気ままなFisherman 後編
「もうそろそろいいかな」そう言いながら、ダイニングテーブルに置かれた土鍋の蓋をジョンヒョンがそろりと開けると、白い湯気がふわっと立ち上った。味噌とにんにくの何ともたまらない匂いが、一段と食欲をそそる。目の前でメウンタンが美味しそうにぐつぐつと煮立っているのを見るだけで空っぽの胃が刺激され、まるでパブロフの犬みたいにヨンファの腹がぐぅーっと鳴った。途端に、向かい合って座っているジョンヒョンがぶはっと...
2019/05/24 12:07
2019年5月 (1件〜100件)
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