3弾。色気より食い気の超鈍感娘がついに気付くのかと思いきや、けなげな気持ちに親心のほうがでゅるんでゅるん。感想など。
Jean Webster「Daddy Long Legs」原文から読む「あしながおじさん」翻訳比較の結果わかったことはGoogle翻訳の素晴らしさ。感想など。
鹿目将至,鳥居りんこ「1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ」
鹿目将至,鳥居りんこ「1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ」の書評です。コロナ禍でメンタルやられたら肉食ってスルメかじって膝小僧なでてアルキメデス風呂に入ると、猫になれる。しかしりんこは何処。感想など。
五十嵐貴久「リフレイン」の書評です。今回のリカ・クロニクルは物量勝負で殺す殺す殺す。積みあがった死体とリカちゃんで綴る青☆春の1ページ。感想など。
森戸やすみ (監修)「#赤ちゃん相談室」の書評です。全国のパパママ相談員に送るカスタマーセンターFAQ。赤ちゃんが泣いている時にGTO主題歌を歌いたくなるのはどうしてだろう。感想など。
高橋繁行「土葬の村」の書評です。終活に役立つ(かもしれない)日本各地の葬送風習。泣き女が日本ですたれていてちょっと残念。感想など。
小松申尚,かのうかりん「どろぼうねこのおやぶんさん」の書評です。ブサカワ猫の愛らしさと、泥棒は必ず唐草模様の風呂敷を担ぐ様式美。様々な疑問が湧き出るがヤボなこと言うと親分さんに叱られる。感想など。
偕成社「偕成社文庫発刊に際して」ジュブナイルには珍しい刊行の辞。しかも署名付き。しかも立ち上げ声明文。やはり刊行の辞はこうでなくてはと喜びつつ、46年の歳月を経ても世情がまったく変わらないことこそ問題だ。感想など。
モーリス・ルブラン「カリオストロ伯爵夫人」の書評です。ルパン三世のおじいちゃんは昔クラリスと結婚していたことがある。えーっ!?若きアルセーヌ・ルパンは単なるチャラ男だった。えーっ!?
神足裕司,西原理恵子「コータリン&サイバラの介護の絵本」の書評です。「恨ミシュラン」のコンビ復活。要介護5のコラムニストが要介護者側から見た介護生活を語り、サイバラのイラストがせっせと露悪&下品の味付けをプラス。感想など。
近藤史恵「タルト・タタンの夢」の書評です。《ビストロ・パ・マル》シリーズ第1作。これを読むと素数の2から29までがわかる。残された謎は素数チョコを入れる箱の製造コストと保管場所。感想など。
小堀和則「レジェンドカーずかん」の書評です。昭和の日本車レジェンドカーほぼ完全網羅。丸くて転がるもの好きなダンスィの大好物。出ていないのはアノ車だけ。感想など。
今野敏「任侠シネマ」の書評です。阿岐本組ハートフル経営コンサル第5弾。中間管理職の日村さんより今回哀れなのは子分の4人。若者のモチベーションを高めるには小さな喜びは必須かと。感想など。
堂場瞬一「ホーム」の書評です。やるぞ東京オリンピック。てかもうやってるぞ東京オリンピック。日本人監督と日本人選手のアメリカ代表野球。彼らのホーム(祖国)はいずこ。感想など。
宮部みゆき「きたきた捕物帖」の書評です。稲荷寿司の謎が7年経ってリターンズ。宮部みゆきの計算高さに翻弄されながらも風呂敷たたみを待ち焦がれる私。感想など。
鳥居りんこ「親の介護をはじめる人へ伝えておきたい10のこと」
鳥居りんこ「親の介護をはじめる人へ伝えておきたい10のこと」の書評です。地球の歩き方の出版社がお届けする介護の国の歩き方指南。他の書籍では決して書かれない子供の腹のくくり方。感想など。
そのだえり「みならいサンタ」の書評です。見習いサンタ3級昇格試験の様子を見つつ、世界サンタクロース協会日本支部の等級制度を確認。おそらく5級合格に必要な要素はポータブル煙突の設置可否。感想など。
堂場瞬一「インタビューズ」の書評です。平成に何が起こった?100人のインタビューイが語る平成大事件を一覧表で確認。フィクションかノンフィクションかの判断は読者のご自由に。感想など。
はらだよしこ「はりねずみくんのあかいマフラー」の書評です。失くしてしまった赤いマフラーの行方よりも、ひつじばぁばの過保護の方が心配。ハリネズミの針に秘められたポテンシャルに刮目せよ。感想など。
豊福まきこ「おくりもの」の書評です。ピンチはチャンス。デメリットはメリット。メリット自分の欠点も見方を変えれば利点になる。針にもいろいろあるように。感想など。
