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25日間西チベット一周・チャンタン高原とカイラス巡礼 https://mu2ro.hatenadiary.com/

ラサからチャンタン高原を通って阿里まで、帰りは南回りでカイラスを巡礼してラサまでもどった旅行記です。

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2015/12/20

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  • ラサ空港、成都経由北京→羽田

    旅行を終えラサ空港へ、待合所で見かけたチベタンオヤジの腕、写真のピントがずれてるがなかなかかっこいい、今年の夏はこの感じで行くか、ってむりだけど。 エベレストの水を売っていた、宣伝の写真がきれいで記念に2本買う。あの写真は合成ですよ、エベレストの横にあんな山はありません、どこから流れてきた水かあやしい、とウリさんに軽くいなされる。でもいい。 正月に飲もうと思って忘れていた。旅行記が完了したから飲んでみた。少しチベットの香りがした、なんてわけはない。 成都の空港から武侯祠近くのホテルまで、一時間弱ずーっと近代都市の街並みなかなかきれいだ、いつこうなったんだろうすごい発展だ。成都は西側つまり中央ア…

  • パルコル一周12分33秒

    余った一日を使ってガンデン寺見学へ行こうと話が決まったが、私は一度訪れている。そこでやっぱりパルコルに一人行くことにした。我ながらパルコルが好きだ、午後三時ごろガンデン寺組とホテルで合流してまたパルコルまでおみやげの調達に行く約束もした。 チップのせいで手持ちの金がなくなった、ホテルから中国銀行まで散歩、途中の建設銀行の前にATMボックスがあった。VISAカードを持っていれば簡単におろせる「自助」と書いてあるのがATMの意味だ。 どんな銀行でもあるし24時間やっている、それに手数料も安い、日本より便利だ。(このときは偶然うまくおろせるATMだったみたいだ、6ケタの暗証番号でないとほとんどの所は…

  • ギャンツェ経由ラサ

    ここで作られた青稞(チンコウ/はだかむぎ)でチベット全土のツァンパをまかなっているのですよ。とウリさんが言うだけあってシガツェからの道はずっと穀倉地帯だった。 木も多いしなかなか美しい農村地帯だ、気候も穏やかな感じがする、こんな所がチベットにあるとは思はなかった。主食のツァンパは自給自足していたのだ。 道の途中で休憩、畑の先を見るとギャンツェの街が見えた、ここはギャンツェを見るための駐車場のようだ。 右がゾン(城塞)、左が白居寺。しばらく休んでから町へ入って行く。ここの注目は白居寺にあるチョルテンの壁画、しかし残念ながら修理中だった。一層目だけは解放されている、しかしグルっと一周してもほとんど…

  • シガツェ/日喀則まで

    チベット第二の都市シガツェへ向かう、そう遠くない。この辺りから畑が増えてくる。みんなで農作業。乾かした麦わらを片付けているのだろうか。 峠をいくつか越えてラツェ/拉孜に到着、だんだん都会になっていく。こじんまりとしたなかなかいい感じの町だ。 youtu.be この辺で上海から5000㎞、それを表すものすごく大きな石碑が建っていた、少し大きすぎないか……。中国人は石碑が好きだ、いろんなところに立っている。そしてその前でポーズをとって撮影するのが中国人観光客のお約束。 2時ごろシガツェ到着まず食事、大きなレストランで中国料理、店員さん達はチベット衣装に身を包み感じよく応対してくれる。そしてタシルン…

  • シシャパンマBC経由定日/ティンリー

    今日は山を見にゆく二つ。一つ目はシシャパンマ、昨日の街道へは行かず南に入る、この道はシガツェ・カトマンズ間の交易の道、中尼公路へと続いている。 遠くにヒマラヤ山脈が見える。その手前に小高い丘が連なっている、BCに近づいてきた、丘を迂回してその裏に出ないとBCには行けない、街道から集落に向かう細い道を行き途中からかすかな車の通った跡を頼りに走る。ぐるっと回ってベースキャンプが見えてきた。BCとは言っても回り込んだ横の平地だ。それとわかるのは高い看板が立っていたせいだ。そこには「大本営」と書いてあった、一瞬ドキッとする、戦争するのではなくここから8000m級の山に挑むのだと考えれば納得の中国語だ。…

