現在保有している8銘柄の中で、しっくりきていない銘柄が1つある。それは、クラシコム(7110)。クラシコムは「フィットする暮らし」を掲げているけど、まったくフィットしていない暮らし(サラリーマン地獄)に苦しんでいる自分にとっては心に響いてくる言葉であり、そういう意味ではしっくりきている。また、決算説明資料やネット情報などから伺えるクラシコムの経営戦略も理に適っているように思われ、そういう意味でもしっく...
さえないサラリーマンが 仕事×節約×投資 でアーリーリタイアを目指す自己満ブログ 個別株投資挑戦中
自己満ブログですが少しでも参考になることがあれば幸いです
『「相場予想は時間の無駄だ」レジェンド投資家が“儲かる話”に耳を貸さないワケ』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されていた。専門家の株価予想があてにならない理由が3つ書かれており気になった。1.サラリーマンとしての社内評価を優先するため サラリーマン予想屋は、攻めた予想をすることのアップサイドが小さい割にダウンサイドが大きいので、真面目に予想をしようというインセンティブが湧かないのです。だか...
「伊藤真の法学入門 講義再現版」(伊藤真 著)という本の感想、5回目。日本国憲法における「人権の尊重」と「公共の福祉」に関する話が気になった。個人の尊重という考えに基づいて人権が保障されるとはいっても、人権が絶対無制約なものとして保障されるというわけではないことに注意してください。他人に害悪を及ぼすような人権の行使は、「公共の福祉」(憲法12条後段、13条後段)による制約として、憲法上制約してよいこと...
「伊藤真の法学入門 講義再現版」(伊藤真 著)という本の感想、4回目。法制度は大きく2種類ある、という話が興味深かった。■大陸法(フランス、イタリア、オランダ、スペインなど)・ローマ法を起源とする条文の解釈によって裁判を行う(成文法主義)・法に従わないといけないのは法を発した人や議会に民主主義的な権威があるため(法治主義)■英米法(イギリス、アメリカ)・ノルマン王朝時代から累積してきた過去の裁判の判決...
「伊藤真の法学入門 講義再現版」(伊藤真 著)という本の感想、3回目。「法の解釈は多様」という話が印象的だった。法の解釈は多様です。数学の定理と違うということは先にも触れました。価値判断の違いから反対の解釈が成り立つだけでなく、同じ価値判断に立っても、先に示した2つの解釈が成り立つのです。法の解釈は、多様な解釈のどれが正解というわけではありません。正しいと考える価値判断を行い、その価値判断に従って...
「伊藤真の法学入門 講義再現版」(伊藤真 著)という本の感想、2回目。法の機能が3つ紹介されており気になった。法の機能とは1.社会統制機能:命令や強制によって社会秩序を維持する2.活動促進機能:権利を示して自由な活動を促進する3.紛争解決機能:定めた権利や義務に基づいて紛争を解決する普段意識することはないけど、改めて考えると現代社会を成り立たせるために法の機能は非常に重要だ。法の機能の重要さに気付...
「伊藤真の法学入門 講義再現版」(伊藤真 著)という本を読んだ。法学をはじめて学ぶ人に法の基本的な考え方を伝えようとする内容。「法」という言葉の意味は大きく2つに分類できるという話が印象的だった。その分類とは、1.法則:時代、地域を問わない普遍的なルール 「こうである」 →自然法則など2.規則:その時代、地域を生きた人々の価値観に基づいた主張 「こうあるべき」 →法律など前者は法則が支配する世界、後...
ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が史上初めて3万ドルの大台に乗ったとのことで、日本経済新聞でも複数の記事で取り上げられていた。個人的にはこのタイミングでの株高は意外に感じられたけど、なぜ今株高になったのだろうか?株高の理由として記事では次のようなことが挙げられていた。・大手ハイテク企業の好業績・金融緩和の実施と期待感・財政出動の実施と期待感・ワクチン開発の進展・景気回復の期待感言われてみれ...
