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性能とデザイン いい家大研究 https://blog.goo.ne.jp/replankeigo

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です  いい家ってなんだろう、を考え続けます

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2015/10/15

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  • 【建替え工事中・姫路「英賀神社旧拝殿」の残照】

    歴史ディープ旅続篇であります。わが家系(「かけい」です。「いえけい」(笑)ではありません。)伝承ではどうもこの「英賀」が大きなポイントになるのです。ご先祖さまは戦国の頃にここを拠点にしていたらしい。司馬遼太郎さん本名の福田さん家系ご先祖さまともここでご縁があったようです。司馬さんの文章を読み続けていて、その文体や思考の流れなどにいつも親和性を感じさせられるのですが、実はこうした「発見」が与ってもいます。司馬さんの「播磨灘物語」では、この英賀のことはほとんど触れていないのですが、あとがきの部分でその経緯について司馬さんも書かれている。どうもあまりに血肉すぎて書けなかった、というように。戦国末期からずっと播州、そして関西圏で生き続けてきた司馬さん家系として体験温度感が継続し続ける部分があるのだなぁと感じた次第。その...【建替え工事中・姫路「英賀神社旧拝殿」の残照】

  • 【年末休暇歴史ディープ旅 有縁先人と堺で邂逅】

    さてことしも仕事納め。ということで、年来の興味分野である歴史探訪旅であります。今回もまた、播州から中四国路を考えております。ただ、特段これと決めているところは数カ所で、あちこちと「放浪」するのが楽しみの核心であるようです(笑)。しかしきのうはさっそくにして、不意打ちを食らってしまった。今回は関空に降りて家系の先人の足跡を探してみたかったのですが堺の街を探訪していて、いきなり面白い発見。写真は「南宗寺」という古刹。見ての通り龍安寺とも似た、枯山水庭園が有名ということです。そもそもは1557年当時の畿内支配者、三好氏が開いた禅宗寺院。堺町衆としての千利休さんのお墓や、茶室などが残っている。その上、大阪冬の陣で徳川家康は「戦死」したという説があり、この寺にはその「墓」もあるとされているのだそうです。で、「徳川家康墓」...【年末休暇歴史ディープ旅有縁先人と堺で邂逅】

  • 【住宅メディアが「取材」すべきこと】

    ReplanWEBマガジンの記事をシェアしたりすることがあります。住宅の情報メディアというのにはさまざまなタイプのものがあります。住宅というものをひとつの商品と考えて、その「流通の合理化」という視点で商品購入に当たっての情報を整理統合するというようなそういった志向性というのもあると思います。それはそれで価値があると思うのですが、住宅というものは、そこに必ず人間の思いというものが投影されていて存在する。こういう人間の生き方が、独特の雰囲気の場で実現している。「取材」というものが、共感という人間の根源的な感情を引き出すのだと思います。やはり人間は人間によってのみ深く癒されるのでしょう。住宅は商品としてのモノではなく、やはり、人間の生き方と一体化したひとつのカタチなのだろうと。ただ写真を撮影すればその住宅がわかる、と...【住宅メディアが「取材」すべきこと】

  • 【クルマで「自由・情報人間」を志向する】

    ITの進展方向ってどうなっていくのか、みなさんでそれぞれお考えはあると思いますが、最近わたしは、クルマの情報化を考えてきています。直接的には、札幌にいるときにはオフィス環境にいる確率が高いのですが東北から以南地域にいる場合には、クルマによる移動環境の方がデフォルト。そういうきっかけがあったのですが、その底意には、やはり先般の北海道の「ブラックアウト」があると思います。全道ブラックアウトを経験してから、身近なエネルギー装置で、毎日「使っているもの」として、クルマがいちばん合目的的であることに気付いてきた。非常の時にはクルマそのものを12Vの電源供給源として活用することがもっとも合理的だと思われるのです。実際にそのように最低限電力を確保した経験から、その方向でふたたびのブラックアウトに対応するように考える一方、クル...【クルマで「自由・情報人間」を志向する】

