うちゅうてきなとりで
読者になる
住所
出身
ハンドル名
thecosmologicalfortさん
ブログタイトル
うちゅうてきなとりで
ブログURL
http://the-cosmological-fort.hatenablog.com/
ブログ紹介文
海外文学、歴史、軍事関連の図書についてのメモや、自作ポエム
自由文
ほぼ毎日更新 ・本メモ……海外のフィクション、歴史の本、日本のフィクション、その他 ・とりでポエム ・その他
更新頻度(1年)

118回 / 365日(平均2.3回/週)

ブログ村参加:2016/02/07

thecosmologicalfortさんの人気ランキング

  • IN
  • OUT
  • PV
今日 10/14 10/13 10/12 10/11 10/10 10/09 全参加数
総合ランキング(IN) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 974,899サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,633サイト
読書備忘録 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 815サイト
ポエムブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 5,897サイト
自作詩・自作ポエム 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,807サイト
今日 10/14 10/13 10/12 10/11 10/10 10/09 全参加数
総合ランキング(OUT) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 974,899サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,633サイト
読書備忘録 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 815サイト
ポエムブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 5,897サイト
自作詩・自作ポエム 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,807サイト
今日 10/14 10/13 10/12 10/11 10/10 10/09 全参加数
総合ランキング(PV) 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 974,899サイト
INポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
OUTポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
PVポイント 0 0 0 0 0 0 0 0/週
本ブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 12,633サイト
読書備忘録 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 815サイト
ポエムブログ 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 5,897サイト
自作詩・自作ポエム 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 圏外 1,807サイト

thecosmologicalfortさんのブログ記事

1件〜30件

新機能の「ブログリーダー」を活用して、thecosmologicalfortさんの読者になりませんか?

ハンドル名
thecosmologicalfortさん
ブログタイトル
うちゅうてきなとりで
更新頻度
118回 / 365日(平均2.3回/週)
読者になる
うちゅうてきなとりで
  • 『不死身のKGB』ゲヴォルキャン その1

    エリツィン政権時代に書かれたKGBとその未来に関する本。 著者はモスクワの新聞社「モスコーフスキエ・ノーヴォスチ」に所属するジャーナリストであり、ロシアが変わるとしてもKGBとその体質は残るだろうと予言する。 特にソ連崩壊前後のKGBをめぐる動きについて詳しく検討しており、秘密政治警察との抑圧機能が、看板だけを変えてしっかりと保持されていく様子が明らかになる。 ソ連崩壊からプーチン政権発足前までは、ソ連社会・行政システムが崩壊しかけていた時期だが、同時に、今では見られないような政治体制に対する内部告発も多かった。 ◆メモ ・KGBは自らの宣伝とは裏腹に、第一の機能は、体制維持のための国民の抑圧…

  • ゴミゲーム統合プロジェクト

    ◆自作のガラクタを統合する 本ブログは読書感想文のほかに、作者の制作物も公開していました。 最近はUnityその他のフリーソフトを使ってゲームを作っており、以下はそのリンクです。 今後は、創作物カテゴリーについては、ゲーム関連を除いた純粋制作物(ポエム等)のみ本ブログに投稿しようと考えております。 ツイッター https://twitter.com/BTopheth 無料ゲーム公開サイト プリシー https://plicy.net/User/47952 SoundCloud https://soundcloud.com/topheth_of_bronevski ゲーム制作によるゴミの統合: …

  • ミニキーボードを買った

    ◆iPhone用Bluetoothキーボード 家の外などでメモや日記を書く際に、iPhoneで入力するのがこれまで不便だったので、キーボードを買った。 サイズはiPhoneSEより少し大きい程度である。少し使ってみたところ非常によかった。 iClever 折りたたみ式Bluetoothキーボード iPhone iPad Andriod 対応 ブラック シルバー IC-BK03 出版社/メーカー: iClever メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログを見る ◆無職戦闘員の散歩 先日ロッキー山脈周辺の州に散歩してきたので、いずれ日記をアップロードしたい。 いまだに東部・南部旅行のメモ…

