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伊藤浩之の春夏秋冬
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2016/02/23

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  • 保存会としての紙漉き今年は終了

    卒業証書用紙は作りは、これまで地域おこし協力隊が担ってきた。隊員の卒業等にともない、紙漉きの担い手が減少したため保存会自身の対応が求められるようになってきていた。そんな分けで、この間、紙漉きを多少学んだ協力隊員・・私もその1人となるが・・で、卒業証書用紙の紙漉きをしてきた。今回実施している紙を漉く方法は、溜め漉きと呼ばれる方法だ。楮の繊維とネリ(トロロアオイの粘性成分)を水に混ぜ込んだ紙料を汲み上げ、水を落として繊維だけを残す。数回繰り返して厚みを作りしとする。印刷前提の紙となるので、ふさわしい厚みに納めることが必要になる。紙漉きは、埼玉県の谷野工房の紙漉き研修に参加した保存会員で実施している。来月はほぼ紙漉きをしなければならない状況に追い込まれた感がある。5日が作業開始の予定。保存会としての紙漉き今年は終了

  • 彩雲とドームを乗せた雲

    学舎の空は、午後から積雲が空を覆いがちになり、それとともに気温も下がる。学舎の室内も少し寒くなる。降り注ぐ太陽光の偉大さを感じる瞬間だ。作業は紙を漉いた結果を確認しながら進めたこともあって、午前には隙間の時間があった。午前の空は満天の青空。時折千切れた積雲が流れ、太陽を横切っていた。その雲に写り込んだ彩雲だ。空の風の流れは早い。次々に流れてくる雲が形を変えながら虹色に染まっていた。しばしカメラに納めてみた。作業を終えて帰路につこうとした時、北東の空にぽっかり浮かぶ積雲が見えた。上面にドームを乗せた姿が面白い。この形に天空の城ラピュタに登場する「竜の巣」を思い出した。潜水艦の横から見た姿にも見える。午後から空を覆った積雲は流れ去り、再び青空が戻ってきていただようだ。帰路の路上、上遠野の方向に夕日に染まる積雲...彩雲とドームを乗せた雲

  • 環天頂アークと上部タンジェントアーク、幻日環

    環天頂アークに気がついたのは、遠野和紙づくりの拠点としている工房「学舎」の前で作業を始めた時。何気なく見上げた空、頭上真上に近く大きな虹色の孤がかかっていた。これはすごい。こんなにくっきり見えるのはめったにない。そんな思いで見上げていると、まん中へんにある黒っぽい雲がだんだん消えていった。その後に見えたのが最初の写真。分かりにくいが、ここには3つの光が生み出す現象が写っている。写真上部の環天頂アークは一目で分かる。その他は、まん中辺の白楕円で囲んだ上部タンジェントアーク、太陽の左側の白丸で囲んだ幻日だ。幻日は写真ではじめて気がついた。それだけ見えにくい状態だったということだ。今年も残り少ない。今年はこれが最後の光学現象になるかもしれない。以下、環天頂アークの写真をご覧ください。環天頂アークと上部タンジェントアーク、幻日環

  • 和紙・楮保存会年末恒例のコンニャク作り

    19日は楮畑1ヶ所で軽トラ1台弱程度の楮を伐採し、和紙作りの拠点「学舎」に運んで、75cm程度に切り分け直径30cm程度の楮束を作り、釜に入れて「ふかし」(楮を2時間程度蒸す作業)をする。以下、作業の様子だ。楮の伐採枝の切り分け楮の釜入れ約2時間ふかした楮の枝を取り出す黒皮をはぎ取る並行してしょしとり(=楮はぎ=伝統工芸品の指定を受けるために県に届けた書類上の名称)も進める。乾燥させた黒皮を水で戻し、表皮にあたる黒皮、その下層の甘皮を削ぎ取る作業だ。はぎとった黒皮も、しょしとりをした白皮も竿にかけて乾燥させる。20日には上遠野中学校に植栽されている楮の伐採からその日の作業を始めた。ここも軽トラに3分の1程の量になった。やはり「学舎」に運び、前日と同じ作業を進めた。さて、楮に関わる一連の作業を始めた後、20...和紙・楮保存会年末恒例のコンニャク作り

  • 初雪と霜

    積雪に気がついたのは昨夜のこと。午後10時過ぎ、玄関で寝ている愛犬を小用をたさせるため戸外に連れ出したときだ。車に雪が積もっていた。道端の草の上にも。これまで霜は降りていたが、今シーズン(になって降雪は初めてのこと。ここいらではあまり雪が降らないが、雪のシーズンといえばだいたい12月から3月のことだ。さて、我が家付近で雪が降ったのはいつだったか。たぶんツイッター・・おっと今はXだった・・に記録があるはずだ。調べてみた。ツイッターを始めたのは東日本大震災後の2011年3月。その後に初雪の記述があるツイート(現在はポスト)は、2012年シーズンが2012年12月1日、2013年シーズンが2013年12月15日、2014年シーズンが2014年12月16日、2015年シーズンが2016年1月14日、2016年シー...初雪と霜