  • 【建築が果たす都市への印象責任】

    人間は現代に置いては、都市に住む人が多い。都市というのは人類が獲得してきたさまざまな生きるカタチを表現している。利便性、情報性、居住性、景観性などあらゆる人間感覚の根源に関わるように思っています。いろいろな経緯、ポイントでひとは都市を選択して生きている。そういった都市を巡り歩いていていつも感じることは、建築という物が果たしている役割。その機能もさることながら、景観としての建築はやはり決定的。札幌で言えば、札幌駅舎ビル、道庁旧本庁舎赤レンガ、時計台などその都市らしさのランドマークとしてあり続けていると思う。そういった存在が各地方都市では、商業施設が担っているケースも多い。下の写真はある都市の中心街の商業施設なのですが、看板サインのすぐ下の外壁コンクリート面、あるいはモルタル被覆面が著しい耐候性劣化を見せている。サ...【建築が果たす都市への印象責任】

  • 【DIY組立は「小さな波瀾万丈」(笑)が醍醐味】

    年末にある3連休というのは、天皇誕生日が移動することでさてこれからどうなるのか、ですが、平成の30年間、年末のこの時期におおむね3連休というのが定着した。慌ただしさはそれまでに片付けなければ、というプレッシャーになって倍増したとみるべきか、それとも年末作業はそれまでで片付けこの連休を新年への準備に充てられるようになったと考えるか、どちらかでしょう。わたしの場合は、19日までで出張生活は一段落してこの1週間は札幌で過ごすことが出来たので、この連休は貴重な整理整頓日。ちょうど一連のリフォームで残っていた「エアコン取り付け」作業に連休初日、業者さんが来てくれたので、さっそくエアコンカバーをDIYしていました。ちょうどよかったので、もう1台ハダカ状態だったほかのエアコンにもカバーした。ひとつは雨だれと落雪の恐れも考えて...【DIY組立は「小さな波瀾万丈」(笑)が醍醐味】

  • 【秋田の神社・古四王=「越王」が含意?】

    超マイナーな個人的歴史探究ネタのようですが(笑)秋田県南部・大仙市大曲で古代城柵「払田柵」にほど近い古四王神社についてその建築的異形性を感じ取っている件、秋田の建築サークルで情報発信していますが、まだ返信はありません。これは建築史のみなさんに直接聞くしかないかと、やや閉塞感。そんな思いを持ちながらWEBで検索していたら、「古四王」という名称について、実は古代の国制である「越〜こし〜の国」と関連しているのではないかという説があることに思い至った。この「古四王神社」については、秋田城資料館の学芸員の方から、「大阪の四天王寺が国家鎮護思想に基づいて勧請された」「その後、神仏混淆思想の結果、寺院から神社に変更されて、その出自を名にあらわすために四王という名称が付与された」と説明された次第。たしかにそのような見解が、古代...【秋田の神社・古四王=「越王」が含意?】

  • 【現代の花鳥風月「雪上がり」の森の木々】

    雪上がり、という表現はあまり日本語にはない。雨上がりという表現はあるのに、と北国人は思う。たぶん雪に対してのさまざまな感受性が現代以前の日本社会では、それほどの感情移入の対象とされてこなかったし、一般化もされなかったので、表現語彙として少ないのだろうと思う。花鳥風月というのも、基本的には畿内地域以南の気候風土が前提でそのなかで育まれてきた感受性表現なのでしょう。とくに北海道という明治以降、多数の人間が住み暮らすようになった地域は基本的にそういう文化圏と相対的に馴染まなかった。しかし、北国・北海道に暮らしている人間は出自をそういった日本文化圏に置いている人間が圧倒的多数派。すでにそうした人間としての積層した精神生活体験を持っている。たとえば、この写真は吹雪が上がったあと、一瞬の晴天が訪れて森の木々が雪氷を身にまと...【現代の花鳥風月「雪上がり」の森の木々】