  • 米陸軍の情報教程、またOSINT

    ◆眠くなる本 参考のために米陸軍の情報教程を読んでいるが、非常に退屈である。 原理原則をまず覚えさせるべきという方針は読み取れるが、無味乾燥とした定義が続くので飛ばし読みになる。 教程が退屈なのは古今東西の軍の宿命なのだろうか。 なるほど、こういうことを考えているのか、と感心するのは数ページに1パラグラフ程度である。 https://www.amazon.com/Military-Intelligence-Department-Defense-ebook/dp/B00B2SKL1M/ref=sr_1_3?keywords=military+intelligence+pentagon+publi…

  • 『細菌戦争の世紀』トム・マンゴールド その2

    13 ソ連の重要施設……ベルズク、ポクロフ、オムトニンスク、ステフノゴルスク 米英のソ連施設査察と、その妨害について。 米英視察団に対する、ソ連側からの一連の妨害は、亡命科学者ケン・アリベックの『生物兵器』に、ちょうど相手の立場から書かれている。 ・長たらしい無駄なスピーチ、的を外した説明。 ・見られてはまずい部屋に入ると、電気を消し停電だと言い張る。 ・小型懐中電灯をスパイ道具と決めつけ、つかみあいになる。 ――ソ連の科学者たちは、それがただの懐中電灯で、007の映画に出てくるQが作ったものではないことを、ようやく納得した。 ・爆発実験の跡は、兵器開発の有力な証拠となる。 ――「ドアのあちこ…

  • 『細菌戦争の世紀』トム・マンゴールド その1

    ◆メモ BBCのドキュメンタリー記者らが書いた生物兵器開発についての本。 特に米ソの軍備管理問題、南アフリカにおける生物兵器使用、イラク・北朝鮮・テロ組織による生物兵器利用について、非常に詳しく知ることができる。 ・生物兵器:核兵器に比べはるかに安価で、使用されても検知が困難である。被害は広範囲におよび、また防護は非常に難しく、核や化学兵器とは全く別の手段が要求される。 ニクソンは、生物兵器の使用に対しては核兵器をもって報復することを宣言していた。 ・米ソは生物兵器禁止条約を批准したものの、ソ連は秘密裡に開発を続けてきた。情報機関がこれを察知し、相互の査察が行われたものの、事態は好転しなかった…

  • スノーデンの新著『Permanent Record』について

    スノーデンの回顧録『Permanent Record』が9月17日発売された。 わたしはAmazonで予約したので、到着次第読もうと考えている。 Permanent Record (English Edition) 作者: Edward Snowden 出版社/メーカー: Macmillan 発売日: 2019/09/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る アメリカ合衆国は国内IT企業と提携し外国人の情報を収集している。 スノーデン告発が問題になったのは、本来国外に対してやっていた行為をアメリカ市民にも行っていたからである。 中国Huaweiの信頼性が問題になっているが、…

  • 『Love Thy Neighbor』Peter Maass その2

    ・若者たちはスルプスカ共和国軍に徴兵される。ここはアメリカではないので、かれらに逃げ道はほぼ残されていない。 ・バニャ・ルカに滞在しながら、著者は、目の前で虐殺と追放が進みながら国際社会が黙殺しているさまを痛感した。 ・当局はモスクを破壊し、ムスリムが住んでいたという痕跡を消そうとした。 4 サラエボについて。 土日になると近郊やモンテネグロからセルビア人がやってきて、包囲陣地から対空砲を乱射する「週末戦闘員」がたくさんいた。 著者らジャーナリストたちは、ホリデイ・インを拠点に取材を行っていた。このホテルの客室は、セルビア人勢力からは丸見えだった。 徴兵された若者は、だれを撃っているかもわか…

  • 『Love Thy Neighbor』Peter Maass その1

    ボスニア戦争の初期に取材した報道記者による報告。 現場で見聞きしたエピソードを通して、戦争によって現れる人間の本性を探る。有名な残虐行為や、後に実際に訴追された戦犯の話題もある。 ◆所見 この現地報告は、サラエボやボスニア各地またクロアチアの難民キャンプ、セルビア等を取材し書かれたものである。 著者は、セルビア人勢力が攻撃側(Aggresser)であり、ミロシェヴィッチが背後で操作している、という立場をとる。 また、合衆国と五大国=国連は、もっと早くに武力介入するべきだったと主張する。 戦争が続く過程で、ボスニア人勢力が戦争犯罪や民族浄化に加担したことも事実であり、若干名は国際刑事裁判所で訴追…