「経済成長だけで解決できない」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。新型コロナウイルスの感染防止と経済活動の両立の困難さに関する内容。命と経済の両立。これが経済策を語る上での決まり文句になっている。しかしかなり難しい課題だ。命と経済は両立というより、どちらに重きを置くかという選択と考えた方がよい。ここで欲張って経済のV字回復を目指して感染爆発が起き、経済の腰折れをもたらすことになれば...
「世界で株高 債権から資金」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。新型コロナウイルスの感染が再拡大(第三波)しようとしているこのタイミングで株高になっている様子。世界で株価の上昇が続いている。ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が16日、最高値を更新。17日の東京株式市場では日経平均株価が2万6000円を回復した。新型コロナワクチンの開発が進み、世界経済が上向くとの期待が強まる。投資資...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、7回目。人を決めるのは遺伝なのかそれとも環境なのか、というような話が気になった。カナダの心理学者、ドナルド・ヘッブは遺伝か、環境かの問いに対して「それは、長方形の大きさを決めているのは縦の辺の長さと横の辺の長さとどちらかと問うようなものだ」と答えている。そして、ぼくのお気に入りは、ウォルター・ミシェルの表現だ。「私たちが何者かは、環...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、6回目。前々回と前回にそれぞれ取り上げた次の2つの話には関連があるように思う。ある研究によると、人の自由時間は1日7時間以上あると、逆に幸福度が下がってしまうそうである。人間の文明は5000年程度にすぎず、それは人類史の0.2%にすぎない。だから人間の体や心の99%は狩猟生活に適したように培われている。種が進化するには、数万年かかる。だから、ぼ...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、5回目。人は今でも狩猟生活時代に有効だった戦略をとろうとする、という話が気になった。人間の文明は5000年程度にすぎず、それは人類史の0.2%にすぎない。だから人間の体や心の99%は狩猟生活に適したように培われている。種が進化するには、数万年かかる。だから、ぼくたちは大昔に有効だった戦略を今も無意識に取っているわけだ。その頃生きるために必要だ...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、4回目。「自由の苦しみ」という言葉が出てきて気になった。編集者時代には、昼食を食べた後のわずかな休憩時間に本を読むのが大きな楽しみだった。仕事を辞めればもっと楽しみの時間が増えるだろうと思ったが、実際は違った。1日中いつでも読めると、手が伸びない。「時間があったらできる」と人はよく空想するものだが、「時間がありすぎるとできない」ことも...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、3回目。着手するためにはハードルを低く、そして継続するためには目標を小さくするべし、というような話が印象的だった。やる気を出すには「まずやり始める」ことが重要。まずやり始めるためにどうするか。それには徹底的にハードルを下げることが重要だ。下げるべきハードルはいろいろある。「距離と手間」「手順」「心理」三日坊主になってしまう主な理由は...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本の感想、2回目。「やる気は、やる前に出ない」という話が印象的だった。問題は「やる気」というものが、待っていれば、どこからか自然にやってくるという思い込みだ。これが間違いであることは、脳科学者の池谷裕二さんの次の言葉が完璧に表現している。「やりはじめないと、やる気は出ません。脳の側坐核が活動するとやる気が出るのですが、側坐核は、何かをやりはじ...
「ぼくたちは習慣で、できている」(佐々木典士 著)という本を読んだ。「習慣」とは何か?、なぜ「習慣」が重要なのか?、「習慣」にするためにはどうすればよいか?、などについて書かれている。個人的にはとても参考になる内容だった。理解した内容を整理してみる。■「習慣」とは何か?考えずに(無意識のうちに、意志がないままに、するかしないか悩まずに)行動すること■なぜ「習慣」が重要なのか?1.人間の行動のほとんど...
「年金改革 長寿に生かす」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。記事からの抜粋。年金の受給開始年齢は原則65歳だが、希望すれば60~70歳の好きな時期から受け取り始めることができる。65歳より早めるのを「繰り上げ受給」、66歳以降に遅らせることを「繰り下げ受給」と呼ぶ。今回の制度改正でこの繰り下げの上限年齢が70歳から75歳に引き上げられる。(中略) 繰り下げは1カ月につき年金額が0.7%増額されるの...