  • 【木を切る道具〜木造建築のルーツ・石斧】

    ことしもあと10日ほどになりました。本日はわが社でも忘年会ということで、慌ただしさのなかのいっとき。しかし今年はいろいろな考古学の成果が既成概念を塗り替えてくれた。というか、不勉強だったので、ようやく自分のやってきた仕事領域と人類史的な視点とが合体を見せてくれたように思います。わたしは考古学とか、人類史とかは大好きな領域であります。こどものころは勇壮な戦国時代への興味が旺盛だったのですが、年を経るにつれて、もっと初源的なことがら、事実への興味が深まってくる。で、さまざまな経緯があって、住宅雑誌を30年以上継続発行している。人間と住宅ということと、この歴史・考古興味とは従来、なかなか同心するきっかけが無かったように思われるのです。大学に行って建築の先生たちとも交流することが増えてきていますが、そこで素朴に「住宅の...【木を切る道具〜木造建築のルーツ・石斧】

  • 【秋田大仙「古四王神社」 戦国期独自デザイン宗教建築】

    秋田県南部、払田柵のことを先日書きましたが、そこから秋田道高速に移動しようとして、ふと道端に「重要文化財」の文字。よく見ると「古四王神社」とありました。あとで知ったのですが、払田柵以降に奈良平安期の律令国家が出羽国に置いた本格政庁・秋田城にも「古四王神社」が祀られていたそうです。その創建時には大阪の「四天王寺」の別院のように建てられていたとのこと。いうまでもなく四天王寺は聖徳太子が仏教を日本に国家として導入するその嚆矢となった宗教建築。国家鎮護思想の一環として、東西南北四方の安寧を祈願する意味があったという。律令日本国家として、北辺の鎮護に当たって、こうした宗教建築が意図されたものだろうとされています。その後、この四天王寺分院は江戸期の「神仏習合」政策の結果、「古四王神社」として今日まで存続してきているというの...【秋田大仙「古四王神社」戦国期独自デザイン宗教建築】

  • 【きみまちの里「二ツ井道の駅」 西方さんいいね(笑)】

    秋田県を県南の払田柵から大館方面までぐるっと回っての行脚。途中、きっかけをくれた西方設計・西方里見さんが設計した表題の建物を探訪。なんですが、西方さんにはまったくなにも「取材」していません(笑)。なので、勝手なエトランゼの好き放題の「感想」であります。なにより、立地の環境設定が楽しかった。なんでも明治帝が東北地方巡幸のみぎり、この地で皇后からの手紙を見られたか、お便りの歌に触れられたとかで、その皇后からの「あなた早く帰ってきて」みたいな相聞歌にちなんでこの地の名前が「きみまちの里」というロマンチックな名前になったのだそうです♥️周辺の景観も米代川を挟んで対岸側にはかわいい山もある。なんとなくではありますが、人が出会うという環境要件にピッタリ。そんなことからすっかり「デートスポット」化しているのだそうです。西方さ...【きみまちの里「二ツ井道の駅」西方さんいいね(笑)】

  • 【古代北方政庁・払田柵】

    古代において日本国が成立した経緯は、いろいろとオモシロい。国家という概念がそれほど強くなかった時代には、列島と半島、大陸という東アジアの情勢というのは流動的で相互に相当規模で人的移動や集団での相克があっただろうと思われる。そういうなかに律令制を伴った本格的な国家が大陸で成立したことで列島社会でも、それに対応したカタチで「中華」思想を持った国家が反射対応的に成立した側面があると思う。中華思想というのは、要するに自分だけが「文明」であり、他者はたとえば東夷とかいうように、野蛮であるという身勝手な「差別」思想を持つ。日本という国家は、大陸でのこの中華思想を自らも行う意志を持った。それが東アジア世界での普遍的思想だと断定したのだろう。そういう考え方は、たぶん大陸での政争から排除された知識層がこの列島に流れ着いて政権に関...【古代北方政庁・払田柵】

