わたしは料理は好きですが、材料についての知識が豊かなわけではない。で、魚関係についてときどき料理で扱ってブログにアップすると必ずチェックしてくれる貴重なお魚の「専門家」の友人がいます。高校時代の友人ShigeruNarabeさんで、FBフレンズであります。以下、先日の「サケ料理」などに関してのお魚の話題FB上でのやり取り要旨。<三木奎吾(2万年前の列島古地図)を見ると日本海というのは非常に面白い存在だと気付きますね。対馬海峡しか太平洋と繋がっていない。想像を刺激される。<ShigeruNarabeこの時はほとんど淡水湖でシベリア系や揚子江系の淡水魚が日本に分布を拡げることができたと考えられています。 <三木奎吾おお、ふたたびのお魚博士。そういえば最近は中国人が日本食のおいしさに目覚めて日本的魚食習慣をはじめて世...【どうして中国はフカヒレを日本から買い続けたのか?】
【3/11発売Replan関西2「高性能な家。快適な日常」】
いまや温暖地域の住宅断熱気密の進化が熱い!住宅性能の進化は、全国的なトレンドではありますが、本来はその地域に根ざした工務店・ビルダークラスが目覚めて地域の気候風土を知り尽くしている人間が、自分の体感センサーでその地域の「高断熱高気密」の最適解を探っていくべきでしょう。しかし1社1社での作り手の取り組みではできることに限界がある。なんといっても、そうした作り手たちが忌憚のない意見交換をしあってお互いの創意工夫を常に発表し合い、研鑽を重ねることがきわめて重要なのだと思います。とくに運動初期には家づくりの革新ポイントは見過ごす場合も多い。そういうポイントを多くの仲間で情報共有していくことはきわめて重要。北海道でも住宅性能進化の道のりとは、そのような作り手たちの相互交流、活発な情報交換活動が基盤をつくってきたのだと思い...【3/11発売Replan関西2「高性能な家。快適な日常」】
さて、週に一度の「社長食堂」きのうも無事開店。来週は東北関東への出張で帰ってくるのはムリなので、ここで骨休めできる(笑)。ですが、手抜きはしません。2週目に入った「焼き魚定食」メニューシリーズ。今週はついに満を持して、北海道の食の王道、サケであります。サケは先住民のアイヌからも「カムイ・チェップ(神の魚)」とされてきわめて特異なソウルフードとされてきた。別の名でシペ(本当の食べ物)と呼び、大きくその恵みに依存していたとされる。石狩市では縄文時代の遺跡からサケ捕獲と推定される仕掛けが発見された。一説では縄文時代が北海道と北東北で栄えた背景としてこのサケ漁の安定した豊漁ぶりがあったのではとされている。母川回帰性は生命のドラマを生み自然環境保護の目に見える指標でもある。この列島に生きてきた人間のDNAにも深く関わって...【やっぱり北海道はサケだ!定塩だ!】
「少子化」の結果、住宅産業はゆっくりと衰退産業化していくという固定的観念が長らく支配的とされた。たしかに住宅への新規投資意欲を持つ新規購入者世代は当然減少していく。しかし同様の危惧としてあった人口減少と経済規模の縮小ということは、それを回避するための施策が政治の側で取り組まれることの結果、現実に人口減少局面でもGDPの拡大が達成されてきている。人口減少は具体的に予測することが可能であり、それ以上に経済規模が拡大されれば社会として対応可能なのではないか。そういったことにいま、日本社会は目覚めてきているように思う。ひるがえって住宅の構造的規模縮小懸念。ここにきて、ユーザー側の新しいライフスタイル変化が見えている。北海道住宅通信さんの2.25号で「デュアルライフ注目高まる」〜一般層に広がる都市と地方の「2拠点生活」〜...【移動コスト低下は「住」のありようも変えて行くか?】
