主に女性目線の作風を得意としております。現実社会で生きる人たちのリアルを描写し、恋愛やミステリー的な要素を加えながら、オリジナルの話を作っております。
嗣永シュウジ(つぐなが しゅうじ)です。主に純文学の小説を書いております。
入口に入ってすぐのエスカレーターを降りると、まずサメの水槽が目に飛び込んでくる。水槽の前にはすでに数名の客が並んでおり、最前列を独占する家族連れ客に紛れ、一組のカップルが、水槽の中を遊泳するサメの姿を目で追いながら、「ねえー、見て、大きい!!」と、大袈裟に声を上げ、暗がりでイチャついている姿があった。最早、自分たちの世界に入り込んでおり、サメの姿など目に入っていないのではないかと思えるほど、今にもおっぱじめそうな勢いで、隙間なくからだを寄せ合っており、さすがにあの中に入る勇気はなかった私たちは、どちらからともなくそのカップル客を避け、水槽の脇の空いているスペースへと移動した。サメの水槽の中では、カツオやマンタも一緒に飼育されているのだが、食べられてしまう心配はないのかと疑問が浮かんで来ないでもない。「わぁ〜!見...『凍える愛情』XLV
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