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どんぴんからりん すつからりん https://blog.goo.ne.jp/ogawasaito

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・・。それにしても奥が深い。(2012.9から)

どんぴんからりん すつからりん
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2015/11/21

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  • あるひ くじらがやってきた

    あるひくじらがやってきた/ニック・ブランド・作なかがわちひろ・訳/小学館/2022年あるひ、くじらが海からあがって、まちまであるいてやってきました。子どもたちはおおはしゃぎ大人たちはおおあわて。プールにねそべったり、自転車にのったり、でんしゃのなかでじまんのうたをきかせてくれたり。ところが、道路がひびわれたり、魚の骨が散らかり放題。小麦畑は、くじらのえさをそだてる池になってしまいました。小麦が取れず、パン屋さんは店じまい。まちのひとたちはパンを食べられなくなりました。困った人々は、くじらをまちから追い出そうとしますが、ひとりの子が、「ちゃんと、はなしをきいてみようよ!」と、くじらに問いかけると、くじらは・・・・・。マイクロプラスチックなど、海洋汚染が深刻になる中で、タイムリーな絵本。くじらが、自転車にのっ...あるひくじらがやってきた

  • おんぷちゃんとたいこ

    おんぷちゃんとたいこ/とよたかずひこ/ひさかたチャイルド/2022年「たいことんとんとととんとんとんとん」と、おんぷちゃんが太鼓をたたくとかえるさんがぴょんぴょんぴょん。とんとんとんとするとあひるさんがガーガーガーわにさんがパクパクパックンパックンコみんなであるいていくとこんどはぞうさん。とんとんとととんとんどんどんどどどんどんどんどんとんとんとととんとんとんとんぞうさんのはなでみんなですべりだい。またあそぼう。シンプルですが、絵も優しく、リズム感もいっぱいです。きになったのは、おんぷちゃんという名前。音符ちゃんでしょうか。おんぷちゃんとたいこ

  • くらげに骨なし・・千葉

    千葉のむかし話/千葉県文学教育の会編/日本標準/1978年楽しいくらげの由来話。竜宮にすむ八大竜王のむすめ乙姫さまがとても重い病気になって、あれこれ手を尽くすが回復しない。猿の生き胆が一番だと聞いて、でかけたのは亀。竜宮見物させるからと、猿を背中へのせて竜宮にいくとちゅう、くらげが、「亀どん、竜王さまがお待ちかねだよ。乙姫さまの薬にする猿の生き胆、うめえぐあいに見つかっていかったなあ」と、でっけえ声をだしたもんだから、びっくりしたのは猿。しらんぷりして空模様のことを話し、「木に肝をほしてあったが、雨でも降ってきたら、どうすべ」といったもんで、亀はがっかりして、もとの海岸まで引き返した。猿は、海岸につくが早いか、高い木の上にのぼり、亀がいくら待っても降りてこない。亀が「猿さんよう、はようしてくだせえましよ。...くらげに骨なし・・千葉

  • 記録的短時間大雨情報

    昨日午後7時前、大雨情報が。イナズマと雷の音。短時間というように土砂降りは30分ほど。そのあとも雨は続いたが。ただ、この情報、きわめて局地的。隣の町や市に警戒警報が出たが、当地は限定的。ほんとにピンポイントで集中豪雨がくる。普段は水かさが少ない川も、集中豪雨では、考えられないほど水位があがる。どこでも、水害がおきてもおかしくなくなった。記録的短時間大雨情報

  • なきむし せいとく

    なきむしせいとく/たじまゆきひこ/童心社/2022年今年は沖縄返還から50年の節目。この絵本は、1945年の沖縄が舞台です。泣き虫”せいとく”とよばれた少年が、艦砲射撃と機銃掃射のなかを、アンマー(母)と妹とにげまどい、いきのびた10年後の思いまでが描かれています。父親は30歳をすぎて兵隊になり島の外へ、中学生の兄は「鉄血勤王隊」へ。ガマに逃げ込んだら、作戦の邪魔だと追い払われ、ようやく逃げ込んだガマでは、ちかくの赤ちゃんが泣きだし、兵隊に殺されてしまいます。ひめゆり学徒隊のねえにすくわれ、左手をなくしたせいとくが、10年後、妹と畑をつくり、やっと作物がとれるようになったとき、土地をとりあげられ、畑の上には軍事基地ができあがりました。「沖縄が日本にもどったら、こんなものはすぐになくしてしまうさぁ。だって、...なきむしせいとく

