彼の作品は、国境を越え、時代を超えてきました。 海を越えるほどの才能は、わたしにはありません。 そう書いてから思い出しました。 意図しないのに越えていった作品が幾つか在ります。 それは、彼に倣って創った作品で、わたしの専門外。 また、彼に励まされて創り続けた作品で、これも専門外。 抜きん出た才能を磨き続けたのが彼。 使えそうな資質を小さな才能に変え続けたのがわたし。 たとえば作品を世に出すとき、...
彼の美しさには、彼を愛する方たちの愛が入っている、と感じます。 わたしの愛も入っている、と感じた瞬間、うれしくなります。他者への最も大きな愛情表現は自分を磨き抜くことだから。 出逢って数年は、恋人のような愛情表現をしてくれました。 望みはしなかったけれど、望める以上に。 いまは、誕生日を迎えるたび、「最初の頃は毎年、日付が変わると同時に、誰よりも早くお祝いを伝えてくれたのに」と、かすかにおもいま...
「ブログリーダー」を活用して、Tsutakoさんをフォローしませんか?
彼の作品は、国境を越え、時代を超えてきました。 海を越えるほどの才能は、わたしにはありません。 そう書いてから思い出しました。 意図しないのに越えていった作品が幾つか在ります。 それは、彼に倣って創った作品で、わたしの専門外。 また、彼に励まされて創り続けた作品で、これも専門外。 抜きん出た才能を磨き続けたのが彼。 使えそうな資質を小さな才能に変え続けたのがわたし。 たとえば作品を世に出すとき、...
「許せないっ」と、頻繁に表明することで、「赦してもらいたい」という甘えを自分自身からも隠すのは、みっともないこと。 厳しすぎても甘すぎても、周囲にひとが留まりません。「自他の境界という止まり木」が無かったら、留めるのは、「所有や独占を目当てに近づく者の病的な執着心」だけ。 しかし、他を排除して閉じた場は、滅びを加速させます。 この世界に在るものは、すべて巡っているので。 滅びも辞さないという部分が...
赦せないことを、彼はしません。 過去にはしていたのか、出逢った頃に何度か、「話して赦されたいのかな」と感じるときがありました。 でも、それは、わたしが赦すことではありません。 過去には居合わせなかったのですから。 許してはいけないことを、彼はします。 してはいけないと分かっていないのか。 これまで誰からも諭されなかったためか。 聞く気にならない諫言を考えなしに伝えるファンはいます。 認識もされ...
日常の些細なことでも、同じ間違いを避けられるよう工夫をしています。 物の定位置を決めているのも命の時間を浪費しないため。 ていねいに暮らすと、火や刃物との関わりが多くなるので、注意を行き渡らせなかった時には身体の外側を損います。 ていねいに生きないと、凍った感情が内側を損ないます。 体内と心を。 能動的な者には「動かないこと」さえ行動のひとつですが、受動的な者に「動く」という選択肢はありません。...
10年以上前、「道から転がり落ちる覚悟で恋をしている」というようなことが書かれている彼の文章を目にして、「道から落ちることはしていませんし、落ちていくような想いもありませんよ?」と伝えました。 もしかしたら彼は、恋を失った気がしたかもしれません。 わたしは、道を外れても……とは少しも望まなかったので、外れないよう努めたわけではないのでした。 自分の道と彼の道が並んでいたり交差したりするのを幸せと感じ...
いくつか発表する作品のひとつをわたしだけに捧げる、と、予め教えられたことがありました。10年以上前です。 お礼と嬉しさを伝えてから、返事を書きました。「どうぞ、その作品も他と同じようになさってください」と。「ひとりに向けた想い」が世界へ広がるように、「世界に向けた想い」も、極まれば反転します。 彼が作品によって全ての観客を、この世界を、この宇宙を覆っても、わたしはそこに含まれています。 どちら側か...
「貴女は神言を伝えているよう」と言われたことがあります。 初めて行った所の近くでロケをされていた著名な方が、「脚本には無い行動」をされた先に、わたしが居たのでした。 撮影が続いていたため映像は広い範囲に流れています。 その数十年後にも別の方から、「語る言葉が神託のよう」と言われました。「声」で伝える機会があるときには、「文字による伝え方」と変えるようにはしています。 耳がとらえる音だけで内容が判る...
