主に女性目線の作風を得意としております。現実社会で生きる人たちのリアルを描写し、恋愛やミステリー的な要素を加えながら、オリジナルの話を作っております。
嗣永シュウジ(つぐなが しゅうじ)です。主に純文学の小説を書いております。
「お弁当忘れた……」という貴和子さんに付き合い、久々に会社の社食で、ランチをとることにした。「今日はガッツリ行きたいのよ!」と、食べる前から食う気満々の貴和子さんは〝大盛りトンカツ定食〟を頼み、ここ最近、若干体型が気になりはじめた私は、日替わりヘルシー定食なるものを頼んだ。「千重ちゃんって、お弁当とか作って来ないの?」唐突に質問され、「お弁当?」と逆に聞き返してしまった。龍之介くんと旦那さんの居る貴和子さんにとって、二人のお弁当を作るついでに作っているのだから、その流れで自分の分まで作るのは、ごく自然な流れなのかもしれないが、そもそも、お弁当を作る相手の居ない私にとって、わざわざ自分のために、自分の分のお弁当を作ろうという気にはならない。少し考え込んでから、「えー、考えたこともなかったです……」と、正直に答えた...『凍える愛情』XXVII
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