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読書の栞 https://masarin-m-dokusho.hatenablog.com/

日々読んでいる本の感想をまとめるブログです。簡単に筋書きも書くので参考にしてください。

まさりん
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2016/03/10

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  • 山田風太郎「伊賀忍法帖」

    1、あらすじ 2、感想 3、司馬遼太郎対山田風太郎 1、あらすじ この作品の面白さは、すべての男の登場人物が女によって失敗するということだ。惑わせた女は三人、篝火、漁火、右京太夫だ。 篝火は遊女であるが、非常に人気のあった遊女だ。若い伊賀忍者である笛吹城太郎と出会い、夫婦になると誓い合う。伊賀忍者には所帯を持つにも許しがいる。その許しを伊賀忍者の棟梁、服部半蔵から得ようと、篝火と城太郎が伊賀の里へ向かうところから物語は始まる。 二人は奈良に入ったところで、七人の坊主に襲われる。七人の坊主は根来寺の僧兵の格好をしている忍者である。その忍術は果心居士という伝説の忍者から授かった。城太郎は半蔵から特…

  • 「風の如く」富樫倫太郎

    安倍晋三が三選を果たした。 総理は長州藩、今の山口県の出身だ。 それを誇りに思い、吉田松陰や松下村塾がお好きなようだ。 しかも、安倍晋三の「晋」の字は高杉晋作から採ったそうだ。 しかし、松下村塾や吉田松陰のことをあまり我々は知らない。 だが、別に歴史書など専門書を読む気にもなれない、というのが我々の大方だ。 ならば小説で読めばいい。 この本は、吉田松陰という人物の幕末の心理の変遷を追う物語だ。 視点は風倉平九郎という人物だ。おそらく、この人物はモデルがいるのかもしれないが、実在の人物ではないと思われる。 富樫倫太郎の「軍配者」シリーズの主人公も「風」の字がついた。 のちに軍配者(軍師よりも多く…

  • 「すべての男は消耗品である 最終巻」村上龍

    すべての男は消耗品である。 最終巻 作者: 村上龍 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/09/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 村上龍はこの「すべての男は消耗品である」というエッセイシリーズを三四年間続けてきた。どうしてこれを終わりにしたのかという理由をあとがきで書いている。ずっとこのシリーズの原稿を受け取り続けてきた編集者が引退するから、ということだ。 なにかきっかけがないと長く続けてきたシリーズをやめるというのはやりづらいのだろう。 以前、このエッセイを取り上げて、「とうとう村上龍は不機嫌な老人」になってきた、ということを書いた。このエッセイの面白いことは、…

  • 「新撰組局長首座 芹沢鴨」峰 隆一郎

    峰隆一郎という名前を見て、すぐにピンとくれば良かった。 隆慶一郎という作家が好きだ。「一夢庵風流記(マンガ「花の慶次」の原作)」や「吉原御免状」、「影武者徳川家康」、「捨て童子・松平忠輝」を書いた。 名前が似ているので、影響を受けた作家なのかと思いきや、デビューは峰隆一郎のほうが早かった。それを思わせる特徴が他にもある。 特に、「吉原御免状」などでは性的なシーンがたくさん出てくる。 この「新撰組局長首座 芹沢鴨」にも性的なシーンが多く出てくるのだが、「吉原御免状」などとは質的に違う気がする。 なんとなく陰気なのだ。 もちろん話を進めていく上で、性的なシーンは必要だ。その性格故に、命を落とすのだ…

  • 「新九郎、奔る」ゆうきまさみ

    正直を言うと、あまりおもしろくなかった。 主人公はのちに北条早雲と呼ばれることになる、伊勢新九郎である。 何がおもしろくないかというと、複雑な室町末期の状況をまんがによって説明していくのだが、これが複雑すぎる。平安末期と室町末期、江戸末期、とにかく政権が移り変わる末期の様相は説明が複雑になる。その上、説明しなければ話が進まない訳でもない。ある程度はしょってしまってもかまわないのではないか、と読んでいて思った。 登場人物の性格が小学生向きになっていて鼻につく。 新九郎の姉が妙に子ども子どもしているのだ。この後の展開を考えると、性格を急に変えなければならなくなるのではないか、と思った。 細川勝元の…