  • 【秋田城再見、古代水洗厠詳細探訪】

    きのうの日曜日は秋田県内の遺跡関係を踏破いたしました。県南の「払田柵」から始まって、「古四王神社in大曲」、秋田市内の御所野遺跡、秋田城(王朝期)、さらにきっかけの情報をいただいた西方里見さんに敬意を表して最後は県北の西方さん設計の「道の駅・二ツ井」も行脚してきました。わたしとしては古代史に夢広がる思いでワクワクの探訪ができました。ここんところ、こういうまとまった時間はまったくとれなかったので、日程調整して、札幌に帰らずに今週前半の青森行脚の途次、たいへん楽しく有益に過ごすことができました。古代史同好の士である西方さんに感謝であります。で、本日はきっかけになった「古代の水洗トイレ」遺構のご紹介。この秋田城は日本海辺に隣接する広大な「高清水」の丘陵地帯に造営されている。わたしは以前にもこの遺構は探訪しているのです...【秋田城再見、古代水洗厠詳細探訪】

  • 【建築は動かないけど動物も・・・】

    きのうは宮城県内某所にて撮影の立ち会い。いつものように撮影開始して、思い立ってごらんのポニーちゃんをカメラマンに押さえてもらうことにした。建築写真は動かない物を撮影する。一方、こういった被写体はその対象の「心理」との対話が必要。ネコ写真で有名な岩合光昭さんは、NHKの番組でもナレーションを入れながらの撮影ぶりを公開している。大好きなんですが、同じような流儀をしようとしてもネコとポニーではどうもコトバが違うようでなかなかこっちの撮影意図を伝えることができない(笑)。ようするにもっと動いて欲しいのだけれど、まったく不動の姿勢の上、こっちへの視線に微妙な「知らんぷり」感が。でもカメラマンさんはあれこれの自分の位置変更でポニーちゃんのご機嫌を惹こうと悪戦苦闘してくれていました。最後にはチョーアップでの撮影に挑んで、知ら...【建築は動かないけど動物も・・・】

  • 【ZEHと基準義務化後退への寒冷地の心理】

    一昨日は東北フォーラムの忘年会。いろいろなみなさんと懇親を深めさせていただきましたが、このブログでご紹介した2020年省エネ基準義務化の不透明化ははじめて聞いたというみなさんが多かった。で、皆一様にその情報を話ししたわたしに「食ってかかってくる」(笑)。みんな「そんなバカな話があるか」と憤っているのですね。わたしは情報を提供しているだけなのに「義務化が不透明になった」ということは「許せない」、そういう義憤を情報提供者であるわたしにぶつけてくるのであります(笑)。まぁわたしも気持ちはまったく同様なのですが、ひとりひとりからおっかない顔をされてなにか損した気分(泣)。北海道から来ていたのはわたしひとりで、東北のみなさんが中心。ZEHという住宅施策がどちらかといえば、温暖地域に有利な制度設計になっていて、寒冷地域では...【ZEHと基準義務化後退への寒冷地の心理】

  • 【久しぶりに「歩け歩け」で仙台市内闊歩】

    きのうは仙台市内で各所行脚。なんですが、久しぶりに早朝散歩からはじまって、用件先にはクルマを使わずに、徒歩作戦。一昨日、知人とある訪問先への道に迷って、歩き続けて「ダメでしょ、最近三木さんクルマばっかりでしょ」と喝破されていたのであります(泣)。ブログでクルマのオフィス化などの情報発信しているのでバレバレ(笑)。まぁ大体、冬場になるといろいろと自分に言い訳して「まぁ、いいっしょ」と散歩をサボるようになる。それでは健康管理上、あんまり良くないという忠告。なので、きのうは仙台市内駅周辺での行動範囲だったこともあり、テクテクと徒歩作戦決行となった次第。なんと、国分町での忘年会からの帰りも駅前の宿泊ホテルまで、お酒を抜く目的もあってたぶん2kmくらいは歩いて帰ってきた。おかげさまでここちよい睡眠が得られて、爽快な目覚め...【久しぶりに「歩け歩け」で仙台市内闊歩】

