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ハッピー昭和クラブ http://showa-club.com/

昭和大好きブロガー達による、昭和歌謡と映画のこぼれ話。

1975年「空飛ぶ鯨」でデビューしたちゃんちゃこのメンバー、きたさんと、映画雑誌「ジャッピー!」の編集長、独自の目線で昭和の面白さを掘り起こすイラストレーター、ハピイ氏橋が贈る昭和歌謡と映画のこぼれ話。

ハッピー昭和クラブ
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2015/11/17

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  • 「一滴」としての自分~村上春樹さん『猫を棄てる』を読んで

    当ブログ6月2日に「『騎士団長殺し』と『猫を棄てる』」を書きました。『騎士団長殺し』を読了して「文藝春秋」6月号に掲載された『猫を棄てる――父親について語るときに僕の語ること』を読んで、何だか村上さんを身近に感じたのです。ノーベル文学賞をとろうかという大

  • 樹木希林さんと浅田美代子さん『エリカ38』

    ひとつ前の当ブログで、大河ドラマ『いだてん』に昨日、高橋是清役で萩原健一さんが出ていたことを書きました。4月4日にNHK「クローズアップ現代」で放映された『ショーケン最期の映像 8年の素顔』を観ても、おそらく、もう体の調子は相当悪かっただろうということが分か

  • ショーケンと田中絹代さん

    ひとつ前の当ブログで書いたように、『お吟さま』(1962 田中絹代監督)を最後に田中絹代さんがメガホンをとることはなくなります。観客動員が次第に下がっていって製作本数も縮小になったり、映画界のいろいろな状況もありますが、病気で寝たきりのお兄さんの介護もあった

  • メロドラマとテーマ性、田中絹代監督『お吟さま』

    昨日の当ブログ「映画監督としての田中絹代さん」で書いたように、田中絹代さんは映画監督としても堅実な成果を残しましたが、6作目『お吟さま』(1962 田中絹代監督)を最後に監督としてのキャリアを終えます。今東光さんの原作の映画化で、千利休(中村鴈治郎さん)の娘

  • 追悼・石田信之さん 僕にとっては「三五郎」

    今年の6月13日に俳優の石田信之さんが亡くなりました。まだ68歳という年齢、イメージ的にも若々しい感じだったので残念です。石田信之さんといえば『ミラーマン』です。主人公の「鏡京太郎」を演じられました。1971年12月からフジテレビで放映された円谷プロ製作の特撮ヒー

  • 映画監督としての田中絹代さん

    昨日の当ブログ「田中絹代さんの女優魂」でふれたように、『サンダカン八番娼館・望郷』(1974 熊井啓監督)における田中絹代さんの演技は心をうつものでした。かつて貧困のため、海外に売春婦として売られていった「からゆきさん」を取材する研究者(栗原小巻さん)が訪ね

  • 田中絹代さんの女優魂

    『約束』(1972 斎藤耕一監督)では萩原健一さんを本気で殴り、『夜の鼓』(1958 今井正監督)では有馬稲子さんの頬ををテストの段階から全力で引っ叩き、真剣で襲いかかって森雅之さんを怖がらせた三國連太郎さん、その役に入りこむ「本気」演技は、『越後つついし親不知

  • ショーケンと渡哲也さん、深作欣二監督

    当ブログ2017年1月27日、28日に書きましたが、1974年の大河ドラマ『勝海舟』の主演の渡哲也さんは病気のため序盤で降板しました。脚本を担当していた倉本聰さんの盟友・中島貞夫監督の推薦もあって松方弘樹さんが代役をつとめました。渡哲也さんは闘病生活に入り、東大病院

  • 三國連太郎さんからショーケンに受け継がれた?

    昨日の当ブログ「『なつぞら』と佐久間良子さん」に書いたように、日本のアニメの礎となった東映動画初の長篇カラー動画『白蛇伝』(1958 藪下泰司監督)で、「ライブ・アクション」を演じた佐久間良子さん、その後、次々に青春映画などに出演、主演スターとなっていきます

  • 『なつぞら』と佐久間良子さん

    朝ドラ『なつぞら』で、先週、鈴木杏樹さんが「ライブ・アクション」を撮っているシーンがありました。「ライブ・アクション」とは、アニメを作る際に、生身の俳優に演技をさせて撮影しその動きを基に作画をするというものです。元々、ディズニーが使っていた手法です。実写

  • ショーケンと岩下志麻さんのすれ違い

    当ブログ6月20日「ショーケンと三國連太郎さん」で書いたように、『約束』(1972 斎藤耕一監督)のラスト近く、刑事役の三國連太郎さんに本気でボコられた萩原健一さんですが、当初はショーケン、この作品に助監督として参加していました。なかなか女優が決まらず、スケジ

  • 中島貞夫監督が20年あたためた『瀬降り物語』を是非「新文芸坐」で!