「ETFで世界に分散投資」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。長期投資(国際分散投資)をはじめる際の投資先としてETFをすすめる内容。国際分散投資を考えると各資産を一定の割合で組み合わせたバランス型と呼ばれる投信一本を買う手もある。だが、ETFを用いればより低いコストで自前の国際分散ポートフォリオをつくれる。手間は増えるが、ETFなら取引所で売買される価格をほぼリアルタイムで確認できる。例えば...
『50代のひきこもり 精神科医が語る「脱出の難しさ」』という記事が日経電子版に掲載されていた。40代では無理そうだけど50代でアーリーリタイアを実現できればと考えている自分にとって、「50代のひきこもり」というフレーズは現実味のある話であり気になった。筑波大学・医学医療系教授で精神科医の斎藤環氏のコメントとして以下のような記述があった。先の内閣府の調査でひきこもり状態になっている人の数は100万人超とされて...
「はじめての法律学 〔第6版〕」(松井茂記、松宮孝明、曽野裕夫 著)という本の感想、3回目。「基本的人権」に関する話が気になった。日本国憲法では「基本的人権」に重きが置かれているようだ。日本国憲法は、その第3章で「国民の権利及び義務」と題し、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる」(11条...
「はじめての法律学 〔第6版〕」(松井茂記、松宮孝明、曽野裕夫 著)という本の感想、2回目。三権分立に関する話が気になった。憲法は、その政府の権力を、法を作る権力である立法権、法を執行する権力である行政権、そして法を司る権限である司法権の3つに区分し、それぞれの権力をそれぞれ国会、内閣、裁判所に付与した。これは、政府の権力をひとつの機関に集中させることは危険であるという考え方にもとづくものである。三...
「はじめての法律学 〔第6版〕」(松井茂記、松宮孝明、曽野裕夫 著)という本を読んだ。架空の交通事故を題材にして法律の概要を紹介する初学者向けの内容。刑法・刑事訴訟法・民法・憲法などが取り上げられていたが、個人的に興味を惹かれたのは憲法の話。憲法こそが、その国の統治の最終的なルールを決めた法である。そして国会は、この憲法によって付与された「立法権」を行使して、国民が守らなければならないルールを定める...
バイデン氏の勝利がようやく決まったらしい今回の米国大統領選挙において、個人的に気になったのは両者の年齢の高さ。トランプ氏は74歳、バイデン氏にいたっては77歳だけど、77歳と言えば後期高齢者と言われる年齢であり、判断力の低下も心配される年齢ではなかろうか。「なかろうか」というより、70代にもなったらだんだん判断力は低下していくものだろうと自分は勝手に思い込んでいた。しかし、77歳のバイデン氏がこれから大統領...
リタイア後の積立投資の出口戦略について、生活に必要な金額を都度取り崩していくシンプルさ優先の案を前回書いた。その場合、これからの資産推移はどうなるのか、簡単にシミュレーションしてみた。次のような想定をした。1.リタイアするまでは今のペースで積立投資と貯金を続ける2.50歳でアーリーリタイアし、70歳から年金受給が始まる3.リタイア後の生活資金は株式から取り崩す4.株式がなくなったら貯金を取り崩す5.生...
「老後資産 長持ちの心得」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。老後の運用資産の出口戦略(取り崩し方)として「定額法」「定率法」「定口法」などが紹介されていた。定額法は相場の下落局面でも一定額を引き出すため、資産の目減りが加速する可能性が大きい。こうした懸念がないのが「定率法」だ。資産残高に対して取り崩す割合を一定にするため相場下落局面では取り崩す額が減り、資産減少を抑えられる。半面...
『長期投資で越える「荒波」』という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。長期投資では、相場を予測して頻繁に売買を繰り返すのではなく、世界全体の株式などに淡々と積立投資を続けることが、相場の荒波を越えて資産を増やす秘訣である、というようなことが書かれていた。次の箇所が特に印象的だった。「2016年の米大統領選前後に株式投信を売らなければよかった」。こう悔やむのは大手金融機関の株式アナリストA氏。A...