  • 「心」についての感想

    ◆心をきたえる 山岸俊男著『「日本人」という、うそ』を読んでいたところ、同じく進行中のラインホルド・ニーバー『道徳的人間と非道徳的社会』と、重複する主張があった。 「日本人」という、うそ: 武士道精神は日本を復活させるか (ちくま文庫) 作者: 山岸俊男 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/10/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 山岸氏は心理学者の立場から、現代日本の社会問題について、「日本人の心の堕落」や「日本人らしさの喪失」が原因だとする説に反論する。同じく、「日本人のメンタリティ」が日本の停滞の原因だとする説にも反論する。 いわく、心=脳は他の…

  • ブログの「図書案内」を修正中、また女工の話

    ◆『図書案内』修正中 重すぎて閲覧困難になっていた「図書案内」を改修している。 現在、「戦争と軍」、「日本の歴史」について、リンク形式を変えることで読み込み可能な形に変更している。 ◆ブラック企業 『日本残酷物語5』を読んでいる。 主題は、明治以降の近代化によって出現した労働者の過酷な環境である。 日本残酷物語には多くの場合元ネタや種本がある。 『女工哀史』など他の文献を今後読んでいきたい。人を人として扱わない労働環境は今も健在である。 ・明治20年代頃から盛んになった紡績工場は、地方に募集人を派遣し、良い環境で働けるとだまして人さらいのように女工を調達した。女工らは2交代、徹夜、最長36時間…

  • 『沖縄決戦』八原博通 その2

    ◆所感 自殺? 自決? 戦況悪化につれて八原が仕える参謀長・指揮官は自暴自棄になっていき、最終的に自殺する。 米軍の降伏勧告を無視した後、死ぬまで戦えの命令を出して一足先に自殺するというこの状況を受けて、わたしは責任放棄としか感じない。良い悪いは置いておき、確実なのは指揮を放棄しているということである。 逃げ延びて、米軍や世論を相手に「俺じゃない、あいつがやった、知らない、すんだこと」と責任逃れする人物に比べれば、自決した軍人らは自分の責任を認めている。 しかし、多数の人命を預かっている以上、巻き込み心中のような形で職場を離脱すべきではないと考える。今の時代の軍隊はこの自決の道徳を見習ってはい…

  • 『沖縄決戦』八原博通 その1

    沖縄戦を担当した第三十二軍の高級参謀による回顧録。 ◆メモ1 ・わかりやすい状況説明と冷静な情勢分析が特徴である。 アメリカにおいて、沖縄戦に関する著作の1つとしてロングセラーとなっているのも納得がいく。 ※ 他に米Amazonでレビュー数が多いのは海軍の原為一の回顧録や、小野田寛郎など。 ・参謀としての感覚……Amazonレビューにある「ゲーマー感覚」には笑った。冷静な視点、悪く言えば他人事という印象はある。 高級参謀や(大部隊の)指揮官は、どれだけ理屈をつけようと、兵隊よりも死ぬ可能性が低い。これは古今東西の戦争で共通事項である。 非戦闘員を巻き込む形になったことに関しては著者は反省の意志…

  • ラインホルド・ニーバーを読んでいる

    いま読んでいるニーバーまとめ本から印象に残った箇所をあげていきたい。 ニーバーは聖職者・神学者だが、現時点では、現実社会のなかで何をするべきなのかを非常に冷静に考えている人物という感想を持った。 なぜ社会の不正義はなくならないのか、また、なぜ不正を指摘しても「うるさい蠅」にしかなれず現状が変わらないのかを考えるきっかけになった。 Reinhold Niebuhr: Major Works on Religion and Politics (LOA #263): Leaves from the Notebook of a Tamed Cynic / Moral Man and Immoral S…