    当ブログ6月19日に書いたように、萩原健一さんは『もどり川』(1983 神代辰巳監督)の公開直後、大麻取締法違反で逮捕されます。そのため、翌1984年は映画出演は1本もなく、テレビのサスペンス枠で放映された『宣告』だけの出演に終わります。そして、1985年、映画に復帰

  • マーク・レスター君もトレーシー・ハイドちゃんも還暦

    先日、「角川シネマ有楽町」に行き、『小さな恋のメロディ』(1971 ワリス・フセイン監督)を観ました。この映画館では昨年も『ディア・ハンター』(1978 マイケル・チミノ監督)を上映していて、僕は40年ぶりに観たのですが(当ブログ1月9日参照)、今度の『小さな恋のメ

  • 麻酔なしで上の歯を全部抜いた三國連太郎さん

    昨日の当ブログ「三連太郎さんの本気伝説『夜の鼓』」に書いたように、三國さんの手加減なしのマジ演技、本気で殴られたり、真剣で襲いかかられては相手役はたまったものではありませんが、映画にその熱量は反映されて迫真の場面になりますね。三國さんの本気度があらわれた

  • ショーケンの名曲「ララバイ」と『竜二』

    昨日の当ブログ「ショーケンと三國連太郎さん」で触れたように、明日6月22日(土)より池袋にある新文芸坐において萩原健一さん追悼上映特集が開催されます。この特集の「銀幕の反逆児に別れのララバイを」というタイトルを僕がつけました。タイトルを考えてくれと頼まれ、

  • 三國連太郎さんの本気伝説『夜の鼓』

    昨日の当ブログ「ショーケンと三國連太郎さん」で、逃亡犯役の萩原健一さんを刑事の三國連太郎さんが捕まえるシーンで、三國さんは「手加減せずに殴るからね。ごめんね。許してね」と前もって言われ、本番では髪をつかまれ、引きずり倒され、本気でボコられたわけです。こう

  • ショーケンと三國連太郎さん

    6月15日の当ブログで書いたように、萩原健一さんが自身の主演作『青春の蹉跌』(1974 神代辰巳監督)の監督に神代辰巳さんを指名したのは、その前に『四畳半襖の裏張り』(1973 神代辰巳監督)を観て感心したからです。フランソワ・トリュフォー監督も絶賛したこの作品を

  • 新潟、山形で震度6の地震

    一昨日、新潟、山形で起こった地震、ケガをされた方にお見舞い申し上げます。無情にも、雨脚が強くなるという予報が出ており不安なことだと思います。土砂崩れなどで被害が広がらないように祈ります。今回、震度6強を観測した新潟県村上市には僕は2度、行ったことがありま

  • 永山則夫さんと遠くへだたる『銃』(武正晴監督)

    大阪の吹田市で起こった拳銃強奪事件、犯人に刺された巡査の方も少し快方に向かっているとのこと、良かったです。犯人は昔の同級生の住所を騙って110番をかけ、交番に巡査がひとりになったときを狙ったようですが、動機などはまだはっきり分かっていません。昨日の当ブログで

  • ショーケンと神代辰巳監督の壮絶な現場『もどり川』

    当ブログ6月15日「ショーケンと神代辰巳監督」で書いたように、『青春の蹉跌』(1974 神代辰巳監督)の主演にあたって、萩原健一さんは東宝に「監督は神代辰巳さんで」とご指名を出し、長谷川和彦さんの見事な脚本も相まって傑作となりました。(原作者の石川達三さんはカ

  • 粟津號さんの名演が忘れられない『俺の拳銃』

    大阪の吹田市で起こった拳銃強奪事件、犯人が逮捕されました。不安だった近隣の住民の方々はまずは一安心ですが、犯人に刺された巡査の方は意識不明の重体とのこと、何とか助かってほしいです。このところ、こういった事件が多いので怖くなります。警官や刑事が拳銃を奪われ

  • 健さん、こいつらを叩き斬ってくれ!

    老後に「2000万円必要」という試算が発表されて国民に不安が広がった途端、今度は「そんな報告書は受け取らない」「報告書はもうない」ときたから、呆れました。明らかに「選挙」を視野に入れた強引な幕引き。政府に都合が悪くなると、役人に責任を押し付けるやり口は、近畿

  • ショーケンと倉本聰さんの共闘関係

    6月11日の当ブログで、倉本聰さんが自身のシナリオを撮影にあたって一字一句たりとも直させないため、『冬の華』(1978 降旗康男監督)の監督が交代となった話を書きました。萩原健一さんは『前略おふくろ様』であえて、倉本聰さんに縛られる形を自分に課したことも書きま

  • ビートルズのカヴァーを集めた「青盤」「赤盤」

    昨日の当ブログに書きましたが、これから今日の夜、FM東京でオンエアされる「村上RADIO」第6回がビートルズ特集ということで楽しみです。そういえば、村上春樹さんの『騎士団長殺し』で、主人公が東北を彷徨しているとき、ファミレスに入るとストリングスが演奏する「フール

  • 山本浩二選手の「サイクルヒット」を掛布選手がアシスト

    エンゼルスの大谷翔平選手が、6月13日のレイズ戦で「サイクルヒット」を達成しました。メジャーリーグで日本人初です。左投手が苦手と言われてきましたが、それも見事に克服、どんどん進化している感じですね。多くのバッターが海を渡っていますが誰も成し得なかった「サイ

