主に女性目線の作風を得意としております。現実社会で生きる人たちのリアルを描写し、恋愛やミステリー的な要素を加えながら、オリジナルの話を作っております。
嗣永シュウジ(つぐなが しゅうじ)です。主に純文学の小説を書いております。
「葛西臨海公園の観覧車に一回乗ってみたいんだよね……」前に一度だけ、新田くんの前で、そう呟いたことがあった。たまたま京葉線に乗る機会があり、そのときに何気なく呟いたものだったのだが、どうやら新田くんはそれを覚えてくれていたらしく、デートの約束をするときに、「だったら、前に臨海公園の観覧車に乗りたいって言ってたじゃん……。そんとき一人で乗るの、ちょっと気が引けるって言ってたしさ、思い出づくりも兼ねて、二人で乗りに行こうよ!あの観覧車!てか、俺もあの観覧車初めて乗るし、どうせ乗るなら、その最初の相手は、ぶっちゃけ、俺的には〝千重子さんと〟がイイし……」という新田くんの思いつきで、二人の初デートの場所は、葛西臨海公園ということになった。ディズニーランドでもシーでも、定番のデートスポットなら幾つも思いつく。ただ、私の何...『凍える愛情』XLIII
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