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  • たそがれのこと

    黄昏とは「誰そ彼」のことですとむかし国語教師に教わりました。今日の黄昏の三日月は美しいなぁなどとおもいを巡らせて歩いているとそうだもう私の人生もそろそろ黄昏じゃないかなどという思いにいたりました。本棚にはまだ読んでない本がたくさんあるしもうちょっと頑張ろうと思うのです。

  • 早春の思い出

    むかしむかし、まだ学生だった頃早春の奈良に行きました。勇気を出して誘ったのは同じように京都で大学に通っている人でした。もう十分友人だったんで軽い気持ちで「奈良に行きませんか」と言ったら「はい」と言っていただきました。彼女は帰国子女でそれも「アメリカ」からのではなく「ドイツ」...

  • 明け方に月を見る

    夜明け前の東の空は大変暗くて寒い。明け方に月が出ていてちょうど南の空に鎌の形をした月が出てる。そしてその横に明けの明星が並んでいる。二つの輝く天体が夜明け前の空をますます暗くしているしほんとに寒くしている。冬の空はどこまでも澄んでいる。今日も悲しい一日が始まる。

  • 寒い毎日

    こんな寒い日には鴨川の河原を歩くのがいいんです。あまり人はいないし川沿いのお店の明かりもそんなに漏れてなくてそこそこ暗いし、そんな日は鴨川の河原を歩いて昔の事柄なんかを思い出すのがいいんです。例えばこれからどんな人生を歩んでいくんだろうと考えていたあの頃のこと。一応学生だっ...

  • 記憶の収納場所

    ふと町の匂いを嗅いで昔のことを思い出すことがあります。たとえば私は初めての海外旅行が飛行機に初めて乗った経験でましてそのころはやっていたバックパッカーの一人旅でした。Los Angeles空港に着いたときの街の香りをこの日本のどこかでふと思い出すようなことがあると、例えばよ...

  • いつもの待ち合わせ

    近所に不二家があってペコちゃんがいつもいお店の前で首を振っていました。私たちの待ち合わせは必ずそのお店の前でつまりペコちゃんの横でした。どちらかがちょっと早く着いたとき、「待った?」と尋ねながらやってくる彼女に「いいえ。そんなに待ってないよ。」という小さなうそをペコちゃんは...

  • 寺町通りは久しぶり

    わたしの若かったころは京極通のほうが少々派手なお店が多くて賑やかで例えば映画館とかレストランとかがありました。そしてそれに比べて寺町通りは洋服屋さんやお蕎麦屋さんといったちょっと地味なお店が多かったんです。それでもちょうど四条と三条の真ん中あたりに「くま」っていう喫茶店があ...

  • ことしもクリスマス

    街に山下達郎の曲が流れることもそうそうなくなったんだけれどそれでもクリスマスのキラキラした光の景色とあの曲と寒さとそれにチラチラ雪が降ってきたりするといつでもあの若かったころに気持ちが飛んでいきます。それにしてもこれほどみんながスマートフォンを持って様々な方法で連絡がとれる...

  • もう二十年以上前のことです

    高校に入学して入部したクラブ活動で初めて出会ったときから馬が合って学生時代は一緒に映画に行ったり成人してからは仲間を交えて居酒屋に出かけたりしました。楽しいことの報告から異性との付き合いがうまくいかないときに相談にのてもらったりと人生で歩む道は違ったんですがずっと連絡を取り...

  • もう思い出になってしまったのに

    学生時代のことはもうとっくに思い出になってしまったのにそこのオルゴール屋さんはまだ元気にお店を続けています。地味な木目調の箱にはめ込み細工で花模様が装飾されたオルゴールがそれほど高価でなかったんでそうだこれをプレゼントしようと決めたんだ。それからそこのお店のご主人と親しくな...

  • 思い出はセピア色

    アルバムに写真を貼っていたころの写真はその出来事がいい思い出になる頃にセピア色になったんだ。ところが今のようにパソコンやスマホなどメモリーにデータで残しておく写真は セピア色にならないんだ。なんだかそれは苦い思い出を時間がいい思い出にするという化学反応を起こさないようでちょ...

