「レベッカ」(40・米)80点
・ヒッチコックのハリウッド進出第1作はロマンチック・サスペンス。ダフニ・デュ・モーリエの原作をデヴィッド・O・セルズニックが映画化権を獲得、A・ヒッチコック監督を米国に招聘した祈念すべき作品。オスカー作品・撮影(白黒)賞を獲得しているが、監督賞は「怒りの葡萄」のジョン・フォードと争い受賞はならなかった。イギリスの大富豪と恋におちた<わたし>が、先妻レベッカの幻影に追い詰められていくさまを緊張感たっぷりに描いたゴシック・ロマンス。ヒロインの名前は明かされず一人称で始まったこのドラマは、モンテカルロで出逢った富豪のマキシム・ドウィンターとのプラトニックな出逢いからプロポーズされ英国マンダレイ屋敷へ向かうまでは二人のラブストーリー。ヒロインに選ばれたのは日本生まれのジョン・フォンティーン。翌年「断崖」で見事オスカー主...「レベッカ」(40・米)80点
2021/01/23 12:44