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病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2020

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2020。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

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2016/02/10

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  • 令和4年度診療報酬改定「Ⅳー3ー④人工腎臓の評価の見直し」透析はまた減点です

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 今回もまた透析(人工腎臓)の点数は減点となりました。また、腎性貧血治療薬の HIF PH 阻害薬については利用状況を鑑みて包括評価となりました。 Ⅳー3ー④人工腎臓の評価の見直し 第1 基本的な考え方 包括される医薬品の実勢価格や、HIF PH 阻害剤の使用実態等を踏まえ、人工腎臓について評価の在り方を見直す。 第2 具体的な内容 人工腎臓において HIF PH 阻害剤を用いる場合について、その使用実態を踏まえ、HIF PH 阻害剤の費用を包括して評価することとする。また、人工腎臓に係る包…

  • 診療報酬改定2022「Ⅲー4ー6-⑮救急医療管理加算の見直し」点数増点され対象患者も増えました

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 救急医療管理加算の点数が増点されることになりました。 Ⅲー4ー6-⑮救急医療管理加算の見直し 救急医療管理加算について、対象患者の状態のうち熱傷に係る状態を明確化(「広範囲熱傷、顔面熱傷又は気道熱傷」)し、対象患者に「消化器疾患で緊急処置を必要とする重篤な状態」及び「蘇生術を必要とする重篤な状態」を追加することとなりました。また大幅に増点となりました。 第1 基本的な考え方 患者の重症度等に応じた質の高い救急医療を適切に評価する観点から、救急医療管理加算について、対象となる患者の状態、診療…

  • 管理栄養士が具体的な献立等によって指導を行った場合に月1回260点を算定「Ⅲー4ー2-②外来化学療法に係る栄養管理の充実」診療報酬改定2022

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 安心・安全な外来化学療法の取組みの一環として、外来化学療法を実施するがん患者の治療において、専門的な知識を有する管理栄養士が具体的な献立等によって指導を行った場合に月1回に限り260点を算定できるようになります。 Ⅲー4ー2-②外来化学療法に係る栄養管理の充実 第1 基本的な考え方 外来化学療法を実施するがん患者の治療において、専門的な知識を有する管理栄養士が、当該患者の状態に応じた質の高い栄養食事指導を実施した場合について、新たな評価を行う。 第2 具体的な内容 外来栄養食事指導料におい…

  • 令和4年度診療報酬改定「Ⅲー3ー②疾患別リハビリテーション料の見直し」標準的算定日数を超えている場合にFIM測定が必須に

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 疾患別リハビリテーション料について、アウトカム評価(機能的自立度評価法(FIM))による変更の手が加えられることとなりました。 Ⅲー3ー②疾患別リハビリテーション料の見直し 第1 基本的な考え方 質の高いリハビリテーションを更に推進する観点から、標準的算定日数を超えてリハビリテーションを行う場合における疾患別リハビリテーション料の要件を見直す。 第2 具体的な内容 疾患別リハビリテーション料における標準的算定日数を超えてリハビリテーションを行う場合において 、月に1回以上機能的自立度評価法…

  • マイナンバーカードの健康保険証利用の推進「Ⅲー2ー⑬オンライン資格確認システムを通じた患者情報等の活用に係る評価の新設」診療報酬改定2022

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 マイナンバーカードの健康保険証利用のシステムである「オンライン資格確認システム」をより普及させるため診療報酬上の点数をつけることとなりました。マイナンバーカードの普及率も42%程度とまだまだですし、それを健康保険証として利用登録している人となるとさらに少ない状況ですから、国としてはあの手この手で、普及させようとしている状況ですね。 Ⅲー2ー⑬オンライン資格確認システムを通じた患者情報等の活用に係る評価の新設 第1 基本的な考え方 オンライン資格確認システムの活用により、診断及び治療等の質の…

  • 画像診断や病理診断の報告書確認漏れ対策「Ⅲー1ー③画像診断情報等の適切な管理による医療安全対策に係る評価の新設」診療報酬改定2022

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 画像診断部門や病理診断部門が医療安全管理部門と連携し、画像診断報告書や病理診断報告書の確認漏れ等の対策を講じ、情報伝達事故を防止するための体制を整備している場合に点数がつくこととなりました。 Ⅲー1ー③画像診断情報等の適切な管理による医療安全対策に係る評価の新設 診療医が画像診断所見を見ていないことによる事故が一定数発生している状況から、チームでサポートすることが求められるようになり、そのことについて点数がついたという状況です。 第1 基本的な考え方 安心 ・安全で質の高い医療の提供を推進…

  • 医師事務作業補助者(メディカルクラーク)についての変更「Ⅱー4ー①医師事務作業補助体制加算の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 働き方改革に係る診療報酬改定のひとつとして、医師事務作業補助者(メディカルクラーク)の配置に係る加算「医師事務作業補助体制加算」について大幅な変更が加えられることとなりました。 Ⅱー4ー①医師事務作業補助体制加算の見直し 第1 基本的な考え方 勤務医の働き方改革を推進し、質の高い医療を提供する観点から、医師事務作業補助体制加算について要件及び評価を見直す。 第2 具体的な内容 医師事務作業補助者が実施可能な業務に係る整理 等を踏まえ、医師事 務作業補助体制加算1及び2について、 医師事務作…

  • 診療報酬改定2022 「個別改定項目まとめ 目次」 令和4年度改定 中小規模病院向けまとめ

    ※2022年3月21日更新:2022年診療報酬改定 こちらは令和4年度診療報酬改定の「個別改定項目について」を、中小規模病院向けに注目点をまとめた目次ページとなります。各タイトルをクリックすることで、注目点を解説するページへ飛びます。 今回はコロナ禍における診療報酬改定ですが、国は医療に力を入れ対応するといいつつも、実際は再びのマイナス改定(本体微妙にプラスで、薬価で大幅マイナスの全体ではマイナス改定)になっています。詳しくはこちらをご覧ください。 重点項目を個別改定項目からピックアップして、内容について解説したいと思います。皆さんシミュレーションや施設基準の届け出準備等の対応をどうぞよろしく…

  • 働き方改革関連の改定「Ⅱー3ー②夜間の看護配置に係る評価及び業務管理等の項目の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年3月21日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 働き方改革関連として、夜間の看護配置に係る評価の見直しがはいり、少しだけ増点となりました。増点点数は5点と少ないですが、毎日の話なので年間にするとそれなりにはなります。それなりですが・・・もっと増やしてほしいですね。 Ⅱー3ー②夜間の看護配置に係る評価及び業務管理等の項目の見直し 第1 基本的な考え方 看護職員の夜間における看護業務の負担軽減を一層促進する観点から、夜間の看護配置に係る 評価を見直すとともに、業務管理等の項目を見直す。 第2 具体的な内容 1.夜勤を行う看護職員及び看護補助…

  • 地域の救急医療体制の確保「Ⅱー1ー①地域医療体制確保加算の見直し」令和4年度診療報酬改定

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 救急医療体制がまだまだ過酷な勤務環境にあることから評価を見直すこととされました。また、救急受け入れ数が2,000件/年には届かないが、周産期医療又は小児救急医療を担っている医療機関についても地域医療体制確保加算の対象医療機関に追加されることとなりました。 Ⅱー1ー①地域医療体制確保加算の見直し 第1 基本的な考え方 地域医療の確保を図り、医師の働き方改革を実効的に進める観点から、地域医療体制確保加算について対象となる医療機関を追加するとともに、要件及び評価を見直す 。 第2 具体的な内容 …

