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イタリア楽描きessay https://yluna.hatenablog.com/

イタリア・ペルージア田舎暮らし・80%オーガニック・ミニマリスト生活イラストブログ

ウンブリア州ペルージアにて オット1・コドモ2・ネコ1・インコ1の世話をしながら「カクカクツクル(描く書く作る)」が生業。

八重樫るな
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イタリア
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2016/02/02

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  • Gatto biscotti integrali「全粒粉の猫ビスケット」

    最近は小麦粉をあまり使わなくなった。現在折折粘土遊びのようにビスケットやパンを作って楽しむ。 今年の夏に グルテンの摂取を減らしてアルコールを取らずに野菜・果物を増やす簡易デトックスをやってみた。 そういえば。むちゃく毒ちゃが体内から吹き出した。びっくりした。 ジャンキーな食生活をしているつもりはなかった。それなのに溜まっているものはいっぱいあったのだろう。 周囲の汚染がまえになっているあたり現代。仕方のないことなのだろう。 身体と心の健康は楽しい人生の基盤で基本。 美味しく味わうことをゆっくり楽しみたいからちょっとした準備や後片付けまで穏やかに軽やかにやる。 オーブンでビスケットを焼く間に型…

  • Pesto alla genovese「ペーストジェノベーゼ」

    初夏から秋までの季節 パスタやサラダにさわやかな香りを ふりまいてくれる緑の葉バジル。 イタリアではバジリコと呼ばれるバジル。 カプレーゼにもピッツァマルゲリータにも かかせないハーブ。 バジル・オリーブオイル 松の実・パルミジャーノ・ニンニク 塩・コショウ ただ撹拌するだけの簡単ペースト。 このバジルペーストの別名が ペーストジェノベーゼ。 手間暇かけた料理のよさとは 別世界のシンプルなひと皿が 混ぜるだけで出来上がる。 イタリア料理の神髄は この単純さに潜んでいる気がする。 炊いた米に混ぜて食べても バジルペーストはイケる。 たまに肉や魚のソースとしても使う。 息子たちが小さい頃はペースト…

  • Kiriboshi Daikon「切り干し大根の煮物」

    母が時折送ってくれる日本食材。 その中でいちばんのお気に入りは 切り干し大根。 乾物は送りやすくて 保存しやすいから重宝している。 椎茸・ひじき・昆布などがあれば イタリアで手にはいりやすい ひよこ豆で豆腐を作り おからで卯の花もできる。 切り干し大根の煮物に 加えるイタリアの食材は にんじんと生ハム。 またはサバの缶詰。 日本食ベースの料理をすると いつも感じることは懐の広さ。 優しい味の食材が 主張しすぎないで奏でる 調和の味わい。 身体にもやさしいことが くちの中にいれたときにわかる。 連日食べても飽きないし アレンジもしやすい。 汁にお米を加えれば雑炊に変身。 スパゲティを投入してス…

  • Torta di cioccolato e cheesecake「チョコレートケーキとチーズケーキ」

    イタリアに来てから「食べたいものは作る」があたりまえになった。 近場では売っていないから。単純な理由だけどめんどくさがりやの私には効果てきめんの荒療治。 チョコレートケーキとチーズケーキはもうレシピも見ないし材料も測らない。 その時キッチンにある食材を適当に足したりしながらなんとなくの感覚で作る。 息子たちはジャムやシロップを添えて食べるから作るときの砂糖の量は元レシピの半分以下。私には充分甘く感じる。 甘いものはほどほどに。確かにその通り。 砂糖が麻薬と同じ作用をひき起こすことも老化を促進することもちゃんとわかっている。 だけどシンプルに美味しい。そう感じるなら食べる。 無理して我慢して20…

