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2015/10/09

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  • 500ページの夢の束

    こんにゃにわあ。あれれ。舌まわらない。ちゃんとしよう。施設ぐらしの自閉症娘を演じるのはダコタ・ファニング。まだ子役のときにトム・クルーズと「宇宙戦争」で共演しましたよねえ。かなりまえなので彼女の演技まではおぼえてません。けど名前と顔だけはしっかり記憶。大人になっても顔はおなじでしたよ。で、内容はといえば・・・。毎日決まりきった日常のなかで、唯一の楽しみといえばSFドラマのスタートレックの世界にひたること。初期の宇宙大作戦が好きで好きでたまらない。宇宙艦隊のエンタープライズ号を率いるカーク船長や乗組員で耳のとんがった超理性的なバルカン星人のミスタースポックなどの登場人物に通じている。もちろん強敵…

  • 岡本太郎と似たひと

    こんにちわ。晩秋と初冬の境目なのに年末の寒さが続いてるから、体調に留意してすごしてくださいね。根津美術館とブルーノートのそばにある岡本太郎記念館。訪れたことありますか!?彼のアトリエ兼住居をそのまま保存した、いうなれば太郎の聖地。ブロック状のコンクリートが積み上げられた独特の建築。なかに入れば、自分の顔にこだわった彼がふっと現れそうな感覚にとらわれます。わたしは彼のオブジェや絵は、子供っぽくてあまり好きではありません。なぜ、かれの作品が子供っぽいのかといえば、生い立ちに原因があるとおもいます。たしかな審美眼を伴った文筆のほうにひかれます。読んでいると彼の魂が乗り移ったような気分におちいる。でも…

  • 里親に出された猫の運命

    こんにちわ。猫菜ミントです。風光明媚な場所に野良ニャンコたちの楽園がありました。漁船などが係留された入江にかかる橋をわたると民家はなく、松林に面したところに平屋の古い公営保養施設がひっそり建っている。野良猫が周辺に住み着き、トゲトゲのあるハマナスの群生した場所などでまったり暮らしています。入江の長い階段に腰をおろして浅瀬の海をながめてるとニャンコらが寄ってくる。潮風をあびながらにゃんこをなでれるスポット。保養施設は、だれでも格安で泊まることができ、うりは静かな場所でかすかな潮騒が耳にはいり、安眠できること。何回か泊まって施設のおばちゃんと顔なじみになり、とある猫にまつわる逸話を聞きました。里親…

  • 自律神経失調なんだろうか!?

    こんにちわ。猫菜ミントです。今春から急に自律神経失調の系統がひどくなりました。アメリカでは自律神経失調というカテゴリーはなくて、うつ病と診断されるといいますから、抑うつかもしれませんが、不安や意欲低下などの気分障害はほとんどありません。夜はぐっすり眠れます。だいぶまえから軽度不調でしたが、3月から突然、状況悪化。あたまの不調のせいで体をすこしでも動かすと気持ちわるい。横になって仰向け状態になっても冷や汗と震えが発生。脳梗塞か脳出血かとおもったが、2時間ほどでゆっくりだが動けるようになった。そのあとは、しだいに亀の歩みぐらいのペースで快方に向かってるみたい。不安定ではあるが、だいぶ楽になったもの…

  • しあわせへのまわり道

    ハートフル映画「しあわせへのまわり道」はニューヨークを舞台にした作品です。ぼんやりNYの景色をながめるだけでも、ちょこっと気がまぎれるというかプチ満足できるので、おすすめまではいかないけど、それなりに楽しめます。人気書評家のシニア女性。長年つれそった旦那は若い女、それも旦那の教え子とくっついて、家を出て行ってしまう。主人公の女性は美貌の持ち主でインテリであるが、愛してるのは旦那より書物で仕事柄、四六時中、本に囲まれてくらす毎日。いつのまにかふたりの愛は冷めて破局をむかえる。ひとりになって、はじめて自分は旦那を愛しており、かれをないがしろにしていたことに気づくが、すでに時遅し。女性はやり直しを求…

