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Wein, Weib und Gesang https://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター

Wein, Weib und Gesang
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2015/11/02

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  • 新調する前に充電池を

    ワイン祭り避難で二枚のティケットを購入した。使えれば60ユーロだから交通費宿泊費に比べれば安いものだ。それでもそこまで行くには何かイヴェントがないことには動機付けも出来ない。逆に双方とも避難中のお慰みだから態々出かけるだけでさもなければそんな遠くまで行く価値のあるものではない。どちらかと言えば会場の音響とかそういうものを確かめて来たいという感じである。勿論ミュンヘンまで車を走らせればいつものお買い物もしてくる。無駄足には絶対できないという感じである。こういう場合も現在の車を大破させずに立ち往生させずに記念撮影も無しに大事に走らせて行って戻って来ることが最大の目標である。そうなれば決して高価な旅行とはならない。今日時点で走行距離は二十八万八千三百七十三キロであるからまだ一万二千キロほどは未だ乗りたい。髭剃り...新調する前に充電池を

  • カメレオンの美学的審美

    先にオーディオについて考察した。今度はオプティカルナ面である。車両の色について感想を聞いて、この色がいいとかの異なる意見を聞くと調べざるを得ない。現時点ではまだ変更は問題がない。しかしボディーの色は結構生産工程では同じ色を集めて流すだろうから早めに決定すべきものだろう。カロッセリーの色塗りは骸骨をクレーンで釣ってプールに浸けて一気に流していく。早く乾いてある程度溜まってくるとシャーシと合わせてバンドに乗るだろう。それが幾つどの時点で貯めっているかで大まかな時期が決まるだろう。さて今回の発注では無料で選択可能な色は8色あって、その内2色はメタリックが入らない。そして、スタイリングによっては色合いがとても合うというのがメタリックが入らない単色グレーとなっていて、特別価格を取っている。実は現在の車を発注するとき...カメレオンの美学的審美

  • リアルタイムの可能性

    陽が陰るとやはり結構寒い。気温の変化で風邪を引きそうになる。結構疲れが出る。我が市のワイン祭り避難計画である。中々定まらない。今年は出かける予定があったのだが、延期になりそうなので、急遽そこに計画を入れる。二週間連続してあるので、週末一回は完全に避難したい。走行距離はあまり伸ばしたくないのだが、全体で1500kmぐらいになるだろうか。新車が入るまでに決まっているのは、ルツェルン往復とかを含めて更に3000kmぐらいとすると、5000km以上は間違いない。但し最終的に三十万キロに至るかどうかという所だろう。そこまで動いてくれれば万々歳だ。来週はシュヴェツィンゲンの音楽祭でのリゲティの13楽器の為の協奏曲を聴く予定である。幸い資料も見つけたので少しでもお勉強出来る筈だ。演奏回数は1970年以来結構な数になって...リアルタイムの可能性

  • オーディオ的考察の叩き台

    土曜日の午後から暖かくなる。零度近くから二桁を一挙に通り越して摂氏二十度に至りそうだ。陽射しが出たら走っておきたい。洗濯日和になるだろうか。音のことをもう少し考えてみたい。車両の走行のそれを防音グラスで遮断するとどうしてもマスキングされてノイズキャンセラーのような不思議な音になると書いた。その件をもう少し考察する。先ずは、高級自動車メーカーが音作りをしているというのは一般的に認知されていると思うが、するとこの場合まず最初に風切り音とタイヤの走行音とエンジン音を下げる一方絶対留意しているのは緊急車両のサイレン等への配慮に違いない。その領域で聞き落とさない周波数域は通るようにしている筈だ。周波数域で360Hzから630Hzの嬰へから嬰レ間の基音が大切なのだろう。風切り音は高く4kHzから16kHzとして、車の...オーディオ的考察の叩き台

  • 星が輝くのは何処?