  • 【2020年住宅省エネ基準義務化の不透明化?】

    先日来、国会議員先生などのSNS発信などから国交省サイドからの情報として表題のような「流れ」の説明がされているそうです。情報が断片的で、公的なアナウンスはまだないようなので、なんとも言いようがない状態ですが、いまのところ「噂話」のような広まり方。サイレントな「政策変更」を目指しているのかも知れませんね。ちょっと前の建築業界への各種「ヒアリング」などを踏まえた動きなのかも。っていうようなことをきのう、北海道の新住協中心メンバーの方とお話ししていましたが、まぁひとこと、「なにやってんだろうね?」(笑)であります。北海道地域総体が作ってきた住宅性能基準を国として参照してあるいは丸呑みして全国に広めるという方向で中央省庁はこれまで来たけれど、どうやら基準義務化は無期延期の刑に処されるということなのか。ZEHとか、太陽光...【2020年住宅省エネ基準義務化の不透明化?】

  • 【私的働き方改革 車載オフィス環境作戦】

    前から出張は多かったわたしですが、ここのところは、さらに増して多くなっております。半分札幌半分その他から、だんだん7−3くらいの割合でその他が増えそうな趨勢にあります。まぁ元気で動けるうちは、働かせてもらった方がありがたい。ということになってくると、クルマの移動時間中に頻繁にMacでデータを加工したり、書き込みをしたりというワークが必然的に増えてこざるを得ない。移動しながらときどきパーキングで片付けをするというのが日常になる。クルマは社用で仙台に常置しているので、その社用車にいろいろ機能性向上を計っていこうと考えています。クルマのメンテナンスとか、カーナビのデータ更新などのフットワーク系の機能向上をしてきたので、今度はさらに車内デスクワーク環境の向上を考えています。助手席はときどき使うことがあるけれど、まぁほと...【私的働き方改革車載オフィス環境作戦】

  • 【ニッポン衛生史、秋田城「水洗トイレ」事始め】

    秋田の西方設計・西方里見さんから情報があった。かねてから興味を持っていた「秋田城」〜江戸期に佐竹氏が築城した現在の秋田城ではなく、奈良・平安期に作られ、主に対外公館的な意味合いの強かった秋田城の方ですが、こちらの写真が氏の投稿でWEBに公開されていました。たいへん強い興味を持っているので、今度実地に見に行きたいのですが、西方さんから了解もあったので写真を使わせていただきます。写真の通り、この秋田城には「水洗トイレ」が作られていたのです。秋田城の創建は730年頃とされているので、いまから1300年前にすでにこういう衛生思想が日本にはあったことになる。西方さんから送られてきた写真では、外観から内部のトイレの様子、便器としての受けの陶器の様子、さらには水で流されたあとのため池的なものまでが収められている。トイレには巨...【ニッポン衛生史、秋田城「水洗トイレ」事始め】

  • 【日高山脈に当たる夕陽・雪景観の北海道】

    最近土曜日夕方、もっと詳しく16時前には、かならずこんな風景を見ながら北海道に帰還する日々であります。ルーティン化してきているのですが、この帰りの飛行機から見る夕方の日高山脈の夕陽に癒される。日高山脈は北海道を東西に2つにわける背骨のような存在。十勝側から見た景観は神田日勝さんの絵によく描かれていて素朴な感性に圧倒されていましたが、一方でこちら側日高目線での山脈には気付きが多くはなかったけれど、最近の往復ですっかりこの景観、それも空から見る時空間に魅せられる。ことしは雪が遅くて、先々週くらいでも遅い紅葉の過剰な反射が見られた。そういう光景もまったく不意を突く美観で迫られた。「おお、こんな美は見たことなかった、ような・・・」です。やはり季節感を巨視的に見られることは楽しい。北海道としての他の日本の地域へのいちばん...【日高山脈に当たる夕陽・雪景観の北海道】