  • Rimedi nanurali per allontanare le zanzare「蚊の撃退自然療法」

    今年の夏は酷暑のおかげなのか昨年より蚊が少なかった。 それとも昔ながらの 撃退法が功を奏していたのかも。 去年はキャンドルとスプレー 電源差し込み式の超音波発生器具 を使用していたが 結構な攻撃を受けた。 今年はスプレーを買わずに ローズマリーの香りを 使ってみたのだが これがなかなか優秀。 蚊よけスプレーを 自作はしなかったけれど シンプルに小枝を直接 肌にぴしゃぴしゃと 叩きつけるだけ。 効果を期待してはいなかったが どうやら効き目は あったのかもしれない。 今年は初夏から キッチンにローズマリーの枝が いつも活けてある。 ご近所さんからの 定期的なおすそ分け。 それもさりげなく 小さなヴ…

  • L'acqua e limone, le fettine di limone sotto miele「レモン水とレモンの蜂蜜漬け」

    暑い夏を元気に過ごす秘訣。 そのひとつの方法はレモンパワー。 無農薬のレモンを薄く切って水に入れる。 冷蔵庫で数時間放置したら ひんやりレモン水の出来上がり。 レモン水を作ったスライスレモンは シャワー後レモンパックに。 軽く水を切ってから タオルを敷いたベッドに ごろんと横になり ぺたぺたとレモンを顔にのせる。 薄切りレモンを蜂蜜 またはアガベシロップに漬ける。 このレモンシロップを 冷えたビールに加えて飲むのが この夏のお気に入り。 6年くらい前から イタリアで流行り始めた レモンビールの自家製版。 息子たちも気に入っている様子。 カクテルを作る長男のアンテナに 引っかかったようで 作り方…

  • Cucinare alla mattina presto 「料理は早朝に」

    気温がぐっと上がる夏 キッチンで火をなるべく使いたくない。 だから早朝にまとめて料理。 イタリア製の土鍋で 煮物や穀物、豆類、スープなどを 余熱も活用して調理。 そのまま冷蔵庫で保存。 必要な分だけさっと温めていただく。 火を使わないサンドイッチや 野菜サラダもよく食べるけど 火を通したものを 即興アレンジして食べるのが好き。 幼いころから 食卓や食べ物に関する 写真や絵を眺めるのが好き。 食にかかわる事柄は まっすぐに命につながっている。 そんな感覚がある。 衣食住のすべてが 快適な暮らしには欠かせないけれど ど真ん中にあるものが食。 忙しさや競争に巻き込まれて 食をないがしろにしていると …

  • La borsa e le mascherine fatte a mano「手作りバッグとマスク」

    La borsa di jeans e la mascherina fatte a mano. Mi piace dare la nuova vita dai miei oggetti che si riposavano nell'armadio. 昨年作ったジーンズのリサイクルバッグ。 出番の少ないハンカチから作ったマスク。 内布もゴムも家にあったもの。 ジーパンは息子が履いていた。 擦り切れた個所をレースの端切れで 覆い隠して飾りにした。 あ、これはこんな風にしたら よみがえると感じた時に イメージ通りに形にする作業が好き。 新しい布を切って何かを作るより リメイクの方が好き。 いったん役…

  • Le finestre e le candele「窓とろうそく」

    新しい家に引っ越してきてから もう1年が過ぎた。 テレビも時計もない暮らしは快適。 時間の確認はスマホでもできるし 15分ごとに鐘がなる。 要らないものは持たない。 暗くなったらキャンドルに 火をともして窓際に置く。 シンプルな真っすぐのろうそくと 水に浮くものがお気に入り。 お香のかわりに お茶やハーブティーを小皿にのせて ちいさなキャンドルであたためる。 ほのかに漂う香りは お気に入りの空間をさらに あたたかいものにする。 静かな夜は心をあたためる。 じっくりゆっくり 自分と向き合う贅沢なひととき。 イタリアで暮らし始めてから ずっと願っていた。 いつか夕焼けから夜への入り口を 眺めること…