    車を発注しておいた。まだ自分自身としては情報が把握できていない。あれだけ複雑な近代的な乗り物となるとマイスターでも把握できているのは修理できる場所だけだろう。現在乗っている車でも電気的な特性もエンジンのコントロールを中心によく分からないところがまだある。オットーエンジンでも燃料噴射などが電子制御になってからは機械だけでは分からなくなって来ていた。それがハイブリッドとなるとその関係だけでも段階があり、制御する必要が生じる。日本でもライセンス生産されている同じ九速のギアーも複雑で、同じ機構でもどのように使いこなすかだけでノウハウが生じる。そこにアクティヴセーフなどのセンサーとその情報処理、更に自動運転における確率論による制御ととんでもなく複雑で、自動車も大型飛行機に近づいてきている。そこでモデュール製造へと様...星が輝くのは何処?

  • 空気羽根で床を上げる

    一月に続いて二回目の試乗をした。全く同じ車なのだが、異なるのは冬タイヤが夏タイヤになったことで乗り心地が変わった。可也ハードになっていた。タイヤも扁平の薄いのがついていたのでポルシェ911ほどにしっかりしていた。成程新聞に椅子も含めて固く感じたけど長旅に最高だったと賞賛していたものと殆ど同じだ。勿論走行音も変わったので、エンジン音はあまり気にならなくなった。マスキングであろう。そして、防音グラスが作る遮音はICEのそれのようである意味ノイズキャンセラーイヤフォーンのような感じである。実際にマイバッハ―とSクラスはノイズキャンセラーシステムになっているという事だ。逆にそれは静けさもあっても不自然感があって、そこでタイヤ音などが響くと喧しく感じたという事らしい。発注しようと思っているのはスタイリングが異なるの...空気羽根で床を上げる

  • 食事の質よりも水分摂取

    べルリナーフィルハーモニカーの新シーズンのプログラムが発表された。個人的に興味があったのは米国ツアーとマーラーフェスティヴァルツアーなどのツアー類で、本拠地でのそれは可也薄く、先に発表されていたベルリンのフェスティヴァルにしてもリームの「インシュリフト」のみでとても保守的なプログラムである。新曲もコロナで初演が流れたスランカの曲でその後に「田園」などが続くことで内容が知れる。復活祭も第九と「蝶々さん」で全く刺激がない。恐らく全く異なったことを考えているのだろう。エンゲル指揮の予定がまだ出ていないので分からないが、ベルリンの方に行く機会はないだろう。それ以外には夏のツアーの続きのプロムスでは「我が祖国」にシューマンの協奏曲のおまけがついている。そして米国ツアーではハーンを独奏にベルリンから始めるのかと思った...食事の質よりも水分摂取

  • 史上最強の映像制作楽劇

    土曜日の第一回ARDオペラ中継は素晴らしい船出だった。ある程度の予想は立てていたのだろうが、ここまでの中継録音になるとは企画者も考えていなかっただろう。今迄ラディオで様々なラディオ中継を聴いてきて、そしてエアーチェックと称して、今でも手元に沢山のカセットテープがある。しかし何回も繰り返してリフェレンス録音となるようなものは殆どない。音質の問題もあるのだが、映像がないので聴いていられないというのも少なくない。また映像は面倒だから殆ど観ない。だから先日購入した「マスカラーデ」も音だけ出してその演奏内容を確認することになる。流石に舞台を二度も観ているので、視覚は記憶で補える。そしてその音が修正も加えて近接マイクで捉えていることから、本当に素晴らしい愉楽でさえある。そしてエンゲル指揮がいい仕事をしていることを確認...史上最強の映像制作楽劇

  • ドラマの世界の独立性

    寒い、山では雪になるようだ。激しいものではないが、ワイン街道でも雹が降る。寒いとは思いながらも雨が上がったので朝から一っ走りする。冬の上着をもう一度着るのは嫌なので裸で走る。陽射しがあると暖かいが、影に入ると秋である。風が吹くと震える。収穫されるワインに与える影響はなんとも言いかねるが、影響を受ける筈だ。車中のラディオが独公共放送網のオペラ中継番組第一弾に今復活祭にバーデンバーデン祝祭劇場で収録された新制作「エレクトラ」が20時からSWR2をキー局に放送されるとアナウンスしていた。録画は編集制作されて秋に放送されることは知っていたのだが、ラディオ放送に関しては確信はなかった。その理由に初日にはマイクが入っていなかったように思えたからである。例えば昨年の「影のない女」の中継録音は最終日が生中継され、映像は他...ドラマの世界の独立性