先日昼時、ちょっと小1時間手待ち時間ができた。で、以前から気になっていた「地底の森ミュージアム」を再訪していました。たしか、相当以前に一度見た記憶はあるけれど、時間が無かったので、駆け足だったような記憶。2万年前のこの地の森の様子と、人間のキャンプ・焚き火痕跡があった遺跡。その後、いろいろな人類史の最新知見をたくさん知ってとくに「サピエンス全史」などの考古の最新研究に接するようになり、また昨年2018年7月には同時期のNHK番組にも感嘆させられて、【サピエンス人類史・日本列島フロンティアの解明】という記事も書かせてもらっていました。ということから、以前の訪問記憶を再度確認したかった。NHK番組で紹介されていた、当時の「スンダランド最北部・台湾」から日本列島最西端、石垣へ当時の最先端技術である丸木舟で海流を突っ切...【2万年前仙台・富沢の石器時代人痕跡】
最近、仙台市内のビルダーさんから面白い情報を聞いた。仙台地域は震災以降、被災地からの移住需要などが集中したけれどその需要に応じて首都圏などの大手建て売り住宅メーカーが、大量に「建売住宅」を建設して大量販売したとされる。で、その住宅を入手して住んでいたユーザーは、元々は賃貸住宅などでの寒冷地住宅体験はそれなりに持っていたのに、これら建売住宅のあまりな「寒さ」に震え上がっているという。「寒くって、とても耐えられなかった」という実感をビルダーさんに吐露していたという。資本の論理で土地を高値で仕入れて建て売り住宅を販売した当の大手建て売り住宅メーカーのせいで仙台では土地価格が急騰したが、その急騰を利用し築後数年しか経過していない「新築住宅」を売り抜けて、また新たに新築戸建て住宅を建てる事例があるというのだ。たくさん税金...【震災特需仙台で「寒くて」新築数年で住み替え?】
「すごい大きい地震❗️会社は物も落下せず大丈夫」「でも今まで一番大きい。余震ありそうだね」「ひええ…余震あるかな?でもこのまえはすぐ停電したよね?」「それと比べたら停電してないからこの前より被害すくないかな…?」っていうようなLINEでの家族のやり取りを、出張先の仙台のホテルでそれも夜中11時半ころ、ふと目覚めて確認して北海道の地震発生を知りました。とりあえず、家と事務所の内部は特段の被害がないとのこと。ですが、夜が明けてみてどうなのかと案じてはおります。いままででいちばん大きいと感じたと言うことなので、屋外などでなにか、異常がないかどうか気がかり。また、スタッフは全員帰宅した後だったようなのですが、無事の確認もこれからすることになります。札幌の状況が夜間でもあり確認できないので、対応についてはみんなに任せるし...【油断大敵ふたたび北海道地震情報from仙台】
きのうまでの数日の札幌はすっかり春の陽気で3月下旬並みのあたたかさというアナウンスでした。雪まつりに合わせての市内一斉除雪からうち続いた暖気で道路路面が露出している箇所も多くなって、すっかり春の風情が漂っておりましたが、しかし、そううまく冬将軍殿が遠征を止めてくれるとも思われません。ドカ雪、寒波に身構えながら、春を待ちたいと思います。一方で写真は断熱にはやや鈍感な仙台の賃貸ビル、非暖房のトイレ窓面。なにを隠そう、当社の仙台オフィスの「恥部」であります。事務室部分の方はオーナーさんに承諾を取って「窓の複層化・樹脂窓化」をさせていただき、暖房器具もエアコンにプラスして灯油FF暖房機を設置しています。しばらくこの暖房熱源への灯油供給パイプの不具合で寒い環境を耐え忍んでおりましたが、年明け早々には復旧して、いごこちのい...【お元気(笑)ですね、アルミサッシの結露クン】
「王羲之を超えた名筆」という書が日本で公開されている。顔真卿さんという一般の日本人には馴染みのない名前ですが、中国の人たちにとっては、その漢字文化の究極を表しているようです。以下インターネット上で見られた「美術手帳WEB」の案内の要旨。「中国において、東晋時代(317–420)と唐時代(618–907)は、書法が最高潮に到達したとされる時代。そして「書聖」とも呼ばれる王羲之(おうぎし)が活躍した東晋時代に続いて、唐時代には虞世南(ぐせいなん)、欧陽詢(おうようじゅん)、褚遂良(ちょすいりょう)ら初唐の三大家が楷書の典型を完成させた。そして顔真卿(がんしんけい)は三大家の伝統を継承しながら、「顔法」と称される特異な筆法を創出。王羲之や初唐の三大家とは異なる美意識にもとづく顔真卿の書は、後世に大きな影響を与えた。」...【書という芸術分野を共有する東アジア】