  • 『The Rise and Fall of the Great Powers』Paul Kennedy その3

    ・同盟と戦争への漂流1899~1914 ビスマルクは、列強に囲まれたドイツが孤立するのを、複雑な同盟関係により予防した。日露戦争の時代には、植民地をめぐる英仏の対立は収束し、かわって、ドイツに対する警戒心が強まった。 英独は建艦競争を巡り対立していたが、その不和を決定的にしたのが、2度のモロッコ事件(モロッコをめぐる支配権争い)である。 ・総力戦(Total War)と力の均衡 第1次世界大戦の推移について。 各国の参謀本部は綿密な(そして硬直した)作戦計画に基づいて行動を開始した。このため、外交官たちはそのペースについていくことができず、動員を阻止することができなかった。 ドイツ軍はもっとも…

  • 『The Rise and Fall of the Great Powers』Paul Kennedy その2

    3 金融、地政学、そして戦争の勝者1660~1815 17世紀からナポレオン戦争までの特徴……ヨーロッパの多極性の完成、超国家的・宗教的理由から「国益」重視へ。 ・フランスは台頭するが、周辺国に阻止される。 ・イギリス、ロシアの勃興 ・傭兵から常備軍へ ・金融と地理的要素の重要性 ・金融革命 海外貿易の拡大による紙幣と信用創造、また戦争が、金融システムの発達を促した。 戦争当事国にとって、金融による戦費調達が死活問題となった。オランダとイギリスは公的金融が発達し、フランスはそうではなかった。 ・地理 17世紀初期に栄えていたオランダは、次の世紀には、南からフランスに攻められ、また海上では英仏に…

  • 『The Rise and Fall of the Great Powers』Paul Kennedy その1

    『大国の興亡』を読んだ。 近代以降の大国の興亡を、戦略(軍事)と経済の観点からたどり、考察する。歴史を通して、いかに戦費を調達するかが、国家の至上課題だったようだ。 大国(Great Powers, Major Powers)の興亡は、本書の書かれた時点(冷戦末期)でも健在であり、これからも生起するだろうと予測している。 突飛な説、意外な説を唱えているわけではなく、考証の大半は各国・各時代の生産と軍事力である。 近代以降の歴史を検討すると、大雑把だが次のような傾向が見て取れる。 ・産業生産力と国際社会における地位には因果関係がある。前者が地中海から大西洋・北西ヨーロッパに移行すると、国際的な力…

  • ニーバーを読み始めた

    ◆シリア関連本 シリア内戦に関する本を2つ読んだ。どちらも現地報告であり、アサド時代の秘密警察支配や、デモ鎮圧と過激化、国外勢力の流入などを記録している。 確認したところWendy Pearlmanの本は日本語訳があるようだが恐ろしく高額である。 We Crossed a Bridge and It Trembled: Voices from Syria (English Edition) 作者: Wendy Pearlman 出版社/メーカー: Custom House 発売日: 2017/06/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る The Morning They …

  • お墓参り

    お盆の期間中は無職戦闘員らしく自宅で大人しくしていた。 今年は、運よくまだハリケーンがきていないので、あまりひきこもりすぎないように近所を散歩した。 ◆マキキ墓地 ホノルル・マキキ地区にある日系人墓地であり、日系移民の慰霊碑や、日本海軍軍人の慰霊碑が立っている。 資料によれば、1860年、日清修好条規締結のために海軍がハワイに寄港して以来、日本海軍は日系移民支援等のために度々ハワイを訪れたという。 本墓地には、航海中に病死した水兵や、真珠湾攻撃において戦死した日本兵の慰霊碑が並んでいる。 日本海軍慰霊碑 慰霊碑を建造した海軍大将長谷川清は日露戦争に参加し、太平洋戦争敗戦時には海軍省勤務だった。…