  • 今でもそこにベンチはあります

    京都御所は昔から景色が全然変わりません。私が中学生の頃に友人とよく行ったうどんやさんは今でもそこに ありますし今でもおいしいままです。蛤御門を入ったところにあるベンチは御所の塀の角を眺める場所に今でもあってそこは私がドキドキで電話して初めてデートして二人で座ったベンチです。...

  • 最近「ジュリーの世界」という本を読みました

    ラジオでたまたま紹介していたんで「ジュリーの世界」という本を読みました。さてこの「ジュリー」というのはあの沢田研二さんではなくて「河原町のジュリー」のことなんです。ここから大変地域限定的な話になりますが私はあのあたり(京極、寺町、三条、四条、河原町)で大きくなったんでジュリ...

  • ことしも夕顔のタネを蒔きます。

    ことしも暖かくなってきたので夕顔のタネを蒔きます。夏が大嫌いな私は夕顔の花が日が暮れてから真っ白に咲くので何とか夏を乗り切っているんです。

  • 春めいてきました

    もう40年も前のことになります。まだ私が学生だった頃のことです。やがて学校を卒業した私たちはそんなに遠くはないんだけれどそれでも新幹線と在来線で二時間程度のところでの遠距離恋愛となりました。もう「今の若い人たちには」という話はしたくないのですがメールも携帯電話もないので私た...

  • 春めいてきました

    桃の花も梅の花もきれいに咲いているので礼拝の後御所に寄ってみました。カメラを抱えた人たちが多く接写気味で花を写していました。源平咲きの梅の花が満開でした。カメラを向けていると「こちらに奇麗なのが咲いてますよ。」とおじさんに声をかけられました。一輪の花に赤と白の花びらが混じっ...

  • 街には梅の香り

    もう45年も前のカセットテープには「春を待つ少女」が録音されてます。今年もそんな季節です。当時冬にはセーターを編んでくれた人がいました。その人がお気に入りの曲ばかり集めてカセットに吹き込んだものです。思い出と一緒に梅のほのかな香りも漂ってきそうです。

  • Keep On The Sunny Side

    高校の卒業アルバムには思い出が詰まっています。クラス写真の中に密かに思いを寄せていた人がいます。後ろに黒板があってみんなが好きな言葉を落書きのように書いています。その人は黒板に「陽気に行こう」と書いていました。私はその言葉が大好きになりました。当時京都は高石ともやさんらに代...

  • 雨上がりの夕方に

    この年の暮れに仕事も一段落したので河原町から木屋町に道を抜けました。もうずっと昔からある「築地」という名の喫茶店はたたずまいがそのままで今もウインナーコーヒーをそっと出してくれそうだし向かいにあるビアホールの「ミュンヘン」は唐揚げが美味しそうでした。彼女が亡くなってか20年...

  • ダイヤル式の電話

    そんなに気軽に電話で話せるようになったんだけど私たちの時代はダイヤルをジーコジーコ廻して電話したんだ。それもちょっと秘密っぽい話の時はわざわざ公衆電話まで行って。だからエイヤっと気合を入れなければ電話できなかった。そんなに早く逝ってしまうならもっと気楽に電話しておけばよかっ...

  • ことしは菊の花を見ません

    毎年門前に菊の花を飾っている家を多く見るのに今年はそんなに見ることがありません。三本仕立ての7立派な菊の花の鉢植えがどこにもありません。ちょっと昔あんなにたくさん菊の花を見たのにどうしてでしょう。かつてはおうちで菊を作るのが趣味のおじさんとがが多かったんでしょうか。花屋さん...

  • ことしは大学のサークルのパーティーのはずだった

    ことしの春この秋にサークルの執念記念会をOB、OGを交えて盛大に行いますと案内状が来ていてちょっと楽しみにしていたんですがどうやらコロナのせいで中止になったらしいのです。私が現役の大学生の頃20周年でした。そして今年私は還暦です。サークルは60周年だそうです。サークルの名前...