  • あるあさ、ぼくは・・

    あるあさ、ぼくは・・/マリー・ホール・エッツ・作まさきるりこ・訳/好学社/2022年朝、”ぼく”が、物置小屋のそばの杭で、歌をうたうことりをみていると、ネコのビディーがことりをつかまえようとします。手をたたいて逃がしたあと、ほかのものをなにかつかまえようと去っていくネコにそっくりの歩き方でついていきます。すると、虫を探しているオンドリのコッキィに出会い、歩きかたをおしえてもらい、オンドリのまねをして歩いていくと、今度はブタのパールがどろの中で行水をしています。ブタのまねをしていねむりぎょうずいをしたあと、家の周りにある草原でであった動物の真似をつぎからつぎへとしていきます。そしてボートを出そうとしているおとうさんを見つけ・・・。へび、牝牛、ガチョウ、馬、それからリス、ヤギ、カエル、カメとでてくる動物には、...あるあさ、ぼくは・・

  • まのいいりょうし、鴨取り権兵衛、清左衛門の話(鳥取)、ほか

    天候不順で不作がつづいたり、海が荒れて漁ができなかったり、一日中、山に入っても思うように獲物にあわなかったりすると、豊作や大漁にあこがれる気持ちがよくわかる話。・まのいいりょうし(日本のむかしばなし/瀬田貞二・文/のら書店/1998年初版)猟師が息子の七つのお祝いのため、なにかとってこようと山の池にでかけます。筒が曲がった鉄砲をかもに向けて発砲すると12羽にあたり、さらに弾が岩に跳ね返ってもう一匹のかもにもあたります。傷ついたかもを捕まえようと池に入っていくと鯉が飛び出し、これをつかまえようとして、山うさぎと山芋を手にいれます。それで終わらず、もっとたくさんの収穫があるという豪快なお話。芋づる式というのは、こういうことでしょうか。今では猟をする人がなくなって猟師というのも昔話だけのできごとになってしまうの...まのいいりょうし、鴨取り権兵衛、清左衛門の話(鳥取)、ほか

  • 笠地蔵

    雪の降る暮れに、地蔵様に笠をかぶせてあげたおじいさんのところに、お礼に地蔵さまが、お米を届けてくれるという、寒さをふきとばしてくれるようなあたたかい話で、12月には欠かせません。お正月のものを買うつもりででかけていったおじいさんが、雪で寒そうにたっている地蔵をかわいそうにおもって、笠をかぶせてあげます。お正月のものがなくても、このおじいさんを「ええことをした」とむかえておげるおばあさん。ここにでてくるおじいさん、おばあさんは底抜けにやさしい。ところで、三省堂版(日本昔話百選/稲田浩二・稲田和子/三省堂/2003年改訂新版)では、炭俵を編んで売りに行って、お正月用のお米をかうつもりが、笠とみのを買ってきて地蔵にかけてあげると、大みそかに米俵が家の軒下に積み上げられます。さきたま出版会版(語り書き埼玉のむかし...笠地蔵

  • バーナバスのだいだっそう

    バーナバスのだいだっそう/ファン・ブラザーズ・作原田勝・訳/学研/2021年どこにでもあるような町の中にある「パーフェクトショップ」の地下ふかくに、その研究所がありました。ペットショップの看板には「遺伝子組み換え人工ペット!」が、目立たなくかかれています。バーナバスは、半分ねずみ、半分ゾウで、生まれた時から、この秘密の研究所ぐらし。バーナバスだけでなく、研究所の棚には、ガラス瓶にいれられた<失敗作>がずらり。ゴキブリのビップから外の世界をことを聞いたバーナバスは、いつか外の世界にいってみたいと考えるようになります。やがて作り直されそうになったバーナバスは、できっこないといわれますが、瓶をたたいたり、蹴ったり、体当たり。やっと、ガラス瓶から抜け出したバーナバスは、仲間たちもガラス瓶からだしてやると、みんなで...バーナバスのだいだっそう