  • 『江戸の刑罰』石井良助 その2

    財産刑……闕所(財産没収)、過料(罰金) 身分系……奴、非人手下(ひにんてか)、一宗構、一派構 ・奴は女性にだけ適用された奴隷のようなものである。 ・心中に失敗したものは非人手下の刑となり、非人身分に落とされた。 ・一宗構、一派構は僧侶の閏刑で、宗派からの追放を意味する。 3 牢屋 小伝馬町大牢を参考に、牢屋の過酷な風習を紹介する。 ――そこには、現代人の考え及ばないような、奇怪な、また残酷な慣習が行われていた。 牢屋敷の一角に処刑場があった。 牢屋は二重の格子で囲われており、すべて雑居牢だった。無宿者のがらが特に悪いので、無宿者と有宿者で牢を分けるようになった。ほかに女性専用の牢(女牢)、揚…

  • 『江戸の刑罰』石井良助 その1

    江戸時代の訴追の流れ、刑罰、牢獄の様子、人足寄場などを説明する。 実際の事件や記録を紹介しながら江戸の刑法制度を理解することができ、非常に面白い。 戦国時代の影響が強く残る江戸前期には、刑罰は一般予防主義(見せしめ、威嚇主義、見懲主義)色彩が強かった。江戸後期になると、徐々に特別予防主義(懲戒主義)へと変化していく。 ◆所見 特に興味深いのは牢の生活である。不謹慎だが、牢屋のしきたりの、あまりの過酷さに笑ってしまった。 未決監とはいえ、悪党の集まる雑居房はこれほど理不尽な世界になるということだろうか。 もっとも重い刑である鋸挽が、主殺の罪にあてられていることが、儒教思想の影響を反映している。主…

  • 南から北 その7 アーリントン、フレデリックスバーグ、海兵隊国立博物館(ヴァージニア州)

    ◆リッチモンドを出る リッチモンドの街並み ホロコースト博物館を出発し、市内を走行し、宿泊地のアーリントンに向かった。 古い家やビルが残っており、ヴァージニア・コモンウェルス大学(VCU)の施設が広がる地区は学生でにぎわっていた。 リッチモンド リッチモンド 中央通りには銅像があり、ロバート・E・リーやストーンウォール・ジャクソンも健在だった。 ロバート・E・リー像 ストーンウォール・ジャクソン像 リッチモンドの犯罪率は全米平均より高いが、2000年代前半よりは改善しているという。 私が回った市の中心部は観光地や博物館・美術館などが整備されており、風情のある赤レンガが印象に残った。 ◆アーリン…

  • 『陸軍特攻振武寮』林えいだい

    生きて還ってきた陸軍特攻隊員を隔離収容し、精神攻撃を加える施設「振武寮」に関する本。 ◆所感 敗戦が近づくにつれて、陳腐化し、単なる消耗品化していった特攻隊員たちの体験に焦点を当てる。 巷で有名な倉澤少佐の振る舞いが具体的に書かれている。 著者は生前の倉澤少佐からうまく証言を引き出している。こうして本書で再現されたのはあまりにも醜悪な特攻隊制度の姿である。 この人物がパワハラや恫喝・激高を繰り返したのは、墜落による負傷で脳に損傷を受けたためだろうか。 本書によれば、かれは同僚に「この配置が嫌だから転属したい」と弱音を吐いてもいたという。他にも、いいことを言っているが、実際にやったことは少佐の発…

  • 王様とその手下

    ◆感想――ブッシュ政権に関する本を読んで 司法や行政から反対が出るにも関わらず強引な法解釈を行う、行政府の権限を際限なく拡大していく、多くの活動や意思決定手続きを非公開にし、国民の眼から隠してしまう……こういった手法は似非民主主義国における権力者の常とう手段である。 このような政治家に加担する小狡い官僚・公務員たちには倫理が欠落している。 策謀家チェイニー 副大統領が創った「ブッシュのアメリカ」 (朝日選書) 作者: バートン・ゲルマン,加藤祐子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2010/10/08 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (8件…

  • 『キメラ―満州国の肖像』山室信一 その2

    3 道義立国 1932.3.1 満州国建国宣言 リットン調査団到着以前に建国宣言したことで、日本は中国との対立を深め、国際的に孤立していった。 陸軍は満洲国の正統性を強化するため溥儀を利用した。もともと、宣統帝と陸軍とのつながりは深かった。 溥儀担ぎ出しは、予測通り、漢人や国際社会の反発を招いた。中国人の大半にとって清朝は既に時代錯誤の象徴でしかなかった。日本側も反発を回避するため、当初は溥儀の地位を皇帝ではなく執政とした。 溥儀の就任式に出席した外交官、石井射太郎の感想: ――式場が狭く飾りつけも簡素で、専門学校の卒業式程度の儀式…… 満州国に憲法は存在しなかった。議会も存在せず、国民政府に…