って、ふつうは「ホッケ」だろうと考えていた・・・。きのう「社長食堂」メニューが「焼き魚」に変わったタイミングで社内スタッフに意見聴取していた。「焼き魚といえば、なにがいいと思う?」「アジ!」「アジ!」おいおい、であります。昭和中期からの生き残り世代としては、少年期から青年期、アジなんていうものは、見たこともなかった。個人的には、大学で東京に行ってはじめてアジを食べた。ホッケの肉厚ぶりとは比ぶべくもない薄さ。味も脂身がホッケとはだいぶ違う淡泊ぶり。しかし、たとえば「アジのたたき」などを食べたら、その旨みには惚れ込んでしまう部分もある。「そうか、東京の人って、こういう味わいに慣れているんだ」というような食文化ギャップを味わっていた。こういう体験を持っている世代として、北海道でアジを食べたいと多くのスタッフから言われ...【北海道で「焼き魚」といえば定番は?】
マンションのリノベ、これからの時代には「高齢者住宅への改装」という確実性の高いニーズがある。個室数優先の考えは消滅。「戦略的な機能壁」を対置して日本家屋的な「縁側」にも通ずる空間を創造している。むしろ北海道だからこその間取り「逆転プラン」かも。・・・<この記事はReplanWEBマガジンからの転載です。>北海道‒札幌市2019.2.15マンションを機能的に楽しくリノベーション小坂裕幸建築設計事務所子どもたちも結婚してそれぞれに家庭を築き、ひとり暮らしとなった方のマンションリノベーション。広さよりも使い勝手を重視し、娘や孫たちがみんなで集まれる、居心地の良い空間を希望しました。築30年のマンションは大胆に空間を再構築して、寝室と浴室部分を真ん中に据え、回遊式の動線に。寒くなりがちな窓際には、思い切って機能壁を設置...【マンションリノベ、仕切り機能壁で縁側創出】
どうも最近、日韓関係が波風が高い。歴史的な経緯の感情問題と、現代世界での近代的な「法の支配」の常識とが、ごちゃまぜになっている部分があってややこしい。日本からするとあきらかに隣国はおかしいが今後の米朝関係推移でこの東アジアでの複雑にゆれ動く国家関係に対応しなければならない。いくつもの複式方程式なので、対応が難しい。そんなことをときどき考えるのですが、そもそも、日本は東アジア世界にはハマり込みたくなくてどっちかといえば、明治以来、対ロ基軸での「日英同盟」路線が基本で、そういう基本路線が崩れて一時期悲惨な日米戦争を経験してもう金輪際、日米(英)関係を壊したくないと考えている。それに対して近代的法の支配とは違う伝統的な儒教世界観に引きずり込もうとする東アジア国家群という図式がどうも根底にあるように思います。日本は明治...【世界と東アジアとニッポン】
移動の途中で「国府多賀城」遺跡周辺に。これまで不思議と一度もきちんと見たことがなかったことに気付く。周辺は、たぶん史跡扱いになっているようなので、ほぼ古代の状況を推し量れるような、そういう場の雰囲気が感じられる。本日は東北とヤマト政権古代史への探究篇ブログであります。古代の王権にとって、こういう「遠の朝廷」という一種の「都市」を建設するとき、方位や位置の感覚はきわめて重要だっただろうと思われる。中国的な風水思想を踏まえて建設地が選択されたに違いない、とまでは容易に想定される、ということで立って見た。写真は政庁建築の発掘位置がわかるように地面がマーキングされている。2枚目の写真はその位置からほぼ真南と思われる方向を拡大した。おおむね政庁は、鹽竈の湊の方向に対して正対している。鹽竈は古名でいまは塩釜だろうけれど、こ...【東北とヤマト古代史の中心・国府多賀城】