「投信番付」という日本経済新聞のコラムに先進国株式型投信の年間資金流入額ランキングが掲載されており気になった。先進国株式型投信への9月末まで1年間の資金流入額ランキング上位5つは以下のようであり(すべてアクティブ投信のようだ)、先進国株インデックス投信に投資している自分がイメージする「先進国株式型投信」とは異なるものだった・・・。1.グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 5752...
「ESG」という言葉を日本経済新聞で目にする頻度が高い。この5日間だけでも、タイトルに「ESG」が入った記事が5つあった。「ESG投資、過信は禁物」「米運用大手にESG圧力」「ESGマネー導く条件」「朝日生命保険系 ESGファンド参入」「ESGの成長は減速せず」そもそも「ESG」とは何だろうか?改めて調べてみると、E・S・Gは環境(Environmento)・社会(Social)・企業統治(Governance)の頭文字であ...
『投資「売る」タイミングは? 長期の人生設計を重視』という日本経済新聞に掲載されていた記事の感想、2回目。次の箇所が気になった。「長期・積立・分散」投資を継続することで勝率を高めることができますこの部分を読んで、長期投資でリスクは小さくなるのか?それとも大きくなるのか?というような議論をときどき目にすることを思い出した。思い出したついでに、「長期投資でリスクは小さくなるのか?それとも大きくなるのか...
大企業のリストラ関連の記事が日本経済新聞にたて続けに掲載されており気になった。「日立金属、3200人削減」日立金属は27日、2022年3月期末までにグループ全体の従業員数の約1割を削減すると発表した。不採算事業での早期退職の実施などにより約3200人の従業員を減らす。新型コロナウイルスの影響で特殊鋼事業や磁石事業が低迷しており、拠点再編などと合わせてコスト削減を急ぐ。「三菱重工、国内3000人配転」三菱重工業は30日、...
「企業年金、強まる逆風」という記事が日本経済新聞に掲載されており気になった。確定給付型の企業年金が安全資産として利用している企業年金保険の利率が大幅に下がるとのこと。第一生命保険は29日、企業から預かる年金資金の運用で約束していた予定利率を2021年10月に年1.25%から0.25%に引き下げると正式発表した。日本生命保険も検討している。生保各社は確定給付企業年金向けの運用商品として企業年金保険を提供している。(...
『投資「売る」タイミングは? 長期の人生設計を重視』という記事が日本経済新聞に掲載されていた。20年間の積立投資でほぼ確実にプラス運用になる、というような話がありとても気になった。つみたてNISA(少額投資非課税制度)に関する金融庁の資料を見ると、20年間、積み立て投資を行えばほぼ確実にプラス運用で終わらせることができるとしています。5年では確実ではありません。やはり長期投資が重要になるのです。「金融...
中高生時代、「寄生獣」(岩明均 著)という漫画にハマってよく読んでいた。寄生生物が人間の頭を乗っとり、人食いの化け物になる物語。主人公の男子高校生は、頭を乗っとられることは免れたものの腕に寄生されてしまい、共生していくことになる。そんな「寄生獣」を久しぶりに読んでみようと思い立ち、20数年ぶりに読み返してみた。読み返しながら、中高生時代の自分は「寄生獣」のどこに惹かれたのだろうかと改めて考えてみる...
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現在保有している8銘柄の中で、しっくりきていない銘柄が1つある。それは、クラシコム(7110)。クラシコムは「フィットする暮らし」を掲げているけど、まったくフィットしていない暮らし(サラリーマン地獄)に苦しんでいる自分にとっては心に響いてくる言葉であり、そういう意味ではしっくりきている。また、決算説明資料やネット情報などから伺えるクラシコムの経営戦略も理に適っているように思われ、そういう意味でもしっく...
今週はメディア総研(4242)を売却して、デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)を買い増しした。そして、今週は株が全体的に下げた影響もあり、保有している株も前澤工業以外は全体的に下げる展開だった。前澤工業が好調だったのは先週金曜日に公表された第3四半期決算短信の影響と考えられる。これまでの傾向通り相対的に利益率の高い事業の売上高が伸びており、個人的にも好印象。デジタル・...
