蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第39章ーLAST

衛第39章ーLAST 岬の元へ 「ユウ、日本の防衛者から通信だ」 「分かった。繋いでくれ」 ＜ こちら日本国防衛省本部です。貴君の援護、感謝します。今すぐ千歳基地へ向かって下さ い。 作戦本部が千歳に置かれています＞ 「こちら国連軍 FA...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第39章ー2

第39章ー2 ユウ vs ベアー 敵MIG29の8機編隊が、2時の方向500フィートで接近している。 俺は両サイドにグール02と03、後方より射線を僅かにずらして04を位置に付かせる。そして上空でバックアップしているミッキーに指示を入れた。...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第39章ー1

第39章—1 空の英雄達 北朝鮮の空爆で、日本がボロボロに燃え上がった日から2日が過ぎた。今日の千歳は、記録的な大寒波で滑走路が雪で覆われている。北朝鮮の攻撃は今日も激しく、空母の存在もまだ掴めていなかった・・・ 「ダメだ！ダメだ！除雪して...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第38章ーLAST

第38章−LAST 猛将まだ来ず いきなり爆風で飛ばされて、吉永は珈琲ショップの壁に体を叩きつけられ気絶していた。 「なっ、何だってんだ？」 意識を取り戻した吉永は、まだ少し霞む目を擦る。頭を振って目の具合を正すと、痛めた腰を手で抑えながら...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第38章－2

第38章−2 愛する人へ 「瞬！」 アイランド2階のキャットウォークから大きく手を振っている智美ちゃんが、飛行デッキに足を下ろした俺達の目にはいる。 「おい、嫁さんだぞ。手、降ってやれよ」 タカは照れくさそうに、わざと智美ちゃんから視線を外...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第38章－1

第38章−1 日本本土攻撃 中国との間で起こった戦争が終結してから1ヶ月。 衆議院3度目の解散総選挙で大勝を勝ち取った第30代自由民心 党党首である群神信三は、赤坂にある高級懐石の店で妻の登紀子、息子夫婦である智と衣子の4人で自信の総裁選挙...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第37章－LAST

第37章−LAST 同時多発テロ 「ごめーん！皆。待たせちゃった？」 岬は息を切らして、由梨と彩との待ち合わせ場所である札幌駅へ着いた。 「もう遅いよ！岬。遅れるよ」 彩は頬を膨らまして岬に答える。 「まぁ良いじゃない。間に合ったんだし。ね...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第37章－2

第37章−2 ベアー 北朝鮮平安北道に位置する義州空軍基地は、中国人民解放軍北朝鮮方面軍の本拠地である。 そして今日、最高司令官である栄普選は、基地の大広場に全軍を集合させて、司令塔最上階から整列している兵隊達を見つめていた。 総勢約500...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第37章－1

第37−1 溜まっていく疲れ・・・ ユウが国連軍へ復帰してから、早いもので1年が過ぎた。北朝鮮との戦闘は、日が経つに連れて激戦の途を辿っている 。戦況は、決して国連軍が有利と言うわけでなく、両軍ともに一進一退の攻防戦を繰り広げていた。そんな...

蒼の翼神 死闘！国連FAF軍 第36章－LAST

第36章ーLAST 「部長、そろそろですよ」 ヘリのコクピットからパイロットが凌雲に声を掛けるが、エンジン音が煩くて齢70を過ぎた凌雲にはパイロットの声が耳に届かなかった。 それを見て、アイは凌雲の肩を軽く叩く。 「部長、そろそろ目的地に着...