  • 一定期間内に処方箋を反復利用できるリフィル処方箋「Ⅰー7ー⑫処方箋様式の見直し(リフィル処方箋の仕組み)」診療報酬改定2022

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 症状が安定している患者について、医師の処方により、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処方箋を反復利用できるリフィル処方箋の仕組みを設けることとなりました。 Ⅰー7ー⑫処方箋様式の見直し(リフィル処方箋の仕組み) 第1 基本的な考え方 症状が安定している患者について、医師の処方により、医師及び薬剤師の適切な連携の下、一定期間内に処 方箋を反復利用できるリフィル処方箋の仕組みを設ける。 第2 具体的な内容 リフィル処方箋について、具体的な取扱いを明確にするとともに、処方箋様式をリフィ…

  • 新たなチーム医療の評価「Ⅰー7ー⑧手術後の患者に対する多職種による疼痛管理に係る評価の新設」診療報酬改定2022

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 全身麻酔下手術を行った患者に対して、麻酔に従事する医師を中心とした多職種の術後疼痛管理チームが、質の高い疼痛管理を実施した場合の評価が新設されました。 Ⅰー7ー⑧手術後の患者に対する多職種による疼痛管理に係る評価の新設 第1 基本的な考え方 術後患者に対する質の高い疼痛管理を推進する観点から、術後疼痛管理チームによる疼痛管理について 、新たな評価を行う。 第2 具体的な内容 全身麻酔下手術を行った患者に対して、麻酔に従事する医師を中心とした多職種により構成される術後疼痛管理チームが、質の高…

  • 診療報酬改定2022「Ⅰー7ー⑦褥瘡対策の見直し」

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 入院患者に対する褥瘡対策について、薬剤師又は管理栄養士が他職種と連携し、当該患者の状態に応じて、薬学的管理や栄養管理を実施することに関し、診療計画への記載を求めることとされました。 Ⅰー7ー⑦褥瘡対策の見直し 第1 基本的な考え方 入院患者に対する褥瘡対策を推進する観点から、褥瘡対策の実施内容を明確化する。 第2 具体的な内容 入院患者に対する褥瘡対策について、薬剤師又は管理栄養士が他職種と連携し、当該患者の状態に応じて、薬学的管理や栄養管理を実施することに関し、診療計画への記載を求める。…

  • 徴収する責務がある医療機関範囲の拡大「Ⅰー4ー①紹介状なしで受診する場合等の定額負担の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 地域医療構想における機能分化の促進のための大病院における定額負担制度ですが、紹介状なしでの受診患者さんから定額負担を徴収する責務がある医療機関の範囲がさらに拡大されることとなりました。 Ⅰー4ー①紹介状なしで受診する場合等の定額負担の見直し 現行の特定機能病院及び一般病床 200 床以上の地域医療支援病院から、「紹介受診重点医療機関(医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う医療機関)」のうち一般病床 200 床以上の病院にも拡大することとされました。 第1 基本的な考え方 外来機…

  • 令和4年度診療報酬改定「Ⅰー3ー⑩、⑪早期離床・リハビリテーション加算の見直し」ハイケアユニット等でも活躍を

    ※2022年3月6日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 早期離床・リハビリテーション加算の算定対象に、救命救急入院料、ハイケアユニット入院医療管理料、脳卒中ケアユニット入院医療管理料、小児特定集中治療室管理料を算定する治療室を加えることとなりました。 Ⅰー3ー⑩早期離床・リハビリテーション加算の見直し 早期からのリハビリの実施は、患者の回復への影響に大きいものがあるとして、特定集中治療室においてはすでに加算がついていたのですが、その算定可能な病床種別の対象に新たに、救命救急入院料、ハイケアユニット入院医療管理料、脳卒中ケアユニット入院医療管理料、…

  • 令和4年度診療報酬改定で評価の対象に「医療メディエーター(医療対話仲介者)」の活躍に期待「Ⅰー3ー⑦重症患者等に対する支援に係る評価の新設」

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 医療メディエーター(医療対話仲介者)は、患者と医療者が向き合う場を設定し、対話をうまく促し、関係構築を支援する役割を担ってくれます。令和4年度診療報酬改定で評価の対象になることが決まりました。今後のさらなる活躍に期待しています。 Ⅰー3ー⑦重症患者等に対する支援に係る評価の新設 令和4年度診療報酬改定で新たな評価として、「重症患者初期支援充実加算」が新設されることとなりました。 第1 基本的な考え方 集中治療領域において、特に重篤な状態の患者及びその家族等に対する支援を推進する観点から、専…

  • 重症度、医療・看護必要度の計算から除外される「Ⅰー3ー⑤短期滞在手術等基本料の評価の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年3月20日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 短期滞在手術等基本料について見直され、ほぼ使われていなかった2は廃止となり、1と3について内容が変更となります。また、短期滞在手術基本料1についても、重症度、医療・看護必要度や平均在院日数の計算から除外されることになりました。 「Ⅰー3ー⑤短期滞在手術等基本料の評価の見直し」 第1 基本的な考え方 実態に即した評価を行う観点から、短期滞在手術等基本料について、対象手術等を追加するとともに、 要件及び評価を見直す。 第2 具体的な内容 1.短期滞在手術等基本料1について、麻酔科医の配置に係る…

  • 令和4年度診療報酬改定「Ⅰー7ー①、③医療的ケア児に対する支援に係る連携強化」診療情報提供料(Ⅰ)の情報提供先に保育所等及び児童相談所を追加

    ※2022年3月6日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 医療的ケア児に対する支援に係る連携強化として、診療情報提供料(Ⅰ)の注7における情報提供先に保育所等を追加、及び、注2における情報提供先に児童相談所を追加することとなります。 Ⅰー7ー①医療的ケア児に対する支援に係る主治医及び学校医等の連携強化 第1 基本的な考え方 医療的ケア児が安心して安全に保育所や学校等に通うことができるよう、主治医と学校医等の連携を推進する観点から、診療情報提供料(Ⅰ)について情報提供先を見直す。 第2 具体的な内容 診療情報提供料(Ⅰ)の注7における情報提供先に保育…

  • かかりつけ医との連携強化策「Ⅰー4ー⑤紹介受診重点医療機関とかかりつけ医機能を有する医療機関の連携の推進」令和4年度診療報酬改定

    ※2022年3月6日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 かかりつけ医機能との連携強化策として、前回の改定の際に新設された「診療情報提供料(Ⅲ)」ですが、名称変更とともに算定回数が3か月に1回から、月に1回に変更となります。 Ⅰー4ー⑤紹介受診重点医療機関とかかりつけ医機能を有する医療機関の連携の推進 第1 基本的な考え方 外来医療の機能分化及び医療機関間の連携を推進する観点から「紹介受診重点医療機関」及びかかりつけ医機能を有する医療機関等が、患者の紹介を受けた医療機関に対して当該患者の診療情報を提供した場合について、新たな評価を行う。 第2 具体…