高橋源一郎「101年目の孤独―希望の場所を求めて」の書評です。弱者を訪ねるインテリげんちゃんの旅。でも本当に弱者かどうかはわからない。モンゴルの遊牧民の長が弱者ではないように。感想など。
近藤史恵「マカロンはマカロン」の書評です。<ビストロ・パ・マル>シリーズ第3弾。日常の謎ほっこりミステリの舞台に行きたしとは思えどもコロナが不安。感想など。
連城三紀彦「夜よ鼠たちのために」の書評です。ミステリ畑から採取された連城作品の中でも特にミステリ分野に特化した短編集。極私的にはドロドロ情念の「二重生活」がおすすめ。感想など。
魔法アイテム錬成所「魔法少女の秘密のアトリエ 変身アイテムとマジカルグッズの作り方」の書評です。大人女子の魔法アイテムはゴージャス&ブリリアント。見るだけで楽しいけれど実際に作る際にはリアル社会の魔力が必要。感想など。
大石圭「女奴隷の烙印」の書評です。「女奴隷は夢を見ない」の続編なようなそうでないような。横浜の奴隷仲買人業者は複数あれど運営スタイルは皆同じ。区別はつかなくても今夜も奴隷オークションは開催。感想など。
世界思想社教学社「『世界思想ゼミナール』について」赤本出版社の刊行の辞(?)は、若き角川くんと野間のオジサマに比べると熱き血潮が足りぬ。刊行の辞の再掲載は紙書籍を愛する一読書人から各出版社への願い。
桐島洋子 「聡明な女は愉しく老いる」の書評です。「聡明な女は料理がうまい」の2匹目3匹目のドジョウは掬えるか。料理本の体を打ちつつ“自立したシニア”の意義を擦りこんでいかんとする桐島洋子の恐ろしさ。感想など。
石持浅海「殺し屋、続けてます。」の書評です。経営コンサルタントの殺しの代金とシングルマザーの殺しの代金の差は100万円。価格競争で値下がるか、追加費用で値上がるか。誰かを殺したい人は相場感をチェック。感想など。
我孫子武丸「修羅の家」の書評です。実際の事件を元にした(と思われる)修羅の家は作者が定期的にガス抜きを行うための発散小説。が実のところは本当はミステリ(と思われる)この謎がわかっちゃった人は〇〇方面の知識レベルが高い。感想など。
渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ」の書評です。筋ジストロフィー患者 鹿野靖明さんとボランティア達。鹿ボラの沼にドップリはまった著者の当事者目線で見た障害・福祉・人間模様とは。感想など。
中川ひろたか・高畠那生「ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう」
中川ひろたか・高畠那生「ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう」の書評です。コロナ禍以外にも世界には危険がいっぱい。彼を引きこもりにした本当の理由と解消のきっかけはいかに。感想など。
久住昌之「大根はエライ」の書評です。『孤独のグルメ』の原作者が書いたたくさんのふしぎ絵本。子供が学ぶべき不思議は大根の汎用性よりも出版業界の謎。感想など。
滝沢カレン「カレンの台所」の書評です。モデル滝沢カレンのお料理本は男気溢れて包容力のあるレシピ。でも参考にするには料理の基礎スキルが必要なのでメシマズの人はやる気だけをチャージ。感想など。
スティーヴン・キング「ドクター・スリープ」の書評です。「シャイニング」のダニーくん大人になって復活の続編はホラーではなくジェットコースタームービー。<真結族>には勝利しても彼の戦いは一生続く。感想など。
高橋源一郎「誰にも相談できません みんなのなやみ ぼくのこたえ」
高橋源一郎「誰にも相談できません みんなのなやみ ぼくのこたえ」の書評です。毎日新聞の人生相談ピカ1回答者はすごく冷たくてすごく優しい。でも高橋源一郎って結局何者。感想など。
スティーヴン・キング「幸運の25セント硬貨」の書評です。玉石混交短編集の石も再読するとまた違った印象に。気持ちがダークなときにはフランス語でしか言えないあの感覚はある種の地獄。感想など。
堂場瞬一「チームⅢ」の書評です。箱根駅伝学連選抜シリーズの最終章(多分)レモン農家の隠遁者を引っ張り出すために暗躍する腹黒と海千山千とポプランと兎。オールスター総出演でああ楽しい。感想など。
「ブログリーダー」を活用して、さくらさんをフォローしませんか?