  • こんなに遠くからも見えるのかとびっくり。三大明神風力発電所

    建設が進んでいる風力発電所は、株式会社ユーラスエナジーホールディングスが計画した。東京電力と豊田商事が出資し、太陽光と風力発電事業を国内外で展開している事業者だ。同社の当初の計画は、遠野町北側に東西に延びる三大明神山の尾根沿いに、3,000kw級の風車を最大18基建設し、最大出力5万4,000kwの風力発電所を作ろうというものだった。その後、環境影響評価等の手続きの過程で住民らから様々な意見が出され、その結果、風車を大型して基数を9基とする計画に変更した。風車1基あたりの発電量は4,200kw、発電量を3万7,800kwとした。この結果、最も近い民家から風車を2Km以上離すなどの計画変更がされてきた。同発電所は、来年4月からの稼働をめざし、2021年9月に一部着工し今に至っている。その姿は徐々に山の上に見...こんなに遠くからも見えるのかとびっくり。三大明神風力発電所

  • 紙漉き

    楮は長いもので3m以上に育っている。その楮を大型の剪定ばさみで根本から切り取り、和紙工房「学舎」に運んで75cm程度に切りそろえて束ね、釜に入れて2時間ほど蒸し上げ(ふかし)た後に枝から皮をむく(楮はぎ)をする。1日に2釜程を蒸し上げての作業だ。合間にはむいた皮から黒皮と甘皮を、包丁を使って削ぎ取り白皮を作る(しょしとり=最初の写真)。その時の私は、たいがい、しょしとり後の白皮を点検し皮のキズや汚れ、ごみをとる作業をする。昨年からこの作業をたんねんにするようにした。その効果だと思うが、今年使っている白皮(昨シーズンに作った白皮)は、楮の繊維を作る際に実施するごみ等をとる作業・塵取りで、あまり手間がかからない。しょしとり後に皮をきれいにしている効果が表われているものと思う。この作業は来週の活動日となる19日...紙漉き

  • CV-22オスプレイ墜落と生産終了

    オスプレイの生産終了はアメリカのメディアが8日までに報じたものらしい。オスプレイの予定調達数を満たしたことにより、国防総省は調達を終了する計画を進めているとされ、生産ラインは2026年に閉鎖されるという。機体の運用自体は50年代まで継続する方針で、今回の事故によるものではないとされちるようだが、報道はその原因に事故が相次いでおり、国内外で調達数が増えなかったことが影響した可能性もあると論評している。たしかに今回の報道にあったオスプレイの調達終了と生産ラインの閉鎖は、屋久島沖墜落事故が直接影響したものではないかもしれないが、論評のようにオスプレイの墜落事故が相次いできたことに原因があったとみるのが当然だろうと思う。そもそもオスプレイは、開発時期に死亡事故が相次ぎ「未亡人製造機」と揶揄されてきた経緯がある。調...CV-22オスプレイ墜落と生産終了

  • 「遠野高校」最後の卒業証書漉き

    いわき湯本高校遠野校舎には現在3年生だけが通学している。福島県の県立高等学校統合計画により、現在の湯本高校に遠野高校が統合し新たにいわき湯本高校が設置され、遠野高校にはいわき湯本高校遠野校舎が設置された。これにともない同校舎での生徒募集は停止され、それまでに遠野高校に入学した生徒が卒業するまで校舎を存続することにした。現在は、この校舎の最後の卒業生となる生徒だけが在校している。遠野校舎で行われた卒業証書漉きは、旧遠野高校の時代から行われている。詳しい事情は知らないが、おそらく地域おこし協力隊員が遠野で活動をはじめて以降、どこかの時点から高校生自身の手で卒業証書の作成が行われるようになったと思う。これが事実なら10年程生徒自身の手で卒業証書が作成されてきたことになる。今回の卒業証書漉きは昼近くの時間から始ま...「遠野高校」最後の卒業証書漉き

  • ミドルベリー大学日本校の学生・教員の遠野和紙体験

    同大学の和紙体験は、いわき市を通して遠野につながったようで、2ヶ月ほど前に打診を受けて受け入れることになった。というのも、和紙に関わる人を増やすためにも、和紙漉きをはじめとした様々な体験で和紙に触れていただき、多くの人に体験を通じて和紙に対する興味や関心を持っていただくことが大切なのかなと考えていて、体験の機会を増やしたいと考えているからだった。私が遠野和紙のボランティア活動に参加してから3年になるが、ボランティアを土台に発足した伝統工芸遠野和紙・楮保存会が関わって紙漉き体験が始まったのは今年3月のアクアマリンふくしまでのはがき漉き体験からだった。さて、どんな体験をしてもらおうかと考えた。和紙づくりの作業はだいたい次のようになる。4月から10月、楮とトロロアオイの育成(作業はほぼ肥料やりや虫防除、間引きや...ミドルベリー大学日本校の学生・教員の遠野和紙体験

  • 野鳥

    先週娘が孫と帰省した際、孫を小児科に連れて行った。密を避けるために付き添い1人の制限で院内に入ることはできず、駐車場に車を停めて待っていた。そこから柿の木が見えていた。そこには、中型の鳥の群が柿の実をついばむために繰り返しやってきた。正体はムクドリ。頬が白い鳥がムクドリで、頭全体が白いのはコムクドリ、茶色のほっぺの鳥はヒヨドリだ。背後に浮かぶ白い月と鳥と柿の実。このとりあわせが面白くてしつこく写真に撮ってみた。愛犬の散歩途上で、ご近所の竹藪の中からペチャクチャ、ペチャクチャ(あくまで声のイメージ)と賑やかなおしゃべりが聞こえてきた。甲高いフューフューフューフューとさえずりが被さる。初めて聞く声だった。藪の前に立ち見つめていると、時折、竹の先っぽに小鳥が飛び上がってきては、藪の中に沈んでいく。その姿はメジロ...野鳥

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