  • 【職縁と近縁。同姓の方との先祖談義】

    本日多忙につきブログ書く時間が乏しくテーマは住宅から拡散気味ながら広い意味では「家」制度、というようなことで書きます。わたしは生きてきて日本中を歩き続けてきたのですが、各所でご先祖様に連なるような出会いの瞬間があります。人類というのは、何度も滅亡の危機を乗り越えていまがあると言われますが、ごく近い近縁と想像できる「同姓」の方と出会ったら、やはり「どちらが出自でしょうか?」と聞くことにしております。そうすると大体が、四国の愛媛県香川県周辺に出自が絞られてくる。わたし自身の家系はそこから700-800前頃には兵庫県に移っているようですが、それでもその後の有為転変のなかでの根拠地としてやはり四国のそのあたりに縁があるように思われます。一度など、三木という地名を訪ねてクルマで歩いていたらそのとなりにカミさんの旧姓である...【職縁と近縁。同姓の方との先祖談義】

  • 【人間と木との永い付き合い】

    写真は鎌倉・円覚寺境内の鎌倉市指定の天然記念物「ビャクシン」の木であります。〜ビャクシン属はヒノキ科の針葉樹の1属。ネズミサシ属とも呼ばれる。樹高はハイネズの様な低潅木からイブキの様な高木まで様々である。匍匐性の品種も見られる。樹皮は赤褐色で縦方向に薄く長く剥がれる。葉は短く茎に密着し、互いによりあって葉の付いた枝は棒状の外見を持つ。時に針状の葉を持つ枝が見られ1本の木に混在する。〜どうもこの木は宗教家が好きな木のようでとくに鎌倉の禅宗寺院ではある種、シンボリックに使われているように思います。この樹木はまさに天然記念物にふさわしく木肌が色めいて露出している。人類はアフリカで樹上生活していたあと、さまざまな経緯から樹上から地上に降りて行動するようになったけれど、夜も地上で過ごすようになるまでにはやや時間が掛かった...【人間と木との永い付き合い】

  • 【北海道工務店の「粒ぞろい」パワーの秘密】

    写真は一昨日の北海道地域工務店グループ・アース21の住宅見学会。今回は道東・十勝地域での開催で住宅見学が5件あった。ツーバイフォーあり在来工法もあり、バラエティに富んでいる。こういった住宅見学会が年間5−6回各地域で開催される。で、工務店会員30社以上の住宅を相互に見学し合い、その現場でいろいろな情報交流が活発に行われる。このような「情報交流」機会はそれこそ高断熱高気密住宅「運動」が本格的に取り組まれはじめた40年以上前からいろいろな住宅団体を問わず、活発に行われ続けてきている。実物を見れば、その「学習効果」は計り知れない。はじめのうちは恐る恐る「こんなこと聞いたら恥ずかしいかなぁ」という素朴な疑問をも持っても、なかなか言い出せない人も多い。しかし、たとえばその場では質問などができなくても、あとで、お酒が入って...【北海道工務店の「粒ぞろい」パワーの秘密】

  • 【凍結深度1m基礎外周100mmFP板でも床断熱?】

    きのうは道東十勝で地域工務店グループ・アース21例会。年に一度、十勝地域の家づくりの現在形を見学できる機会。いろいろな気付きの得られる奥行きの深い住宅見学です。写真は1件目の広岡建設さんの建築途中住宅。ごらんのように基礎には分厚いスタイロフォーム(FP板)断熱100mmが。この基礎、北海道十勝は「凍結深度」が1mが一般的な地域。なので、見えている地面の下には1m相当の深さまで基礎が打ち込まれその外側にはこのように断熱が分厚く施されている。北海道では世界の寒冷地と同様に地域ごとに「凍結深度」が定められている。地盤面には水分が含まれていて、その水分が寒冷で凍結し結氷して地盤面を凸凹にさせてしまう。その結果、建物が持ち上げられたりして水平垂直を保てなくなってしまう。この凍結深度対策は北米・北欧・北東アジアの北方圏世界...【凍結深度1m基礎外周100mmFP板でも床断熱?】