  • Conserva di pomodoro「トマトの瓶詰め」

    夏の風物詩。 肉厚のトマト、サンマルツァーノを ぎゅうぎゅうと瓶に詰めて ドラム缶に沸かした熱湯で 空気を抜く作業。 今年は親戚の瓶詰作業を手伝った。 広口の瓶を使う家なので 私の手はぴったりサイズだった。 一緒に作業をした人は 手の大きな人だったので 適当な棒を使っていた。 真っ赤に熟れたトマトの 頭の部分をナイフで切り取り 種と水分を絞り取る。 きっちり取り除く必要はない。 手でぎゅっと握り締め 取り除ける範囲で充分。 もしキメの細かい トマトソースを作りたいのなら 後から濾せばいい。 こういうざっくりした作業は大好き。 しかもひとつひとつ形が違うから どこまで切り込みを入れるか どんな風…

  • Comodino「ベッドサイドテーブル」

    夜、眠りにつく前に 本を読んだり動画を見たりする。 ベッドサイドの引き出しには お気に入りの本や辞書 読みかけの本、雑誌が入っている。 泣かせる物語や曲で 思惑通り ぼろぼろ涙を流すから ティッシュペーパーも欠かせない。 本や雑誌の文章で いいなと思ったところ 気になる表現があるときは 付箋を付けておき 後でノートに転写する。 時折ろうそくの明かりで 静かにすごす夜もある。 だから引き出しには キャンドルとライターも入っている。 一日を終えて 自分の場所で安らぐ時間が 何よりも好き。 タッチセンサー付きの ベッドサイドランプのおかげで 眠りに入るときもスムーズ。 自分と向き合う時間を たっぷり…

  • Crostone rustico「田舎風クロストーネ」

    5月6日に地元で開催される 豚祭りが終わった。 今年はいつもより天候にも恵まれ 豚肉料理をメインとした食堂は大盛況。 去年からシェフが変わったため 今年もメニューが追加された。 その中で一番目立っていたのがこれ。 ざっくり焼き上げた チャバッタと呼ばれるパンを 水平方向に半分に切り その上にピザのような味付けをする。 基本はトマトソースとチーズ。 メニューには2種類あり キノコを加えたものと 熱した後に生ハムをのせたもの。 いちおう前菜とされているけれど ボリュームがあるので 分けて食べるか これをメインにしてしまってもいい。 日本の料理雑誌でもよく見かける パンをベースにしたピザと同じ。 た…

  • Pappardelle con cinghiale「猪肉のパッパルデッレ」

    毎年恒例、地元の豚祭り開催中。 主役は豚だけど 他にも様々なメニューがある。 今年の新しい一品はこれ。 猪の肉はクセが強いので 狩りで仕留めた肉を 料理する前に3日間かけて ハーブや香味野菜で臭みを取る。 それからやっと料理が始まり ゆっくり味をつけたこのソースの味は いろいろな意味で深い。 パッパルデッレというパスタは タリアテッレの倍くらいの幅。 しっかり濃い味のソースに合う。 今年は調理場の人にも 声をかけられて 下準備の手伝いをしている。 だから去年より 料理の過程やシェフの手裁きを 間近で見ることが出来る。 来客が増えて調理場が熱気に包まれる その状態の中にいるのは好きではない。 け…

  • Asparagi selvatici「野生アスパラガス」

    この季節限定のお楽しみのひとつ 野生のアスパラガス。 私の友人夫婦が名ハンターで 毎年新鮮なものを 束で届けてくれる。 我が家で作る定番メニューは フリッタータ(卵焼き)とタリアテッレ。 手でぽきぽきと先から折る。 簡単に折れないところでストップ。 その下は硬くて筋がありすぎるから。 とても濃厚な味と香りがあるので 軽く白ワインを加える程度で ほとんど他の調味料は使わない。 尿の色が緑になるほど強烈。 尿検査前と授乳中は食べない方がいい。 アスパラガスが大好きなので 長男の授乳中に食べたことがある。 その後の母乳が苦かったらしく おっぱいに食らいついてはぎゃーと泣く 長男がかわいそうだったけれ…