前回書いたように、月曜日にメディア総研(9242)を売却した。売ったお金をどうするか?中東の雲行きが怪しくなっているので現金でもっておくか、それとも新たに投資するか?迷ったものの、これくらい安くなったら買ってもいいかなという値で、とりあえずデジタル・インフォーメンション・テクノロジー(3916)とクラシコム(7110)に100株ずつ買い注文を出してみた。すると、その日(火曜日)のうちに両方ともすんなり約定してし...
メディア総研(9242)の取締役(営業部長、40代)の辞任に関するお知らせがHPに掲載されていた、と前回書いた。下記3つの選択肢を挙げて、優柔不断な自分はとりあえず投資を継続して様子を見ることになりそうだ、と続けて書いた。選択肢1:余計なリスクをとらないようにするためにさっさと売却する選択肢2:とりあえず投資を継続して様子を見る選択肢3:ニュースを見た他の投資家たちが売却して安くなったところを買い増しする...
投資先企業のHPをチェックしていたら気になるニュースが目に付いた。メディア総研(9242)の取締役(営業部長)の辞任に関するお知らせであり、辞任の理由は一身上の都合によるものと書かれている。規模の大きな企業や年配の方の話であれば気にはならなかったと思うけど、メディア総研は従業員約40名の小さな企業であり、また、その取締役は40代前半のようで経営陣の中で最も若いと思われる。主要な人物が1人抜けても事業に支障は...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、6回目。長期投資はバイ(買う)ですべてが決まる、という話が印象的だった。極論を言うと、長期投資はバイですべてが決まる。良い株を買いさえすれば、あとは何もしなくても、その企業があなたを大金持ちにしてくれるのである。バイをうまくやることができれば書かれているように大金持ちになれるだろうけど、逆に、バイで間違えてしまうと満足す...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、5回目。成長株はいつ買うのが正解か?不人気な成長株を暴落局面で買うべし、というような話が書かれていた。不人気な株とは、例えば知名度が低かったり(プライム市場ではなく)スタンダード市場に上場していたりするような株のことであり、また、暴落局面とは、例えばリーマンショックやコロナショックなどで株価が大きく下がったときのことであ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、4回目。タイトルにもある通り、この本では「割安成長株」が勧められているけど、なぜ「割安株」ではなく「割安成長株」なのか?すなわち、「割安」なだけでなく「成長」も必要なのはなぜか?大きく2つの理由が考えられる。理由1:株価の上昇余地がより大きくなるから理由2:株価が上昇するきっかけになるから理由1については、単に「割安」な...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、3回目。株は短期的にはネズミ講と似ている、という話が印象的だった。株は短期的にはネズミ講と似ている。何でもよい。何か株が上がりそうなネタを見つけた人間がその株を買い、次にそれを知った人が同じ株を買い、その次に知った人がその株を買う、といった具合に、情報の波及とともに買いが膨らみ、株価が上昇するという短期構造を持っている。...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本の感想、2回目。タイトルの通り、この本では割安成長株のバイ&ホールドを勧めている。なぜバイ&ホールドなのか?次の話が印象的だった。情報の泥沼にどっぷりつかり、心理戦の勝ち方を1つ1つ学び、それに精通していくことで、まるでAIのように心理的な癖やバイアスを克服する。これも株で勝つ1つの方法だろう。この方法で成功を収めている短期トレ...
「割安成長株で勝つ エナフン流バイ&ホールド」(奥山月仁 著)という本を読んだ。SNSやネット掲示板との付き合い方に関する話が気になった。まさに今から買おうとする株のとっておきの有効情報をわざわざ他人に先に教えるバカはいない。もし、そんなことをすると、買う前に株価が高くなってしまって、自分に不利に働くからだ。 (中略) 仮にそれが本当に有効な情報ならば、その情報が出回ってほしくない別のプレイヤーが大量...