  • ルートビアを買いました

    もう40年も昔のことです。アリゾナの暑い中で宣教師さんの家に泊めてもらいながら街をうろうろしたころからダイナーやちょっとしたお店でいつもルートビアを頼んで飲んでいました。あの乾燥した土地ではたいへんおいしくて私はその味のとりこになってしました。カリフォルニアとかアリゾナとい...

  • 本日、大文字送り火です

    祇園祭はこれから夏が始まるぞというのでお囃子はウキウキするんだけれど気持ちは暑い夏に覚悟を決めなくてはとちょっとうんざり気味なんです。ようやく今日送り火です。このころから夜中に虫がコロコロと鳴き始めます。夏という季節がようやく峠を越えてちょっと気持ちが楽になります。祇園囃子...

  • 山下久美子を聴きながら

    もう40年も昔、大学のゼミの友人は山下久美子の大ファンでした。その頃私はフォークソングばっかり聞いていて山下久美子をよく知らなかったんだけれどその友人はコンサートに行って(今ではライブというんだけど)椅子から立ち上がって大声で叫んで一緒に歌うんだそうです。その友人はゼミでは...

  • 友人から電話がかかってきた夜

    その電話は突然でした。「私また入院しています。今度は子宮にガンが出来たようです。」とのことでした。乳がんが完治してようやく五年たったのに今度は子宮か・・・」と。僕は花束と数本の映画のビデオを抱えて病院へお見舞に行きました。いつもの丸顔でにっこりした顔を見せてくれました。そう...

  • サントリーオールドの思い出

    大学生になってようやく受験勉強から解放された私たちはサークルの仲間たちと安いパブによく行きました。そこではいい格好をしてサントリーオールドをよく飲みました。あの黒い瓶にホワイトのペンで自分たちの名前や目印を書き込んでボトルキープするのでした。そのお店はカクテルもたくさん種類...

  • ことしの夏は同窓会

    私の卒業した中学校は街中の当時ドーナツ化現象と言われた典型的な学校でした。卒業時の学年の生徒数は58人で一学年ふたクラスでした。そんな学校なのでクラスが違っても学年全体のみんなの名前を知っていましたし、クラブ活動をやっていると学校全体のほとんどの生徒の名前も覚えているほどで...

  • ことしも夏がやってきました

    だいたい夏は大嫌いなんですけどその暑さがどこにも逃れようがないことと祇園祭が終わる頃に友人が若くしてガンで逝ってしまったからなんです。高校生の頃は試験を終えるたびに本屋さんで待ち合わせをして携帯電話なんかはなかったころなんでどちらか早く着いたほうは雑誌売り場で本を眺めながら...

  • つつじが真っ盛り

    毎日くらいニュースが多くて知らず知らずのうちにうつむき加減で歩いていたんだと思います。ふと気が付けば道端に植えられたつつじが満開で咲いているではありませんか。陽の光がもう充分強くなっていて赤や白やピンクの花が満開でした。

  • 階段を降りたところに喫茶店

    学校帰りによく寄り道した喫茶店は大通りに面した小さな入り口の階段をトントンと降りたところにありました。コーヒーもナポリタンも結構おいしくてその上そんなに高くありませんでした。ふと気づいて階段を上って外に出るともう夕暮れをいうことがありました、私たちはデートの作戦会議をそこで...

  • 同窓会

    私には案内が来なかったんだけれど先日高校の同窓会があったそうだ。ちょうどつながりのある人だけに連絡したらしくて私はその連絡網に入っていなかったらしい。小学校、中学校と大変小規模校だったので一学年に八クラスもあった高校時代は友人といっても知っている人も限られるだろうしそんなに...

  • ラジオのリクエストで

    ラジオを聴いていてなつかしい曲がかかることはよくあることです。最近山下久美子の「バスルームから愛をこめて」を聴きました。この曲は学生の頃同じゼミの仲間だったそして大変まじめだった彼のお気に入りでした。授業中もどちらかといえばおとなしくて大変まじめでゼミの予習も発題もいつもき...