  • DPCの令和4年度改定のポイント「Ⅰー3ー㉖DPC/PDPSの見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年3月5日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 DPC/PDPSについては、大きく変更となったポイントは下記4点かと思います。 入院医療を担う医療機関の機能や役割を分析・評価するため、診療行為や薬剤料等が包括されている外来診療に係る評価を算定している場合について、外来EFファイルの提出が必須となる。 医療等情報の連結解析の精度向上に向けた取組として、個人単位化された被保険者番号を提出データに含めることが求められる。 機能評価係数Ⅱの評価内容としてBCPの策定が災害拠点病院に指定されている病院以外でも評価ポイントとして追加になる(0.25P…

  • 診療報酬改定2022で看護必要度には大きな変更が加えれます「Ⅰー3-③重症度、医療・看護必要度の評価項目及び施設基準の見直し」

    ※2022年3月5日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 今回の診療報酬改定で看護必要度には大きな変更が加えられることが予定されてしまいました。今回はその内容についてみていこうと思います。 Ⅰー3-③重症度、医療・看護必要度の評価項目及び施設基準の見直し 適切な評価を行う観点からとの文言で見直しが入り、内科系高齢者の多い医療機関にとって非常に影響度の大きな変更が行われることになってしまいました。 第1 基本的な考え方 急性期入院医療の必要性に応じた適切な評価を行う観点から、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度について、必要度の判定に係る評価項目を見…

  • 経腸栄養の開始の有無に応じた評価に見直し「Ⅰー3ー⑫早期栄養介入管理加算の見直し」令和4年度診療報酬改定

    ※2022年3月4日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 早期栄養介入管理加算について、経腸栄養の開始の有無に応じた評価体系に見直されることになりました。また、今までその対象が特定集中治療室のみだったのが、ハイケアユニット等の他の治療室まで範囲が広がることとなりました。 Ⅰー3ー⑫早期栄養介入管理加算の見直し 第1 基本的な考え方 患者の早期離床及び在宅復帰を推進する観点から、早期栄養介入管理加算の対象となる治療室及び評価の在り方を見直す。 第2 具体的な内容 1.入院患者に対する入室後早期の栄養管理について、経腸栄養の開始の有無に応じた評価に見直…

  • 2022年改定「令和4年度診療報酬改定説明会資料等について」が厚労省のページに公表されました

    ※2022年3月4日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定について解説しています。 下記厚労省のページにて「令和4年度診療報酬改定説明会(令和4年3月4日開催)資料等について」が公表されました。 令和4年度診療報酬改定説明会資料等について 当該ページの資料ですが、診療報酬改定2022についての概略を説明する、Youtube説明会の動画と、その資料についてまとめてあるページになっています。必ず目を通すようにしてください。 リンクはこちら → https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00008.html ※上記リ…

  • 早期リハビリ開始の有効性は高いと判断「Ⅰー3-⑩早期離床・リハビリテーション加算の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年2月26日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 早期、急性期のうちからリハビリテーションを開始することが、患者さんの回復に有効であることが各所で示されるようになっていることから、さらに加算の見直しがなされました。 Ⅰー3-⑩早期離床・リハビリテーション加算の見直し 第1 基本的な考え方 特定集中治療室以外の治療室においても、患者の入室後早期から離床に向けたリハビリテーション等の総合的な取組を行っている実態及びその効果を踏まえ、早期離床・リハビリテーション加算の対象となる治療室を見直す。 今回の改定で、特定集中治療室以外についても早期リハ…

  • 許可病床200床以上の急性期一般入院料1の病院では看護必要度Ⅱが必須要件に「Ⅰー3-④ 重症度、医療・看護必要度Ⅱの要件化」診療報酬改定2022

    ※2022年2月26日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 急性期一般入院料1(許可病床数200床以上)を算定する医療機関では、重症度、医療・看護必要度Ⅱが必須要件となりました。 Ⅰー3-④ 重症度、医療・看護必要度Ⅱの要件化 とうとうきました。いずれ絶対にそうなるだろうと思っていましたが、許可病床数200床以上の急性期一般入院料1算定病院に関しては、看護必要度Ⅱで評価を行うことが必須となりました。 第1 基本的な考え方 重症度、医療・看護必要度の測定に係る負担軽減及び測定の適正化を更に推進する観点から、急性期一般入院料1(許可病床数 200 床以…

  • 新型コロナのような新興感染症患者の受け入れ強制?「Ⅰ-2-①外来評価の新設及び感染防止対策加算の見直し」診療報酬改定2022

    ※2022年2月25日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 新型コロナウイルス感染症に対する評価の見直し的な意味合いが大きいのだと思います。診療時の感染防止対策の重要性から、感染防止対策加算の見直しが入りました。 Ⅰ-2-①外来診療時の感染防止対策の評価の新設及び感染防止対策加算の見直し 第1 基本的な考え方 平時からの個々の医療機関等における感染防止対策に加え、地域の医療機関等が連携して実施する感染症対策を更に推進する観点から、外来診療時の感染防止対策に係る体制について新たな評価を行うとともに、感染防止対策加算について、名称、要件及び評価を見直す…

  • 「令和4年度診療報酬改定におけるコロナ特例等に係る対応」について 改定における全般的な対応方針

    ※2022年2月13日更新※令和4年度(2022年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 新型コロナウイルス感染症患者等の対応による経過措置、特例措置について、令和4年度改定にてもやはり継続的な措置、あるいは、新たな措置が講じられることとなりました。まあ、これだけ蔓延状態であれば、当然といえば当然ですが。現在の新型コロナ感染症患者の爆発的な増加状態は、まだ収束していませんので。 【Ⅰ-1 当面、継続的な対応が見込まれる新型コロナウイルス感染症への対応 ー①】① 令和4年度診療報酬改定におけるコロナ特例等に係る対応 第1 基本的な考え方 新型コロナウイルス感染症患者等に対する診療…

  • 令和4年度診療報酬改定は 連続5回目となる大幅マイナス改定!!そして意味不明な悪手「看護における処遇の改善」!!

    令和4年度診療報酬改定についての改定率が発表されました。やはりというかなんというか今回もマイナス改定となりました。これでマイナス改定は連続5回です。連続5回です。このコロナ渦もあって医療に手厚い体制構築を行うというのはどこへ行ったのたら。政治家の言うことはまったくもって信じられませんね。 令和4年度診療報酬改定は 連続5回目となる大幅マイナス改定!! 診療報酬本体部分は微増となる +0.43%で決定となりました。その内訳は 医科で +0.26%、歯科で +0.29%、調剤で +0.08% の微増です。しかし一方で薬価は ー1.35% の大幅マイナス改定。材料価格も -0.02%のマイナス改定で…

  • 2020年度診療報酬改定の機能評価係数Ⅰが公表されました

    ※2020年3月24日更新 令和2年度診療報酬改定におけるDPC/PDPSの機能評価係数Ⅰが、2020年3月23日に公表されました。 2020年度診療報酬改定の機能評価係数Ⅰが公表されました こちらは中小規模病院向けのまとめなので、おそらくDPC標準病院群に分類されている病院ばかりでしょうから、そこに関係する「別表第六」の部分のみを転載いたします。他の群に分類されている場合は、厚労省のページにてご確認ください。 機能評価係数Ⅰは以上になります。 昨年10月の係数と比較して、上がっている項目もあれば下がっている項目もあります。 皆さんのところにも先日、機能評価係数Ⅱと基礎係数(および激変緩和係数…

