出来るだけ私情に留まらず作品として成立するよう詩を綴ってます。でもどれも私の一部です。
僕にはしっぽがある。もちろんみんなから見えない。見えないしっぽは、いろんな感情を表現している怖いとき 悲しいとき 嬉しいときもし誰かに見えたら恥ずかしくて困るなと思うでも本当は今どんな気持ちか理解してもらえて便利だろうなとも思う時々しっぽが見えるあの子のしっぽがみえるしっぽが見えるから「どうしてそんなことまでわかるの?」って驚かれる僕にもしっぽがあるからだよ。って言っても不思議な顔をされるただ理解...
きみと指切りしよう何か約束があるわけではないけれどただれた午後の休日褪せた色の七分袖のシャツ窓まで届く木漏れ日は紫外線が強すぎてまばゆいばかりきみに膝枕をしよう大きなこどもいつまで経っても育たない去年買った観葉植物のようだねとふたりで微笑う本当はなにもない時間が幸せなんだって大人たちは教えてくれなかったからふたりで学ぼうひとまわりついた脂肪痩せるときは必ず胸からという話はもう何度もきいただから大好...
いつもひょこひょこついてくるちょっとうしろをついてくる気にして振りむきゃ そっぽ向きさきにいくよと歩きだしゃいつのまにやら ついてくるときどき転んでしまっても泣かずにいつも 我慢するダって言おうとすれば もうダイジョウブだよと そっぽ向くいつもひょこひょこついてくるちょっとうしろをついてくる自分でおぼえた歩きかた誰かに学んだわけじゃないなのに不思議と似てるからいつもひょこひょこついてくる落とし穴があ...
寒い夜に飲むココアはどうしてこんなに温かいのかなくまのプリントのカップで100回数えるまで練ろうね暖炉の火はどうしてこんなに暖かいのかな薪が割れてくすぶる音が子守唄のようだね真冬の空気はどこまでも澄んで手を伸ばしたらあの星も掴めそう夜が真っ暗だなんで誰が言ったのかな紺色の世界にちりばめられた宝石が輝いている古い絵本をひっぱり出してきたね小さい頃なんべんも読んでもらった絵本ここまで読んでもらった頃には...
ものごころついた時から佇んでいた碧く揺らめく湖畔のような場所で夢から醒めた迷子の赤子のように懐かしいなにかを思い浮かべるあまりにも永い刻の時間で泣き方も忘れて 凍っていたこころにあたたかい ゆらぎが風景に色をつけるひとつ ふたつ みっつ気がつけばおなじいろの心が湖畔の青に波紋をつけ灯していく深く沈んでしまう前に渡りきることができるなら羽根を忘れた妖精のように波紋を辿っていこういつしか現実の狭間をす...
世の中の流れなんて、てんで関係ないキミの笑顔が好き。地位や名誉やお金なんて、まるで興味ない、キミの価値観が好き。こんな世の中に、自分だけの幸せをさがしているキミが素敵。あー、でも、お金だけは、ちょこっとないと大変だよね。だって、大変だと、大変だものね。でも、なんとか小変くらいにできれば、生きていけるさ。てんで明後日の方向向いてたっていいじゃない。昨日を向くより、よっぽど未来だよ。昨日を向くのかだめ...
あなたの名前は彼方そう、隣に居るのにカナタ何でもおそろいってわけにはいかないけど彼方と私はよく似ている私が調子を崩したら 後から彼方もダウンして違うところは超新星のように遠いのに振り返ればいつもびっくりするようなところに彼方は居る私の枝毛を抜くのが趣味の、ちょっと変わった彼方昨日も体を洗えなかったのに気にするそぶりも見せず私がほんとの地の底を這っている時に彼方は言ったね「今日はそのまま布団かぶって...
小さな窓からみえる景色あなたを想いベッドの隅に佇む白い風景は眩しすぎてわたしの肌に直接染み込む日差しが強くなりすぎる前にあの場所に行こういつかみた夢のほとりまで小窓を開けて懐かしい匂いを感じたならあなたが褒めてくれた流行おくれのワンピース今日までとっておいた日差しをさえぎる大きな帽子他に何もいらない時刻表も確かめず揺られて心は透明のままただすぎてゆく風景夢のほとりで咲く花はあなたによく似た優しい...
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