  • 時代の耳への観想

    (承前)テクノによるリズムやその感覚が述べられて、その時代のそれへの観想がある。つまり古楽においてのその奏法の研究は重要だとして、それでも作曲家が望んでいたその響きは実際に今日の耳に正しく響くかという問いかけである。これは音楽のドラマテュルギーとしてのクライマックスやアンチクライマックスのその弧の描き方等への俯瞰的な認識とも繋がる。その実例として最近ベルリンのフィルハーモニーで演奏された「ドイツェスレクイエム」が原典主義で演奏されたのを聴いてのエンゲルの感想は、如何に演奏実践的に立派でもその演奏はその大きな空間には全く不十分だったと語っている。調べるとバルターザー楽団の演奏会のようで。同じモルティエ―門下であるが、恐らく正当な批判なのだろう。ヘンゲルブロックはフランクフルトで最初からよく知っている指揮者で...時代の耳への観想

  • 索引2024年03月

    聖金曜日からの不信感2024-03-31   暦浪漫的水準化の民族音楽2024-03-30   音胸が高鳴るほどの期待2024-03-29 音待ちかねたその出来2024-03-28 音エレクトラのその狭間2024-03-27   音春の息吹を注ぎ込む2024-03-26 音2024年復活祭開幕での会計2024-03-25 文化一般究極の表現主義芸術実践2024-03-24 音愈々復活祭初日2024-03-23   文化一般律動無しのコテコテ停滞2024-03-22 音一くさりからの芸術2024-03-21   音春の野のような風通し2024-03-20   雑感独最高の赤ワインの旨味2024-03-19 ワインブラームスはお嫌い?2024-03-18   音しっとりとした旧市街風景2024-03-17 ア...索引2024年03月

  • 拒絶する強い意志

    ここ暫く寒い。薄着のせいだが厚着には戻れない。陽射しの有無で温度差が激しい。裸で走っても、陽が陰ると急激に冷えて来た。パラパラと来たと思っていると下り来てから、雹が降った。車の椅子の積もった。どうしても展葉している葡萄への影響が心配になる。四月で真夏は屡あるのだが、これだけ冷えるのは珍しい。洗濯をしないでおいておいたセーターを着ることになるとは、先週まではTシャツにショーツで暮らそうかと思っていたので殆ど失望だ。なによりも疲れが出るのがいたい。暖かいものでも食して赤ワインでも飲んでとは思う。入浴もしたいところだが一度も入らなかった3月もそれ程使用量が減っていない。3.2㎥と昨年よりも33%少ないが、同程度の家庭の倍以上である。風呂が原因でないとするとシャワーの使用量が違うことと、厨房でのお湯の使い方でしか...拒絶する強い意志

  • ブーレーズの死へグルーヴ

    (承前)新しい音楽への認識を問われ、具体的な例が挙げられる。指揮者エンゲルの学生時の論文として、同時代の音楽と新しい音楽へのテーマもあったようで、自然な音楽「小さな夜の音楽」として、メシアンでの例からそもそもは天井と地上を結ぶ使者の鳥の歌自体が抑々調性音楽ではなくて、オーヴァートーンなどの自然がそもそもの人類の音楽だったと考える。バーゼルでは首席指揮者として、最初の四年間の計画として1950年以前の音楽は取り上げないとした。その背景には、アドルノなどの軍楽のアンチとしてそうした明晰さが疎まれたその戦後の反動期を排除するとなる。しかし同時に昨今の特にアメリカなどで作曲されているネオロマンやネオクラシックなどをやるぐらいならブルックナーやそのものバロックを聴いていればいいのだと言明。これを聴くと流石に僕のお友...ブーレーズの死へグルーヴ