  • 診療報酬改定2020「重症度、医療・看護必要度の見直しは内科系の病院に非常に厳しい」%の上昇と、B14又はB15に該当 する患者・・・の削除

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 今回の改定で一般急性期病院の皆さんが一番気になっているところは、やはり重症度・看護必要度がどう変わるかではないでしょうか。今回はその変化についてまとめておきたいと思います。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -③】③ 重症度、医療・看護必要度の評価項目及び判定基準の見直し 重症度、医療・看護必要度については、今回の改定でも判定基準の再考がなされました。かなり影響の大きな変化となっています。 厚生労働省の提示資料では、下記のように新基準での判定の方が数パーセント下がる傾向にあります。かなり多くの病…

  • 2020年診療報酬改定で、胸腹部の超音波検査を実施した際に診療報酬明細書の摘要欄に具体的な臓器又は領域を記載が要件に

    ※2020年3月14日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 胸腹部の超音波検査を実施した際に、 診療報酬明細書の摘要欄に具体的な臓器又は領域を記載することとなりました。面倒な作業が少し増えました。 【Ⅳ-7 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価 -③】③ 超音波検査(胸腹部)の評価の見直し 第1 基本的な考え方 超音波検査のうち胸腹部の断層撮影法について、対象となる臓器や領域により検査の内容が異なることを踏まえ、その実態を把握するため要件を見直す。 第2 具体的な内容 超音波検査のうち胸腹部等の断層撮影法を算定する際、検査を実施した臓器や領域につい…

  • 外来化学療法を実施しているがん患者に関しては外来栄養食事指導料を月に2回以上の指導をした場合も200点を算定できるようになる

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 外来化学療法を実施しているがん患者に関して、外来栄養食事指導料を月に2回以上の指導をした場合も200点を算定できるようになります。ただし、施設基準に「ロ 外来化学療法加算連携充実加算の施設基準に該当する管理栄養士であること」とあるので注意です。 【Ⅱ-7-1 緩和ケアを含む質の高いがん医療の評価 -⑤】⑤ 外来化学療法での栄養管理の評価 第1 基本的な考え方 がんの化学療法は、外来での治療が主流となってきているが、副作用 による食欲不振は栄養状態の低下を来し、がん治療の継続に大きな影響 を与えるため、個々の患者に対…

  • 地域包括ケア病棟入院料については入退院支援及び地域連携業務を担う部門の設置と適切な意思決定支援に関する指針策定が要件となります

    ※2020年3月14日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 地域包括ケア病棟入院料の施設基準において「専任の在宅復帰支援担当者が1名以上配置されていること」とされていたのが「入退院支援及び地域連携業務を担う部門が設置されていること」となり、より厳しいものになりました。また、適切な意思決定支援に関する指針の策定が求められるようになりました。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑩】⑩ 地域包括ケア病棟の施設基準の見直し 第1 基本的な考え方 地域包括ケア病棟において、適切に在宅復帰支援等を行う観点から、地域包括ケア病棟入院料・入院…

  • 2020年診療報酬改定で外来化学療法には、患者にレジメンを提供し必要な指導を行うとともに、地域の薬剤師等を対象とした研修会実施等の連携をしている場合に、連携充実加算として150点が追加

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 外来化学療法加算の評価の見直しで、患者にレジメンを提供し必要な指導を行うとともに、地域の薬局に勤務する薬剤師等を対象とした研修会の実施等の連携体制を整備している場合に、連携充実加算として150点が追加されることになりました。 【Ⅱ-7-1 緩和ケアを含む質の高いがん医療の評価 -4】④ 質の高い外来がん化学療法の評価 第1 基本的な考え方 医療機関と薬局との連携強化やきめ細かな栄養管理を通じてがん患者に対するより質の高い医療を提供する観点から、外来化学療法加算の評価を見直す。 第2 具体的な内容 外来での抗がん剤治…

  • 2020年度診療報酬改定で、地域包括ケア病棟入院料の施設基準・算定要件はより厳しくなります:より面倒見のいい病院へ

    ※2020年3月14日更新 ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 ※2月27日更新 内容としては地域医療構想実現に向けた診療報酬改定だと思います。地域包括ケア病棟入院料の施設基準・算定要件はより厳しいものになります。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑨】⑨ 地域包括ケア病棟の実績要件等の見直し 第1 基本的な考え方 地域包括ケア病棟において、急性期治療を経過した患者や在宅で療養を行っている患者を受け入れる役割が偏りなく発揮されるよう、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料について要件を見直す。 第2 具体的な内容 1.地域包括ケ…

  • 2020診療報酬改定個別改定項目「 認知症ケア加算の見直し」認知症ケア加算について3段階の評価に変更。算定要件・施設基準の変更とともに14日以内の点数が少し加点される

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 認知症ケア加算について3段階の評価に変更となり、算定要件、施設基準が追加・変更されるとともに、14日以内の点数が少し加点(+10点)されます。 【Ⅱ-7-2 認知症患者に対する適切な医療の評価 -①】① 認知症ケア加算の見直し 第1 基本的な考え方 質の高い認知症ケアを提供する観点から、認知症ケア加算について、医師及び看護師に係る要件及び評価を見直すとともに、現場の実態を踏まえ、専任の医師又は専門性の高い看護師を配置した場合について、新たな評価を行う。 第2 具体的な内容 1.認知症ケア加算の評価体系を、現行の2段…

  • 診療報酬改定2020【Ⅳ-7-②】小児頭部外傷の際のCT撮影に係る新生児、乳幼児、幼児加算の要件の見直し

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 小児の頭部外傷に対するコンピュータ断層診断を行った場合の加算が少し増えることになりました。ただその一方で、診療明細書の摘要欄に医学的根拠を示さないといけなくなります。 【Ⅳ-7 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価 -②】② 小児頭部外傷の際のCT撮影に係る新生児、乳幼児、幼児加算の要件の見直し 第1 基本的な考え方 小児の頭部外傷に対するコンピューター断層撮影については、ガイドラインに沿った診療を推進する観点から、頭部CT検査における新生児、乳幼児及び幼児加算について、小児の意識障害の判定が成人と比べ困難であるこ…

  • 腎移植に向けた手続きを行った患者が前年度に3人以上の条件は中小の一般急性期病院では厳しい「導入期加算(人工腎臓の注加算)、腎代替療法指導管理料」診療報酬改定2020

    ※2020年3月11日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 人工腎臓の注加算「導入期加算」について、取りやすい導入期加算1は減点され、導入期加算2の算定は施設基準がより厳しくなりました。また、腎代替療法開始前の保存期腎不全患者に対して、十分な情報提供を行うことで「腎代替療法指導管理料」を算定できるようになります。 【Ⅱ-4 重症化予防の取組の推進 -②】② 移植を含めた腎代替療法情報提供の評価 第1 基本的な考え方 移植を含めた腎代替療法に関する情報提供を推進する観点から、人工腎臓の導入期加算の要件を見直すとともに、透析開始前の保存期腎不全の段階か…

  • 入退院支援加算に関する施設基準の緩和、非常勤の組み合わせを可能に。働き方改革に関する2020年診療報酬改定

    ※2020年3月7日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 こちらも働き方改革に対する改定でしょう。新生児を対象とした入退院支援加算3の施設基準が緩和され、入退院支援加算1、2の専従の要件が非常勤の組み合わせでも良いとされます。入退院支援加算の算定ができていない施設が、24%存在していることから、条件の緩和に向けた動きにつながったということでしょうか。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -⑨】⑨ 入退院支援に係る人員配置の見直し 第1 基本的な考え方 より多くの医療機関で質の高い入退院支援を行いつつ、住み慣れた地域…