  • 古い喫茶店でコーヒー

    この街は喫茶店が多い街です。それも長くされているお店がたくさんあります。学生が多いのがそのことの原因なのかもしれません。その喫茶店はその時間帯は喫煙が可能な時間でした。私は生まれてからずっとタバコを口にしたことがないんですがそういえば昔学生時代の喫茶店はにな店の中にたばこの...

  • 明日はクリスマス礼拝です

    私は学生になってすぐに洗礼を受けましたんでもう40年も教会に毎週礼拝に行っています。ですからクリスマス礼拝は40回程度出ていることになります。クリスマスは当時鴨川に二人で座ることから結婚して二人で礼拝に出席することとなりやがて家族で出席してそんなこんなでもう40年です。人生...

  • 自転車置き場で

    自転車置き場でカチッとカギを開けて自転車を取り出そうとしたとき二段になっている自転車のタイヤ入れの上段のほうで頭をぶつけてしまった。ちょっと切れたみたいでそっと手を当てたらうっすら指が赤くなった。ああちょっと切れたんだなと思った。今日はつい数時間前にあの「松本ちえこさん」た...

  • 荒井由実のひこうき雲が出たころ

    わたしは友人と公衆電話に向かいました。そこここに菊の花が咲いている秋真っ盛りの11月16日。前日勇気をもって公衆電話からデートの約束を取り付けた彼女と御所を散歩しました。落ち葉を踏みしめ秋の香りが漂っていました。それまで聞いていたくらい寂しいフォークソングのような毎日がパス...

  • 11月は不二家の前で

    もうずいぶん昔、私の友人は公衆電話から思いを寄せていた女の子の家に電話をしてデートにさそってみたんだ。でもうまくいかなかった。速攻でお断りをされてしまってずいぶんショックをうけていた。ちょうどその時私は彼が電話をするすぐ横にいてその一部始終を見守っていたんだ。それから数か月...

  • 金木犀かおる中

    秋になるといつも思い出します。金木犀のかおる中そんなに上手じゃないのにわざわざギターを布製のバッグに入れて三条大橋を渡ったもう少し向こうに住む友人宅へえかけたものです。僕たち三人はフォークソングのコードがかかれた本を一冊そのバッグにつめこんで友人宅で練習をしたのです。そんな...

  • まだまだ暑い毎日です

    礼拝の時に飾る花がすすきや野菊に変わったのにまだまだ暑い日です。そんな中私たちの教会は創立95周年だそうです。長い歴史のようにも思いますが私自身そんな歴史の中を40年通っているんだから95年というのもそう長い時間じゃないような気もします。聖書の言葉と格闘とまではいかなくても...

  • 秋になったら夕顔が

    ここ数年毎年夕顔を育てています。そこで気が付いたんですが夕顔の花は真夏の暑い夜中より秋の気配がしてきた九月後半の頃に花がたくさん咲くということです。そういえば真っ白な大柄の花は真夏よりも秋のほうが似合うように思います。一晩ではかなく散ってしまいますしかすかな香りもしますので...

  • 夏が終わって考えたこと

    毎年夏は生きるのが嫌になるくらい大嫌いだし一日一日と季節が通り過ぎることとだけを考えていたんだけれどようやくちょっと楽な季節になりました。そんな大嫌いな夏だったけれど今年は夏の初めにいつもの高校からの友人がやってきていつもの仲間と安い居酒屋とカラオケでほたえたのが楽しかった...

  • 同窓会

    還暦になって小学校の同窓会がありました。昔なら名簿を作成してはがきを送ってと様々な作業がいるんですが今回フェイスブック上で呼びかけから参加不参加まで完結しました。こんな時代が来ることなど小学校卒業時にはとても想像できませんでした。

  • 我々の若かったころを思い出したよ

    カラオケで中島みゆきの「店の名はライフ」を歌ったやつがいたんだ。あの頃はそれなりに時間があったしわたしの今の数少ない経験でも今の学生さんは忙しそうだけれど私たちの頃はそんなことは全然なくてそれなりに安酒で恋愛論と宗教論とをしたんだ。ソフトテニス(当時は軟式テニスといった)サ...

