人に寄り添うこと、傾聴すること。とても難しいけど大切なことと知った旅ができない読書の夏・・・のお話。
この夏、まるで小学生の夏休みのようにガツガツと本を読んだ。 いつもの夏のように、チケットを買って計画を立ててフラッと旅に出ることができない鬱ぷんを、本の中の世界に入ることで非日常を味わう作戦でもあったのかな。 だってさ、 1年経ったウズベキスタンへの旅をずーっと引きずっている。 そろそろ新しい恋人見つけなさいな・・って自分で自分に言い聞かせている。 そんな夏の読書の1冊。 窪 美澄 「たおやかに輪をえがいて」 まず、主人公の絵理子が自分と同い年という偶然の縁。 良き妻良き母、日々の暮らしにさしたる不満もない普通の主婦が夫の風俗通いが発覚したことを境に何もかもばかばかしくなり、家庭の枠からはずれ…
2020/08/29 17:19