  • 「 栄養情報提供加算」退院後の栄養管理について指導するとともに在宅担当医療機関等の医師又は管理栄養士に対して、文書により情報提供を行った場合の評価を新設

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 入院栄養食事指導料の追加加算として、退院後の栄養・食事管理について指導するとともに在宅担当医療機関等の医師又は管理栄養士に対して、栄養管理に関する情報を文書により提供を行った場合の評価として栄養情報提供加算が新設されました。 【Ⅲ-4 地域包括ケアシステムの推進のための取組の評価 -⑦】⑦ 栄養情報の提供に対する評価の新設 第1 基本的な考え方 入院医療機関と在宅担当医療機関等との切れ目ない栄養連携を図る観点から、退院後も栄養管理に留意が必要な患者について、入院中の栄養管理等に関する情報を在宅担当医療機関等に提供し…

  • 後発医薬品使用体制加算について加算4を廃止し、使用数量割合の高い医療機関に対する評価を充実

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 後発医薬品使用体制加算の各項の点数が少しだけ増点になりました。その一方で60%以上の項が無くなりました。 【Ⅳ-1 後発医薬品やバイオ後続品の使用促進 -②】② 医療機関における後発医薬品の使用促進 第1 基本的な考え方 医療機関における後発医薬品の使用割合の実態等を踏まえ、後発医薬品使用体制加算に係る基準を見直す。 第2 具体的な内容 1.後発医薬品使用体制加算について、加算4を廃止するとともに、使用数量割合の高い医療機関に対する評価を充実させる。 各項の点数が2点ずつ増点になりました。その一方で60%以上の項が…

  • 令和2年度診療報酬改定で、ニコチン依存症管理料は加熱式たばこの喫煙者も対象になり幅が広がります。また、情報通信機器を用いた診療も認められるようになります

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 ニコチン依存症管理料は加熱式たばこの喫煙者も対象になり幅が広がりました。また、情報通信機器を用いた診療も認められるようになり、以前より算定しやすくなります。 【Ⅱ-11 医療におけるICTの利活用 -⑧】⑧ ニコチン依存症管理料の見直し 第1 基本的な考え方 ニコチン依存症管理料について、加熱式たばこの喫煙者を対象とするとともに、対面診療と情報通信機器を用いた診療を組み合わせた診療を評価する。併せて、一連の治療についての評価を新設する。 第2 具体的な内容 1.ニコチン依存症管理料について、2回目から4回目に情報通…

  • 算定できる相談の範囲が拡がります「Ⅱ-5 治療と仕事の両立に資する取組の推進 -①(療養・就労両立支援指導料)」診療報酬改定2020

    ※2020年3月8日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 診療報酬改定における治療と仕事の両立支援に関して「療養・就労両立支援指導料」の算定できる相談の範囲が拡がることになりました。 【Ⅱ-5 治療と仕事の両立に資する取組の推進 -①】① 治療と仕事の両立に向けた支援の充実 第1 基本的な考え方 治療と仕事の両立を推進する観点から、企業から提供された勤務状況に関する情報に基づき、患者に療養上必要な指導を実施する等の医学管理を行った場合の評価となるよう、療養・就労両立支援指導料について対象患者等の要件及び評価を見直す。 第2 具体的な内容 1.療養・…

  • 医療的ケア児が通う学校の学校医に対して、児童が学校生活を送るに当たって必要な情報を主治医が提供した場合の評価を新設

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 医療的ケア児の患者について、学校医等に対して、診療状況を示す文書を添えて、当該患者が学校生活を送るに当たり必要な情報を提供した場合に、患者1人につき月1回に限り算定できるようになります。 【Ⅱ-2 患者にとって必要な情報提供や相談支援の推進 -③】③ 医療的ケア児に関わる主治医と学校医との連携 第1 基本的な考え方 主治医と学校医等との連携を推進し、医療的ケア児が安心して安全に学校に通うことができるよう、主治医から学校医等への診療情報提供について新たな評価を行う。 第2 具体的な内容 診療情報提供料(Ⅰ)において、…

  • 医療機関連携の促進に「Ⅱ-2-② 診療情報提供料(Ⅲ)」診療情報の提供に対する評価の新設

    ※202年3月8日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 診療情報提供料Ⅲとして、かかりつけ医療機能を持つ医療機関から紹介された患者の情報を、紹介元の求めに応じて提供した場合の評価が新設されます。医療機関連携の促進に対する評価となります。 【Ⅱ-2 患者にとって必要な情報提供や相談支援の推進 -②】② 診療情報の提供に対する評価の新設 第1 基本的な考え方 かかりつけ医機能及び医療機関間の連携を推進する観点から、紹介先の他の医療機関から紹介元のかかりつけ医機能を有する医療機関へ情報提供を行った場合について新たな評価を行う。 第2 具体的な内容 かかり…

  • かかりつけ医の「初診料(機能強化加算)」について、かかりつけ医機能の周知をはかるため、院内への掲示だけでなく情報提供にかかる要件が増える

    ※2020年3月8日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 平成30年度診療報酬改定にて新たに許可病床数200床未満の病院で算定できるようになった、かかりつけ医の「初診料(機能強化加算)」について、かかりつけ医機能の周知をはかるために、院内への掲示だけでなく情報提供にかかる要件が増えることになりました。 機能強化加算を届け出ている医療機関については必ず取り組まなければなりません。 【Ⅱ-2 患者にとって必要な情報提供や相談支援の推進 -①】① 機能強化加算の見直し 第1 基本的な考え方 かかりつけ医機能の普及を図る観点から、地域においてかかりつけ医機…

  • 診療報酬改定で病棟薬剤業務実施加算について一部は非常勤薬剤師の組み合わせでも可能に【Ⅰ-2ー④】

    ※2020年3月7日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 病棟薬剤業務実施加算は常勤薬剤師の配置が求められていましたが、一部に関して非常勤薬剤師の組み合わせでも可能となりました。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -④】④ 薬剤師の常勤配置に関する要件の緩和 第1 基本的な考え方 医療従事者の柔軟な働き方に対応する観点から、病棟薬剤業務実施加算及び薬剤管理指導料について常勤薬剤師の配置に係る要件を見直す。 第2 具体的な内容 常勤薬剤師の複数配置を求めている要件について、週3日以上かつ週22時間以上の勤務を行って…

  • 2020年診療報酬改定の特定集中治療室管理料:働き方改革として専任の複数看護師の組み合わせでも施設基準を満たす

    ※2020年3月7日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 特定集中治療室管理料について、働き方改革の中で勤務環境の改善策として、専任の複数の常勤看護師の組み合わせによって施設基準を満たすことが可能となります。ただその一方でSOFAスコアの提出が3及び4でも必要となる要件も追加となります。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -⑥】⑥ 特定集中治療室管理料の見直し 第1 基本的な考え方 看護師の柔軟な働き方を推進する観点から、特定集中治療室における専門の研修を受けた看護師の配置に係る要件を見直す。また、特定集中治療室…