  • 「ビートルズ全213曲のカバー・ベスト10」が興味深い

    2か月に一回、FM東京から放送される、村上春樹さんがD.J.をつとめる「村上RADIO」。明日の16日(日)に第6回がオンエアされますが、告知によると「ビートルズ」特集だそうです。この「村上RADIO」は毎回、オリジナル曲ではなくて他のアーティストが取り上げたちょっとひね

  • 田口淳之介さんと大沢啓二監督の「土下座」

    当ブログ6月13日では、スーパー銭湯のアイドル「純烈」のメンバーが不遇の時代に交際女性の貯金を使い込んだ……という話から克美しげるさんの話になりました。落ち目になった克美さんが妻がいながら愛人に金を貢がせ、ソープランドで働かせたあげくカムバックに邪魔になる

  • ショーケンと神代辰巳監督

    当ブログ6月12日「ショーケンと倉本聰さんの完璧シナリオ」で書いたように、脚本は句読点の「間」まで、一字一句そのまま演じることを要求するので知られる倉本聰さん。その倉本さんの作品『前略おふくろ様』に主演した萩原健一さんは「一回、自分で自分を締めてみよう」と

  • 『羅生門』と『アメリカン・アニマルズ』

    京マチ子さんは大映入社2年目に『羅生門』(1950 黒澤明監督)に抜擢、「ヴェネチア国際映画祭」でグランプリを受賞すすのは1951年9月なので、日本公開とは時差がありますが一躍「グランプリ女優」となります。(「ヴェネチア国際映画祭」出品のエピソードについては当ブ

  • 京マチ子さんと久我美子さんが姉妹役『あにいもうと』

    当ブログ6月7日、8日で書いたように、『牝犬』(1951 木村恵吾監督)で父親(志村喬さん)が踊り子の京マチ子さんに狂って、家庭は崩壊。娘の久我美子さんはバレエを学ぶため留学しようと考えていたお嬢さんでしたが、場末のストリッパーにまで転落してしまいます。豊満

  • 日本ハム最後の20勝投手、工藤幹夫投手を覚えていますか

    昨日、日本ハム・ファイターズのルーキー、吉田輝星投手が一軍初登板・初先発で見事に勝ち投手となりました。これには驚きました。二軍(イースタン・リーグ)では0勝3敗、防御率もあまり良くありません。二軍では5回まで投げたこともありませんでしたから、いわゆる最近

  • 「克美しげる事件」直後に映画化『戦後猟奇犯罪史』

    「スーパー銭湯のアイドル」、ムード歌謡グループの「純烈」が昨日6月12日、渋谷NHKホールでコンサートを開きました。このホールでは初の単独公演だそうで、前川清さんもゲストで登場、激励されたそうです。「純烈」はまだブレイクする前、「前川清座長公演」に参加したりで

  • 淡島千景さんと京マチ子さんが姉妹役『踊子』(清水宏監督)

    当ブログ6月7日、8日で紹介した『牝犬』(1951 木村恵吾監督)、昨日取り上げた『浅草の夜』(1954 木村恵吾監督)と、とにかく踊り子役が多かった京マチ子さん、ずばり『踊子』(1957 清水宏監督)という作品もあります。よく浅草のストリップ劇場などに入り浸ってい

  • ショーケンと倉本聰さんの完璧シナリオ

    昨日の当ブログ「『冬の華』幻の健さんと百恵ちゃんの共演」で書きましたが、倉本聰さんが「脚本を一字一句直す事はあいならん」と言ったことに当初予定されていた山下耕作監督が「クソ生意気な」とキレて、断ったのです。一説には『冬の華』という倉本さんがつけた題名が東

  • 京マチ子さんと若尾文子さんが姉妹役『浅草の夜』

    当ブログ6月7日、8日に京マチ子さん主演の『牝犬』(1951 木村恵吾監督)を取り上げました。浅草の踊り子に扮し、その豊満な肉体で真面目な志村喬さんの人生を狂わせてしまうヴァンプ役です。「大阪少女松竹歌劇団」出身の京さん、とにかく、初期はダンサー役が多く、そ

  • 今日6月12日は「恋と革命のインドカリーの日」!

    朝ドラ「なつぞら」で、今日は久々に「川村屋」が出てきました。なつ(広瀬すずさん)が兄の消息を知るために上京して訪ねた所で、「東洋動画」の試験を受けるまでしばらくここで住み込みで働いていました。この「川村屋」のモデルはもちろん「新宿中村屋」です。現在も新宿

  • 『冬の華』、幻の健さんと百恵ちゃんの共演

    当ブログ6月2日に書いたように、降旗康男監督のデビュー作「非行少女ヨーコ」(1966 降旗康男監督)は、オープニングのジャズやシャープなモノクロ映像で「ヌーヴェル・ヴァーグ」のようなテイストがあります。降旗監督が東京大学の仏文を出ておられることもあると思いま