  • 「水木しげるの戦記選集」

    コンビニで売っていておもわず買ってしまった。 戦記物というのは戦国時代の武将の伝記と同じで、勇ましく書いていく。 水木しげるの戦記もそうである。 主に海軍の戦記を扱っている。 そうなのだが、選集大激闘編の冒頭では、おそらく90年代半ば以降の水木しげる翁が登場し、その頃に流行った小林よしのりのゴー宣を読んだときの複雑な心境を語る。 新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論 作者: 小林よしのり 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 1998/06/01 メディア: ペーパーバック 購入: 19人 クリック: 118回 この商品を含むブログ (92件) を見る ゴーマニズム宣言で描かれた戦争は、…

  • 必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む

    こういう本を読むのは、邪道なのであるが、以前短編小説の集いでよく出品されていた方が、クトゥルフ神話大系をテーマに小説を書いていらした。そのクトゥルフ神話体系に関する知識がまるでなかったので、読む機会というのを探っていた。 コンビニでこの本の表紙を見たときに、クトゥルフ神話大系についての作品もあるということで購入した。 結論からいうと、クトゥルフに関しては、あまりにも基本的な作品しかなくてまるでわからなかったというのが本音だ。 本当はアウトソースというか、スピンオフというか、様々な作者がクトゥルフ神話大系をテーマに様々な作品を展開している。その情報のいったんでも分かればど期待していた。 代表的な…

  • 「わたしたちが孤児だったころ」カズオ・イシグロ

    カズオ・イシグロは2017年にノーベル文学賞を受賞した作家だ。日本人としてはノーベル文学賞と聞けば、村上春樹が頭に浮かぶ。カズオ・イシグロは村上春樹の弟分を辞任していたと思う。 今回、初めて作品を読んだ。ウィキペディアで見てみると、非常に寡作な作家だ。 「日の名残り」で89年にブッカー賞を取っている。ブッカー賞とは英語圏最高の文学賞だ。 さて、概略をあまり書いても仕方がない。作品に触れよう。 主人公は、クリストファー・バンクスという探偵だ。 昔、上海の租界で暮らしていた。租界とは、複数の国家が共同で管理した治外法権の租借地だ。ややおおざっぱだが、イギリスや複数国家の植民地をイメージすればいい。…

  • 司馬遼太郎のおすすめ作品。秋の夜長に読むなら、この読み方が良いです。【戦国編】

    // 今週のお題「読書の秋」 司馬遼太郎、通史セット。 司馬遼太郎の作品は本人曰く「日本人がどうしてこんな戦争(第二次大戦)をしてしまったのか。それを考えて、あの当時の自分に書いて送った手紙だ」という趣旨のことを言っている。 本来は死ぬ前に「ノモンハン事件」という大戦中の小説を書くはずだった。それは叶わなかった。対人トラブルが原因だったと思う。 だから、司馬文学は通史で読むと理解が深まる。私が呼んだ範囲であるが、いくつか紹介しよう。「いや、こっちじゃない」ろいう作品もあるだろう。そんな紹介があれば呼んだみたい。 新装版 義経 (上) (文春文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 文藝春…

  • 吉川英治「松のや露八」

    // 吉川英治の超長編はタイトルを見ると、だいたい時代設定や話の筋が分かる物が多い。ところが、「松のや露八」は一般的にはどの時代の話か、どんな展開なのかが分からない。 露八は明治以降に幇間になった後の名で、元々は土肥庄次郎といって、代々一橋家の家臣だった。ときは幕末の動乱の始まりの時期、会津藩主松平容保が率いる軍が、京都守護として上洛する辺りの頃から始まる。 お情けで剣術の免許皆伝を得て、家に帰るとき、同朋に飲みに誘われたときから運命が流転する。その金を出したのは、のちに第一銀行を設立する渋沢栄一であった。ひょんなことから三姉妹と出会う。その真ん中のお蔦に翻弄され続ける。 お蔦は淫乱な女で、庄…