今週の個別株は、いであ(9768)が下げたものの、全体的に微増だった。前々から気になっていたけど、新コスモス電機(6824)は日々の出来高が少ないようで、昨日はなんと200株のみだった。保有している他の銘柄についても改めて確認してみると、メディア総研(9242)も出来高が少ないようで、昨日は400株、一昨日は100株のみ。出来高が少ないということは、それだけ注目されていないということだろうから、割安で放置されている可...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、3回目。次の箇所が非常に印象的だった。“好きなことがある”ということは、それだけで朝起きる理由になる。もっと言うと、“好きなことがある”ということは、それだけで生きる理由にもなるように思われる。また、“好きなこと”はアーリーリタイア後の生活を充実させるための鍵にもなりそうだ。“好きなこと”と言えば、最近は専ら個別株投資にハマっており、一生モノの趣味になりそう...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本の感想、2回目。天才に関する話が気になった。天才は自らの劣等感や焦燥感を埋めるために必死だ。作品が評価を受ける度に、それによってさらに高くなったハードルを越えるために苦心する。その繰り返しに一生を費やし、ついにそれが叶わなくなった時にこの道を志した時から何も変わっていない欠落の深さを目の当たりにして絶望する。「今までなんだったのだ」と。「評価を受ける度に、そ...
「ナナメの夕暮れ」(若林正恭 著)という本を読んだ。お笑いコンビ・オードリーの若林氏のエッセイ。ゴルフに関する話が投資にも通じるところがありそうで印象的だった。ゴルフの不思議。力を抜いた方が飛ぶこと。 (中略) 構えた時に、まず遠くに飛ばそうという欲を消す。方向を確認した後は、ボールをクラブが当たるまで最後まで見つめる。目標を見ないで今日だけ。今だけ。遠い夢はもう見ない。 (中略) 力を抜いて、欲...
前回書いたように新メンバー(3916 デジタル・インフォーメイション・テクノロジー)を迎えたものの、今週の個別株はほぼ全滅だった・・・。保有銘柄だけでなく、今週は日本株が全体的に下落しており、来週以降も下落傾向が続くようであれば買うチャンスになるかもしれない。全体的な下落が続いた場合、保有銘柄を買い増すか? それとも、「安くなったら買いたい銘柄リスト」の中から選んで買うか? 下落のチャンスを逃さないよ...
「安くなったら買いたい銘柄リスト」を作りたいと1月半ほど前に書いた。実際に作って株価の動きを観察していると、特に気になっていた銘柄がだんだん安くなってPERが15倍を切ってきたので、反転しない今のうちにと思って木曜日に買ってみた。すると、木曜日の終盤と金曜日にさらに安くなってしまった。買うのが早すぎたか・・・。■買った銘柄 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)■気になったポイント ・業績(売...
明日から新年度が始まる。2029年3月末でのアーリーリタイアを夢見ている自分にとって、(その通りに実現できるとしたら)サラリーマン生活も残り5年となった。これまで約20年やってきたことを考えると、ようやく最終章の入り口あたりにたどり着いた感じだろうか。とはいえ、新年度から仕事を取り巻く環境が若干変わることもあり、そしてそれは間違いなくハードな方向に変わってしまうこともあり、さえない自分が最終章を最後まで演...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、5回目。「持っているものではなく、やっていることを好きになる」という話が気になった。達人――投資のプロセスに深い思い入れを抱く(また自己充足もそこで得る)。個別の投資対象には思い入れを持たない。負け犬――自分の持っている投資対象を愛す。今年1月に投資を始めた当初は、会社四季報の...
「バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣」(マーク・ティアー 著、望月衛 訳)という本を再読した感想、4回目。「大きなリターンを得るためには、大きなリスクをとる覚悟が必要」というのは間違った信念、という話がとても印象的だった。前回書いたリスク管理の話と関連があるけど、成功している投資家たちは非常にリスク回避的とのこと。「ハイリスク・ハイリターン」という言葉をたびたび聞いてき...
日本経済新聞の「ニッキィの大疑問」という記事に終身雇用について書かれており気になった。終身雇用を前提としない企業や終身雇用の維持に対する不安を公言する企業が増えているという話や、転職サービスへの新社会人の登録が増えているという話なども書かれていたけど、特に気になったのは45~54歳の正社員の約6割が転職経験があるという話。40代半ばの自分も他人事ではなく、いつまで今の仕事を続けられるかわからない。とはい...