  • 『長いお別れ』原作と中島京子さんの講演

    昨日の当ブログで書いたように、『長いお別れ』(2019 中野量太監督)を封切早々に映画館に飛んで行って観たのは、原作に感動したからです。ちょうど、僕も母親が認知症になってしまって、「どうして……」と行き場のない気持ちを抱き、思い悩んでいた頃でした。はじめは、

  • 「なつぞら」で思い出した「ダイナミック・プロ」訪問

    朝ドラ「なつぞら」は、先週あたりから、ヒロインのなつ(広瀬すずさん)が「東洋動画」に勤め始め、本格的にアニメーター目指して頑張る展開になっています。とはいえ、作画の試験には落ちてしまい、まだ「仕上げ」担当ですが……。帰宅(山口智子さんのお店の部屋)してか

  • 『長いお別れ』蒼井優さんの名演に感動

    蒼井優さんと、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんの結婚は世間を驚かせました。まったく噂らしきものもなかったので突然という感じでしたが、今のご時世、交際期間は短いとはいうもののよくマスコミにバレずにいたものです。その点もお見事です。僕もちょうど、蒼井優さ

  • 『牝犬』の志村喬さんと久我美子さん

    昨日の当ブログで取り上げた『牝犬』(1951 木村恵吾監督)の話の続きです。浅草のレビューの踊り子エミー(京マチ子さん)にのめりこみ金を使い込んだ部下のため、「美人座」に乗り込んだ部長(志村喬さん)ですが、逆にエミーに誘惑されてしまいます。「ミイラ取りがミイ

  • 『牝犬』京マチ子さんのフェロモンに翻弄される志村喬さん

    昨日の当ブログで紹介した『いとはん物語』(1957 伊藤大輔監督)で、京マチ子さんは不器量だが心根の美しい女性を見事に演じました。しかし、デビュー後しばらくは、そのグラマラスな肉体のイメージが先行して、いわゆる「ヴァンプ」役がほとんどでした。大映入社の1949年

  • 映画をできるだけ安く、たくさん観る方法

    6月に入って、東宝が運営するTOHOシネマズは一般料金を1800円から1900円に値上げしました。一般料金値上げに伴って、シニア料金、映画サービスデイも1100円から1200円になりました。今月1日のサービスデイに行って1100円かと思ったら1200円になっていてがっくりという人も

  • 京マチ子さんのベストアクト、名作『いとはん物語』

    5月26日の当ブログで、京マチ子さんの女優魂について書きました。『羅生門』(1950 黒澤明監督)と『偽れる盛装』(1951 吉村公三郎監督)のエピソードを取り上げましたが、特に『偽れる盛装』のあの走って逃げる迫真のラスト、カメラを積んだ移動車にアキレス腱をぶつけ

  • 「東京ろう映画祭」で観た『ヘディとハイジ~生き別れた姉妹~』が素晴らしかった

    この前の日曜日に「東京ろう映画祭」に行ってきました。2017年に第1回が開催され、今回は第2回です。「ろう視点」で作られた映画、あるいは「ろう」にアプローチした映画を集中して上映し、関連するトークショーなども行うイベントです。今回は国内外から作品公募を行い、1

  • 『色魔狼』(降旗康男監督)と『白昼の死角』

    このところの当ブログでは、降旗康男監督は「健さん映画」だけの人じゃないということで、デビュー作『非行少女ヨーコ』(1966 降旗康男監督)や、渾身の人間ドラマ『本日ただいま誕生』(1979 降旗康男監督)を取り上げました。これらと違って、新聞の訃報の横に載った「

  • カメオ出演といえば市川雷蔵さん!『旅はお色気』にも

    昨日の当ブログで、『武蔵~むさし~』(2019 三上康雄監督)にエンドロールに「さとう珠緒(カメオ出演)」と表記されていることを書きました。やっぱり名前を出すのなら、(特別出演)とか(友情出演)というのがいいんじゃないかなあ。もっとも、「特別出演」と「友情出

  • 降旗康男監督の力作『本日ただいま誕生』

    6月2日の当ブログで降旗康男監督のデビュー作『非行少女ヨーコ』(1966 降旗康男監督)を取り上げました。その鮮烈な映像感覚を見ると、降旗監督が決して「健さん」映画だけの人じゃないって分かります。その降旗監督が植木等さん主演で壮絶な人間ドラマを撮っています。

  • 『騎士団長殺し』と『バーニング 劇場版』

    当ブログ5月28日、6月2日と、村上春樹さんの『騎士団長殺し』のことを書きました。そういえば、村上春樹さんの原作を映画化した韓国映画『バーニング 劇場版』(2018 イ・チャンドン監督)を少し前に観ていました。なぜ「劇場版」とかっているかというと、短縮版が先に

  • 時代劇にこだわる監督が撮った『武蔵~むさし~』

    昨日の当ブログで、新作映画『武蔵~むさし~』(2019 三上康雄監督)を観た話を書きました。別に原田龍二さんを観に行ったわけではなく、僕は時代劇が好きなのです。少し前には、中島貞夫監督の20年ぶり!の劇映画『多十郎殉愛記』(2019 中島貞夫監督)も観に行きました