  • 間歇泉をさがしに

    旅行前の打ち合わせでウリさんが一枚の写真を見せた、温泉が吹き出ている穴のようだがとても迫力があり美しい。全体がどうなっているのか知りたい、素晴らしい風景が見られそうだ。ここに行くんですか。もし時間が余れば。ぜひ行きましょう。みんなの意見は一致していた。そして今日その間歇泉のある温泉へと向かう。今までの工程でかせいだ二日間のうちの一日を使って。サガから少し東に走り左折して北に向かう、きれいに舗装された道だ。あまり人のいかない美しい自然の中かと思っていたが、思ったよりひらけている。このままこの道を行くとチャンタン高原の改則手前のトンツォまで続いている。道の先に蒸気が上がるのが見えるおもしろそうだ、…

  • 普蘭からサガ、さよならカイラス

    今日は少し早く8時集合、暗いなか食事して出発。サガまで550キロ近く走る。こんな暗い朝に食事する所があるのか、と思うがちゃんと一軒開いていた。中国は朝早くても食堂は町で一軒必ず開いているし、タクシーも20分ほど立っているとかならず流しているタクシーが通る。 また二つの湖の間の道を行く。10時前、朝の光の中きれいに写真が撮れる、中国の写真愛好家グループが高いカメラを持って一生懸命撮影している、交換レンズがいっぱい。爆撮と名づけよう。 youtu.be 今日のほうがカイラスの遠景が美しい。 街道に出て東へ、だんだんカイラスが遠ざかる。峠でもないのにタルチョが飾られていた。たぶんここがラサ方面から来…

  • マナサロワール湖経由普蘭/プラン

    9時30分出発、大金からゆるい下りを過ぎすぐに街道へ、来たときとは逆に東へ。これからいくつかの町を経由してラサにもどっていく。まずは南に下って普蘭まで。 言いにくい名のマナサロワール湖/マパム・ユムツォの外れの町を右に曲がり二つの大きな湖に挟まれた道を行く。基本は平べったい大地に平べったい湖が二つだが、実際はなめらかな丘がいくつも続いていて車からはそんな遠くは見えない、丘に登って望めばきっときれいだろう。 すぐに小高い丘の上にゴンパが見えた。あそこに登ればきっと平原にかこまれた美しいカイラスが見えるだろう。しかし逆に大金の丘に登っても湖は見えなかった。ゴンパの横に温泉の建物があった、どんな温泉…

  • カイラス巡礼その2

    今日もいい天気だ、早く起きて写真など撮り、出発。昨夜はけっこう疲れてよく眠れたようだ、でも標高のせいか何度か目は覚めた。よく眠っていたわよとHさんに言われた、そうとういびきをかいてたな。 まずはドルマ・ラ(峠)を目指して出発、9時45分。 歩き出して少ししてから振り返るとゴンパが山の斜面にはりついていた、小さく見える。 Tさんはこの辺りで用を足していた、私もそうすればよかった。隠れるところはいくらでもあるし、これはオススメです。暗くきれいとはいえない寺のトイレを使うよりはるかに気持ちがよさそうだ、なによりカイラスが見守ってくれている。 北壁からも帯のように山を引きずっている、いったいどんな形を…

  • カイラス巡礼

    じつはこの巡礼は正確にカイラスの周りを一周歩いていない、あまり風景が特別でない所は省略して車に乗った。おかげで二日で回れた。 大金/タルチェンから車に乗りチュク・ゴンパ近くへ、出発点のテントで準備を整え9時30分スタート。久しぶりに使うウエアラブルカメラの装着にとまどいあせってしまう。一生に一度であろうカイラスをめぐる道を動画に撮っておき、日本に戻ったら何度も見ようと思い、ネットでいろいろ探し安く買ったカメラだ。使えなかったら何にもならない。 道案内はそのまんまロサンが務める、ドライバー二人はお休み。 出発、寒い‼︎ 持ってきた上着も下着も着込んできたのに、東側に山が高く連なっていて日がさえぎ…

  • カイラス山の麓の町、大金/タルチェン

    土林に囲まれおととい来た道を戻る、またパラピンカンで時間調整。11時50分ごろ。 そして公道を右へ、ついにカイラスだ。 チョランの車についてたカルマパの写真、今一番人気の活仏。インドのダラムサラに住んでいる。チベタン系のネットでいろいろやっているとよく写真が出てくる。 ガソリンスタンドがあった、アメリカの大草原のようだ、オヤジがカーボーイハットをかぶっているところがそれらしくていい。こんな感じにコンテナを使っていろんな店を出すといいかも。 この辺はほとんどおうとつのない大平原だ、それだけにあまりおもしろくない、遠く山が見えるくらいだ、道はきれいに舗装されていて乗り心地はいいのだが。 そんな感じ…