  • カラオケ

    友人が帰省したんで三人で飯食ってカラオケに行きました。三人で二時間歌ったんだから一人一人がかなりの曲を歌いました。高校の三年間と大学の四年間の間の曲ばっかり立て続けに歌いました。皆、あのころが一番輝いていたし、汗と涙と大笑いの毎日だったんでその時代の歌ばっかり歌ってそのころ...

  • 夏は大嫌いですけれど

    今年も祇園祭の鉾が建つ季節です。ほんとに僕たちは小学生の頃から祇園祭を観てきて、中学生の頃からは期末試験を終えてからもういくら夜遅く帰宅しても宵山の日だけは許されていました。大学生の頃浴衣で出かけました。浴衣を着る前に近くのお風呂屋さんに行って汗を流して二人で出かけました。...

  • 京都の町に夏が来る

    鴨川が流れているのが唯一の涼しさのような街であります。祇園祭から大文字の日まで暑い暑い日が続きます。朝からなくせみの声の中に少しでも涼をと今年も夕顔の種をまきました。双葉、本葉と元気に伸びて蔓も伸びてきました。

  • 古い車に乗っています

    私の車はもう乗りだしてから30年近くになります。私ももう還暦を迎えましたしそれほど車で仕事をするわけでもないんでそれに何より眼科のお世話になっている目の病気もありますのでそろそろ車に乗るのを辞めようかと思っています。車の中には学生の頃によく聞いたフォークソングのテープが積ん...

  • ヘンデルのメサイアを聴いてきました

    私は高尚な音楽を聴きに行くような生活をしてこなかったしそのようなことでの作法も全く知りませんがこのほどヘンデルのメサイアの全曲を聴いてきました。以前、なにかの機会に「能楽」を観たことがあったんですがその時は時間の経過が大変長く感じましたので今回もそんなになったらどうしような...

  • 本日、イースターです

    もう39年も前に洗礼を受けました。もちろん人生の半分以上の年月を教会に通う日々です。このように長い間同じ教会に通っています。牧師も変わりました。私に洗礼を授けた牧師はもうとっくに召されました。それから何代か牧師が変わって今は自分よりだいぶ年下の牧師です。

  • きょうはあいつの誕生日だったんだ

    もう20年も前に病気で亡くなったあいつの誕生日だったんだ。高校からの友人でクラブ活動で一緒だった。それからあいつは社会人になりわたしは大学生になった。お互い二十歳を超えて当時まだ居酒屋が少なかったころパブにもよく行ったし映画館にもよく行った。やがて私は結婚し家庭を持ったし彼...

  • 選挙に行きました

    選挙に行ったとき受付ではがきを出すと本人確認のためにだと思うんですが「生年月日をおっしゃってください。」と言われるんです。そのたびに私はかつての桂枝雀さんの「代書屋」のあの場面を思い出してその人の前で大きな声で「せーねんがっぴ」と叫びたくなります。

  • カラオケで

    よくカラオケに行っていたころ、私たちの誰かは必ず岡田奈々さんの「青春の坂道」をうたいました。どういう事柄とその曲が結び付いているかなどということはもうすっかり忘れましたけれど何か高校生の頃の思い出に引っかかるものがあったんだと思います。先日その岡田奈々さんがこの度レコーディ...

  • 病院の前の道路で

    きょうは雨模様だったんで教会まで歩いていきました。ちょっとした距離で一時間弱かかります。その間に様々な景色があって色んなことを思い浮かべながら歩いています。病院の前の塀に腰を掛けてタバコをくゆらすおばあさんに出会いました。おばあさんというには服装が大変おしゃれで全身黒の素敵...

  • 青春の味はウィスキーの水割り

    今は、大学に入学して何かのサークルに入ったとき、サークルやクラスの仲間と居酒屋に繰り出したり飲み会だと称してみんなと飲みに行こうということになっても二十歳になるまではお酒はだめですよということになっているらしい。もちろんそれは素晴らしいことでアルコールによる危険な目にも合わ...