  • Fiori di carta per la Pasqua「復活祭用のペーパーフラワー」

    造花は好きではなかった。 けれど面白そうな材質の紙を見つけて それで作ってみたら 自分の好みに仕上がった。 その後他の材料でも 造花を作るようになり いつの間にか 人工素材のものでも 嫌悪感が湧かなくなった。 使い捨てというのはやはり 腑に落ちないので なるべく長く使えるように工夫する。 今作っているイースター用の花は オレンジ色と黄色。 特殊しわ加工をしたリボンを 適度な長さに切って広げて使う。 静電気が少々やっかいだけれど 屋外でも使える材質なので 玄関のドアを飾ることもできる。 大地や海をなるべく汚さないように 土や水にすっと戻っていく材料を選んで 食べたり飲んだり作ったり そういうこと…

  • Televisione e telefono fisso「テレビと固定電話」

    家族と暮らしていなければ すぐに手放すのもがこの2つ。 居間にあるテレビは ダンナの実家で使っていたものを 2年くらい前にもらってきた。 どこか不具合があって 実家では修理をあきらめて 処分する予定だったらしい。 ダンナは人脈をたどって 修理できる人を探し出した。 我が家で使い始めてから ずっと問題なく動いている。 でも私はテレビを見ないので 2つあるリモコンを どう操作するのか知らない。 つけっぱなしにしている画面を 消すスイッチしか触ったことがない。 大学生の頃 一人暮らししていたアパートにも テレビはなかった。 あまり世間離れして欲しくない そんな一心で 母が実家から小さなテレビを 電車…

  • Cetrioli sotto sale「胡瓜の塩漬け」

    胡瓜の美味しい季節ではなくても 時々これを作る。 ただ切って塩もみをして しばらく放置して 水分をぎゅっと絞りとる。 今使っているのは ほんのりピンク色の ヒマラヤの塩。 サンドイッチにするなら しっかりと水分を取り除く。 そのまま食べたり カナッペのように パンやクラッカーにのせて 食べるときは一度絞れば充分。 ただしパーティー用に 事前に用意するときは しっかりと水分を切る。 パンやクラッカーがふにゃっとなり せっかくの歯ごたえが消えてしまう。 サンドイッチの場合 軽くマヨネーズを塗ると 油分がパンを守ってくれる。 朝昼晩いつでも ちょっとお腹が空いたとき その時の気分でアレンジ。 冷蔵庫…

  • Gatto bianco Sky「白猫スカイ」

    スカイが我が家にやってきて約1年半。 「足が大きいから体も大きくなるよ」 と獣医である友人が言ったとおり でっかく成長した。 近所をうろうろしている猫が 小さくなったように見える。 スカイにはもう1匹 同じく真っ白の兄弟がいる。 その猫は左右の瞳の色が違う。 おそらく私たちの目の前で 旦那さんを説得していた女性が 引き取っていったのだろう。 その日は靴を買いに市場へ行った。 車を止めたその近くで 子猫達は段ボールに入って 新しい家族を待っていた。 黒猫アトスが天国に行って3か月。 家の中でうろつく もふもふした生き物が 不在の生活にも慣れ始めていて どうしても次の猫を探そうという そんな意見は…

  • Coffee painting「コーヒーペインティング」

    カプチーノに装飾を施す YouTube動画を見ていたら コーヒーペインティングで 素晴らしい絵を描いている 動画につながった。 面白そうだなと思い 家にあったこの粉で試してみた。 水には溶けにくい様子で 多少粒が残る。 カリグラフィの背景に使ってみたら いい味がでる。しかもいい香り。 普段家で使っている エスプレッソマシーンの 受け皿に溜まる液体も 使えるかもしれない。 水にも溶けやすく濃淡が出しやすい インスタントコーヒーがいいかもしれない。 イタリアに来てからは 存在すら気にしなかった インスタントコーヒーの棚を 眺める楽しみが増えた。 近所のスーパーマーケットには 2種類だけあった。 粒…