  • 「投資バカ」&「元コンビニ店員だけど、FXで月給100万ちょいもらっている話」

    // 小説を書くのに、参考にしようと思って、両書を読んだ。 投資をやる人間というのはどういう傾向を持つのか、ということを知るためだ。 その目的に合致しているのは、(意外だろうか)「FXで~」の方だった。その傾向は別の記事に書くとする。 この記事のタイトルに惹かれてやってきた人は、投資について興味がある人だろう。 両書の特徴は、同じ展開をしているということだ。 著者の新山優氏、中野晴啓(はるひろ)氏には目的がきちんとあって、本を書いている。 新山氏は自分が儲けられるようになった経験を書き、もしかすると自分の元へ人を呼びたいのかもしれない。 中野氏は自身の会社の投資信託へ誘導したいのである。 それ…

  • 池上彰「世界を動かす巨人たち<経済人編>」

    // 世界を動かす巨人たち <経済人編> (集英社新書) 作者: 池上彰 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/07/14 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 夏休みももうすぐ終わり。 宿題に追われている子どももいることだろう。特に読書感想文はだるい。 ちょっと前は、夏休みの宿題の量も減ったらしい。そのぶん、私立受験対策のための勉強をしてくれということだったらしい。今はその反動か、宿題がしっかり出ると聞いている。 結局何を読むのか考えるのがだるい。 そんな子どもには伝記を勧めてはいかがだろうか。 人の人生ほど面白いものはない。しかも伝記は人生を面白おかしく読めるように編集も…

  • プレジデント二〇一七・五・二九号「孫子の兵法」

    // 先ほど報道で、小池都知事が脱藩じゃなくて、自民党を離党した。 www.msn.com バックナンバーになって申し訳ない。 先日締め切りの短編小説の集いの作品を書いていてなかなか読めなかったプレジデント。普段買うわけではないが、「孫子」の文字を見て衝動買いしてしまった。 小池都知事は孫子の兵法に小さな頃から親しみがあったそうだ。お父さんは貿易商であった。その後、石原慎太郎が新党を結成することをにらんで、その前段階の会の推薦を受け、神戸から立候補するが落選する。その父が、小池百合子が幼少の折、「日本は戦略をもたなくてはならない」と戦略について話していたそうだ。そして小池自身、「丸」という今で…

  • 又吉直樹「劇場」を読む。

    // 又吉直樹の芥川賞受賞後、第一作目「劇場」を読み終えた。 ここから、感想を書くが「劇場」を読んでから、この話を読み進めたほうがよい。 この作品を端的に表現すれば、「ベタな内容な物語を作者の文章力で装飾した」作品だ。ただ世の中の小説を面白いものと面白くないものに大雑把に分ければ、確実に面白い方に入る。しかもかなり高いレベルで。何よりもこの小説のことを考えるのは楽しい。 主人公永田、その恋人沙希の出会いとその関係性が純愛であることから、最終的にどうなるかは察しがつく。大ブームとなった「逃げるは恥だが役に立つ」の逆だろう。逃げ恥の新垣結衣はかわいいけれども、沙希はあまり美人に感じないのは私だけだ…