  • 『騎士団長殺し』と『猫を棄てる』(文藝春秋6月号)

    当ブログ5月28日に書いたように、村上春樹さんの『騎士団長殺し』を読んで即座に『木乃伊の恋』(1973 鈴木清順監督)を想起しました。同じ上田秋成の「春雨物語」の一篇「二世の縁」をモチーフにしているからです。『木乃伊の恋』は円地文子さんの原作で、「二世の縁」を

  • 「不倫」報道よりも伝えるべきことがあるだろう

    俳優の原田龍二さんが「不倫」をしたという報道がありました。金曜日には、ご本人がそれを認めて記者会見も開きました。「性欲は強い方なんですか?」とか訊いている女性レポーターもいて、何だかなあ……という感じです。この国からは、どんどん「品」というものが無くなっ

  • 降旗康男監督の鮮烈なデビュー作『非行少女ヨーコ』

    昨日の当ブログで「追悼・降旗康男監督」で、2012年に新文芸坐で開催された「高倉健特集上映」の際に行われた降旗康男監督のトークショーについて書きました。高倉健さんの、特に「不器用」なキャラクターになって以後の作品を一手に引き受けていましたから、降旗監督という

  • 1970年のヤクルト16連敗、8年後の別所さんの「おーい、マツ」

    今日のデーゲームで、ヤクルト・スワローズが16連敗を喫してしまいました。セ・リーグのタイ記録ですが、その並んだ記録というのも1970年のヤクルト(当時はアトムズ)が喫したものでした。今から49年前の「ヤクルト・アトムズ16連敗」はよく覚えています。その当時、スクラ

  • 追悼・降旗康男監督 2012年のトークショーの思い出

    先日、5月20日に映画監督の降旗康男さんが亡くなりました。84歳ですが、一昨年も岡田准一さん主演の『追憶』(2017 降旗康男監督)を撮って健在ぶりを見せていましたので残念です。僕は一度、降旗康男監督のトークショーを見たことがあります。2012年の暮れに新文芸坐で行

  • 杉葉子さんと成瀬巳喜男監督

    5月27日の当ブログで書いたように、先頃亡くなられた杉葉子さんは『青い山脈』(1949 今井正監督)のヒロインとして戦後の自由な風を象徴しました。しかし、そのイメージが強すぎたのか、以後あまり主役はありませんでした。その杉葉子さんが堂々、上原謙さんと夫婦を演じ

  • 杉葉子さんと香川京子さんのやり取りが◎『女の暦』

    昨日、一昨日の当ブログで先頃亡くなられた杉葉子さんについて、街娼役を演じた『東京の恋人』(1952 千葉泰樹監督)、「お静」を演じたコメディ『天晴れ一番手柄 青春銭形平次』(1953 市川崑監督)のことを書きました。一方、『青い山脈』(1949 今井正監督)の「寺沢

  • 『騎士団長殺し』と『木乃伊の恋』(鈴木清順監督)

    文庫本になった『騎士団長殺し』(村上春樹。著/新潮文庫)を少し前に読了しました。僕は村上春樹さんの熱心な読者で、今まで、だいたいハードカヴァーで買って読んでいました。『1Q84』なんかも出てすぐ読んだりしましたのですが、ちょっと飽きてきたところもあり、今回

  • 杉葉子さんがキュートな『天晴れ一番手柄 青春銭形平次』

    昨日の当ブログで、杉葉子さんの『東京の恋人』(1952 千葉泰樹監督)における悲哀に満ちた役について書きました。『青い山脈』(1949 今井正監督)で戦後の新時代を象徴するような女子学生を演じた杉さんが、こちらの作品では戦争の傷跡が残る社会で必死に生きる女性の役

  • 追悼・杉葉子さん 『青い山脈』と『東京の恋人』

    先日、5月15日に女優の杉葉子さんがお亡くなりになりました。90歳ですが、杉さんには若々しいイメージがあるので残念でなりません。僕は2012年4月に杉葉子さんのトークショーを観たことがあります。「銀座シネパトス」(←この名画座も今はありません……)の「今井正監督

  • 『羅生門』と永田雅一(ラッパ)さん

    昨日の当ブログで、京マチ子さんが『羅生門』(1950 黒澤明監督)に出演、「グランプリ女優」となるには、偶然のタイミングが運よく重なった話を書きました。(もちろん、そこで生じたチャンスに食らいついた京マチ子さんの女優魂があったからこそですが) 東宝の黒澤明監

  • 『ばあばは、だいじょうぶ』に内田裕也さんが!?