  • パパとママのつかいかた

    パパとママのつかいかた/ピーター・ベントリー・文サラ・オギルヴィー・絵福本友美子・訳/BL出版/2016年どの親もぎくっとするようなはじまり歯をみがきなさい!ぐずぐずしないの!ありがとうは?ください、でしょ。さっさとかたづけて!手を洗いなさいおかしはおしまい!どれか思い当たることばかり。しかし、こどもからみると、親にはいいこといっぱい。おもちゃを直してくれ傷の手当手が冷たいときはあったかいヒーターがわりパパはおうまがわりママはちからもちぐるぐるまわしができるしかたぐるまも誕生日のプレゼントはわすれないまいばんおはなしもよんでくれるパパとママがこどものためにがんばっていることがつぎからつぎへとでてきて、そのことを子どももちゃんとわかっています。「つかいかた」ではありません。パパとママのつかいかた

  • 七たび孟獲をとらえる

    七たび孟獲をとらえる/唐亜明・文于大武・絵/岩波書店/2011年三国志絵本の一冊。三国志といえば、曹操、孫権、赤壁の戦いなどだが、南蛮の王孟獲と諸葛孔明の話。孔明対南蛮というのは、まったく頭にありませんでした。策をもって孟獲を、七度やぶった孔明。遠くの地を力で抑えようとしても無理というのを知っていた孔明がとった方法。七度も許すというのも度量が広いが、孟獲さんもやりすぎ。孟獲さん、味方に裏切られること二回、落とし穴におちたりとさんざん。しかし、夫人の祝融が得意のやりと、手裏剣で蜀の将軍二人を打ち負かすと、孟獲は「孔明は五たびもおれを放してくれた。殺すわけにはいかぬ。」と、いいところもあります。隣の国のボクロク大王は、ゾウやトラ、ヒョウ、ウシをつれて、孟獲とともに蜀の軍隊にいどみますが、ここでも敗退。七度目は...七たび孟獲をとらえる

  • おにぎり おにぎり

    おにぎりおにぎり/長野ヒデ子/おむすび舎/2022年おむすび舎から、おむすびの絵本。できすぎでしょうか。おばあちゃんと一緒に作ったおむすびをもって、おにいちゃんと三人で♭おにぎりぎゅっぎゅっリックにぎゅっはやくたべたいおにぎりぎゅっ!と、うたいながら裏山へ。裏山では、おじいちゃんが、棚田でお米をつくっています。山の空気はおいしいし、みんなで食べるとおいしさが増します。お米は、おかまで炊いて、梅干し、かつおぶし、しおしゃけをいれて、まる、三角、ちいさいおにぎりと盛沢山。ノリの巻き方もさまざま。みんなでつくるとおいしそう。おばあちゃんとおにいちゃんの顔もおにぎり風。おにぎりおにぎり

  • おじいさんの宝さがし・・群馬

    群馬のむかし話/群馬昔ばなし研究会・編/日本標準/1977年外国にも類似の話が多くありますが、ややスケールが小さいでしょうか。むらの鎮守様の宝物の刀がなくなるという事件がおきたとき、さがす役目に白羽の矢が立ったのが、易を見るのが上手というおじいさん。ところが、このおじいさんの易というのは、おばあさんが、おじいさんがいないときに、こっそりごちそうをつくっていたのを、縁の下にかくれて、見つけただけの話。びっくりしたおばあさんが「うちのじいさんは、易を見るのが上手だ」と、ふれあるいていたのです。困ったおじいさんは、鎮守様の森にやぐらをたてさせ、たいこをたたいたら、集まってくるよういいます。死ぬ覚悟でやぐらの上にすわっていると、キツネが、どこからか、ごちそうをやぐらの下に隠し、またどこかへいきます。おじいさんは、...おじいさんの宝さがし・・群馬

  • かれっ木の花さかせじじい・・群馬

    群馬のむかし話/群馬昔ばなし研究会・編/日本標準/1977年おなじみの「花咲じい」ですが、ここにでてくる臼は、ケヤキ。擬音語もいろいろ。いぬが、声をかけるところ(おれが<ほっくり>といったら、ほってみさちゃい)ほっくりうすをつく場面。するすう米ご一升一升ひっこめするすう米ご一升一升ひっこめ花を咲かせる場面ひと投げ投げたらつぼみがでろふた投げ投げたら花がさけ「花さかじい」というのは、じつはよくわからない。花を咲かせるという意味では、こちらのタイトルがぴったり。昔話では出版社の校閲をすりぬけて、首をかしげるものも多い。「死神の名付け親」では、死神の名付け親がいることに。死神が名付け親になる内容とは合わない。「舌切り雀」は、舌を切られるのが雀なので、タイトルとしてはどうでしょうか。「鶴女房」としている日本の昔話...かれっ木の花さかせじじい・・群馬