  • Dolce non far niente in Italia「イタリアのんびりバカンス」

    「 プレゼントは形のあるものを 店で買わなくちゃいけない」 そういう刷り込みがあったダンナ。 手作りしたものを誰かに贈ろうと 私が手を動かしていると 渋い顔をしていた時期があった。 ケチだと思われるのが嫌だったらしい。 どう思われようと気にしない。 私にとっては1000ユーロのピアスも 材料費10ユーロの手作りピアスも 身に着ける着けないの基準は同じ。 好きなら愛用する。 嫌いなら使わない。 だからこれを購入して あの人にプレゼントしたいと思えば買う。 こんな感じのものが好きな人だから こうやって作って贈ろう そう思ったら納得いくまで工夫して作る。 高価なブランド服を手にとって パーツを作って…

  • Bistecca di vitello alla brace「炭火焼き子牛肉のステーキ」

    暖炉に火を入れる季節は ここが調理場になる。 あまり肉を食べなくなった私は 自分から買いに行くことは ほとんどない。 それを心配したダンナの両親が 最近よく肉を買って届けてくれる。 ダンナも息子達も大好きなので 大喜びで炭火焼きステーキを 好みの焼き加減で堪能している。 私がちょっとだけ食べるときは さっと焼けた程度で一部切り取り あとはダンナ好みの ベンコッタ(ウエルダン)まで焼く。 味付けは後から。 塩・胡椒・オリーブオイルが 男たちのお気に入りパターン。 最近はレモン汁をかけるのが ダンナと次男のブーム。 私はオリーブオイル、醤油 そして粒マスタード。 これが気に入っている。 焼き網もあ…

  • Fusilli ai datteri e prosciutto crudo「ミニトマトと生ハム合えフジッリ」

    今日のパスタはどうしよう? というときによく作る簡単ソース。 大きめのフライパンを熱して オリーブオイルを入れて ニンニクで香りをつける。 そこに細切り玉ねぎと 短冊切りした生ハムを加えて 軽く焦がすくらいに炒める。 ミニトマトを四つ切りまたは 六つ切り程度に切って 軽くつぶしながら炒める。 白ワインを加えればさっぱり風味 赤ワインならこってり風味に仕上がる。 塩分は生ハムから出るので加えない。 胡椒を少し加えて味を調える。 パスタが茹で上がるまで 弱火で煮込むと味がよくなじむ。 パスタを指定茹で時間の1分前に お湯から取り出し ソースを作ったフライパンに入れて パルミッジャーノと絡めながら…

  • Sistemazione della cucina「キッチン収納」

    台所の物あれこれは 入れ子式で収納できるものを選ぶ。 普段使いの皿はシステムキッチンの 流し台の上にある 乾かす場所にそのまま収納。 コップも同様。 誰かを招いて大人数で使う食器 3種類×12枚 合計36枚の皿はキッチンの角の デッドスペースに収納。 必要な時に取り出せばいいから いちばん不便な場所に。 友人の店からもらった 4色のガラスのコップは 重ねて子供達でも取り出せる場所へ。 友達が遊びに来て コップが足りないときに 自分たちで取り出すことができるから。 フライパン、鍋類は 様々な大きさを順番に重ねて収納。 どちらも取り出しやすい 一等席に入れている。 ざる、ボウル類も同様。 誰がいつ…

  • Pizza margherita e alla cipolla「ピッツァ マルゲリータと玉ねぎのピザ」

    家でピザを焼くときは この2種類を作ることが多い。 トマトは好きだけど ピザの上に塗ったトマトソースは あまり好きじゃない。 だから長男以外が大好きな 玉ねぎ味のものを作る。 ルッコラがあれば 冷蔵庫にあるチーズと組み合わせて 彩りも綺麗なピザを作るときもある。 王妃マルゲリータにちなんだ イタリア国旗色のピザ。 マルゲリータ (ピッツァ) - Wikipedia 息子たちとダンナは大好きで 他に選択肢がたくさんあっても 好んでよく食べている。 パン焼き機がやってきてから ますます手軽に作れるようになった。 生地を午前中仕込んでおくと 夕食にはふっくらと美味しいピザを 好みの味付けで楽しめる。…