わたしはクルマでの移動がたいへん多い人間です。わたしから見ると、運転者のマナーって全国でとくに違いが大きいとも思えない。たまたま気がせいていたり、個人として問題のあるケースもあるけれど、おおむね日本人の運転教育は悪くないレベルではないか。ただ、きのうは宮城県海岸地域某所で、片側2車線の右側を走行中、前方車が急に右ウインカーを出し減速しはじめた。そこで左側車線を確認したら後方車とはそこそこの距離があった。そこで車線変更しようとして、左ウインカーを出したらその後続車が急に猛スピードを出して接近してきた。「オラオラ〜、絶対入れてやんないからな!!」みたいな。危険な距離になったので車線変更を諦め、減速しほとんど停止寸前に。そうしたらその猛スピード車からすれ違いざまに「○×△▲」と悪罵を投げつけられていました。車道にはそ...【あおり運転的なドライバー、増えている?】
北海道の住まい、くらしの魅力は四季の美しさにあります。あんまり庭造りには熱心ではない北海道民ですが、それって、それ以上に魅力的な自然美がふつうに存在しているから。窓の外にちょっと目をやれば、人工物をはるかに超える美観が支配している。冬は寒さも厳しい季節ではあるけれど、全国の一般住宅とはまったく別次元の室内気候が実現しているのでそういった安心快適の室内から、自然の空気感を味わうことができる。喧噪を少し離れただけで、異次元の自然に包まれた豊かなくらしが実現する。札幌からおおむね30分ほどのほどよい距離感の南幌町でのくらし。写真のような雪のまばゆい反射光、透明感の高い空の青が厳寒の冬の暮らしをパノラマ模様に彩ってくれます。・・・全国的に話題を呼んでいる「きた住まいる南幌」の5棟の住宅。北海道が推進する「きた住まいる」...【四季の美を感じる家きた住まいる南幌相談会】
日本の住宅は、長く「夏を旨として」考えられてきた。蒸暑の夏をいかに過ごしやすくするか、というのが基本。寒冷に対しては結局「耐え忍ぶ」という「生活文化」しか生み出さなかった。住宅のデザインも、そのことに大きく連関していたから、「より開放的に、通風最重視」みたいな方向で美意識が優先された。そういう寒冷に無力な日本の住宅文化につけ込んで19世紀から北方の生活文化を持ったロシアが北海道を領土として狙った。幕末の日本社会の沸騰は、この帝国主義列強への危機感が根底にあった。北海道という日本文化からすれば「異郷」といえる地域にそれでも日本人を移植しなければ領土実態を主張できない。日本にとって北海道はこういった経緯から開拓されてきた。開拓の初期から、アメリカ北東部マサチューセッツ地方などの寒冷地域から「開拓技官」が招聘され、寒...【ニッポンの住まい「冬をデザイン」する】
昨年、わが家を再建築リニューアルしたのですが、その折りに、玄関に庇が取り付いた。かわいい系のデザインで、まったくの水平ラインだけのシンプルさだったけれど、ポストモダン風のわが家にどんな印象の変化がもたらされるかと楽しみにしています。機能要素としては雨除けということになりますが、さて、雪の季節の中でどんな表情になるかと期待していた。5日間出張で出ていて、その間東京や仙台で「北海道は観測史上最高の低温、大雪」とかと騒いでいました。さてどうなんだろうかと心配していましたが、どうも最近の天気予報のアナウンスは大袈裟のように思われます(笑)。この時期の北海道としては通常運転の寒さで雪も平年並み。で、いまの庇と雪の表情であります。雪の降り方というのはそのときの風向き強さなどで積もり方に大きな変化があるものですが、この表情を...【建築と自然が織りなすデザイン】