  • グゲ遺跡

    札達の町、広い道が一本、そこに小さな道が幾つか交差している、中国のどこにでもある町の形だ。しかしここにはバックに土林のような山がそびえている。 なんとなく落ち着くいい感じの町だ。今日もゆっくり9時ごろ出発。グゲ遺跡はそう遠くない所にある。 youtu.be あの高台の宮殿まで登らないといけない。入り口近くに二つの宮殿がある、白宮と紅宮。内部は当然のように紅衛兵に破壊されていた。しかし素晴らしい壁画と仏像だ。細めの赤い柱が何本も立っていて部屋を支えている、その昔この中で大勢の僧が祈っているところを想像すると感激する。今は使われていない、見物客が来ると開けてくれる、撮影禁止。 あまり破壊されていな…

  • 獅泉河から札達/ツァンダ

    ここからは南側だ、舗装され乗り心地もいい。このまま舗装はラサまで続いていた。道は単調でつまらない。山脈を抜ける、ついにヒマラヤ山脈が見えるぞと思ったが、そうではなかった、また山脈が横たわる。 ちょっと休憩、天然のドライフラワーかと思ったが、さわると飛んでいった、タンポポみたいに。 11時半ごろナムルのチェックポイントに着く、パラピンカンとも言うらしいおもしろい名なので覚えていた。どこに行くにも検問所がある、通行チェックとタイムチェック、いやというほど頻繁に現れる。着くとロサンが許可証を持ち運転手二人もついて行く。一度全員パスポートを持ち並ばされた所もあった。 私達は車の中でじっとしている、周り…

  • 革吉から獅泉河/アリ

    獅泉河までは近い、112キロくらいだ。そこで少し東に戻り、また北へ行くことになった。8時30分、少し早めのスタートの予定が、7時に起きたら電気がつかない、停電だ、よりによってこんな時間に。同室のKさんの明るい懐中電灯のおかげで準備できた。チャンタン高原の食事はけっこう満足できるものだったが、ホテルはやはりチャンタン高原だった。水が出ない、とうぜんお湯も出ない、停電が頻発する、それもいつ止まるか予告なしで起きる。電気は昼間はほとんどつかない、たぶん節約しているのだろう。少し薄暗くなってくるとつく。お湯も昼間は出ないことが多い、洗濯しようとしても冷たい水でやる気をなくす。夜になっても出ないところが…

  • 改則から革吉

    改則の食堂。四川料理が基調になっている、とてもうまい。偶然入った店だが、二日間朝夕ともお世話になった。 朝の中国ラーメン。これが油っこくなく薄味でうまい。朝飯でももたれない、二日ともこれを食べて出かけた。 少し山が大きめになってきた。 ずーっとガタガタ工事中の道だ、乗っているのがつらい、その上景色は単調になってきた。このあと行った南側の道、中尼公路、新蔵公路は全て舗装されていた。ということは北側も阿里側から順次舗装していくということだろうか。それも生活しているチベタンの立場から考えるといたしかたないとしても、舗装されると当然車の通行量が増える、そうすると野生動物達が奥へ引っ込む、少し寂しい。ガ…

  • 無人区目ざして北へ

    今日は改則から北に向かい無人区近くの察布という町へ行く、どのくらい時間がかかるかわからないため、いつもより30分早く出た。季節が少し進んだせいか、西に来たせいか、少し寒い、9度くらいだ。草地が凍っていた。 少し行くと、チャンタン高原の中にポツンとヤクを飼う家があった。どこの家も枯れた草原の中にポツンという感じで建っているが、この家も360度草原の中に一軒だけ建っていた。 以外と主人は若く、チベタンの男らしく旅人をニコニコして迎える。 youtu.be 新鮮なヤクのミルクと新鮮なヤクの糞って感じ。 子どもがおチンチンを出しているからといってなめてはいけない。ヤク一頭10000元、日本円で約20万…