  • 逆説の日本史22

    // 井沢元彦が長年執筆を続けてきた、「逆説の日本史」が折り返し地点? にたどり着いた。 簡単にいえば、近世が終わり、いよいよ近代に突入する。その手前まで終わったということだ。具体的には西郷隆盛が反乱を起こす、「西南戦争」まで終了した。 終了記念ではないが、補遺(書物などで、漏れ落ちた事柄をあとから補うこと。また、その補ったもの)が収録されている。その部分について今回は触れていきたい。 「漏れ落ちている」部分とは、 このシリーズの目的とは「通史を書くこと」である。それも、いわゆる歴史学会が作り上げた日本史の欠如した部分を補完しながら書いている。その欠如した部分は三つあると井沢は言う。。 1,資…

  • 「現代落語論」立川談志

    // 先年、といってももう2011年だからずいぶんと前になるが、なくなった立川談志が書いた本である。帯には、「これが落語家がはじめて書いた本である」とぶってあった。そんなものか、まあ噺家なのだから当たり前か、と文言を見て思ったが、はたして本当かどうか。 談志の落語論といえば、「落語とは業の肯定である」という有名な文言がある。それは続編の現代落語論に書かれた文句である。その節は、落語協会と真打ち昇進に絡んで揉め、協会脱退、周囲はみんな敵という状態だった。起死回生の一撃と言わんばかりに、続編を書いた。 この本はその前の本で、落語家になるまでの経緯が書かれている。 「三つ子の魂百まで」と言う。 四十…

  • 逆説の日本史&「家康研究の最前線」

    // 安倍晋三首相は、自身が長州出身であることを誇っている。 それについて否定するつもりはない。 逆説の日本史という、井沢元彦がライフワークとして続けているシリーズがある。資料偏重主義の日本史の学者が見落としがちな、その当時の常識を駆使することで、新しい歴史的な見方を作っていこうというシリーズだ。 今二二巻を読んでいて、内容は幕末から明治維新にかけてをやっている。 ちなみに、この時代は人気があるのだが、大河ドラマなどではそれほどの視聴率を出さない時代でもあるらしい。どうしても戦国時代が強い。ちょっとイカレてて、陰惨な空気があるからか。意味のあるのかわからない暗殺などが暗躍している時代だから。新…

  • 生き方を見直す。「不運と思うな」伊集院静

    // 他人のせいにして生きるのは楽だ。 国のせいにするのは楽だ。 時代のせいにするのは楽だ。 とかく人は不遇をかこったとき、自分以外の何かに原因を求める。納得いかない人生を、そうして落トシマエをつける。できればだれも傷つかない、大きな集団の方がよい。だがその矛先が弱者へ向かうことがよくある。であったことのない他者へ。そうして差別が始まる。 本書のテーマは「引き受ける勇気」だ。 不遇を運・不運のせいにしない、ということは自分の人生と真っ正面からがっぷり四つに組むということだ。 存外、これが難しい。 伊集院静の今の妻は篠ひろ子だが、前妻は夏目雅子だ。白血病のために夭逝した。またもっと若いころに、父…

  • 「ゲゲゲの鬼太郎」に影響を受けた有名人。結構深いよ。

    // 個人的には「ゲゲゲの鬼太郎」は今回書く文庫版の一巻から五巻で一応の形が完成する。 「ゲゲゲの鬼太郎」の影響 「ゲゲゲの鬼太郎」のお話の型 鬼太郎は差別を受けやすい境界の人 ねずみ男の活躍 ねずみ男はなにを象徴しているのか。 「ゲゲゲの鬼太郎」の影響 ラジオを聞いていて、映画、アメリカ評論家の町山智浩が、「ゲゲゲの鬼太郎の影響を強く受けている」と発言していて、「へへぇ」と驚いた。鬼太郎は妖怪ものと侮るにはおしい魅力のある作品である。大人になるとそれはよくわかる。人間の負の部分もきちんと描いている作品だからだ。しかし、町山智浩が好きだとは思わなかった。 「ゲゲゲの鬼太郎」のお話の型 みなさん…

