千秋×シン : 10

俺は、達川千秋。昨日、俺はたぶん人生で一生叶うことがないと思っていた夢が叶った…。幸せ、のはずだったんだけど。「えええ？！ゆうじくんが入院？！」母が大声で言った。ゆうじくん、とはマスターのこと。俺の遠い親戚で小さいころ両親が家にいないときに預かってもらっていた。今は俺たちも大きくなったので、疎遠になっているが…。「…うん。それでいま店長やってる人からお店手伝ってほしいって言われたんだけど、いいかな？...

千秋×シン : 09

「前に付き合ってた人だ」千秋は小さな声でつぶやいた。…それから、しばらく沈黙。俺も、千秋もお互い顔を見ることができなかった。俺は千秋の腕を握ったまま、何を言えばいいのかわからないでいた。「彼女」はいなかったけど、「彼氏」はいたって…？…はは、笑える…。俺は内心、すごく怒っていた。俺のこと好きだったんじゃないのかよ？東堂司って誰だよ？…なんで俺に隠し事するんだよ？！だけど…俺はショックすぎて、怒ることさえ...

千秋×シン : 08❢

❢エロ表現含みます。「ん…」俺の部屋のカーテンから少し光が漏れている。朝だ。夏休みが始まって、こんなはやく起きたのは初めてだった。「……」隣を見ると、千秋はまだ寝ているようだ…幸せそうに寝てるな…昨日、いろいろあって俺たちは、好き同士ってことが判明した。キスもした…しかもディープキス…そんで、そんで、、少しエロいこともした…。昨日の千秋…俺のを舐めて………なんて想像していると、俺の息子はすでに元気になっていた...

千秋×シン : 07❢

❢エロ表現含みます。「シン…。」千秋は俺をみつめた。こいつの泣き顔はなんだか、えろい。潤んだ目つきで見つめられると、俺はもう我慢できなくなってしまった。下半身が、ツライ…「ち、千秋…、俺もう…」「…え？」もう自分でいじりたい。けど、千秋の前でなんていくらなんでも恥ずかしすぎる。なんだかよくわからないジレンマに俺はおかしくなりそうだった。気持ちよくなりたい。「…んっ？！」いきなり股間をやんわりと触られて、...

千秋×シン : 06

それから少し時間がたって、千秋はようやく落ち着いたようだ。「…大丈夫？」「うん、、ありがとう」千秋はそういって、俺から少し離れた。なんとなくきまずい空気が流れた。千秋は、目がうるうるしていてなんだか、エロいし…。「…」「……」沈黙が流れいる間、俺はよくわからない感情にかられていた。