感じたことや考えたことをそのまま、彼に伝えられます。 話題や内容や表現を選ばずに。 そういう相手になる、というのは予想外でした。 心のどこかが、いまも驚いています。 しかし、意外というほどでもないのです。 彼自身がそうなっていったのではありません。 なんでも伝えられるのは、「好きになってもらおう」とか、「好きでいてもらいたい」とか考えなくていいから。 彼が聞きたいと望む言葉は他の方たちが伝える...
彼は何回でも恋をさせてくれます。(年齢や性別も超えて多くの方から恋をされています。) 彼が伝えてくれたように、わたしのほうも、「遥かな過去から愛していて、遥かな未来にも愛している」という気がします。 でも、ふたつをひとつにして呼べません。「恋愛」とは。 作品のなかで彼は詠います。「君に恋してる 君だけを愛している」と(意訳です)。 誰を想っているのか、と考えたことはありません。 出逢ってからしか...
たがいを通して世界の向こう半分を経験する、というのは、出逢った直後に予感していました。「対を成している一方」を、それぞれが分担していたため。 例えば、陸と海、空と地、北と南などを。(わたしたちの例ではありません。) 出逢う前にも、友人たちに予告していました。 彼は著名人でしたので、名前は出さずに。 彼は向こうから歩いてくる わたしはこちらから歩いていく わたしが歩いていくのは彼が居た...
このまえ書いたことを、彼も分かっていました。 わたしが真っすぐに迷いなく進んでいくと。 自分は何度も折れ曲がって迷いながら進んでいくと。 こちら側から、「貴方は、進みながら答えに向かっていく」と伝える前に、彼のほうから伝えてきたのです。 そのあと彼が、「貴女は、自分をしっかり持っているから心配ない」と言い加えた瞬間、声をあげて笑ってしまいました。「支えにすがりたい」と彼が話していたのを思い出して...
今生を終えたら問いたかったことが減り続けています。 心ゆくまで話せる時間に問えば、彼は答えてくれるから。 わたしは想いを余さず文字にできるので、「伝えたいこと」は日を空けずに伝え続けてきました。 それを読んだときの彼の気持ちは考えません。 考えないから、残らず伝えられるのです。「こんなふうに受け取ってほしい」と願いもしません。 感じるまま受け取ってくれたらいい、とおもうのです。 あまりにも噛み合...
「特別視された、という所から完全な結びつきを得よう」と考えたひとたちが彼の傍に残っていないのは、「天にも昇る心地」になれた所が最も天に近いため。 失われないのは、「創ったもの」です。 家庭でさえ、用意されるものではありません。 誰かのために用意できるものでもありません。 「ふたりでしか創れない」と考えるなら創れません。「彼の最愛のひと、という座を占めれば最愛になれる」という考えが通らないのも同じ理...
「この考えに同意するだろう」と彼が疑いもしないとき、「同意はしません」と、返したことがあります。 淡々と答えた瞬間に、彼が息をのんだので、「同意はしませんが反論もしません」と、すぐさま言い加え、「他の面を示してくださるのがありがたいです。自分だけでは得られない視野を得られますから」と伝えたのでした。 共感で繋がってくれるひとが大勢、彼にはいます。 反感を覚えるひとたちは、彼を敵視します。 どこにも...
双方が対の相手と認識している一対の間に、「どのような仕打ちを受けようとも真実の愛を貫く」と、大声を張り上げて入り込んでいく行為は、周囲からも疎まれます。「欲」が形となって見えるからでしょう。 また、微弱な電流であるらしい脳波が、「執着心」を周囲に伝えてしまうためでしょう。 古代のマツリゴトは、祭祀のほうが政務より上で、政権は司祭者の「ヒメミコ」を中心としていたそうです。「ヒメ」と「ヒコ」が対にな...
彼の美しさには、彼を愛する方たちの愛が入っている、と感じます。 わたしの愛も入っている、と感じた瞬間、うれしくなります。他者への最も大きな愛情表現は自分を磨き抜くことだから。 出逢って数年は、恋人のような愛情表現をしてくれました。 望みはしなかったけれど、望める以上に。 いまは、誕生日を迎えるたび、「最初の頃は毎年、日付が変わると同時に、誰よりも早くお祝いを伝えてくれたのに」と、かすかにおもいま...
「渦中にいる時にはただ書きつけ、それを草稿にして文章を発表するのは7年以上が過ぎてから」と、前に書きました。 渦中にいる時には心を放すのが難しかった事とも、時間を置けば適切な距離を取れますし、それらがどのような経過を辿って、どのような結果に至ったかも判っています。 かなり前に、「ほんとうの悪とは、対をなす魂の間に割り込んでいくこと」というような文章を読みました。 魂の相手は自分ではないと知ったうえ...