  • ひまなこなべ・・アイヌのむかしばなし

    ひまなこなべ/文・萱野茂絵・どいかや/あすなろ/書房2016年どんなたかいくらいの神でもなんねんかにいちどはアイヌの国にお客としていき、たくさんのイナウ(神さまが一番よろこぶおくりもの。おもにヤナギやミズキの木を削ってつくられる)やおみやげをもらってこなければなりません。ある日くらいのたかいくまの神が、石狩川の上流に住むアイヌのところへお客になろうと思い、ゆっくりゆっくり山をおりました。わざと弓に射られ、つれていかれたアイヌの家で、くまの神は、歓迎されます。たのしい夜の宴がはじまり、人々は歌や踊りをつぎからつぎへとはじめます。その中に、特別踊りが上手なちいさい若者がいました。右へ左へ前へ後ろへとぶように踊り目にもとまらぬはやさでとんぼがえりをうったりするのです。そのうちユカㇻ(アイヌの物語。口づたえに語り...ひまなこなべ・・アイヌのむかしばなし

  • じてんしゃ ギルリ ギルリ

    じてんしゃギルリギルリ/作・角野栄子絵・しまだともみ/そうえん社/2016年おおきい自転車とちいさな自転車がとどきました。おおきい自転車は、ピンクちゃん、ちいさい自転車はいぬのぼんぼん。自転車に乗ってお散歩です。ギルリギルリ道をまっすぐ走り、坂を上り、坂を下り、ギルリギルリ。とちゅう、ぶたくん、お花さん、けむりみたいなトンネルぼうやがくわわりギルリギルリ山の上であそんでいると、おひさまもくわわりました。おひさまが遊んでいると、空がきゅうにまっくら。おひさまがそらにもどると山を下ります。ギルリギルリ夕方、「さよならバイバイ」。そして「またあした」の約束です。とくに事件がおこるわけでもなく、楽しそうにギルリギルリです。ピンクちゃんも、出てくる風景も外国風。杉の子、お花、トンネルぼうやがギルリギルリ。花は四人乗...じてんしゃギルリギルリ

  • しましましましょ

    しましましましょ/北村人/小学館/2021年しまうまが、「ねこさんしましましませんか」と、ネコさんに声をかけ、ネコがしま模様に。次は、おさかな。草や木もクマもしま模様。さらに人、建物、車、船、灯台、海も森も!しま模様。クレヨンの線画で、子どもたちに自分でも描いてみようと思わせるタッチ。ちょっと根気がいるかも。しましましましょ

  • トウモロコシ全滅

    雨の合間、よくよくみたらトウモロコシが全滅。アライグマかカラス?一応町の中にある畑ですが・・・。食べごろにやられるとガックリ。トウモロコシ全滅

  • ねずみのすもう、源五郎ネズミ

    ねずみのすもう/神沢利子・文赤羽末吉・絵/偕成社/1983年貧乏なおじいさんが山で仕事をしていると、「でかんしょでかんしょ」という掛け声。よくみると、じいさまのところのひょろひょろのねずみと、長者どんのでっぷりふとったねずみが相撲の最中。ところが、やせたねずみのなんとよわいこと。すぽんすぽんとなげられてばかり。うちにかえったじいさまが「うちのねずみにちからをつけてやりたいのう」と、ばあさまにはなすと、「そりゃあいい考えだ。」と、大事にとってあったもち米で、餅をつくと戸棚にいれておきました。さて、次の日・・・おじいさんとおばあさんが、長者どんのねずみがもってきたお金で、暮らしが楽になり、しあわせにくらしたというオチ。初めに、この話をきいたとき、「でかんしょでかんしょ」のフレーズが、新鮮でした。ほかにも絵本が...ねずみのすもう、源五郎ネズミ

  • 7ひきのこうさぎ

    7ひきのこうさぎ/ジョン・ベッカー・文バーバラ・クーニー・絵岸田衿子・訳/好学社/2022年7ひきのこうさぎが、ともだちのカエルに会いに出かけました。ところが、行く途中、1ぴきのこうさぎがくたびれて、もぐらの家で眠ってしまいます。残りの6ぴきが出かけていきますが、また1ぴきくたびれてもぐらの家で眠ってしまいます。6匹が5匹になり4匹になり・・・。こうさぎはくたびれるたびにもぐらの家へいき、こうさぎが全員眠ってしまいます。「7ひきのこうさぎみちをひょこひょこみちをひょこひょこ」と、繰り返しが歌のよう。それだけでなく、絵に添えられたこうさぎの会話、またくることを予想しているもぐらのおばあさんのセリフ、「そろそろくるかな」とカエルのセリフも楽しめます。こうさぎの持ち物、服装から、だれが眠ってしまったか探すたのし...7ひきのこうさぎ

