三津田信三『赫眼』
『厭魅の如き憑くもの』に始まる刀城言耶シリーズで注目を浴びたホラーミステリの旗手、三津田信三の短編集です。彼が書くものはホラーをミステリ風味にしたもの(場合によってはミステリ主題のことも)が大半なので世間的にはホラー作家かミステリ作家と認知されているですが、僕は三津田のことは怪談作家だと思っています。彼の書く話はどれも幼い頃に聞かされ、慣れ親しんだ懐かしい「語り」の雰囲気を感じるのです。自身大の怪談...
2015/10/23 00:35
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