  • 【個人的空間記憶の不意打ち・羽目板テーブル面】

    人間はいろいろな空間についての経験を積層させていく存在。家づくりというのは、そういう体験に踏まえていったい自分の求めている空間性とはなにかと自問してある手掛かりを得て、特定の空間に解を見出していく営為。定住という営為がはじまったとされる縄文から、たぶん1万数千年間、この列島社会ではこうした自問自答を繰り返してきたのでしょうね。現代にいたってはじめて、このことについての相当の「自由」を得たけれど、その自由に十分に慣れ、行使できているのかはまだ不明だと思います。こういった「空間への感受性」というものは、必ずしも目的的なものとは言えず、過去に自分が遭遇したある体験が強い思いとして、残滓のように意識の根っこに残っていてときどきそういう個人的な好みのようなモノが実体験でリフレインする。先日、岩手県中部のある街でなにげに寄...【個人的空間記憶の不意打ち・羽目板テーブル面】

  • 【熱環境に想定外効果の工事マスキング「気密」化】

    このブログで最近取り上げている「ホテル温熱環境」論続篇です。こういった一時滞在型の宿泊施設での「温熱体験」って、しかしその地域の印象にけっこう大きな影響を与える。わたしは、北海道人なので年末年始の休暇でよく「温暖地」を旅する。北海道の冬の冷凍庫状態からなんとか脱出したいと考えるのですね。で、沖縄をはじめ「あたたかいところ」によく行ったりしていた。で、一度冬に博多にも行き玄界灘海岸の「リゾートホテル」に宿泊した。その「2面採光」窓ガラス同士が直角に付き合わされる窓を持つ部屋に宿泊して、そのあまりの「寒さ」に閉口して、もう二度とここには冬には来たくないと心底から思わされた。一応エアコンが装置されていて暖房運転したけれど、ただただ窓ガラスの結露がいや増すばかりで、室温はアタマ部分で18度程度にしか上昇せず、床面から寒...【熱環境に想定外効果の工事マスキング「気密」化】

  • 【空港アクセス線電車遅延62分・理由の知らせナシ】

    昨日は仙台・宮城県で行動して仙台オフィスから札幌帰還。あれこれの作業をしたあとだったので、あんまり情報を集めることなく、クルマをオフィス駐車場に置いて空港アクセスの電車に間に合うようにと飛び乗った。まぁ日中行動中、高速道路など高い位置では強風が吹いていて「これは飛行機は無事に飛べるのか?」という不安は持っていた。なので、最終便近くではあるけれど、早めに電車を利用した。で、18時過ぎに来ていた電車に滑り込んでスマホで各種やりとり作業。っていう時間待ちをしていたが、さっぱり発車の案内が流れない。そういえばホームの「次の発車時間」表示は17:30前後を案内しているのにもうすでに1時間近く経過している。はじめのうちは「表示案内が故障しているのか」と思っていたがどうやらそうではなく、ただただ遅延しているようなのです。そう...【空港アクセス線電車遅延62分・理由の知らせナシ】

  • 【ATOKよありがとう。自分の文章傾向把握】

    みなさんはパソコンでの文字入力システムはなにを使っていますか?わたしの場合には、ATOKをずっと使ってきている。なんとはなしに使ってきていて、たまにMac標準の「ことえり」に間違ってシステムが勝手に変わっていたりすると、とたんにストレスになっている。まぁ書き慣れた文法全体を記憶してくれているので、「なにも考えなくても良い」状態になっているのでしょうね。先日、MacOSというか機種をより「軽い」MacBookAirに交換したときにどうもいっしょにアップグレードしたようです。まぁ記憶していないくらいATOKの環境に慣れきっているのでしょう。で、本日Macで文章を書き始めたら、写真のような「お知らせ」があった。なんと「あなたの文章入力データ」の1カ月報告のようなのです。こういうの、前からあったのかもよく知らない(笑)...【ATOKよありがとう。自分の文章傾向把握】

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