    当ブログ5月20日に、新作映画『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(2019 小林聖太郎監督)のことを書きました。藤竜也さんと倍賞千恵子さんが夫婦役を演じた佳作ですが、、星由里子さんの遺作でもあります。地元のシネコンで観た帰り、『ばあばは、だいじょうぶ』

  • 京マチ子さんのガッツ 『羅生門』と『偽れる盛装』

    当ブログ5月22日で、京マチ子さんの大映入社第1作『最後に笑う男』(1949 安田公義監督)を紹介しました。本格的な映画出演としてはデビュー作といっていいこの作品では、サーカスの団員役。京さんと同時に売り出された二本柳寛さんと再び共演した『地下街の弾痕』(1949

  • 厳しい状況の中でも名画座は頑張っています

    5月23日の当ブログで、『駅前旅館』(1958 豊田四郎監督)を取り上げました。この作品が大ヒットしたので、同じトリオで『駅前』シリーズが誕生(こちらは「喜劇」とつきます)、全24作が作られます。僕は昔、2005年に「シネマアートン下北沢」で「駅前シリーズ全作上映」

  • 昭和24年のドキュメンタリー・タッチ『地下街の弾痕』

    昨日の当ブログで、京マチ子さんのデビュー3作目にして大映入社第1作『最後に笑う男』(1949 安田公義監督)を取り上げました。僕が観たもっとも初期の京マチ子さんの出演作です。これは二本柳寛さんの大映入社第1作でもあり、主要な役を演じていました。二本柳さんも京

  • 『駅前旅館』と『砂漠の流れ者(ケーブル・ホーグのバラード)』

    昨日はバイト(単純肉体労働)があって、上野に行きました。上野に来るのは久々でしたが、天気がいいこともあって、上野公園のあたりは多くの人で賑わっていました。外国人の旅行者も目立ちましたが、何といっても、「修学旅行」の子どもたちがそこら中におりました。だいた

  • 京マチ子さんの大映デビュー作『最後に笑う男』

    5月12日にお亡くなりになった京マチ子さんの出演された映画はちょうど100本。僕はそのうち、69本を観ていますが、古い作品だともうフィルムが失われているものもあるでしょうから、コンプリートは難しいかな……と思っています。昨日の当ブログで書いたように、京さんが戦前

  • 『なつぞら』と角筈界隈、「新宿昭和館」

    朝ドラ『なつぞら』は、今週いよいよ、なつ(広瀬すずさん)が上京、東京篇が始まりました。新たな登場人物も出てきてどんな展開になるか楽しみです。劇中、なつが東京に出てきたのが「昭和31年」と説明されました。敗戦から10年以上が過ぎ、賑わいを見せる新宿に到着します

  • 京マチ子さんの「芸名の由来」と「踊りへの矜持」

    ひとう前の当ブログで、京マチ子さんが小学校を出て「大阪松竹少女歌劇団」に入団した話を書きました。小さい時から「踊りは大好き」だった京さんは10代の日々を舞台で活躍され、祖母、母との暮らしを支えました。その「京マチ子」という芸名は、お祖母さんとお母さんがつけ

  • 追悼・京マチ子さん デコちゃんと同年生まれ、戦後にスターに

    5月12日に女優の京マチ子さんが亡くなりました。95歳です。京さんは1924年(大正13年)のお生まれですから、令和になった5月に亡くなり、大正、昭和、平成、令和と4元号を生きたことになります。ちょうど今年の2月から3月にかけて「角川シネマ有楽町」で「京マチ子映画

  • 我がミューズ、芦川いづみさんの肉声を聴きました

    昨日の当ブログで、星由里子さんの遺作となった『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』(2019 小林聖太郎監督)を取り上げました。劇中、藤竜也さんと倍賞千恵子さんが「結婚50年」の夫婦を演じますが、藤竜也さんは奥様の芦川いづみさんと1968年後結婚ですから、この

  • 「文芸坐しねぶてぃっく」と宮崎祐治さんの名画座愛

    昨日の当ブログで紹介した宮崎祐治さんが藤田美智子さんと共作で自費出版した「二人で映画を」を入手したのは、旧・「文芸坐」と「文芸地下」の間にあった「文芸坐しねぶてぃっく」です。ここは、映画の本やグッズなどを売っている店で、僕も映画を観に行った帰りによく寄っ

  • 星由里子さんの遺作『初恋 お父さんチビがいなくなりました』

    先週、新作映画『初恋、お父さんチビがいなくなりました』(2019 小林聖太郎監督)を観に行きました。原作の漫画は読んだことがありませんが、前に観て良かった『娚(おとこ)の一生』(2014 廣木隆一監督)と同じ原作者(西炯子さん) だし、 同じ監督の小林聖太郎さ

  • 宮崎祐治さんの「東京映画地図」と「二人で映画を」

    昨日の当ブログで書きましたが、「国立映画アーカイブ」展示室にて開催されている「映画イラストレーター・宮崎祐治の仕事」展を観に行きました。この展覧会「キネマ旬報創刊100年記念」という副題もついているように、「キネマ旬報」で描かれた仕事が多く展示されています。

  • 「映画イラストレーター・宮崎祐治の仕事」に行ってきました

    今日は「フィルムセンター」もとい「国立映画アーカイブ」(いまだに慣れないなあ……)の7階展示室に行って、「映画イラストレーター・宮崎祐治の仕事」展を観ました。実は、今日、5月18日は「国際博物館の日」ということで、入場無料だったのです。通常料金は250円ですか