  • 退屈だった古典曲カセット

    ティテュス・エンゲルがインスタグラムを出していた。音楽誌ロンドでのインタヴュ―の紹介である。家庭で音楽が流されることが多く、父親が沢山のカセットを持っていて、ヴィーナークラシック音楽が流れていた。車中でもモーツァルトが流されていて、退屈に感じて新しい音楽に向かったのだが、この間に真面目に勉強するようになると、決して単純ではなく天才的な音楽で、寧ろ新しい音楽に多くの気の振れただけの無意味な作品でしかないかというのを認識したと語る。ローランド・ヘルマンが階下に住んでいて、チューリッヒのオペラで歌っていたことから音楽への誘いとなり、ヴァイオリンを習う。彼と合わせて音楽をやったり劇場に連れて行ってもらうようになり、音楽へと傾倒。しかし何よりもの切っ掛けになったのはクルタークの演奏会で新しい音楽との遭遇。子供の頃か...退屈だった古典曲カセット

  • 未解決か眼精疲労

    ここ暫くは肩などが凝って厳しい。サハラの黄砂も来ていたりして、体調を壊している人も少なくないようだ。もっと感じるのは陽射しの強さと気温の変化で血圧などが上がる傾向もありそうだ。もう少し運動の負荷を上げていければいいと思うが、同時に疲れも取れなくなる。週三回走るだけでも肩が凝るのは力が入るようになっているからだろうか。コロナ期間からのリカヴァリーがまだまだ完璧ではないと感じている。そして眼が疲れやすいのは変わらないので、どうやって休めるかである。日曜日は新車発注の為のコンフィギュレーションに時間を割いた。最終的な裁定は、エンジンの指定とその他の複雑なシステムパックの調整になる。前者はハイブリッドなのでオットーモーターとEモーターの使い方に関わる。試乗した車がよかったのでそれでいいのだが、もう少し静かな方がい...未解決か眼精疲労

  • 小澤征爾による杮落とし

    1986年10月30日のサントリーホール杮落とし公演中継映像を観た。ベルリナーフィルハーモニカーがカラヤン以外で初めて外国公演で振った時だった。個人的には二日前の初日のブラームスを聴きに行った。この生中継はラディオは録音をしたが、映像を観た記憶はなかった。会場の雰囲気が面白い。音楽評論家らも座っているのだが、一般の招待客らしきはいかにもカラヤンではないので不満な表情が隠せない。若い皇太子が来ているがその程度のものだったのだろう。小澤はそれぐらいにしか扱われていなかった。しかしその指揮は立派で、現在でも客演でこれだけ振れる人はいないだろう。八艇のコントラバスの大編成でのシューベルトは当時のカラヤンサウンドを彷彿させる。それでもお客さんのウケは今一つだ。後半は昨年のペトレンコ指揮による初ツアー時と同様に「英雄...小澤征爾による杮落とし

  • 実行のプログラミング

    (承前)ブラームスの「ハムマークラヴィーアソナタ」が弾かれた。この曲をプロフェッショナルな演奏で生で聴くのは初めてだったと思う。このプログラムのモットーであった青年の息吹は今回の演奏だったからこそ全身に浴びれた。何故この曲がそれほど演奏されていなく、リヒテルなどの録音で聴かれていたかが明らかになる。そういう演奏は本当に楽譜からその音楽を読み起こしていないと叶わない。要するにコンセプト通りに弾こうと思っても発想が現実に音としてならない。このピアニストが必ずしもブラームを得意としている訳でもなく、そのピアニズムに合致したわけでもないだろう。但しはっきりしているのは、ペトレンコ指揮でブラームスが演奏される時の様に余りにも浪漫的な響きというものを求めることなく、和声的な支配関係にも極力留意することで、その漸くブラ...実行のプログラミング