新住協北海道支部では、年に一度、全国大会とは別にオープンなカタチで「支部総会」を開催しています。ことしもその案内が情報発信されました。その趣意書から。「北海道地区大会が4回目を迎えます。開催地は外国人で1年中にぎわうニセコ。外国人向けの戸建て別荘(コンドミニアム)を見学し、今回はデザインや規格住宅を中心としたプランを学ぼうという企画です。デザインも性能もいい住宅、そしてQ1.0住宅の標準化を目指しましょう。開催が4月下旬になったのは、研修会場費とホテル料金をできるだけ安く抑えるためです。ホテル側にも協力いただき、さらに研修会場費等を新住協北海道地区で一部負担します。日曜・月曜の開催ですが、またとない機会なので、設計スタッフなどもぜひご参加ください。」というアナウンス。先日2月6日にはTheWallStreetJ...【世界的リゾート・ニセコで新住協北海道大会】
先日セミナー参加で東京に出張しましたが、その会場近くに面白いお社発見。なんと名前が「福徳神社」。いやはやめでたさも極まっている(笑)。貞観年間といいますから、先日書いた東北地方の地震・津波被災のころ。年代で言えば、859〜876年の頃にはこの地に建っていたそうです。なのでいまから1100年以上前から鎮座されている。江戸時代になってこの地を治めていた徳川家もこの名前に感服して家康、秀忠などが参詣していた記録があるとのこと。現代では、東京都中央区日本橋室町という住所なのでまさに都心そのもの。福徳とは土地の値段の高さかな(笑)と思われるほどですが、「武蔵野の村落である福徳村の稲荷神社として祀られ、その地名をとって社号としました。その鎮座する社地は広く、社殿も宏壮で、社の四隣は森林、あるいは田畑に囲まれ、農家が散在する...【東京都心「福徳神社」since貞観年間】
札幌から東京に出張してきたのですが、帰ってきたのは仙台。東京でメシをいっしょに食った坊主に「これからどこ行くの?」と問われてつい、「仙台に帰るよ」と言ってしまっていました(笑)。今回の出張はきのう触れた東北大学の「スマートエイジング」セミナーが主目的でしたが、たまたま見た絵画展でも偶然「高齢化」がテーマ。わたしは大体、日本画のほうにどんどん惹かれてきている人間で、東京広尾にある「山種美術館」が定番鑑賞箇所。そこでいま展示されているのが「奥村土牛」さんの作品展。写真は、その展示の中で「写真撮影しても良いですよ」というプレゼントの「吉野」であります。日本画家らしく、日本を描くことに終生を費やした画家ということが展示から明瞭に浮かび上がってくる。日本画というのは床に置いて描くので西洋画のようにカンバスがない。なので、...【100歳まで描き続けた日本画家・奥村土牛】
みなさん、半ば常識的に少子高齢化・人口減少からニッポンの将来は悲観的であり、とりわけ住宅ビジネスでは新築住宅着工世代の減少で大きく需要が失われていくというそういったイメージに支配されているのではないでしょうか?わたしはこういった常識が蔓延してくるとその常識に唯々諾々と飲み込まれるよりも、違う可能性を探りたくなる、そういったあまのじゃく人でありまして、むしろ反対の、ひっくり返すような「非常識」の意見を検証したくなる。そういうわたし的に感度を刺激されたのが、写真のような東北大学発の強いメッセージでした。これまで高齢化というと、伝統的な「老化」のマイナス概念。加齢とは失うことであり、退化であり、病気である、醜いことである、といった強い刷り込みがあったと思います。したがって老化「対策」というカタチで「アンチエイジング」...【高齢化・人口減少⇒社会減速常識への挑戦】
なにごとも「継続は力なり」と申します。凡人なおもて往生遂ぐ、あ、なんか違うか(笑)。ヘタでも良いから、はじめたことはコツコツ続けているべき。ということで、またまた社長食堂ネタ。わたしのこの手料理にはいくつか目標があるのですが、その大きなヤツに「30食品摂取」があります。いろいろな食品をバランス良く摂取することが健康維持に繋がるという考え。写真スタッフのカラダのことを考えて、目標にしています。で、きのうのメニューから。1ショウガ焼きなので、豚肉。2ショウガ。3ニンニク(すり下ろしている)4タマネギ5トマト6キャベツ7キュウリ8ニンジン9味噌10キノコ11豆腐12油揚13ワカメ14玉子15バター16ブロッコリー17チーズ18ほうれん草19いりゴマ20レンコン21タコ22ツブ貝23シメサバ24大根25姫タケノコ26コ...【社長食堂は「30品目」食品摂取が目標】