  • 今年の初鳴き

    ツクツク・・・と、セミの声。今年初めてこれから賑やかになるかな?今年の初鳴き

  • ことばのいたずら

    ことばのいたずら/五味太郎/絵本館/2015年悪意のないいたずら大歓迎。うまくいってないときコミュニケーションをとる手段になるかも。その1から27までプラスワンのことばのいたずら。その5このかんばんを読んではいけません。(このあと看板設置局と)その10あえて言いたくないけどしかたないから言うが・・(このあと・・というひとり言・・)その15自分で動く車が「自動車」だ!文句あるか!!・・(文句ありません)その26しまうましまなしうま・・(絵で判読)はじめ”ん”つぎに”なるほど””こりゃなんだ””よくわからん”などなどいつのまにか五味ワールドの世界。ことばのいたずら

  • 耳だけ極楽にいった話・・群馬

    群馬のむかし話/群馬昔ばなし研究会・編/日本標準/1977年タイトルそのもので、耳だけが極楽、本人は地獄へいく話。おばあさんが地獄にいくとちゅうにあったお地蔵さんに、極楽へ連れていくようおねがいします。お地蔵さんは、「それほど行きたいなら、連れて行ってあげよう」と、連れ立って極楽へ。極楽には、大きな池のなかにハスの花が咲いていて、近くには倉が。そこには箱があって、数の子のような形がならんでいて、ひとつひとつに人の名前が。お地蔵さんは”舌”だという。次の倉にはキノコのようなものが。お地蔵さんは、またこたえて”耳”という。そのまま極楽にいけると思ったおばあさんでしたが、お地蔵さんは、地獄にいきなさいという。なぜなら、おばあさんは極楽に行けるような、いい行いをしたことがなかったのを見抜かれていたのです。そして、...耳だけ極楽にいった話・・群馬

  • くまさんの まほうのえんぴつ

    くまさんのまほうのえんぴつ/作・アンソニー・ブラウンとこどもたち訳・さくまゆみこ/BL/出版2011年森を散歩しているくまさんがもっているのは魔法の鉛筆。おおかみが、したなめずりをすると、魔法の鉛筆をみぎへひだりへとふると、おおかみは消えてしまいます。ヘビがでてくると、鉛筆でホッピングをかき、ぴょんぴょんとびこえてすすみます。ライオンがやってくると、おいしそうな肉をかき、こだちのむこうへほうりなげるとライオンは、そっちへはしていきます。巨人のともだちを描いたりドラゴンのせなかにのってしろくまのかぞくのため、氷と雪を描き、さらに地球から消えてしまいそうな動物たちをつぎからつぎへと描いていき、楽しいパーテイをひらきます。予備知識なしで開いていくと、でてくる動物たちがいかにも稚拙。というのもアンソニー・ブラウン...くまさんのまほうのえんぴつ

  • リスのバナーテイル

    リスのバナーテイル/あべ弘士のシートン動物記④/学研プラス/2022年人間に育てられたハイイロリスのバーテイルが、森の中を自分の力で強く生きていきます。最初は本能で、食べれるものと食べられないものを、鼻で見分けます。しっぽに筋肉がつき、しっぽをふんわりあやつり地面に着地。きびしい冬の前に、木の実を地面に埋め、きびしい冬は冬眠。森の中には、おそろしい敵も。イタチからは木の上からジャンプしてのがれます。そしてライバルとの戦いに勝って、パートナーを得、子育て。バナーテイルは、はじめて”家族”を知ります。自然の中で生きていくすべ。水は小川かいずみで。池や湖には、カワカマスや大きなカメがいて、水を飲むことはとても危険。夜のフクロウは、タカよりもおそろしい。心をそそるいいにおいにさそわれ、赤いキノコをたべて、からだを...リスのバナーテイル

