行く春
義兄夫妻と義弟夫妻の訪問 連れ合いの兄弟夫妻の突然の訪問である。長兄は連れ合いより五歳年上、弟は五歳下だ。七人という大人数の兄弟で、少し離れていることもあり、日頃のお付き合いは水のように薄い。義父母が亡くなってからは、お互いに元気なこともあり、ほとんど交流がなかった。それが突然訪問されるという電話で、最初は良からぬことでもと、驚いたが、幸い用件は良からぬことではなかった。 最初は兄弟だけでの訪問という話だったが、久しぶりだからとお連れ合いもご一緒されることになった。 連れ合いはともかく、当方は長兄夫妻とは二十年ぶり、義弟夫妻とはもっとお会いしていない。「まあまあ、お懐かしい。お元気で何より」と…
2024/04/24 16:11