『年金開始が「62歳→64歳」だけで火の海に…フランス人と日本人の「老後の感覚」が決定的に違う理由』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されており気になった。大規模なデモも起こっているフランスの年金制度改革に関する内容であり、大騒ぎになっている理由について次のように書かれていた。①フランス人は仕事に喜びを見いだす度合いが少なく、早く引退生活を好きなように過ごすのを楽しみにしている。②週休二日や有給休暇な...
「プラグマティズム」(W・ジェイムズ 著、桝田啓三郎 訳)という本を読んだ。プラグマティズムとは何か?読解力不足により1割も理解できなかったように思うけど、プラグマティズムとは要するに次のような考え方と理解した。プラグマティズムが真理の公算を定める唯一の根拠は、われわれを導く上に最もよく働くもの、生活のどの部分にも一番よく適合して、経験の諸要求をどれ一つ残さずにその全体と結びつくものということである...
「投信番付」という日本経済新聞の記事に追加型株式投資信託の2022年度の資金流入額ランキングが掲載されており気になった。トップ5のうち、1位~4位は米国や全世界の株式で運用する低コストなインデックスファンドが独占しており、改めて人気の高さを感じた。5位にようやくアクティブファンドが入っている。1.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 資金流入額 7312億円2.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 資金...
「世界はもうすぐ終わるのに、バカなみんなはわかっていない…環境保護団体がテロ活動に走る根本原因」という記事がプレジデント・オンラインに掲載されていた。過激な環境保護団体(「ジャスト・ストップ・オイル(JSO)」「最後の世代(LG)」など)の問題点について書かれた内容であり、次のような話が気になった。JSOやLGを批判的に見る人(そこには私も含まれる)は、彼らを「おかしな人」たちと考える。しかし気候変動を並々な...
次の話が気になった。日経ビジネス(2022年11月21日号)の書評のコーナーに書かれていた内容。そもそも、本は服でいえば、フリーサイズで誰にでも合うように作られる。裏返して考えれば、「そのまま読めば誰にも合わない」ということにもなる。「フリーサイズで誰にでも合うように作られる」というのは、服や本に限らず多くのサービスに当てはまりそうな話。そうしないと売れないから。ただ、投資信託などの金融サービスについては...
「新・生物物理の最前線 生命のしくみはどこまで解けたか」(日本生物物理学会 編)という本を読んだ。物理学を用いて生物を理解しようとする生物物理学を紹介する内容(“最前線”といっても2001年に出版された本)。詳細はよくわからなかったけど、我々人間をはじめとした生物はとても複雑にできていて、かつ、(そのような複雑なものが)うまく機能しているというのはすごいなと改めて感じた。そして、誰かが設計して作り上げた...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本の感想、3回目。“教科書を学ぶ”と“教科書で学ぶ”の違いについて書かれており気になった。自分が関心をもつ専門分野の「教科書」と呼ばれる本を読むときには、二通りの読み方が考えられます。まずはじめに、とにかくその本を読みきって、そこに何が書かれているのかを理解し、その上で自分がそこから何か吸収すべきものがあるのかどうかを判断するという読み...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本の感想、2回目。演繹法と帰納法に次ぐ第三の推論様式として「アブダクション」が紹介されており気になった。演繹法や帰納法は従来の科学哲学の中では、物理学や化学などのように普遍類(たとえば、化学ならばある原子番号をもつ元素の集合、天文学ならば赤色巨星の集合のような類)を対象とする学問における、反復観察や再現実験を踏まえた論証方法として繰...
「系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに」(三中信宏 著)という本を読んだ。「系統樹思考」とは何か? 「分類思考」との対比で次のように理解した。■分類思考現在眼の前にある対象物をカテゴリー化する人類が無意識のうちに昔から採用してきた(生まれながらに備えている)考え方分類思考によって世界を単純化して(上位概念でくくって)考えることができる生きていくために必要不可欠な考え方■系統樹思考現在眼の前にある...