  • 紹介状無し受診の定額負担はついに200床以上の一般病床をもつ病院も対象に「外来医療の機能分化の推進」2020年度診療報酬改定

    ※2020年3月7日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 紹介状無しで大病院を受診した時における定額負担制度ですが、ついに200床以上の一般病床を持つ特定機能病院及び地域医療支援病院まで範囲が広がることになりました。より多くの施設が対象となります。 【Ⅲ-2 外来医療の機能分化 -①】① 外来医療の機能分化の推進 地域医療支援病院は全国で586施設、特定機能病院は86施設。中小規模の病院でも広がった範囲に含まれるところが数多く存在すると思います。地域医療構想における外来機能の分化の促進のため、範囲を広げてきたというところでしょう。 第1 基本的な考…

  • 看護職員夜間配置加算、夜間看護体制加算等が算定しやすくなります:令和2年度診療報酬改定2020

    ※2020年3月7日更新※ここでは令和2年度診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 算定要件の項目の種類が増えたことによって、看護職員夜間配置加算、夜間看護体制加算等が、より算定しやすくなります。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -⑤】⑤ 夜間看護体制の見直し 医療機関の内情に合わせてより柔軟に算定が可能となります。 第1 基本的な考え方 医療機関の実情に応じて、より柔軟に夜間における看護業務の負担軽減に資する業務管理等を行えるよう、夜間看護体制加算等に係る要件を見直す。 第2 具体的な内容 夜間における看護業務の負担軽減に資する十分な業務管理…

  • 診療報酬改定2020「回復期リハビリテーション病棟入院料の見直し」回復期リハビリテーション病棟入院料の施設基準がより厳しくなります

    ※2020年3月6日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 回復期リハビリテーション病棟入院料1、3の施設基準の実績指数要件がより厳しいものになります。また、回復期リハビリテーション病棟入院料1の場合、常勤管理栄養士の病棟専任配置が必須となります。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑬】⑬ 回復期リハビリテーション病棟入院料の見直し 第1 基本的な考え方 回復期リハビリテーション病棟における実績要件について、アウトカムを適切に反映させるとともに、栄養管理の充実を図る観点から、回復期リハビリテーション病棟入院料について要件を見直す…

  • 診療報酬改定2020 人工腎臓の評価の見直し Ⅳ-7-⑩ 薬剤の実税価格やHIF-PHD阻害薬の使用方法を踏まえ減点

    ※2020年3月6日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 人工腎臓の評価は薬剤の実税価格やHIF-PHD阻害薬の使用方法を踏まえて、評価しなおされ減点されることとなりました。 【Ⅳ-7 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価 -⑩】⑩ 人工腎臓の評価の見直し 第1 基本的な考え方 エリスロポエチン製剤のバイオ後続品等の実勢価格やHIF-PHD阻害薬の有効性及び使用方法等を踏まえ、人工腎臓に係る評価について、HIF-PHD阻害薬の使用を含め評価を見直す。 第2 具体的な内容 現行、HIF-PHD阻害薬はエリスロポエチン製剤と同様とみなし、人工腎臓に包括…

  • 薬剤総合評価調整加算について、①処方の総合的な評価及び調整の取組と、②減薬に至った場合に分けた段階的な報酬体系とする

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 薬剤総合評価調整加算について、現在は2種類以上の内服薬の減薬が行われた場合を評価しているが、これを見直し、①処方の総合的な評価及び調整の取組と、②減薬に至った場合に分けた段階的な報酬体系とするということで、合計点数は変わらないのですが、取り組みを行っただけでも一部点数が算定できるようになります。 【Ⅳ-6 医師・院内薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用の推進-②】② 入院時のポリファーマシー解消の推進 現在の「薬剤総合評価調整加算」については、実際に内服薬を減少させないと点数がつきませんでしたが、今…

  • 入退院支援加算に総合機能評価加算:50点が追加されるとともに、総合評価加算:100点が削除となります

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 入退院支援加算に「総合機能評価加算:50点」が追加算として追加されるとともに、同時に「総合評価加算:100点」が削除となりました。 【Ⅲ-4 地域包括ケアシステムの推進のための取組の評価 -③】③ 入退院支援における総合的な機能評価の評価 第1 基本的な考え方 高齢かつ退院困難な要因を有する患者に対して、患者の身体的・社会的・精神的背景等を踏まえた適切な支援が行われるよう、入退院支援加算について高齢者の総合的な機能評価の結果を踏まえて支援を行った場合をさらに評価するとともに、総合評価加算の扱いを見直す。 第2 具体…

  • 令和2年度診療報酬改定「入院時支援加算」ア~クの各要件項目を全て実施し、病棟職員との情報共有や患者又はその家族等への説明等を行う場合に、より高く評価されるようになる

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 入退院支援加算の注加算「入院時支援加算」について、ア~クとしてあげられている各要件項目を全て実施し、病棟職員との情報共有や患者又はその家族等への説明等を行う場合に、より高く評価されることになりました。 【Ⅲ-4 地域包括ケアシステムの推進のための取組の評価 -②】② 入院時支援加算の見直し 第1 基本的な考え方 入院前からの患者支援を実施することにより、円滑な入院医療の提供や病棟負担の軽減等を推進するため、関係する職種と連携して入院前からの支援を十分に行い、入院後の管理に適切に繋げた場合について要件及び評価を見直す…

  • 2020年入院料の基準となる重症度、医療・看護必要度はより厳しくなります(令和2年度診療報酬改定個別改定項目Ⅲ-1-④)

    ※2020年3月6日更新 ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 今回の改定で一般急性期病院の皆さんが一番気になっているところは、やはり重症度・看護必要度がどう変わるかではないでしょうか。すでにⅢ-1-③の項の紹介ページでも述べましたが、今回は非常に厳しい変化となっています。必ずシミュレーションを実施し影響の確認を行いましょう。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -④】④ 重症度、医療・看護必要度の施設基準の見直し 必要度の該当となる基準値が上がることになりました。 第1 基本的な考え方 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の判定に係…

  • せん妄リスク因子の確認のためのチェックシートとは?「せん妄予防の取組の評価」診療報酬改定2020

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 せん妄予防の取組について新たに評価されるようになります。ここでは個別改定項目の内容から一歩踏み込んで、せん妄予防のアセスメントシート(せん妄リスク因子の確認のためのチェックシート 兼 ハイリスク患者に対するせん妄対策のためのチェックリスト)の例についても言及することにします。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑥】⑥ せん妄予防の取組の評価 まず個別改定項目の内容ですが下記になっています。 第1 基本的な考え方 急性期の入院患者に対して、入院早期にせん妄のリスク因子のスクリーニングを行い、ハイ…

  • 令和2年度診療報酬改定で救急医療管理加算は50点増点「Ⅱ-7-5ー⑩ 救急医療管理加算の見直し」

    ※2020年3月6日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 救急医療提供体制の評価ということで「救急医療管理加算」について50点増点されることになりました。 【Ⅱ-7-5 小児医療、周産期医療、救急医療の充実 -⑩】⑩ 救急医療管理加算の見直し 第1 基本的な考え方 患者の重症度等に応じた質の高い救急医療を適切に評価する観点から、救急医療管理加算について要件を見直す。 第2 具体的な内容 救急医療管理加算を算定するに当たって、項目ア~ケのうち一部の項目に係る重症度の指標や、入院後3日以内に実施した検査、画像診断、処置又は手術のうち主要なものについて、…

  • 摂食機能療法について、多職種チームによる介入を評価できるよう、要件及び評価を見直すとともに名称の変更を行う

    ※2020年3月6日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 経口摂取回復促進加算(摂食機能療法)について、摂食嚥下支援加算(摂食機能療法)として整理しなおされます。 【Ⅱ-3 地域との連携を含む多職種連携の取組の強化 -⑦】⑦ 多職種チームによる摂食嚥下リハビリテーションの評価 第1 基本的な考え方 摂食嚥下障害を有する患者に対する多職種チームによる効果的な介入が推進されるよう、摂食機能療法の経口摂取回復促進加算について要件及び評価を見直す。 第2 具体的な内容 摂食機能療法の経口摂取回復促進加算について、多職種チームによる介入を評価できるよう、要件…

  • 2020年度診療報酬改定によって重症度、医療・看護必要度の測定に係る看護師負担は多少軽減になるか?

