ひとり。ふたり。さんにん。

今日は何かが足りない気がしました。何かに気づかないまま過ごしました。並んでいる本の中からあなたの好きだった本を見つけました。手を伸ばしてその本に触れてみました。一行だけ読んで、好きになれないなって頭に浮かんできた言葉に妙に納得したのを誰かに知ってほしくてあなたには知られたくなくて秘かに泣きました。あなたはわたしだとかのじょはわたしだとそう何度言い聞かせてもあなたはかのじょはわたしではないとわたしを...

お昼過ぎのはなし

起きていたら頭のなかを誰かが支配するから嫌だった眠ると悪夢ばかり見るから散々な気持ちだったどこかへ出掛ければ気分は晴れるかと歩いてみるけれども人の音に、声に、怯えていては苛立っている。どうやったって起きていたって眠っていたって駄目じゃないか。...

私の中のあなた。

もっと自分に優しくしたっていいんだよ。もっと自分を褒めてあげたっていいんだよ。もっと自分を甘えさせてあげていいんだよ。だってあなたは十分生きて生きて 生きたんだから。私を守って 生き続けているんだから。時々許せなくなる憎しみがいつか消えますように。私の人格が私を守ることをもうしなくていいって、伝えられますように。...

キズ、キス

生理になった。泣きそうになった。なんで涙が出てきそうになるんだろう、分からなかった。誰かと別れたわけでもない誰かに傷つけられたわけでもないけれど傷つけられたことは傷つけられた今となって現在も、涙がこぼれそうなのかもしれない。あったかいココアを飲んだ。彼女と眠れなくなって、ひとりで眠ることに安心した。ひとがこわくなった。そんな思いを思い出したんだろうな。とうとう涙が出てきやがった。ただ愛されたかった...

PTSDと強迫性障害。

PTSDと強迫性障害という病名で診断を受けたのは何年くらい前からだろうか。大量の薬を貰い、それを毎日飲み、副作用で目眩や眠気で仕事は出来ず。話をしても何だか分かってもらえていないような、心の中ではどこか釈然としない、まだ見えていないものがあるような、そんな感覚で数年を過ごした。男性に対して恐怖を感じて生きてきた人生だ。近くにいるだけで体は硬直して、心臓はばくばくと鳴る。ただ普通に生活しているだけで震え...