「正義感強い子 生きづらい?」という記事が先日の日本経済新聞に掲載されていた。子どもの正義感について書かれており気になった。ルールを守らない友達を注意して煙たがれる、マナー違反をすぐ指摘する――子どもの正義感が強すぎて、人付き合いがうまくいかないのではと心配になることがあるかもしれない。 (中略) 子どもが「正しいことを正しい」と言えるのは、とても良いことだ。親が「あんまり言い過ぎないように」「見て...
『50歳前後で
若い頃、写真(カメラ)に興味をもっていた時期があり、当時のカメラを今も保管している。今日は天気がよくお花見日和だったため、久しぶりにカメラをもって近所の公園に出かけてみた。使用したカメラは2003年に発売されたオリンパスのデジタル一眼レフ初号機E-1であり、発売から20年ほど経過しているものの、まだまだ普通に撮影できてしまう(地味にスゴイ!!)。写真は撮るのも見るのも好きだけど(好きなだけで腕はない)、撮...
『「死ぬ時に貯金残高が最高に達する」お金をコツコツ貯めた人が死の間際に必ず後悔すること』というプレジデント・オンラインの記事の感想、2回目。「ゼロで死ぬ」という話が気になった。『DIE WITH ZERO』というタイトルが意味するのは、「ゼロで死ね」、つまり「死ぬ時までにお金はすべて使い切ってしまおう」ということです。ところが、実際には多くの人は「死ぬ時に最もたくさんお金を持っている」ようです。(中略)このお金...
『「死ぬ時に貯金残高が最高に達する」お金をコツコツ貯めた人が死の間際に必ず後悔すること』という記事がプレジデント・オンラインに掲載されており気になった。前回とりあげた記事同様、大江英樹氏の著書『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』(光文社新書)の一部を再編集した内容。お金を貯め続けることは幸せなのか? というような話が書かれており気になった。『DIE WITH ZERO』というタイトルが意味するのは、「ゼロ...
『「老後2000万円問題」は単なる作り話にすぎない…お金のプロが
「人はどこまで合理的か」(スティーブン・ピンカー 著、橘明美 訳)という本(下巻)の感想、8回目。この本の感想の最後として、合理性とは何だろうかと改めて考えてみた。進化との対比で考えてみると、進化が種の存続を志向しているのに対して(結果的に種が存続するに至った一連の変化を進化と呼んでいる)、合理性は個の繁栄を志向しているように思われる(合理的に考えようとする内容は種の存続よりも個の繁栄に関することが...
「人はどこまで合理的か」(スティーブン・ピンカー 著、橘明美 訳)という本(下巻)の感想、7回目。なぜ人々はこんなに非合理なのか? という話の中で、わたしたちは世界を2つのゾーンに分けているという話が出てきて気になった。2つのゾーンとは「現実ゾーン」と「神話ゾーン」とのことで、「現実ゾーン」は合理性が求められる世界、「神話ゾーン」は非合理な世界、ということのようだ。わたしたちは世界を2つのゾーンに分...
「人はどこまで合理的か」(スティーブン・ピンカー 著、橘明美 訳)という本(下巻)の感想、6回目。なぜ人々はこんなに非合理なのか? という話の中で、アメリカで見られるような右派と左派の分断の要因として説明されていた「マイサイドバイアス」が気になった。自分たちに都合の良い真実を信じたり自分たちに都合良く解釈してしまったりする「マイサイドバイアス」は、他の認知バイアスに陥らないような賢い人でも陥ってしま...
「人はどこまで合理的か」(スティーブン・ピンカー 著、橘明美 訳)という本(下巻)の感想、5回目。なぜ人々はこんなに非合理なのか? という話の中で、「私たちは直感的な科学者ではなく、直感的な弁護士として進化してきた」というフレーズがあり非常に印象的だった。わたしたちは自分の信念を承認してくれる議論を求め、逆に自分の信念の反証になるかもしれない議論からは身を守ろうとする(社説に目を通すとき、内容が政治...