  • ニマから改則へ

    ニマから改則/ゲルツェへと向かう。この辺りから終点獅泉河/アリまであまり上下のない道が続く。だいたい標高4500mくらい。フロントガラスにipadを置いて道をうつして見た、単調な景色が5分間続く。 5分間見られる人は荒野好き、前世はチベタン。 youtu.be またバイクの男がいた情報を集める。 昔馬に乗っていたせいかチベタンはバイクが好きだ。みんなが乗ってる中国製の固いバイクでなく、日本製アウトドア用のバイクを売り出したら絶対大うけするといつも思うのだが、チベタンもこのごろ金持ってるし。 そして洞錯/トンツォ(もしかすると違う町かも) の町に着いた。 youtu.be この店で昼飯。ツゥパを…

  • ニマからチャンタン高原を北上

    氷河見物が中止になったため、1日余った、そこで二マから逆にたどって双湖への道を探ることになった。来年は絶対来ると言いはるウリさんの下見をかねて。本来なら双湖からニマへの道を走ることになっていたが、この道はかなりむずかしそうだ。道なき枯れた草原を行くことになる。9時出発、公道に出てすぐに北上する、スマホの地図をたよりにそれらしい道をさがす。9時出発はずいぶんのんびりしていると思うだろうが、8時だとまだ明るくならない、8時半頃明けてくる。暗くなるのも夜8時だ。北京時間だから。 しかしウリさんが言う、北京時間とは言われているけれど、中国全土の真ん中、西安の少し南寄りの時間が基準になっているのですよ。…

  • 幻の普若崗日の氷河

    今日は班丈から双湖まで普若崗日の氷河を見に行く、旅前半の山場いや氷河場だ。南極北極の次に広い氷河といわれているが、日本人どころか中国人さえほとんど行っていない所だ。事前にグーグルマップの貼り付け写真で見てみたがあまりよくわからない、砂漠に氷が転がっている感じだ。どんな氷河が現れるのだろう、期待に胸がはずむ。崗日はカンリと読む、カンは雪、リは山、雪山という意味、チベット語のあて字だ。朝早い道を双湖へと向かっていく。 また次々と湖が現れる。 そして野生動物、野ロバ、カモシカ、ツル、この辺りにはたくさんいる。ちょうど昼の月が出ていた。 セリン湖のまわりをツルが舞う、いくつも群れを作って。見上げている…

  • チャンタン高原へ出発

    ラサ3日目にナム湖に行く前、ウリさんが車に乗り込んできた。 あなたみたいに元気になったり調子悪くなったりする人は初めてです。少しはしゃぎすぎです。ここでは手をあげるだけでも酸素を使うのですよ。少しじっとしていてください、チベット語の練習もしないで。 それに一人では帰れないのですからね、高山病がひどくなったら、あなたのせいで全員の旅がダメになってしまうのですよ。お願いします。 そうかよく考えなかった、中国は何度も一人で旅行していたのでダメになったら一人帰ればいいと思っていた。しかしここはチベット自治区だった、パーミット (許可証) は二つにわけられない、帰るだけでもガイドが必要だ。つまりみんなで…

  • ラサでの三日間

    ラサ1日目、午後早く着いた、部屋割りも終わり、ゆっくり部屋で休むはずが、時間がたっぷりあったことが災いした。 高山病には自信があった、ほとんど頭痛はない、よしコーヒーでも飲みにホテルの周りを散歩しようということで部屋を飛び出た。 しかしノルブリンカに近いホテルの周りにはそれらしい喫茶店はなかった。よし前来た時行った喫茶店に行ってみようと歩き出した。 場所はパルコル周辺、ここからはかなり遠い。少し歩いてからリンタクに乗った。 リンタクのおやじ しかし喫茶店が見当たらない。一つは小昭寺入り口の二階にあった店、食堂になっていた。もう一つはパルコル横の路にあるホテルの入り口にあったサミットカフェ、ホテ…

  • めったにないツアー

    この旅は本当は去年実行される予定だった。しかし2014年は丑年、なぜ丑年なのかはわからないが、この丑年カイラスを巡礼すると10倍の御利益があると言われているのだ。 それでチベット自治区だけでなく青海省や四川省などに住むチベタンが御利益にあずかろうと大挙して巡礼をしに来る。 しかしチベタンがたくさん集まるとなると中国政府が黙っていない、ほとんどの人の巡礼許可がおりなかったのだ。一部のチベタンと漢民族は許可されたらしいが。 外国人の許可も難しかった。我々もラサまで行かないと許可されるかどうかはわからない、ラサまで行ってダメではどうしようもない、そこで一年延ばすことになった。 でも日本人でも巡礼した…

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