  • 山イモ長者‥和歌山

    和歌山のむかし話/和歌山県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1977年類似の話が多い長者伝説のひとつ。山イモほりの名人という若者が、都の人をよめさんにもろうた。よめさんは都そだちなもんやから、毎日使う油や針、糸まで湯浅の町まで買いにいかにゃならんかった。買いに行くのはむこさんのしごと。むこさんは、はじめてこばんを持たしてもらったが、値打のあるものと知らなんだ。山の中でくらしていたむこさんが、海がみえるところでカモメがとんでいるのをみて、石でもぶつけてつかまえようとした。石を拾うてぶつけたらいいのに、もっていたこばんをぶつけてしまった。こばんをなくし、手ぶらで帰ってきたのをみて、よめさんはおこったのてなんて。すると、むこさんは、「あれがたかい物かいな、そんなんやったら山にいっぱいあら」と、よめさんと裏山...山イモ長者‥和歌山

  • きりかぶ

    きりかぶ/なかやみわ/偕成社/2003年きれいな花を咲かせ、葉っぱは木陰を作り、雨が降ったら、雨宿りの屋根になっていた一本の木が、ある日、伐採されて、切り株になりました。切り株が「すっかりやくたたずになってしまったなあ・・」と、しょんぼりしていると、ウサギの兄弟がやってきてこまあそび。こりすたちがやってきて、テーブル代わりにお茶会。アリもネズミもハリネズミもやってきて・・。そして、ねずみのおばあさんからは「あなたにしかできないこと」を頼まれます。花で飾られた素敵なステージで、ねずみのけっこんしきがおこなわれたのです。動物たちが思い思いに、切り株を生かし、年をとったと落ち込んでいた切り株を前向きにしてくれました。年をとって、役割が終わったと決めつけるのは、まだまだ早い。もっとできることがたくさん。きりかぶ

  • 徳さん夢みて角さんもうけた‥和歌山

    和歌山のむかし話/和歌山県小学校教育研究会国語部会編/日本標準/1974年他の人が見たという夢を、正夢だろうと、夢の場所にいってみると、小判を見つける話。むかし、徳さんという男と角さんという男がふたりでイノシシをおっかけていた。ねることがすきな徳さんが、疲れてぐっすりこんとねてしまうと鼻の中からハチが出たり入ったり。それを見ていた角さんが、徳さんをゆすぶっておこすと、徳さんは、谷の横の大きな岩のほら穴に、ぎょうさんの小判が落ちていた夢を見ていたら、おこされてしまったとぶつくさぶつくさ。正夢に違いないと思った角さんは、徳さんを先に帰し、自分が、岩のそばの穴をのぞいてみると、まさかと思った穴の中に、小判が光ってつまっていた。徳さんも半分の半分の分け前をもらったという。楽しいタイトルで、こんなタイトルなら興味を...徳さん夢みて角さんもうけた‥和歌山

  • くさる

    くさる/なかのひろたか/福音館書店/1981年初出(2016年特製版)表紙においしそうなスイカ、でもよくみるとハエが。嫌なにおいがする生ごみを、土の中にいれるとみみずや、やすで、だんごむしなどの虫が、ごみをこまかくきざんだり、たべて、うんこにしたりして、くさったごみをもっともっとくさりやすくする。土にまざり、それを草や木が根っこからすいあげて、栄養にする。そして春になるとあたらい芽をだし、夏に葉を茂らせ、実をならせ・・・。いろいろないきものがうまれて、しんで、くさり、土にとける。自然はなんどもなんどもこれを繰り返して、続いてきた。お母さんが子どもとの会話の中で、食物連鎖を説明しています。遠目にも見やすい絵です。土に生ごみをうめると、それがやがて土にとけると、やや単純化されていたのが。気になりました。くさる

  • そとであそべ

    そとであそべ/きむらゆういち/童話屋/2020年インドア派のゆうたに、”そとであそべ”と、声をかけるお父さん。たまにはそとにでてひかりをいっぱいあびてはしってみろ!うちにばかりりいたらみちばたのかわいいはなも河原にある虹色の小石もダンスのうまいムシたちも風に揺れる木の葉もみんなみんなみることさえできないんだぞもしそとにでたらともだちがいっぱいできておもいきりあそんだり遊園地やピクニックや世界中を旅したり楽しいことがいっぱいまっているんだどうせいつかはそとにでなくちゃならないんだ学校だってあるしともだちもできないし・・いろいろ声をかけるおとうさんですが、その一方心配事がやまほど。自動車やバスやバイクなんかがびゅんびゅんはしっていていきなりぶつかってくることだってあるさらわれたりいきなりおそいかかってくるやつ...そとであそべ