  • 声が聞こえる大きな手

    隣に座ったおばさんが真央ちゃんのことを褒めた。小さな手でという称賛だった。恐らくとても感嘆を受けたのだろう。その時の優勝がカントルフだったんだというので知っているよと答えた。カントルフは、勿論手も大きいだろう、そしてトリフォノフのように自由自在に弾ける人でもない、だからみっちりとレパートリーを作っていく人のようでその点ではブレンデルなどにも似て本格派である。そのピアニズムは全く違うのだが、その時にリサイタルで弾いてくる作品から十分に創作者の意思は伝わる。先ず冒頭にヴァイヴのような棒を持って現れたのでなにかと思うとそのマイクを握って独語で出来ないからと断ってから英語でちょっとしたプログラム変更を伝えた。先ずこれで少し驚いた。その態度や喋り方がとても率直でそしてとても自然な感じで好感を皆に与えただろう。中ホー...声が聞こえる大きな手

  • 何ごとにも事始め

    ピアノリサイタルのお勉強である。最初はあまり分からないプログラムだったが、調べ出すと可也興味深い。まだ時間があるので更に詳しく見ていくことになる。流石に二回続けてのプログラム勘違いはないので詳しく見る。勿論演奏者の都合で変更することはあり得るのだが予定プログラムだけを見ていても演奏者のコンセプトが見えてくる。チャイコフスキーコンクールで二位の真央ちゃんを抑えて優勝したカントルフは、放送などでもちょこちょこと流し聴きするだけだったが、今回のプログラムに関連した制作録音などを聴くと放送では分からない演奏をしている。そうしたマイク乗りが悪いのはどこから来ているのかも興味ある所でそれは実演を聴くことで判断可能となる。但しそのプログラムだけでなくてコンセプトは誤魔化しようがなく、明らかに語り掛ける聴衆層が違うという...何ごとにも事始め

  • とんだプログラム間違い

    とんだ間違いをしていた。お勉強していた曲は演奏されなかった。チケットを購入した時には四重奏曲でないことは気が付いていたのだが。いつの間にかおかしな想像プログラムに変わっていた。そもそもなぜその二曲かを勝手に考えていたぐらいで、もう一つ納得してなかった。調性は見ていたと思うのだが、レクチャーで作品番号を聞いて意味が分からなかった。19ユーロの安席を購入したのもその理由からで、それでそのパヴロハース四重奏団を聴いてみようという魂胆だったのだ。演奏家への結論からすると原稿の面子で、少なくとも技術的な精緻さではスメタナとヤナーチェックの四重奏団を凌駕していて、その奏法や音楽性も継承していた。より精緻という事は逆にそこまでの出来上がり方はしておらず、それでも音楽的な自由度でもブラームスや独墺系での問題点はあった。そ...とんだプログラム間違い

  • ドギマギで水浸し

    前日になってドギマギした。ブラームス弦楽四重奏曲二番イ短調は記憶通りで、此処まで分かっている作曲家の労苦のありどころで、演奏者がそれを身を以て意識するかどうかは直ぐに分かる。その対位法的な扱いもどのように解決するかで演奏者の知能程度が分かる。そのように上からの目線で初めて聴く四重奏団の腕を見ようと思ったのだが、知っているとと思っていた三番目の四重奏曲変ロ調調で挫けそうになった。これは創作家の又別の書法である。不覚であった。資料を見ると1875年にハイデルブルクに近いネッカー流域で過ごして民謡などを採取した様であって、丁度マーラーの「不思議な子供の角笛」にも似た話しとなる。ラーデンブルクかどこか分からないが、演奏会前のレクチャーで話題になるのは間違いがない。ネットで資料などを読んでいると名が出てくる先日もレ...ドギマギで水浸し

  • 流しに網を掛ける

    今週は二回のブラームスの夕べである。曲目は二種類の弦楽四重奏曲に作品一番のピアノソナタ、中期のラプソディ―二曲である。弦楽四重奏曲は馴染みがあるのだが、ピアノ曲はあまり知らない。そこでお勉強の質も変わる。抑々二回の演奏会に行こうと思ったのは日程もあったが、小さな会場で良い演奏家の演奏を聞ける機会だからである。作品を聴きに行くとかいい恰好を言っても、良い演奏が有名無名の演奏家に拘わらずされる可能性がない限りは出かけない。大管弦楽団などはその音響を浴びに出かける人も少なくないようだが、十代の時代からそれ程その価値は見出せなかった。だから既に名録音などの揃った名曲演奏会などは殆ど行ったことがなく、今後とも出かけることはないと思う。それでどの様に演奏家にも興味があっても、楽曲に関心をもたない限りは態々出かける動機...流しに網を掛ける