  • 4 piatti di vetro e il fornino elettrico「4枚のガラス皿と電気オーブン」

    最近我が家にやってきた 台所の新メンバー。 17年間使ったオーブンの 扉のバネが壊れてしまい 修理しようと分解したが 内部も油分でギトギトだったので 買い替えることにした。 何度も鳩の丸焼きを調理したので その油はいたるところに浸透していた。 オーブンを探すために3件回って 最後の店にあった型に決めた。 特売していたので最後のひとつ 棚に展示していたものを 箱に入れてもらった。 前のオーブンはアクセントカラーが赤で 我が家のキッチンでは少々目立ちすぎた。 今回はすっきりとした銀と黒。 サイズもひとまわり小さい。 電熱線もシンプルな形。 手入れしやすい内部のデザイン。 油分が飛び跳ねる肉料理は …

  • Purè di patate「ジャガイモのピューレ」

    次男が左肘を骨折して 入院したときに 病院で食べて彼が惚れこんだメニュー。 それ以来ときどき作る。 私はジャガイモの歯ごたえが 残っている荒つぶしのこっちの方が好き。 けれど息子たちの好みは とろとろクリームに近い食感のピューレ。 茹でたジャガイモを裏ごしして 牛乳とパルミジャーノを加える。 塩と胡椒で味を調えて完成。 パルミジャーノがなければ バターでコクを出す。 夕べは全部ピューレにしたけれど 自分の分だけ別に軽くつぶして ポテトサラダかマッシュポテトにして 食べることが多い。 簡単に作れて アレンジも手軽にできるし 腹持ちもいい優秀メニュー。 シンプルなものに幸せの種は宿っている。 pu…

  • Cestini per i generi vari 2「雑貨整理用のかご2」

    ごちゃごちゃしやすいものを 私も家族もなるべく簡単に かたずけられるように かごを活用している。 子供たちがよく使う ヘッドフォンや充電器などは まとめてコンセントの近くへ。 すぐに見える場所にあるので 探す手間が省ける。 私が使っている画材や小道具は だいたい種類ごとに分けて カゴに入れて机の脇の棚へ。 物が増えたり 使うものが変わっても だいたい同じ場所に収まるように 随時工夫する。 あまりにもきっちり分類すると そこで神経をすり減らしそうなので 大まかな分類が我が家にはぴったり。 混ぜすぎないことがポイント。 子供の成長とともに こういう細々したものの 収納の方法も変化する。 そういう動…

  • Piccione arrosto con patate e funghi「ジャガイモときのこ添え鳩のオーブン焼き 」

    日曜日のお昼に食べたメニュー。 食用の鳩はダンナの実家で 育てて捌いて下味までつけて 我が家まで届けてくれる。 まずは鳩を焼く。 その間にジャガイモときのこを 大きめに切っておく。 肉が半分くらい焼けた頃合いで 塩・胡椒・ローズマリー・オリーブオイルで 味付けしたジャガイモを入れる。 肉とは分けて焼く。 鳩からは脂がたくさん出るので それを少し絡めながら ジャガイモに焼き色がつくまで焼く。 鳩の肉が焼けたら取り出して アルミホイルでくるんでおく。 こうすると肉が中までしっとりとして ぱさぱさした食感にならない。 ジャガイモに8割程度火が入った頃に 大きめに切ったきのこをいれる。 下味は不要。ジ…

  • Orzo solubile alla cannella「シナモン入り顆粒大麦茶」

    寒い時に体を温めるため 近頃よく飲むのがこれ。 朝、牛乳はほとんど飲まないのに ビスケットを浸して食べるのが好きな 長男がよく牛乳を残すので これに顆粒の大麦を溶かして 朝の休憩時間に飲むようになった。 加えるのは黒糖とシナモン。 牛乳愛飲者ではないが 嗜好品のひとつとして楽しむ。 この組み合わせは 体が温まるだけでなく 大好きなシナモンの香りで 気分も爽快になる。 長時間の瞑想や 大げさな断食をしなくても こまめにほっとする 自分だけの時間をとることで ため込みやすい ちょっとした疲労を さっさと流してしまう。 いくら好きなことを仕事にしても 同じ姿勢で作業を続ければ 血流も悪くなるし あち…