  • ちからもちのおかね

    ちからもちのおかね/中脇初枝・再話伊野孝行・絵/偕成社/2022年「女の子の昔話えほん」シリーズの一冊。昔話の主人公に女性が少ないというのが根底にありそうですが、外国のものでは女の子が活躍する昔話が多いので、日本を意識した編集方針でしょうか。”おかね”は主人公の名前。作者は高知に伝承されてきたいくつかのエピソードを再話しています。あるひのこと、おおきな相撲取りがととさまと力比べをしに、やってきました。おかねが、大きな臼をかかえてきて、相撲取りの前におくと、相撲取りが、押してもひっぱってもびくともしません。さらに、縁側でどんぶり飯を何倍も何倍も食べるおかねをみて、年をたずね、三つといわれると、すたこらさっさと、逃げ出します。おおきくなったおかねが、米俵を牛に乗せ、まちにでかけたとき、とのさまの行列がやってき...ちからもちのおかね

  • 大豆植え

    小さな畑に歓迎されない草がぼうぼうでも、このところ猛暑で、草取りする元気もない。今週はやや気温がさがりそうで、合間をぬって大豆を植えることに。今週は台風の影響で、雨も大雨にならない限り恵みとなりそう。大豆は2種類。いつもながら土と太陽と雨で、芽を出すというのが不思議。さいごのキャベツ収穫、なめくじのいい居場所のよう。ナスもちいさいながら形はよかった。高温の影響で、早どりした野菜が値下がりしているというが、喜んでいいのか複雑。大豆植え

  • ベンジーのもうふ

    べんじーのもうふ/マイラー・ベリー・ブラウン・文ドロシーマリノ・絵まさきるりこ・訳/あすなろ書房/2010年原著はアメリカ1962年の出版で、邦訳は2010年。どんなきっかけで邦訳されたのかも気になりました。今の色使いとちがい、線が生かされて、色は橙色?主流。あかちゃんのとき、だいすきだったもうふをいつも持ち歩いていたベンジー。いまはただのぼろきれのようにみえたもうふでしたが、幼稚園に行くときも、散髪屋さんに行くときも、歯医者にはじめていったときも、もうふをもっていたベンジーでした。ところが、ある日からもうふをわすれることが多くなりました。幼稚園にもうふをわすれたり、靴屋、スーパーでも忘れたり。なかよしのトㇽーディーのお母さんが、いつも泣いてきたこねこが、なかなくなったことを話してくれました。トㇽーディー...ベンジーのもうふ

  • しっかり ママに つかまって!

    しっかりママにつかまって!ボルネオ島のおはなし/市川里美/BL出版/2022年リンバはボルネオ島に住む女の子。森へバナナをとりに行って、昨日見かけたオラウータンのボンゴに出会います。甘えん坊?のポンゴは高い木の枝から顔をのぞかせ、ママからはなれたくないので、こっちにこない?とリンバをさそいました。ポンゴのママがつるをひきあげてくれ木の上にのぼったリンバ。木の上でバナナを食べたり、つるからつるへ、えだからえだへとびうつり、ドリアンを食べたり楽しい時間。雨があがると、森の動物たちのさえずりや、呼び声。やがて、リンバのママがむかえにきてボンゴとお別れです。オランウータンは、アリを食べるのをはじめて知りました。ボンゴのママが木の上から森をみまわしながら、「この森全部が、わたしたちのうちなのよ。この森があるから、い...しっかりママにつかまって!

  • おむすびころりん

    おむすびころりん/松谷みよ子・作宮本忠夫・絵/にっけん教育出版社/2002年おむすびをもらったねずみから、うーんとたからものをもらってかえってきたじい。ちゃらんしゃらんといい音がする小判の音を聞きつけた、よくばりばあに、山へおい上げられたよくばりじい。よくばりじいが、まちきれずにネコのなきまねをすると、ねずみの御殿は、まっくらになり、よくばりじいが地面をいくらはいまわっても出口がみつからず、もぐらになってしまう。おなじ松谷作でも、長野ヒデ子さん絵の絵本も出版されており、ほかの絵本も多い話です。自分流でいいという歌が、楽しい。おむすびころりんすっとんとんもひとつほしいなすっとんとん百になっても二百になってもねこのこえはききたくないじゃやーんせやーんせほーいほいおむすびだけでなく、おむすびをいれたかごてぬぐい...おむすびころりん

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