  • 色々とお試しの季節

    土曜日は夏日和になった。朝9時過ぎには車外温度計が20度を超えていた。走っていても背中がじわじわ暑くなった。帰って来てからもTシャツ以上のものは着ていない。週明けには摂氏30度近くになるようだが、直ぐに賛3度ぐらいまで冷えるらしい。次に走る時は新しいショーツを使うことになるか。ベットのシーツ類も替えた。これで六月ごろに盛夏のものに替えるだけである。気持ちよく眠れる。衣料虫除けも新しいものに替えなければいけない。ブルーレイを他の方法で再生しようと思って、コピーしたものを使うとLinuxでも再生可能となっていた。一年以上前に作ったので何ゆえにか忘れていた。要はコピー保護があるので通常のVLCでは再生されない。しかしコピーしたブルーレイROMからは再生できるのだ。これでLinuxで問題なく再生可能となる。つまり...色々とお試しの季節

  • 舞台に合わせた音楽演奏

    週末に発注したニールセン作曲「マスカラーデ」のブルーレイが届いた。ミュンヘンのペトレンコ体制での最も成功した制作「死の都」以来二枚目のディスクである。それ以外の初日を観た「ルル」などもネットに落ちていたコピーしか持っていない・ざっと流してみての印象は映像も綺麗でフランクフルトの劇場制作映像としては秀逸かもしれない。録音もハイレゾでしっかりとあの新しい劇場のドライで余り美感の無い音が綺麗にとらえられている。その公演は初日と楽日に出かけていて、最後の時にはカメラが入っていた。だから終演後の拍手などがチグハグデいま一つ分からなかった。一番空いていそうな夜のそれが入っている感じがする。楽日迄撮っておいて何故もう少し盛り上がりのあるものが編集されて繋がれていないのか。廉く仕上げただけならナクソスクワリティーだ。映像...舞台に合わせた音楽演奏

  • 風光明媚な独逸の心象風景

    (承前)ブラームスが何故オペラを作曲しなかったかはよく話題になる。夏のテュッツインゲン滞在中にミュンヘンの作者を訪ねて検証していたりするのだこれという結論には至らなかった。しかしそこでハイドンの主題と弦楽四重奏曲の一番と二番を作曲している。当時の日記にはティロルに続くカールヴァンデルからの帰りの山の天候の情景が印象として認められている。各地の美しい情景に旅情を抱く人には中々ドラマは書けないのかもしれない。交響曲四番の三楽章でのハ長調主題は「マイスタージンガー」のそれから影響されているようだが、そこにト長調の対抗主題が。シュタインバッハ版のコメンタールを改めてみると、やはり作曲家のイムプレッションが表れているようなところが多い。それはここではピアノに対してその繰り返しにはピューを書き込んだりしていて、その空...風光明媚な独逸の心象風景

  • 必要な構築する時間

    些か疲れた。先ずはタイヤ交換に出かけたついでに新車の話をすると、既に納期が延びていて予定していた夏には入りそうにない。すると車が無事動いたとしても車検切れがあり、例え既に発注していて納期が遅れたとしてもその警告金もあり場合には罰金も問題になるので急ぐ必要が出てきた。発注して仕舞えば少々の納期の遅れなどは先方のせいにもできるので先ずは急いでとなる。愈々待ったなしで、ここで投資しないことには意味がなくなる。車の運転は少し眼を効かせれるようになってきたので。コロナ以前の水準に戻って来た感じがする。少しはキビキビと運転が可能になって来た。だから余計にスピード超過が直ぐに修正可能な新しい車があらゆる意味で身を護る。頭もいたいが急ぐしかない。さてなによりも疲れさせてくれたのは音楽専用のLinuxミントが壊れたことだ。...必要な構築する時間