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 400床以上の病院は急性期一般入院料を取得する際に、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Ⅱを用いた評価が必須となります。 Ⅲ-1-③:重症度、医療・看護必要度の評価項目及び判定基準の見直し Ⅲ-1-④:重症度、医療・看護必要度の施設基準の見直し 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑤】⑤ 重症度、医療・看護必要度の測定に係る負担の軽減 400床以上の病院あるいは特定機能病院に関しては、看護必要度Ⅱでの評価が必須となります。 第1 基本的な考え方 入院患者の評価に係る医療従…

  • 2020年度診療報酬改定で管理者が出席していることが要件に「医療従事者の勤務環境改善の取組の推進」

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 「医療従事者の負担の軽減及び処遇の改善に資する計画」の検討策定を行っている、多職種からなる役割分担推進のための委員会への、当該保険医療機関の管理者の出席が要件化されます。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -②】② 医療従事者の勤務環境改善の取組の推進 第1 基本的な考え方 医師をはじめとした医療従事者の勤務環境の改善に関する取組が推進されるよう、総合入院体制加算等について要件を見直す。 第2 具体的な内容 1.総合入院体制加算、医師事務作業補助体制加算並…

  • 2020年診療報酬改定Ⅰ-3-③ 看護職員の負担軽減のための取り組みがより評価されるようになります

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 働き方改革に関連する改定部分になります。看護職員の負担軽減のための取り組みがより評価されるようになります。 【Ⅰ-3 タスク・シェアリング/タスク・シフティングのためのチーム医療等の推進-③】③ 看護職員と看護補助者との業務分担・協働の推進 第1 基本的な考え方 看護職員の負担軽減、看護補助者との業務分担・協働を推進する観点から、看護職員の夜間配置及び看護補助者の配置に係る評価等を見直す。 第2 具体的な内容 1.看護職員夜間配置加算の評価を充実する。 看護職員夜間配置加算が10点の増点とな…

  • 2020年診療報酬改定で医師事務作業補助体制加算は50点増点され、さらに一般病棟以外でも算定可能になります

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 タスクシェアリング・タスクシフティングのための評価として、下記概要のように3つが示されました。ここで解説する「医師事務作業補助者の配置に係る評価の充実」はその1つになります。 今回の診療報酬改定で医師事務作業補助体制加算は50点増点され、さらに、様々な入院基本料を算定している病棟(結核病棟入院基本料、有床診療所入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料、特殊疾患病棟入院料、児童・思春期精神科入院医療管理料、精神療養病棟入院料、認知症治療病棟入院料、地域移行機能強化病棟入院料、回復期リハビリテー…

  • 夜間休日の救急医療体制を評価「救急搬送看護体制加算1、2」令和2年度診療報酬改定個別改定項目

    ※2020年3月5日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 令和2年度診療報酬改定では救急医療提供体制の確保のため、このページで解説する「救急搬送看護体制加算1」と、すでに先に解説した「地域医療体制確保加算」とが算定できるようになります。具体的な点数はまだ決まっていませんが、具体的な点数も決まりました。どちらも救急医療を頑張っている施設を評価するためのものですから、一般急性期として頑張っているところにはぜひ取得してもらいたいところです。 【Ⅰ-1地域医療の確保を図る観点から早急に対応が必要な救急医療体制等の評価②】② 救急医療体制の充実 2018年度…

  • 2020年診療報酬改定で新設「地域医療体制確保加算520点」救急医療体制確保のために重要な役割を担う病院を評価

    ※2020年3月5日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 地域の救急医療体制確保のための評価として新たに「地域医療体制確保加算」が新設されることとなりました。救急医療を頑張っている施設への評価となります。急性期を頑張っている皆さんは、ぜひ確認をお願いいたします。 【Ⅰ-1① 地域医療の確保を図る観点から早急に対応が必要な救急医療体制等の評価】①地域の救急医療体制における重要な機能を担う医療機関に対する評価の新設 この項は、働き方改革関連の診療報酬改定の一つとなっています。 第1 基本的な考え方 地域医療の確保を図る観点から、過酷な勤務環境となってい…

  • 目次:令和2年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2020

    ※2020年3月5日更新:2020年診療報酬改定 こちらは令和2年度診療報酬改定の「個別改定項目について」、中小規模病院向けに注目点をまとめた目次ページとなります。各タイトルをクリックすることで、注目点を解説するページへ飛びます。 今回が令和になって初めての診療報酬改定ですが、中小規模の病院にとっても影響の大きな点がいくつもあります。重点項目を個別改定項目からピックアップして、内容を解説したいと思います。皆さんシミュレーションや施設基準の届け出準備等の対応をどうぞよろしくお願いいたします。 ※現在まだ改定についての内容が未確定な状態です。確定的な通知はおそらく3月5日頃に発表になると思われます…

  • 感染防止対策加算等「やむを得ない事情」でなくとも、条件を満たしていればビデオ通話カンファレンスで加算の要件を満たすように

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 「やむを得ない事情」でなくとも、条件を満たしていれば、必要な場合はICTを利用したリアルタイムのビデオ通話カンファレンス等で、加算の要件を満たすようになりました。 【Ⅰ-4 業務の効率化に資するICTの利活用の推進 -②】② 情報通信機器を用いたカンファレンス等の推進 第1 基本的な考え方 関係医療機関・医療従事者間の効率的な情報共有・連携を促進する観点から、情報通信機器を用いたカンファレンス等の実施がさらに進むよう、要件を見直す。 第2 具体的な内容 情報通信機器を用いたカンファレンス等に…

  • 働き方改革関連2020年診療報酬改定:医師等の常勤配置及び専従要件に関する要件の緩和Ⅰ-2-①

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 一部加算について、専従要件の緩和と非常勤職員の組み合わせにより算定要件を満たすことが可能となりました。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -①】① 医師等の従事者の常勤配置及び専従要件に関する要件の緩和 第1 基本的な考え方 医師等の医療従事者の柔軟な働き方に対応する観点から、常勤配置に係る要件及び専従要件を見直す。 第2 具体的な内容 1.週3日以上かつ週24時間以上の勤務を行っている複数の非常勤職員を組み合わせた常勤換算でも配置可能としている項目につい…