  • イラク攻撃を予見したような『鬼輪番』

    昨日の当ブログでちょっと触れた、小池一夫先生原作『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973 石井輝男監督)も、『子連れ狼』の若山富三郎さん同様、主演の丹波哲郎さんが原作を気に入り映画化を提案したと言われています。その丹波さん、裸の女刺客に囲まれ楽しそうに?演じて

  • 小池一夫先生原作「エロス」と「ヴァイオレンス」

    ひとつ前の当ブログでふれた『修羅雪姫』(1973 藤田敏八監督)は、監獄で産み落とされた少女「雪」が、獄死した母の怨みをはらすため、仇を探し出し復讐するという物語です。同じ小池一夫先生の『子連れ狼』と同様、復讐、たったひとりで「権力」に立ち向かうという構図で

  • 小池一夫先生の影響 『ロード・トゥ・パーディション』と『キル・ビル』

    昨日の当ブログで書いたように、1972年から1974年にかけて全6本が作られた若山富三郎さん主演『子連れ狼』は、いずれも勝新太郎さん主演作と組み合わせて「勝プロ」二本立てという思わず顔がゆるんでしまうようなラインナップになっていました。ただ、「勝プロ」は1974年に

  • 「第3回ラテンアメリカ探訪アート公募展」に行ってきました

    「ジャッピー!」に寄稿されたこともあるHさんも作品を出しているというのを聞き、一昨日の5月14日(火)に「第3回ラテンアメリカ探訪アート公募展・Nosotros」を観に行きました。ラテンアメリカに魅せられた日本の方々が、絵画、イラスト、オブジェ、様々な形でラテン愛を

  • 『子連れ狼』小池一夫先生と「勝プロ」の幸福な出会い

    ひとつ前の当ブログで書いたように、『子連れ狼』を読んで、すぐに原作の小池一夫先生宅を訪問、映画権をもらいに行った若山富三郎さん、本当に惚れ込んでいたのでしょう。映画の中でも様々な工夫をこらし、観客を楽しませました。第2作『子連れ狼 三途の川の乳母車』(197

  • 追悼・小池一夫先生 「子連れ狼」大ヒット!

    今年の4月17日に、劇画原作者の小池一夫さんが亡くなりました。82歳です。小池一夫劇画塾を主宰し、多くの後進を育てていましたから、まだまだ活躍してほしかったので残念です。劇画原作の道に入る切っ掛けは、さいとうたかを先生の「さいとうプロ」の公募に応じ、合格した

  • 「天秤打法」の近藤和彦選手を覚えていますか

    当ブログで5月11日「追悼・近藤昭仁さん」、5月12日には「千葉ロッテの18連敗」のことなど書いているうちに、「大洋ホエールズ」のもうひとりの「近藤」選手のことを思い出しました。「近藤和彦」さんです。当時、スタメンに名前を連ねていて「近藤昭」「近藤和」と表記さ

  • ショーケンと根津甚八さん

    昨日の当ブログで書いたように、1991年の大河ドラマ『太平記』で新田義貞を演じた萩原健一さんは病気で途中降板、根津甚八さんが代役をつとめます。ちなみにショーケンがこのとき患った右耳うしろの腫瘍は7年後に再発し、当時、監督をやるという話もあったのですが流れてし

  • 大河ドラマの途中降板『勝海舟』と『太平記』

    大河ドラマ『いだてん』で、足袋職人の役がピエール瀧さんの逮捕、降板で三宅弘城さんに代わりました。何回か前から登場して、最初はだいぶピエールさんに寄せている感じがしましたが、昨日あたり観ると、そのピエールさんぽさが薄れてきて、三宅さんの演技になっていると感

  • 実録・1998年7月4日 マリン・スタジアム

    昨日の当ブログ「追悼・近藤昭仁さん」で、「千葉ロッテ・マリーンズの18連敗」について触れましたが、僕はこの1998年6月13日から7月8日にわたった記録的連敗のうちの1戦をスタンドから観戦しています。当時、僕の勤務地は「幕張」にあり、職場の近くに「マリン・スタジ

  • 追悼・モンキー・パンチ先生 初期のルパンはハードボイルド

    まだ「平成」だった今年の4月11日に漫画家のモンキー・パンチさんが亡くなりました。81歳です。近年は、大学の客員教授や、マンガやアニメの学校の顧問として後進の指導をしていると聞いていましたが、残念です。モンキー・パンチさんといえば、もちろん「ルパン三世」です

  • 追悼・近藤昭仁さん 「これから20連勝してやる!」

    今年の3月27日に、近藤昭仁さんが亡くなりました。80歳です。近藤昭仁さんは、高松一高から早稲田大学に入り、優勝にも貢献。1960年(昭和35年)に「大洋ホエールズ」に入団し、背番号1を背負います。この1960年というのは、西鉄ライオンズの黄金時代を築いた魔術師・三原

  • 元祖カープ女子! 有馬三恵子さん

    昨日の当ブログ「追悼・有馬三恵子さん」で書いたように、「南沙織」さんの名付け親にして、デビューから14作のシングル盤の作詞を手掛けた有馬三恵子さん(ちなみに作曲はすべて筒美京平さん)ですが、「私の一番の宝物」と語っているのが、広島カープの応援歌「それ行けカ