  • 年がいもなく

    「京都恋検定」がとてもおもしろい。まぁこの年齢になってもうあんなことがあったのは半世紀程度も前のことですがそれでも京都に暮らす若者の恋愛の駆け引きをする場所は今も昔もそれほど違わないということがよくわかるしもっと言えば若者の恋愛に傷ついたり胸が締め付けられたり心がウキウキす...

  • 御宿かわせみ

    友人が「きょうは御宿かわせみをみるので早くかえらないと!」とよく言ってました。この年になって初めて御宿かわせみを読みました。だから彼女がみていたのは時代劇だったんだといまさらながらにわかったんです。私は昔から時代劇はおろかテレビドラマをほとんど見なかったんでその辺のことがよ...

  • 観たかった映画

    もうずいぶん昔のことです。アラビアのロレンスという映画が映画館で上映されていました。早速見に行く約束をしてその日を大変楽しみにしていました。ちょうど季節は今頃だったんでしょう。彼女がその日、熱を出して寝込んでしまいました。映画を観に行くのは延期じゃなくて中止になりました。二...

  • 雪の舞う一日でした

    当時待ち合わせは本屋さんでした。度どちらかが多少遅れても本を読んで時間をつぶせるので便利でした。その日は映画を観る約束をしました。私が少し早く本屋さんに到着しました。朝から雪の舞う日で夜の明けたころには数センチの積雪がありました。待ち合わせの時刻頃にはそれでも日が照ってきて...

  • 私は共通一次試験を受けました

    もうずっとずっと昔のことです。高校三年生だった私たちは来年からどうやら共通一次試験というものが始まるらしいということを聞きました。そこで来年の本番のための準備として全国的にその試験の予行演習が実施されました。これは業者や予備校の模擬試験ではなくておそらく当時の文部省が実施し...

  • 阪神大震災が起こった日

    その日はまだ仕事も大変忙しくて毎日時間に追われるように仕事をしていました。納品の日が毎日追いかけてくるようでした。そんな日常の早朝大きな地震がありました。自転車で大急ぎで仕事場へ駆けつけました。京都はそれほど日常生活が不便になるほどのことはなくほっと一息ついてさて仕事にとり...

  • 空に飛行機雲

    朝、仕事に向かう途中の寒空の真ん中に飛行機の翼から出た飛行機雲が二本伸びていました。もう40年近く前、まだ学生だった頃、そしてまだそんなに海外に行く人が多くなかった頃バックパックを背負ってアメリカに飛び立ちました。その時に乗った飛行機が今はもうどうなったのか知りませんけれど...

  • 今年還暦を迎える年です

    何とか人生をを塀の上を歩くような歩みで過ごしてきました。それでも家族を持ち細い塀の上を何とか落下せずに歩んできたという心持です。そんなに誇れるほどのこともせずに大した業績を仕事で残したことでもないけれどただただふつうが幸せだったんだと思えるように友人が亡くなったりすることも...

  • 八坂神社に初もうでに行った頃には

    高校三年生のもう大学受験をまじかに迎えたその年の一月に初もうでに行きました。ちょうどその年の秋の文化祭の時に彼女ができたんで受験勉強を死に物狂いでしながらそうほんとに我々普通の頭脳の物は睡眠時間を削って勉強しました。そしてお正月くらいはと初もうでに行きました。彼女着物でした...

  • 蠟梅がほころび

    毎日同じ道を通るわけでもありませんが通り抜けの道として路地(ろうじ)を通り抜けます。通りぬけの路地を京都では辻子(ずし)といいます。ちょうど真ん中らへんに植木鉢があります。蠟梅の木です。毎年その木が花を咲かすのが楽しみです。そのころから梅の花が咲くころまでの季節が好きなんで...

  • 小説を読んでもドラマを観ても

    歳をとったからかどうもこの頃小説を読んでもドラマを観ても感動しません。感動するというレベルではなく全く心に入ってきません。昔は感受性が棘のように張りつめていて音楽、小説、ドラマなど見たり聞いたりしては心が動いたものですがどうも人生で様々な経験を積んでしまうとそんじょそこらの...