「しようと決めたら、どの世代の価値観にも合わせられる」というのを体現するため、3種類ほどの生き方を並行させてきました。 天職を守るため、10代のうちから。 彼がわたしの存在を知ったとき、ひとから天職と見なされる仕事がふたつになりました。 一昨年には、「才能はゼロ」とおもっていた分野でも仕事ができました。 そして現在は、「アマチュアとしてでも選ぶことは決して無い」とおもっていた手段で仕事を進めています...
親しい方だけでなく、初めて言葉を交わした方々からも、「彼の作品のなかに、貴女がいる」と伝えられます。 彼が公の場で語っている着想がそれとは異なっていても。 わたしは、そうかもしれないと想わないようにしています。 本人が語ったことだけを事実として。 出逢って数年は彼自身が、作品のどこにわたしがいるか疑いようもない形で教えてくれていました。 だから、「ひとが気づいたことは、的を射ているのだろう」と考...
社会が変化してから、それまでには無かった方法で、「心ゆくまで語り合える時間」を彼は創り出しました。「訊きたいことは何かない?」と問われるたび、次の機会を当てにはしないで、答えてもらっています。 今生を終えた後に訊いてみよう、と考えていたことも。 彼の立場を慮って、「答えられる範囲でけっこうですから」と前置きもしますので、答えの全てが真実とはおもいません。 それでも、含まれているのなら、選り分けら...
「特別視された、という所から完全な結びつきを得よう」と考えたひとたちが彼の傍に残っていないのは、「天にも昇る心地」になれた所が最も天に近いため。 失われないのは、「創ったもの」です。 家庭でさえ、用意されるものではありません。 誰かのために用意できるものでもありません。 「ふたりでしか創れない」と考えるなら創れません。「彼の最愛のひと、という座を占めれば最愛になれる」という考えが通らないのも同じ理...
「この考えに同意するだろう」と彼が疑いもしないとき、「同意はしません」と、返したことがあります。 淡々と答えた瞬間に、彼が息をのんだので、「同意はしませんが反論もしません」と、すぐさま言い加え、「他の面を示してくださるのがありがたいです。自分だけでは得られない視野を得られますから」と伝えたのでした。 共感で繋がってくれるひとが大勢、彼にはいます。 反感を覚えるひとたちは、彼を敵視します。 どこにも...
双方が対の相手と認識している一対の間に、「どのような仕打ちを受けようとも真実の愛を貫く」と、大声を張り上げて入り込んでいく行為は、周囲からも疎まれます。「欲」が形となって見えるからでしょう。 また、微弱な電流であるらしい脳波が、「執着心」を周囲に伝えてしまうためでしょう。 古代のマツリゴトは、祭祀のほうが政務より上で、政権は司祭者の「ヒメミコ」を中心としていたそうです。「ヒメ」と「ヒコ」が対にな...
彼の美しさには、彼を愛する方たちの愛が入っている、と感じます。 わたしの愛も入っている、と感じた瞬間、うれしくなります。他者への最も大きな愛情表現は自分を磨き抜くことだから。 出逢って数年は、恋人のような愛情表現をしてくれました。 望みはしなかったけれど、望める以上に。 いまは、誕生日を迎えるたび、「最初の頃は毎年、日付が変わると同時に、誰よりも早くお祝いを伝えてくれたのに」と、かすかにおもいま...
「渦中にいる時にはただ書きつけ、それを草稿にして文章を発表するのは7年以上が過ぎてから」と、前に書きました。 渦中にいる時には心を放すのが難しかった事とも、時間を置けば適切な距離を取れますし、それらがどのような経過を辿って、どのような結果に至ったかも判っています。 かなり前に、「ほんとうの悪とは、対をなす魂の間に割り込んでいくこと」というような文章を読みました。 魂の相手は自分ではないと知ったうえ...
「しようと決めたら、どの世代の価値観にも合わせられる」というのを体現するため、3種類ほどの生き方を並行させてきました。 天職を守るため、10代のうちから。 彼がわたしの存在を知ったとき、ひとから天職と見なされる仕事がふたつになりました。 一昨年には、「才能はゼロ」とおもっていた分野でも仕事ができました。 そして現在は、「アマチュアとしてでも選ぶことは決して無い」とおもっていた手段で仕事を進めています...