  • 無意識下の文化的支配

    (承前)ドラマテュルーギに関して琴線に触れる音楽と言及した。作曲家シュトラウスがフィナーレのクライマックスでヴィーナーヴァルツァーを使ったことに矛盾しないか。ヴァルツァーはエレクトラの死に至って聴者の琴線に触れるのか?シュトラウスはミュンヘンの音楽家であって、ヴィーンの作曲家でもない。若い時の作品は赴任地のベルリンなどで初演されている。今回の新制作のプログラムには、それでも南ドイツとヴィーンの間には政治的に思われる様な境界はなかったとなる。つまり、メンデルスゾーンからシューマン、ヴァ―クナーへの北ドイツのプロテスタンティズムにおける新ドイツではなくて、伝統的な庶民的に変遷された文化として、ボヘミヤ風やヴァルツァーなどが18世紀三分二経過時において―即ち三月革命後となる―、南ドイツの朴訥とした芸術として特徴...無意識下の文化的支配

  • ヴィーン風北独逸音楽

    (承前)ブラームスは北ドイツの音楽家なのかヴィーン風なのか。これは現在進行中のハイデルベルクの音楽祭で更に問われる。しかしそこにはっきりしていることは既にあってハプスブルクの帝国体制の中でのグローバルであって、北ドイツのハムブルク出身であったことだ。ライプチッヒを中心とするドイツ楽派とヴィーンのそれが、奇しくもバーデンバーデンでの復活祭ではリヒャルト・シュトラウスという南ドイツの音楽家によって新たに問われることになった。それは決して奇遇ではなく音楽学的な関心が集まっているからに違いない。復活祭のフィナーレに指揮者キリル・ペトレンコは、少なくとも2017年からブラームスの演奏実践として試みていた前々々任地であったマイニンゲンに残る初演の再現を現在の管弦楽団を使ってのそれを今回達成した。ミュンヘンの歌劇場での...ヴィーン風北独逸音楽

  • 吟味すべきCPは如何?

    2024年復活祭が終わった。マティネコンサートは来年の第九でバーデンバーデンでは終るので、それ以外の曲では今日が最後だった。前夜戻ってきたのは予定通り21時過ぎだった。先週の余りもののパエリヤをオーヴンで温めて、ヴァイツェンビーアと開けてあったグランクリュ「イ―ディック」シュペートブルグンダーの2007年物で軽く済ませた。翌朝のブラームス部交響曲四番は「エレクトラ」に続いて重要視していたからだ。そして来年は演奏会は第九の二回しか振らない。新制作「マダムバタフライ」の三回の上演とその二回の演奏会で万事休すとなる。それもあったので特等席の空いていたところに座ってみた。この欧州最大級のオペラ劇場の音響がよく分かった。前回ご招待の時は庇の先ぐらいのところで最上席ではなかったのでオーナー席も試してみた。結論からする...吟味すべきCPは如何?

  • 音響のドラマテュルギー

    (承前)新制作「エレクトラ」千秋楽を観た。文字列は初日と同じ感じがしたのは同じ席から見る光の加減だろうか。はっきりしているのは中日は撮影用に入念な演技をさせていたことで、初日と楽日は同じような印象だった。カメラは中日と楽日が同じように入っていたので、中日が映像で楽日の音声をはめ込むのだろう。主役のシュテムメ以外は千秋楽が圧倒的に音楽的に頂点だった。何よりもベルリナーフィルハーモニカーによる管弦楽が私と同様に内容を漸く把握して着て来ていた感じで明白は表情が付けられていた。やはりの往路の車中ではベーム博士最後の制作録音を聴いていたのだが、分かれば分かるほどほど見事な演奏で、テムポ感はゆったりしているが恐らく現像する最高の制作映像である。ゲッツフリードリッヒの演出も悪くはない。何が素晴らしいかというとやはり音楽...音響のドラマテュルギー

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