  • アートセラピーを習慣付けよう

    臨床心理療法のひとつに「風景構成法」というアートセラピーがあります。思い描いた風景を、画用紙にクレヨンなどで、せかさずゆっくり各々順番に川、山、田、道、家、木、人、花、動物、岩、石を描いてもらい、最後に好きなものを自由にいれてもらう。都会育ちのひとだとコンクリートに囲まれた生活してるので、上記の要素はイメージしにくいとおもうから、べつの対象物にならざるえない、都会人にとっての心の故郷みたいな風景は隣近所とか学校周辺とかになるんだろうか。一般的には左側が過去、右側が未来、上部が社会、下部が心の中をあらわすという、けど、たぶん厳密なものではなくて、描いた全体の構成のバランスなどを主観と経験と軽めの…

  • 地上はセミの楽園なんだろうか

    こんにちわ~。あとひと月もすればセミが鳴き出す。最初に耳にするのはニイニイゼミでアブラゼミと声は似てるが、体長がちいさいせいか声も低い。とはいえ、よく通る声でニイニイゼミの初鳴きが届けば本格的な夏の到来を感じさせる。こちらにはクマゼミはいません。しばらく福岡にいたころ、はじめてクマゼミのうるさい声に接して、なんて騒々しいセミなんだと感じると同時に地球温暖化のせいで、こっちまで北上するおそれもなきにしもあらず。来てもらっては、夏がいっそう暑苦しくてたまらんと思ったが、そのあたりになれば、わたしはもうこの世界とおさらばしてるにちがいない。わたしは、セミをつかまえるのがスキ。近くにとんできたり、目撃…

  • 雨蛙ガーデンとヒキガエルの習性

    こんにちわ。ミヤコワスレがいっぱい紫小花をつけております。晩春に咲く野菊で、地味だけど手入れいらずで丈夫な植物。わたしは、区画整理された住宅地に居住。今頃になれば、夜間に2階の窓をあけると遠くからかすかにカエルの合唱が入ってくる。以前、住んでた屋敷にはいろんなカエル君たちがいて、そういうのがごく普通だとおもって気にもしてなかった。羽の黒いハグロトンボなども地面すれすれに飛んでいて、止まると羽をゆっくり開閉してたっけな。暑い盛りにハグロトンボを見つめてるとまるで催眠術にかかったみたいに眠たくなる。夏には生まれたてのちっちゃい赤ちゃんカエルまで確認できた。その旧居には12畳ほどの小屋があって、入り…

  • 執拗に追いかけられる母と息子「サラ・コナー・クロニクルズ 」

    こんにちわ。さあさわ春風がそよいできました。新緑がゆれて日光がまぶしいにゃ。いうまでもないですが、ジェームズ・キャメロン監督「ターミネーター」を連続もの仕立てにした海外ドラマシリーズで、主役はサラ・コナー、息子のジョン・コナー、そして女性アンドロイドのキャメロンです。そのほかにもサラが州立精神病院に収容されてたときの医師ドクター・シルバーマンなど幾人かのコナーファミリーにかかわりある人物や関係する人物が登場します。コナー母子に縁が発生すれば、そのほとんどの人物は、悲惨な末路をたどることになる。かなり居たたまれなくなるし、コナー母子にしても不幸の連鎖に精神はズタズタ状態におちいっており、いくら人…

  • 鳥さんに先取りされたイチジクの実

    農家の屋敷などに植えてある熟れたイチジク。今年こそゲットしようと狙ってる。道路に面して手が届きそうなイチジク。買えば済むじゃんと言われそうですが、買って食べるのと自分の手で枝からもいで食べるので気分がぜんぜんちがう。一個だけでオッケー。生食を嫌う人もいるけど、わたしは生で食するのが好み。独特の香りと食感と形態がそそられる。同じような果物にザクロがある。ザクロの木はイチジクと比べれば数がすくない。けど、どこにあるかしっかり脳内恥部じゃなくて地図にインプット。とはいえ、いつも忘れちゃって収穫時期を逃してしまう。ことしは両方共、胃袋におさめたい。ほんとうは庭に植えればいいのにグウタラ性格だからめんど…