  • Cestini per i generi vari「雑貨整理用のかご」

    散らかりやすい 日用雑貨や小物は 用途ごとに分けて収納している。 暖炉の前には 点火材やライター 灰を掃除する小箒などを まとめて小さなカゴへ。 引き出しを開ける作業さえ 億劫だというダンナの 財布やメガネ、カード類は さっと取り入れできる場所に まとめてカゴ収納。 彼の小物置き場は他に2カ所。 専用の洗面所とベッド脇の引き出し。 キッチンや食卓に放置されたダンナの物は この3カ所のいずれかに移動させる。 そうすれば行方不明にならないし 彼も簡単に探し出すことができる。 自分が苦にならない作業でも それを嫌がる人と暮らす場合 ひと工夫すれば お互いにストレスが減る。 私は究極の面倒くさがりやな…

  • Vino casareccio「自家製ワイン」

    ダンナの実家では毎年 自家製ワインを作る。 近所に住む親戚が ブドウやオリーブの収穫の時期には 自然と集まり協力し合う。 話し合いをするわけでもないのに 日程を適度にずらして できる人が手を貸す。 強制も強要もない。 ぎすぎすした分離社会で 暮らしている人々にとっては おそらく信じられないような自然な流れ。 それに身を任せて生きる人間が 作るワインはまるで奇跡のしずく。 儲けるためではなく 純粋に食卓を彩るため。 それが当たり前の頃があった。 そしてそのことに気づいて 共存共栄の動きをする人が あちこちで増えている。 とても喜ばしい。 次男が農業高校に通うことになった。 ワイン醸造に興味がある…

  • La divisa dello scout「ボーイスカウトの制服」

    デジタルゲームや動画に飽きると 家を出て外に行く次男と違い 長男はデジタル画面にへばりついて 離れない傾向があった。 そこでダンナが提案したのが ボーイスカウト。 キャンプ ボランティア活動 グループ参加のイベント などなど いろいろなことをやっている。 私はこういう活動が苦手。 やってみたかったという父親に似たのか 長男には肌に合うらしい。 今の制服は2着目で イベントやキャンプに参加すると 増えていくワッペンを 小さくなったシャツから付け替えた。 イラストに描いてある 巾着袋はこうして作られた。 スカウト活動にピタッとはまる人は 大人になっても 指導者として参加する。 その組織は現金報酬目…

  • Il metodo al rotolo nelle cassette「引き出しの筒型収納方法」

    衣類の収納に筒型分類を 取り入れたのは去年のこと。 家族のアレドコ攻撃を かなり回避できるようになった。 以前は平積み収納していた。 その日着たい服を探した後 もと通りに戻せない男たちの 尻拭いをしたくないから この筒型収納にした。 バカンスや長期旅行の際に スーツケースにはこうやって 衣類を入れていた。 これ、家でも使える!と ひらめいた時に即行動。 ちょうどいいサイズの箱を マスキングテープやシールなどで 補強装飾して引き出しの中へ。 すべて箱に入れなくても大丈夫。 息子たちの衣類場合 箱に入れているのは靴下とパンツ。 それから次男のサッカー練習用のあれこれ。 あとは箱なしで 長袖の列、半…

  • Risotto alla rucola e supplì「ルッコラのリゾットとスップリ」

    夕食にルッコラのリゾットを わざとたっぷり作って 翌日の夕飯には余ったものに チーズを加えてスップリにした。 Supplìとはライスコロッケのこと。 去年からよくやるパターン。 ルッコラのリゾットは 家族全員の好物なので 大抵は完食していたのだけれど ある夜、たくさん余った。 あ、これは!と 翌日にスップリにしてみたら 息子たちに大好評。 とくに次男が気に入っていて 次の日の楽しみのために リゾットをわざと残す。 わざわざ米に火を入れるところから 作る手間が省けるし リゾットの仕上げに パルミジャーノチーズが たっぷりと投入してあるので ちょっとチーズを加えればOK。 モッツァレラチーズでなく…