  • 水越けいこさんを聴く

    秋から冬になる頃には遠くにいて毎日のように葉書をやり取りしていた人のことを思い出します。向こうからとこちらからと葉書が毎日おそらく神戸あたりですれ違っているんだろうななどと妄想しながら毎日の出来事を日記のように記して一枚づつポストに入れていました。今でもあるのか知りませんけ...

  • 街に山下達郎のクリスマスイブが

    学生の時京都で知り合った私たちはそのまま卒業してそれぞれに就職しました。その就職の地がちょうど新幹線と在来線を乗り継いで2時間ほどの距離でした。二人は休日になるとお互いのどちらかの住まいのある地へ出かけてあっという間の時間を過ごしました。いつも新幹線に乗るのはお互いの地の在...

  • 鴨川を挟んで

    学生の頃は鴨川の西側つまり木屋町通や先斗町通の安いパブでよく過ごしました。今のように全国展開しているような居酒屋さんはありませんでしたし当時の学生さんは日本酒よりもパブでウィスキーやカクテル飲むのが普通でした。試合や前期、後期の打ち上げのコンパはコンパ専門店で安く上がる鍋を...

  • 奥嵯峨の小さなお寺

    竹の小径を通り過ぎて落柿舎を過ぎてまだまだ歩いたところ鳥居本を目指してずんずんと歩いていくと滝口寺があります。小さなお寺です。立派なお庭があるわけでもなく佇める広間があることもありません。そんなお寺に桜の頃や紅葉の頃よく行きました。そんなお寺ですから雑誌に載るようなこともな...

  • むかし公衆電話で

    秋になるとあることを思い出します。むかし公衆電話電話で片思いの彼女をデートにさそったことです。家の電話はみんなが取りやすいところに鎮座していましたのでそんな電話を使ってのデートへのお誘いなどもってのほかです。そこでいそいそと公衆電話まで出かけるのです。それも一人では少々心細...

  • ヒヤシンスの水栽培

    去年に続いてヒヤシンスの球根を水栽培しました。一冬越えたころにはきれいな花が咲くことでしょう。根が出て芽が出てゆっくりと成長するヒヤシンスを眺めながら生活してゆきます。そういえばちょっと昔はこのようにいろんなことがゆっくりしていました。携帯電話がなかったころは他人に電話する...

  • ハローウィンって

    わたしはもうすぐ還暦なんですがハローウィンのことは昔から知っていました。小学生の頃か中学生の頃かよく覚えていませんが愛読書の中にピーナッツブック言い換えれば「スヌーピー」があってその中にハローウィンが登場したんです。でも覚えているのは仮装とかじゃなくてカボチャ畑からカボチャ...

  • むかしの歌を聴いていると

    もう30数年も前の学生の下宿といえば大家さんと学生の距離が近かったんだと思います。私は今の学生さんの下宿がどういう風なのかをよく知りませんが、当時私たちが例えば自動車の教習所に通いだしたりしたらたちまち里の親に大家さんから連絡がいってそれは告げ口でも何でもないんだけれどもい...

  • 夕顔を抜きました

    まだつぼみが一つ二つ残っていたんですがもうすっかり朝夕寒いくらいになってきたんで夕顔を植木鉢から抜きました。この種を植えたときも買ってきた種を全部蒔いて間引きなどせず全部花を咲かせました。そんなこともあってまだつぼみが付いているのが少々かわいそうでしたけど鉢から引っこ抜きま...

  • 100分で名著

    この番組が気に入っています。どんな本の時でもたいがい観ています。今やっているのは「赤毛のアン」です。この本を読んで空想の世界にひったっていたんですけどこれはぜひ本物を見てみたいと新婚旅行はプリンスエドワード島を選びました。想像以上の風景と出会った人々の優しさでした。大西洋の...

  • 夕顔がまだ咲いています

    朝夕はすっかり涼しくなりました。高野山とか信楽とかでは朝の気温はもう10度を切っているんじゃないでしょうか。そんななか家の夕顔かまだ咲いています。虫の音とともに見ると切なくて白さがますますさえてるようでそれでいて少々切ないようです。結構世間の寒さに耐えて頑張ってるなぁとか思...

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