  • 天才スピヴェット

    長身でいかにも「スーパーマン」にふさわしく不死身のはずが、落馬事故で半身不随となったクリストファー・リーブ。長身といえば、南部の石油採掘と大農場をテーマにした「ジャイアンツ」に出てたロック・ハドソンも背が高かった。エイズ感染。ご両人ともすでに故人。スーパーマンは遠い惑星クリプトンから地球にやってきて育ったのはアメリカの片田舎の農家。蛇足でした。すみませぬ。 www.youtube.com 映画「天才スピヴェット」は若きスーパーマンやジャイアンツと同じような米国の辺鄙な牧場が舞台。せせこましいニホンとはまるで別世界。いちどでいいから見渡す限り他の家が視覚にはいらない土地で暮らしてみたい。素っ裸で…

  • 挨拶と握手

    たまに朝早く起きて近所をウォーキング。小鳥たちはリラックスして人間への警戒はゆるく、そばを通りかかってもすぐ逃げない。セキレイやスズメ。これまで意識せずに視覚にはいらなかったセキレイ。けっこうな数がいるものだ。特有の甲高い鳴き声をはりあげる。雀は人間でいえば幼児のように仲間とたわむれている。トントントンとドラミングはコゲラ君。音はすれども姿はみえず。小さい個体でしかも常に動きはせわしない。枝から枝へと大車輪。ときおりツクツクツクっと声をだす。群れ同士の信号だろうか。朝は空気がさわやかで上りかけの太陽光線が新鮮。からだの奥からエネルギーがみなぎる。早起きは三文の得というが、何が得かといえば自然の…

  • 慣れない天国より慣れた地獄

    ずぼらな性格なのでいちいちカードをかざして仕事場に入室するなんてストレスになる。首から写真付きカードをぶらさげるのだって苦手。ワンコの首輪でもあるまい。とにかく管理されるだけで気が滅入る。気にせずに就業できるひとがうらやましい。新入社員のときからやらされればどうってことなくてあたりまえになるのだろうか。それとも仕方ないとわりきってしまえば苦にならないのか。わたしのような性格だと管理社会では生きにくい。一番セキュリティーが厳しかった企業。毎朝、1〜7を繰り返さなければいけない。1. 敷地入り口に立つガードマンに入館証を見せる 2. 玄関でICカードをかざして建物に入る 3. つぎの入り口で再度、…

  • 心のままに

    こんにちわ。わたしの視界から俳優リチャード・ギアの姿が消えてわりと年月がたつ。米国では活躍されてるのだろうが、日本まで公開作品がながれてこないのかもしれない。一時期、けっこう彼の映画は鑑賞していたから寂しい。双極性障害(躁鬱病)をテーマにした映画「心のままに」。 www.youtube.com ミスター・ジョーンズはありついた大工仕事の現場で奇行に走る。幸いにして難はのがれたものの気持ちは高揚したまま。持ちまえのプレーボーイ気質でつぎつぎ女に声をかけ、大金をおろして派手につかいまくる。出会ったばかりの銀行窓口の女性はジョーンズにひとめぼれ。彼女をともないクラシック演奏会にはいる。指揮者の指揮が…

  • ロビン・ウィリアムズとうつ病

    こんにちわです。俳優ロビン・ウィリアムズは大好きなだけに最期が悔やまれる。他の俳優さんの演技と資質がことなっているというか、コメディアスなんだけどシリアスで本心なのか偽心なのかはかりかねるところがあった。そこが魅力のうちなのだが、演技では出せない味が前面にあらわれていた。演技と地が渾然一体のたまものといえる。彼がなくなる直前。映画「余命90分の男」を鑑賞したばかりで、そのあとすぐに物故の知らせを目にした。なんとも彼らしいラスト。自死にとりつかれてしまった毒舌男を描いた作品とは・・・現実の死の予兆をおもわせる。天才肌の人間は虚構の領域が広いから現実との境目があいまい。狂気にむしばまれているわけで…