  • Fettuccine a nido「巣形のフェットゥッチーネ」

    息子とダンナ用のパスタが 収納ケースになかった昼食 私のために購入したこのパスタを使ったら 大不評で次男は一口食べた後 一切食べようとしなかった。 なぜなら全粒粉のパスタだったから。 フェットゥッチーネは タリアテッレより細いので 製粉した粉を使ったパスタと あまり食感の違いを感じないのだが。 どうやら彼の頭には 「全粒粉のパスタはまずい」 と刷り込まれているようだ。 絡めるソースは 生ハムと西洋ねぎとキャベツに 白ワインと醤油を加えて作った。 このソースの組み合わせは 私も大好きなので 大半は私が食べた。 次男は冷蔵庫から 乾燥ソーセージを取り出して パンと一緒に黙々と食べていた。 以前は全…

  • San Valentino e le palline di cioccolato「聖ヴァレンティーノとチョコボール」

    聖人ヴァレンティーノを祭る チョコレートのイベントは ペルージアにとって サッカーライバルチームの町 テル二でこの時期開催される。 だから「本物のペルージア人なら ヴァレンタインなど祝わない」と 昨日息子が言っていた。 私はサッカーに興味がないので チョコレートを味わいに いつか行ってみたい。 我が家でよく作るチョコ菓子は 混ぜて丸めるだけのチョコボール。 ビスケットを砕いて 溶かした刻みチョコレートと混ぜて ころころ丸めてカカオの粉をまぶす。 簡単で日持するし 半端に残った粉々のビスケットが 大変身するのでよく作る。 作ってる脇から子供たちの手が ひょいっと伸びてきて 翌日まで持たないときも…

  • Murakami Haruki「村上春樹」

    手元にあった「1Q84」を 先日図書館に返却したので ベッドサイドの引き出しにあった 「海辺のカフカ」と「ねじまき鳥クロニクル」を 並行して読み始めた。 イタリアで名の知れた作家といえば 「ハルキ・バナナ・ミシマ」の3人。 どうやら翻訳者が限られている影響で その人が選んだ作家や作品が 「日本文学」の顔になっているようだ。 日本語で先に読了したものを もう一度イタリア語で読むと 雰囲気の違いが楽しめる。 ストーリー展開が頭に入っているので わからない単語に出会っても ブロックにならない。 まだイタリア語で読んだことがないのは 三島由紀夫作品。 今読んでいるムラカミ氏の本は いくつかの出版社から…

  • Kaki secchi「干し柿」

    柿が豊作だった昨年 友人が作ってくれた干し柿。 なんともいえない甘さ。 天然の甘味はやさしい。 イタリアで見かける柿はほとんど渋柿。 完熟させてゼリーのようになるまで待って 皮をむきスプーンで食べる。 信じられないほど甘くなるのだが 熟していない部分が残っていると 口の中にじゅわりと渋さがへばりつく。 今までこうやって食べていたけれど 干し柿の仕上がりに惚れたので 今年の秋は近所でたわわに実っている柿を おすそ分けしてもらって 干し柿をたくさん作りたい。 柿はそのままkakiと呼ばれる。 ただし一つだと単数形っぽくkako。 以前、柿の実から採れるタンニンを 木材の保護液として使えると聞き 試…

  • Tagliolini con porro e alghe「西洋ねぎと海苔添えタリオリーニ」

    お義母さんが作ってくれた 極細切の手打ちパスタ。 鶏・牛肉と香味野菜のスープで 食べることが多い。 そのスープが濃厚で 豚骨ラーメンを連想したので 最後に残ったパスタとスープに 西洋ネギときざみ海苔を加えてみた。 西洋と東洋の味の統合。 一人の昼食が豪華に大変身。 手打ちパスタ作りは だいぶ慣れてきたので わざわざ作りたくなる。 この細く切ったパスタは スープか魚介類と一緒に食べる。 ラーメン好きならきっと気に入る食感。 西洋ねぎの旬は春なので 今手に入るものは少し元気がないけれど みそ汁や雑炊、なんちゃってそうめんに 欠かせないので大抵冷蔵庫にある野菜。 なんちゃってそうめんはこちら。 海苔…

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