  • 「のんのんばあとオレ」には少年時代の大切なことが全部詰まっている。

    // あらすじ 感想 しげるを取り巻く人々の魅力 才能を磨くには あらすじ のんのんばあは、茂少年のうちの近所に住んでいた。 拝み屋をしていて、信心深い。そのおかげで、妖怪などの知識も豊富だ。茂少年は貧乏なのんのんばあのうちへ行っては、妖怪の話を聞く。聞いているうちに茂少年も妖怪や怪異に詳しくなっていく。 のんのんばあの亭主は茂が小学生に上がる直前に死んでしまう。路頭に迷うすんでで、のんのんばあは茂少年の家、村木家のお手伝いさんとなる。 茂少年の住む田舎は、まだまだ妖怪などが信じられている場所だ。不思議なことが多く起こる。その怪異がどうしておこるのか、妖怪に精通しているのんのんばあが解説し、解…

  • 真田太平記(1) 天魔の夏

    // 大河ドラマ「真田丸」が好評である。 おそらく、このドラマを描くに当たって、この物語を意識しないでは書けなかったと思う。 あらすじ 大河ドラマとの違い よみどころ あらすじ 話は武田家滅亡の時期から始まる。長篠の戦いで負けた武田軍は織田・徳川の猛攻に遭う。高遠城も信長嫡子の織田忠信軍に囲まれて、落城の危機にあった。向井佐平次も籠城軍のなかにいた。立木四朗左衛門旗下の部隊にいる。 包囲軍から城を守るために、立木四朗左衛門部隊は、あえて城門から突出して敵軍に突っ込んだ。無謀な戦いで負傷を負った佐平次は、謎の女お江(おこう)に助けられる。お江は真田昌幸の草の者であった。お江は重傷を負った佐平次を…

  • あと三時間あるよ。参院選特集、どうやって候補を選ぶのか。

    // 目次 参議院選について なら、どうする? 比例代表はどうするか 選挙は行った方がいい 先に目次を書こう。 目次 「言ってはいけない残酷すぎる真実」 Ⅰ努力は遺伝に勝てないのか ①遺伝にまつわる語られざるタブー ②「頭が良くなる」とはどういうことか ③知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に落ちる人 ④進化がもたらす残酷亜レイプは防げるか ⑤反社会的な人間はどのように生まれるか Ⅱあまりに残酷な「美貌格差」 ⑥「見た目で人生は決まる」 ⑦あまりに残酷な「美貌格差」 ⑧男女平等が妨げる「女性の幸福」について ⑨結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実 ⑩なぜ女性はエクスタシーで叫ぶのか Ⅲ子育てや教…

  • オールドテロリスト

    この作品は物語や描写もさることながら、登場人物の設定におもしろさがあります。その点について書いてみました。

  • 北条早雲 相模侵攻篇

    富樫倫太郎が書いた本書。綱渡りの伊豆経営から小田原攻めまでを書いています。どうしてそうなるのかを簡単に解説しています。

  • マンガ「鎌倉ものがたり」感想

    // 作者は西岸良平。「三丁目の夕日」と本作が代表作。 コンビニで「鎌倉物語」というタイトルと、桜の下を歩く和装の男性と洋服でベレー帽をかぶる小柄な女性の絵を見て、衝動買いしてしまった。鎌倉が好きなのである。 内容は和装の男性、一色先生と洋服の亜希子夫人が鎌倉を舞台に起こる奇妙な事件を解決していくというもの。しかし、しかつめらしい「推理物」というより、鎌倉という舞台の雰囲気を伝える方に力点が置かれている。 魔界の魑魅魍魎、花の精、死に神、不思議の元は現実的にはあり得ない存在。それがなんとなく鎌倉に似合う気がするのもまた不思議だ。古都とはそういうものなのだろう。 鎌倉の空気を味わってほしい。 鎌…

  • はじめまして。

    まさりんです。 読書感想文用のブログを作ってみました。こちらも、元のブログ同様、ゆっくりやっていきます。おひまなときにのぞいてみてください。 最低限、週二回くらいは更新したいなあ。

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