  • ピュンピュン丸の原点は「ブラック団」

    昨日の当ブログで「ピュンピュン丸」のことを取り上げましたが、忘れてならないのは財津一郎さんが唄った主題歌です。♪ありゃりゃん、こりゃりゃん、オツムのネジがこりゃまたビックリひん曲がる~と始まり、「きびしぃ~」(←財津さんの口調でお読みください)で締めるあ

  • 追悼・有馬三恵子さん 南沙織さんが歌った女性像

    今年の4月20日、作詞家の有馬三恵子さんが自宅で倒れているのを娘さん夫婦が発見、死亡が確認されました。83歳でした。昭和歌謡で育った人間としては、淋しい限りです。有馬三恵子さんの最初のヒット曲といえば、伊東ゆかりさんが歌った「小指の想い出」(1967)です。♪あ

  • 花柳幻舟さんがヌードを披露『怪談残酷物語』

    当ブログ5月5日「追悼・花柳幻舟さん 家元制度と闘った人」で紹介したように、花柳幻舟さんは『㊙色情めす市場』(1974 田中登監督)、『実録阿部定』(1975 田中登監督)といった日活ロマンポルノに出演されていますが、ヌードにはなっておりません。『㊙色情めす市場

  • ピュンピュン丸の「さゆり」ちゃん(声・白石冬美さん)

    昨日の当ブログ「追悼・白石冬美さん」でもちょっと触れましたが、『花のピュンピュン丸』は面白かったなあ! 「さゆり」の声を担当した白石冬美さんも、『巨人の星』の「星明子」役と並ぶアニメ声優としての代表作だと思います。少年忍者のピュンピュン丸と弟のチビ丸が何

  • 追悼・白石冬美さん 憧れの「パック・イン・ミュージック」

    今年の3月26日に声優の白石冬美さんが亡くなりました。82歳です。あの独特の可愛い声から、いつまでも若いイメージがあったので残念です。特に、野沢那智さんとのコンビによる「パック・イン・ミュージック」を聴いていた世代なので、何だか身近な人が亡くなったように感じ

  • 「なつぞら」と「新宿ムーランルージュ」

    先週の朝ドラ「なつぞら」は、なつ(広瀬すずさん)が戦後のどさくさで生き別れになった兄を探しに上京、新たな展開を見せました。松嶋奈々子さんと探すと、お兄さん(岡田将生さん)は「ムーランルージュ」の舞台に出ていたという手掛かりを得ます。この「ムーランルージュ

  • 「花柳幻舟獄中記」と「塀の中の懲りない面々」

    「令和」になり、新天皇の即位の儀式も無事に行われました。31年前、「平成天皇即位の礼」では、祝賀パレードに爆竹を投げこんで逮捕された人がいました。花柳幻舟さんです。「天皇制」は「家元制度」と同じようなものだという主張だったと記憶しています。昨日の当ブログ「

  • 43年ぶり! 初めて「座って」観れた「狼たちの午後」

    新文芸坐の「魅惑のシネマ・クラシックス ワーナー・ブラザース・シネマ・フェスティバル」で上映された「狼たちの午後」(1975 シドニー・ルメット監督)を久々に観ました。日本公開は1976年ですから、43年ぶりです。そして、僕はこの映画を初めて「座って」観たのです!

  • 横並び社会と傑作「ちいさな独裁者」

    当ブログ4月27日「追悼・岡留安則さん」以来、たびたび、岡留さんや「噂の眞相」のことを取り上げてきました。岡留さんは「噂の眞相」の前は「マスコミ評論」というメディア批判を柱にした雑誌を作っていました。「これだけメディアが多いのにメディア自身を批判する雑誌が

  • 追悼・花柳幻舟さん 家元制度と闘った人

    今年、2019年2月28日に、舞踊家、女優の花柳幻舟さんが亡くなりました。77歳です。報道によると、群馬県安中市のメガネ橋の下で倒れていたとのことで、どうやら上からカメラで撮影しようとして誤って落ちたんじゃないかと推測されていました。最近は目立った活動はされてい

  • 「白イルカ」のスパイ疑惑と「イルカの日」

    ニュースで、「ノルウェー沖のイルカ、ロシアのスパイでは?」という記事を読みました。何でも、ノルウェーの漁師さんに、白イルカがエサを求めたのか近づいてきたそうです。イルカをよく見ると、ハーネスが付いていて、それには「サンクトペテルブルク」と書いてあったこと

  • ラピュタ阿佐ヶ谷で今日から開催「新東宝ピンク映画」特集 パンフレットに注目!

    当ブログ2018年7月22日、23日に書いた、大杉漣さんのピンク映画時代の代表作「連続暴姦」(1983 滝田洋二郎監督)が、今日から5月8日(水)まで、ラピュタ阿佐ヶ谷にてレイトショーで上映されています。フィルム上映ですよ! 若き日の大杉漣さんの熱演、アカデミー賞監

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