カミさんと二人きりのくらしだと、都合が合わないことも多い。食事にはいちばんそういう影響が出てくる。いっしょに食べるというのは、たぶん朝昼晩で1回くらい。ということで、きのうもカミさんは夕方から美容院に出掛けて不在。で、帰ってくるのが8時過ぎとカミさんの「絶食時間」にかかる。当然、ふたりいっしょの夕食はないということになった。夕食をどうしようかなと考えていたときに、娘からLINEで知らせ。なんでも恵方巻きを作ったら、作りすぎで余った。なんなら持っていくよ、というタイムリーなお知らせ。「おおおおお、うれしい!!!」とか、キーボード連打であります(笑)。ということで、写真のような情けない姿で、娘が調べた「恵方」を向いて「食べ終わるまで、しゃべっちゃダメだからね!」とのことでモグモグ。わたしは夕食が渡りに舟でやってきた...【作りすぎておすそ分け(笑)娘から恵方巻き】
小野篁という平安期の有名人がいる。遣隋使として高名な小野妹子の子孫だということで、学者として名のあった父が「陸奧守」を受任して多賀城に赴任していたころにその地で少年期を過ごし、弓馬の道が大好きになったとされる。高級官僚の子息としてさらに学者の父の子なのに、と時の天皇が嘆いたので、その後、心を入れ替えて勉強して高級試験をパスしたという。歌人としての才能もあり、貴族社会のなかで名声が高まったとされる。遠祖の故事に習って遣唐使副使に任命されたが、正使との対立から辞表を出し、左遷されたり、また天皇に愛されて復権したりという事跡があるそうです。事跡を見ていると、なにやら現代人にも通じるような「個性」を感じる。司馬遼太郎さんの文章などを読むと、日本人というのは私よりも、家というもの、それは「公」ではないけれど、個人としての...【歴史時間トリップ宮城県南・竹駒神社】
【Replanのコラム「北欧fika」fromフィンランドをWEBで】
Replan北海道では連載コラムとして「北欧fika」を掲載中。いまではReplanWEBマガジンの方でもアップさせてきております。作者の大村裕子さんは、北海道大学出身の建築家で同地在住。というご縁で、コラムを執筆してきていただいています。北欧は北海道が高断熱高気密住宅開発に全力で取り組み始めてもっとも親近感を持って学び、協同してきた地域。同じようにロシアというやっかいな周辺国家の存在に悩まされてきて寒冷積雪という生存条件を共有している世界のなかでの「友だち地域」。北海道の住宅建築は東京に右ならえする、ほぼあらゆる領域とは異なってニッポンに学ぼうにも学びようがないという不幸に見舞われた。「暖かい家にしたいのですが、どうしたらいいの?」「えへん、それはだね、・・・そんなの知るか!」「家は夏を旨として通気性の良い、...【Replanのコラム「北欧fika」fromフィンランドをWEBで】
先日訪問していた「陸奧国分寺」見学時に感銘を受けていたのは869年の貞観地震、大津波被災の状況が伝わる情報がみられたこと。一方、上写真は2011年東日本震災から7年を経て宮古市で建てられた住宅でFacebookページでもシェアしていますが、「どうせ建てるなら、自分たちの感性に合致した素敵な家にしたい」という、まさに現代的な住宅とくらしの「再建」だと共感した住まいです。1100年以上の歳月を隔てていますが、この地域では同様の経験を経てきているということを深く知ることができる。本日はぜひこちらのFB記事とも合わせて読んでくださると幸いです。貞観被災時点での政府側記録「日本三代実録」では、869年10月13日に朝廷は、陸奧国国司に対して●死者への心配り●被災者への賑恤(貧困者・罹災者などに金品をほどこすこと。)●税の...【震災と復興、貞観と平成。869年〜2011年】
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