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とある日常の記憶 http://chameccoi.blog.fc2.com/

私の恋人は彼女。ふだん、人前で言えないことを言うための場所。

彼女との日常を忘れたくなくて、何かを残しておきたくて、この日記をはじめます。

chamecco
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2016/02/13

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  • おわりに

    いろいろと綴っていたこの場所をこれで終わりにすることにしました。理由は、彼女とおわかれすることになったからです。まだお互いに気持ちはありつつも生活感や価値観の違いから、ふたりで話し合った末に別れることにしました。人との出会いというものは、人を好きになるという気持ちって不思議なものですずっと一緒にいようとお互いに想っていたのにいつの間にかお互いに無理をしていて大好きだから、一緒にいると、お互いにツラ...

  • 足湯

    わたしたちにとって初めての一泊旅行のその日は、あいにく天気予報は雨の日で。曇り空の下、いつもより早起きをして、彼女と駅に向かった。ボストンバックにふたりぶんの荷物をつめて。彼女はいつも、荷物を持ってくれる。買い物をしたときも、わたしが重たい仕事のバックを抱えているときも。何も言わずに、わたしの手からバックを奪いとる。その度にわたしはうれしくなって、ついつい彼女に抱きつきたくなる衝動をおさえる。駅に...

  • 旅の準備

    「こんどの週末、土日休みなの」土日とも休めることがほとんどない彼女のその言葉から、私たちにとって初めての一泊旅行は実現した。仕事で忙しい彼女に代わって、私が旅行先を決めて、宿をとる。私たちの思い描く一泊旅行は初めてだけど、彼女に聞かなくても好みが分かる。温泉があって、ホテルではなく旅館で、畳の部屋。ふとんが好きな彼女、畳が好きなわたし。移動は、お得なバスにしよう。長い時間移動した後は、足湯につかろ...

  • バスに乗る

    ひさびさに彼女が自分の家に帰る日。わたしも休みだったから彼女についていくことにした。家を出たときには日が暮れていて外は少し肌寒い。ふたりで並んで駅に向かって歩くと、途中に急な上り坂がある。私が、ひぃふぅと少し息を切らしながら坂を上る姿を見て、彼女はクスクスと笑う。そうして電車に乗ると、席がひとつだけあいていて、彼女はいつもそうなのだけど、きまって私を座らせる。つり革を持って、私の目の前に立った彼女...

  • わたしたちの共同生活(仮)

    今年の春から、彼女は私の部屋で暮らすことになった。たまたま、彼女の仕事先が私の家に近くなったのが、コトのはじまり。「仕事先が変わったら、毎日、あなたの家に帰るね。」ずいぶん前から、彼女はそう言っていたのだけれど、私は本当にそうなるとは思っていなかった。彼女には、自分の家の近所に いきつけのお店があって、よく通うビストロやお寿司屋さんがあって、そこの店員さんやお客さんとも仲良しで。きっとすぐ、自分の...

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