  • 『キメラ―満州国の肖像』山室信一 その1

    ――満州国は今後も世界史の中に残り続けるだろう。日本人が、この歴史をなかったことにすることは不可能である。 キメラ:満州国は、日本の傀儡国家であると同時に、一部の人びとにとっては理想の地でもあった。本書はこの両面について検討する。 文体は仰々しいが、論旨は明確でわかりやすい。 満州国が同床異夢の地であったという説はLouis Youngの著作『Japan's Total Empire』にも書かれている。当時、軍人や政治家、産業界だけでなく、ユートピアや理想を求めた左翼運動家たちも満洲に向かい、結果的に帝国主義に加担した。 Japan's Total Empire: Manchuria and …

  • 『屍鬼二十五話』ソーマデーヴァ

    ソーマデーヴァは11世紀カシミールの作家である。紀元前3世紀ころつくられたグナーディヤによる伝奇集『ブリハット・カター』を元に、枠物語『カター・サリット・サーガラ』を制作した。その中の一部がこの『屍鬼二十五話』である。 『屍鬼二十五話』は、インド各地や蒙古、チベットにも伝播し、また『千一夜物語』にも影響を与えたという。 原本はサンスクリット語で書かれており、表現や文学性の点でインド文学のなかでも高い評価を受けているとのことである。 *** ◆所感 有徳の王子が修行僧に求めに応じて、地獄のような火葬場から屍鬼をかつぎだそうとする。この屍鬼が、複数の物語を王子に聴かせていく。 ――そこでは恐ろしい…

  • 友達料

    ロバート・ゲーツ国防長官の回想録からのメモ。 アメリカ合衆国はどのような姿勢で外交を行っているのだろうか。日本とはまた異なるようだ。 ◆別荘に招待 プーチンにとって外交や交渉は、自分のための演出の場でしかなかった。 ゲーツとコンドリーザ・ライスは、プーチンの別荘(ダーチャ)に招かれたが、プーチンは突然ロシア報道陣を呼び入れると、メディアの前でゲーツらアメリカ側を非難し始めた。 南オセチア紛争時、ゲーツは報道記者から、「プーチンに対する信頼は失われましたか」と質問された。ゲーツは、信頼という概念自体を否定した。 ――これまで一度たりとも、信頼に基づいて安全保障政策を決めようなどとは考えなかった。…

  • 最大の復讐は敵と同類にならないことである

    ◆おぞましい皆既日食 タイトルはマルクス・アウレリウス『自省録』からの引用である。 “The best revenge is not to be like your enemy."― Marcus Aurelius, Meditations https://www.goodreads.com/quotes/428368-the-best-revenge-is-not-to-be-like-your-enemy 自分は普段本を読むとき、必ず3冊平行して読むようにしている。現在は ・日本語 ・英語 ・技術系 と大まかに分けている。さらに、各ラインごとに読むジャンルの周期を設定している。例えば以下の…

  • 『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』木村元彦

    コソヴォ紛争終結後、コソヴォにおいて発生したセルビア人の拉致・殺害事件に関する報告。 著者は取材対象とほぼ完全に同化し、国際社会から孤立したセルビア人の窮状を訴える。 ここで指摘されている問題は、国際社会から政治的な「敵」扱いされた集団(セルビア人)の実態を明らかにしようとするものである。 元々アルバニア人の独立運動が盛んだったコソヴォでは、90年代中盤からコソヴォ解放軍による非アルバニア系住民への迫害が問題になっていた。これに対しセルビアが報復すると、残虐行為に対し国際社会から非難が巻き起こった。 *** 1 大コソヴォ主義 コソヴォのアルバニア人に対するセルビア、ユーゴスラヴィア部隊の迫害…

カテゴリー一覧
商用