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yamamekong
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2015/12/26

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  • おらが村の紅二代

    今回の党大会で目立った点はラオスの紅二代が台頭してきたことである。革命から40年を経て、革命の指導者の二代目達がそれなりの年齢に成長した。おらが村ラオスではやはり血縁・地縁がモノを言う。党中央委員69名の中に多くの子息達が入った。 ▼筆頭は国会副議長のサイソムポーン・ポムヴィハーン(62)で勿論ラオスの紙幣に印刷される故カイソーン元主席の息子で今回序列7位で政治局入りした。兄弟のサワンナケート県副知…

  • 党再生、前途は多難だ

    1月22日第10回ラオス人民革命党大会では新書記長にブンニャン・ヴォーラチットを任命した。これまで首相、国家副主席を歴任したベトナム派の78歳後期高齢者に党の再建を委任したようだ。過去10年の書記長を担ったチュムマリーは79歳。2期の任期を終えて引退するが、道連れにまだ若い71歳のトンシン、70歳のソムサワートの政治生命を断った。 ▼やはり中国に近づきすぎて火傷を負ったのだろうか。今回人事で憂いを見たのは昨年…

  • 党大会

    1月18日第10回ラオス人民革命党党大会が開幕した。今回は22日までの5日間、首都の国立会議場を中心に厳戒態勢のもとで実施されている。全国の26.8万人の党員の代表として685名が出席しているという。先週末から続々と地方の有力者達が首都入りしており、ビエンチャンの町は赤で埋め尽くされている。 ▼今回の会議では、チュムマリー書記長による政治報告、そしてトンシン中央政治局員からバラ色の2030年までのビジョン、2025…

  • ラオスから福建へ

    空海は唐を目指したとき暴風雨に合い、大きく南に流されて到着したのが今の福建省の片田舎とされる。そしてこの地はシルクロードの出発点でもあり、華僑を世界に送り出した拠点の一つでもある。1月8日この福建省泉州に4機のチャーター便が着陸した。このフライトは異様な雰囲気に包まれており、多くの報道陣が詰め掛けた。何しろ搭乗者の300名が容疑者で公安警察の厳重な警備のもと送還されてきたのだ。 ▼昨年12月末、ルアン…

  • 2016年のラオス展望

    アセアン経済共同体がスタートした。略してAEC、よくEUと比較されがちであるが、実態としては1957年にスタートした欧州経済共同体(EEC)に近いと考えたほうが良いであろう。もちろん欧州が40年掛けてEUを構築したスキームとは別の道をアセアンは歩んでいくであろう。 ▼ラオスはその初年度にアセアン議長国となった。昨年はマレーシアであったのでアルファベット順では本来今年はミャンマーだが2014年にラオスと交代したので…

  • メコン川の憂鬱

    コモンズの悲劇という言葉がある。共有資源は利己的な活動により疲弊していくという法則をうたったものだ。1月5日ラオス南部のチャムパサック県にてドンサホンダムの建設開始式典が行われた。発電容量260MW、5億ドルの建設費で2019年に完成を予定している。年間2028GHWを発電する計画だ。同ダムはラオスで2番目となるメコン川本流に建設されるダムだ。 ▼ラオス初のメコン川本流ダムは言わずと知れたサイニャブリダムである。…

  • ラオス・ダークツーリズム案内

    先日、ロンチェンについて少し述べた。今や観光地となっているヴァンヴィエンにはかつて空軍基地があり、滑走路が今でも残っていることは多くの人が知っているだろう。その他にもラオス秘密戦争における戦跡はその他にも多くあることから、今日はその幾つかを紹介したい。私も行ったことは無いのだけれども。 ▼プーファーチー山:サムヌアから東40kmにある聖なる山(1720m)。1966年米軍が戦術航法装置(TACAN)を設置するなど…

  • 2015年総括

    【1月】ラオスとベトナム国境のデンサワン・ラオバオ国境にてシングルウィンドウ検査およびシングルストップ検査の試験運用が開始。縦割りは続く。【2月】政府公認のラオス語入力システムとペットサラートフォントが発表。iOSでもラオス語入力が使用可能に。ベトナムの支援。【3月】ラオスとベトナムの二カ国間FTAが改正。特別税率で貿易強化を目指す。 ▼【4月】ラオス初の石油精製工場の建設が開始。1.8億ドルで年間オクタ…

  • コヨーテ知事

    12月22日ホアパン県のカムフン知事が解任され、ワンサイ新知事が就任した。同時に副知事3名も入れ替わった。ラオスでは知事の異動がしばしば行われる。11月上旬にホアパン県党大会が行われ、新たにワンサイ氏が党書記に選出されていたから不思議な人事ではない。が、副知事を含めて一斉に解任されるケースは稀だ。今回、巷ではコヨーテバーによる処罰人事と見られている。 ▼問題の発端は、ヴィエンサイ郡にベトナム企業がヴ…

  • サイソムブン県観光年

    この12月からサイソムブン県では観光年がスタートした。このラオスで最も新しい県にはの3つの頂きを持つラオス最高峰のプービア山(標高2823m)や、多くの石灰岩で出来た山や洞窟などの未開発の観光資源が豊富で気候も冷涼なことから新たな観光地として期待されている。先日発表された2015年人口調査ではサイソムブン県の総人口は85200人、ラオス総人口の1.2%に過ぎない。貧困世帯が2000世帯(全体の18.07%)を占める貧困県である…

  • 阿片問題

    国連薬物・犯罪事務所(UNODC)はラオスとミャンマーの芥子栽培と阿片取引の最新レポートを発表した。ラオスでは推定で北部を中心に5700haで栽培が行われ前年の調査から500ha程度減少した。総生産高は84-176トン程度と見られ、一部はヘロインとなり密輸される。売買価格は近年上昇傾向で1kgあたり1980ドルだという。 ▼調査レポートを読んでいると、いかに調査が大変なのか察せられる。栽培面積の推定には各県の航空写真のサ…

  • 象の国ラオス

    2016年のエレファントフェスティバルの日程が決まった。2月19-21日の3日間サイニャブリ県で象67頭が参加して行われる。象は野生動物でもあり、また古くより木材運搬や戦争にも用いられてきた使役動物でもあり、そして白象に象徴される信仰の対象だ。ちなみにラオス語の助数詞では通常には「トゥ」(頭)を用いるが家畜化された象には「スアク」(本来の意味は紐)という特殊な助数詞を用いている。それだけラオス人には関係が深…

  • 中国ラオス鉄道

    山河を共有する良き隣人、良き友人、良き同士、良きパートナー。習近平主席を筆頭に中国はラオス要人との会談時には必ずこの言葉を引き合いに出す。12月2日晴天のもと首都ビエンチャン郊外にて中国ラオス鉄道の定礎式が執り行われた。式典にはチュムマリー国家主席、鉄道推進を強力に推し進めてきたソムサワート副首相、そして中国共産党中央政治局常務委員、全国人民代表大会常務委員会委員長張�コ江らが揃い、外国メディアを一…

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