  • 病棟薬剤業務実施加算がHCUでも算定可能となる「病棟薬剤業務実施加算の評価の見直し」診療報酬改定2020

    ※2020年3月5日更新※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 病薬剤師業務の評価がより充実されます。また今まで入院医療管理料に込みとされていたHCUで、病棟薬剤師業務実施加算が算定できるようになります。 【Ⅰ-2 医師等の長時間労働などの厳しい勤務環境を改善する取組の評価 -③】③ 病棟薬剤業務実施加算の評価の見直し 今回の診療報酬改定で、病棟薬剤師業務の評価はより高くなります。 第1 基本的な考え方 薬剤師の病棟業務の実施により医師の負担軽減を推進する観点から、病棟薬剤業務実施加算について評価を見直すとともに、対象となる病棟を見直す。 第2 具体的な…

  • 2020年度診療報酬改定「医療機関における業務の効率化・合理化」会議の効率化、研修の効率化、診療録記載内容の一部省略、届出様式の簡素化

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 診療報酬改定における働き方改革関連の緩和ということで、会議の効率化、研修の効率化、診療録記載内容の一部省略、届出様式の簡素化などが示されました。 【Ⅰ-4 業務の効率化に資するICTの利活用の推進 -①】① 医療機関における業務の効率化・合理化 第1 基本的な考え方 医療機関における業務の効率化・合理化の観点から、診療報酬の算定に当たり求めている会議及び記載事項について、要件を見直す。 第2 具体的な内容 医療機関における業務の効率化・合理化を促進する観点から、以下のような見直しを行う。 1…

  • 外来栄養食事指導料は2回目以降であれば電話または情報通信機器を使用し必要な指導を行った場合も180点算定できるようになる

    ※2020年3月5日更新※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 2回目以降の外来栄養食事指導について、電話または情報通信機器を使用し必要な指導を行った場合に算定できる点数ができました。 【Ⅰ-4 業務の効率化に資するICTの利活用の推進 -③】③ 外来栄養食事指導(情報通信機器の活用)の見直し 第1 基本的な考え方 栄養食事指導の効果を高めるため、外来及び在宅における栄養食事指導における継続的なフォローアップについて、情報通信機器を活用して実施した場合の評価を見直す。 第2 具体的な内容 外来栄養食事指導料における、2回目以降の栄養食事指導について情報通…

  • 令和2年度診療報酬改定2020の概要(厚生労働省)YouTubeが公開されました

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定について解説しています。 つい先ほど、令和2年度診療報酬改定の概要についてのYouTubeが、厚生労働省のページにて公開されました。 令和2年度診療報酬改定の概要(厚生労働省)YouTubeが公開されました こちらについては必ず目を通されることをお勧めいたします。特に昨今、コロナウイルスに関する対応で説明会の中止が相次いでいます。 今回の診療報酬改定の概要を詳しく説明してもらえますので、ぜひご覧になってください。 www.mhlw.go.jp 目次:令和2年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2020 medical-info.h…

  • 診療報酬改定2020年で排尿自立支援に係る評価体制が変更され、他の保険医療機関を主たる勤務先とする医師が当該チームに参画しても差し支えないとされます

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 排尿自立支援に係る評価体制が変更されることになりました。他の保険医療機関を主たる勤務先とする医師(3年以上の勤務経験・・・)が対診等により当該チームに参画しても差し支えないとされました。 【Ⅲ-1 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価 -⑲】⑲ 排尿自立指導料の見直し 第1 基本的な考え方 膀胱留置カテーテルの適切な管理を推進する観点から、排尿の自立に係る評価を見直す。 第2 具体的な内容 1.現行の排尿自立指導料において評価をしている入院中の患者に対する下部尿路機能の回復のための包括的な排尿ケアについて、入…

  • 令和2年度診療報酬改定【Ⅳ-6-③調剤料等の見直し】外来分の調剤料、処方箋料、調剤技術基本料について増点されます

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 医療機関での調剤料等について見直されます。外来分の調剤料、処方箋料、調剤技術基本料について、少しですが加点されることになりました。 【Ⅳ-6 医師・院内薬剤師と薬局薬剤師の協働の取組による医薬品の適正使用の推進-③】③ 調剤料等の見直し 第1 基本的な考え方 医療機関での外来時における調剤料等の評価を見直す。 第2 具体的な内容 医療機関における外来患者に対する調剤料、処方箋料の一般名処方加算及び調剤技術基本料を見直す。 外来の調剤料について、 ・内服薬、浸煎薬及び屯服薬(1回の処方に係る調剤につき) 9点 → 1…

  • 診療報酬改定2020年:トレッドミル等による負荷心肺機能検査について、評価が見直され点数が200点高くなります

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 トレッドミル等による負荷心肺機能検査について、評価が見直され点数が高くなります。 【Ⅱ-8 医薬品、医療機器、検査等におけるイノベーション等の新たな技術を含む先進的な医療技術の適切な評価と着実な導入 -③】③ トレッドミル等による負荷心肺機能検査の評価の見直し 第1 基本的な考え方 日本循環器学会等による診療ガイドラインを踏まえたエビデンスに基づく診療を進めるため、安定冠動脈疾患の診断等に用いられる様々な検査法について、検査の実態及び有用性等を踏まえ評価を見直すとともに、検査の適応疾患や目的が明確になるよう要件を見…

  • 経費的冠動脈形成術(3 その他のもの)及び経皮的冠動脈ステント留置術(3 その他のもの)について、算定要件となる医学的根拠の項目が変更となります

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 経費的冠動脈形成術(3 その他のもの)及び経皮的冠動脈ステント留置術(3 その他のもの)について、算定要件となる医学的根拠の項目が変更となりました。また、日本循環器学会、日本冠疾患学会、日本胸部外科学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本心臓血管外科学会、日本心臓病学会、日本集中治療医学会、日本心臓リハビリテーション学会及び日本不整脈心電学会の承認を受けた「急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)」又は「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)」に沿って行われた場合に限り算定できるとなり…

  • 在宅自己腹膜灌流指導管理料と人工腎臓の併用の際に診療報酬明細書の摘要欄に保険医療機関名の記載が義務化

    ※令和2年度(2020年度)診療報酬改定の個別改定項目について解説しています。 腹膜透析を実施した患者について、他施設において血液透析を実施した場合、診療報酬明細書の摘要欄に必要性等を記載した場合に限り在宅自己腹膜灌流指導管理料を算定できるようにし、逆に他施設では、診療報酬明細書の摘要欄に在宅自己腹膜灌流指導管理料を算定している医療機関名を記載した場合に限り、人工腎臓を算定できるようにするとなりました。 【Ⅱ-3 地域との連携を含む多職種連携の取組の強化 -⑤】⑤ 腹膜透析と血液透析を併用する場合の要件の見直し 第1 基本的な考え方 通院への制約等の理由により保険医療機関の変更や血液透析への変…

  • 診療報酬改定2020で、小児かかりつけ診療料は算定対象となる年齢上限が3歳から6歳に変更となります

    ※令和2年度診療報酬改定(2020年度)の個別改定項目について解説しています。 小児かかりつけ診療料の算定対象となる年齢上限が3歳から6歳に変更となりました。 【Ⅱ-1 かかりつけ機能の評価 -②】② 小児かかりつけ診療料の見直し 第1 基本的な考え方 小児に対する継続的な診療をより一層推進する観点から、小児かかりつけ診療料について対象となる患者等の要件を見直す。 第2 具体的な内容 1.算定対象となる患者を3歳未満から6歳未満に拡大する。 2.当該保険医療機関において処方を行わない場合の取扱いを見直す。 小児かかりつけ診療料の算定対象となる年齢上限が3歳から6歳に変更となりました。また、当該…

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