  • 指輪物語

    あるとき宵の明星が 美しい輝きをあなたに注いでるあるとき夜の闇がせまる どんな時も心の声に耳をかして長い道をたった独りで歩いて 懐かしい故郷は今はもうはるか彼方モルニエ ウトゥーリエ暗闇の中でもあなたは見つける 自分の進むべき道をモルニエ アランティエ暗闇に閉ざされても あなたは光りに導かれるある時は不吉な声が響き 不安に負けて勇気がくじかれる道を歩みつづけて 明るい光のもとにたどり着く夜の闇を恐れずに耐えれば やがて太陽が目の前に昇ってくるMay It Be - エンヤ www.youtube.com こんなに美しい歌はありません。聖歌といえるでしょう。なんとなくエンヤといえば、もう食傷気味…

  • アメージンググレイス

    彼岸になったせいか日の入りが短くなって暗くなるのが早まった。コオロギ君は心なしか寂しげ。これから少しづつ寒くなると思うとイヤになるけれど、毎年のことなので気を引き締める。 庭の彼岸花はやっと伸びてきて明後日あたり咲きそう。ずいぶん遅かった。なんてことない自然現象ではあるけど、単身者にとっては花鳥風月は友だからね。若い頃はあまり関心なくて花々に目は向いても気持ちまでは向かなかった。それだけ齢を重ねた証拠。街なかの路上でジャズフェスが開催されていたんですが、定番ともいえるゴスペルの歌声を拝聴していて、ふと初めてアメージンググレイスを耳にしたのはいつだったかと記憶をまさぐってみた。ケルティックウーマ…

  • 虚無僧願望

    虚無僧の姿に身をやつして諸国行脚プラン。それには尺八を習い、場をもたせる必要がある。横笛でもいいが、浅めの編笠でないと吹けない。路傍に立ったまま托鉢するには芸がいるのだ。地味な僧侶衣装。剃髪してわらじを履いて笛を鳴らす。どれほどの賽銭、いや浄財をいただけるか。やってみればすぐに判明するであろう。もしかしたら三日やればやめられなくなる。かもしれないが、条例などにより乞食行為は禁止されてるのでサツのチェックが入る場合もある。公道で勝手に商売をするには許可がいる。托鉢というのはあくまで方便。少額な生活資金の援助を願っているだけ。名目があれば募金活動としてまかり通る。御札でもささっと書いてやればなおさ…

  • 糸杉とゴッホ

    一階建てと二階建ての棟が混在した市営住宅。メンテナンスされてないので、住人がいるのは1割程度。住居の一角に数本の糸杉がそびえて人の気配。時間が止まった場所に引き寄せられる。夕暮れなので街灯の明かりが自動点灯。最初は緑色でしだいに白色に変っていく。ポールはすっかり錆びている。ローテクなのに電気代をしっかり節約。ヒノキ科のカイズカイブキっていうのが正式名なのかな。フィンセント・ファン・ゴッホの絵画によく登場。燃えるようなフォルムのせいでフランスあたりでは気が狂った象徴とされる糸杉。そばには県立精神病院があるのですこしヘンなひとには免疫がある。っていうか母は認知症を長いこと患ったので扱いというか、そ…

  • 二等船室の曼荼羅

    蛍の光、窓の雪。歌詞はなくてインスタルメンタルが聞こえる。デッキで夜景を望みながら出港。なんとも切ないがすぐ大浴場に向かう。ロッカーに荷物をしまい素っ裸。しめしめ。一番乗り。大きな湯船がふたつ。ゆっくり体を沈める。天国だわい。仙台港発苫小牧行き。太平洋フェリー。小学校卒業式では蛍の光に感動して大人になってもこの感動は一生覚えてると確信したものの蛍の光メロディー以外いまいずこ。ひとりずつ名前を呼ばれて元気よく返事。校長先生から卒業証書を手渡された。同級生ならびに担任との卒業写真は引越しのときに紛失。夏の蛍に冬の雪。季節の移ろいが表現されており、子供ながらに哀愁とは別れにあるのだなとおもった。逢う…

  • 温泉アイデンティティー

    開いた窓から土壁がのぞいて西日が射してる。となりは蔵なんだろうかねえ。あれってカラス瓜。干からびてる。紅葉した土蔵のツタをながめながら入浴。贅沢。湯船が柔らかい木製で、もうちょい暗めであればいうことない。それにお湯の温度調節。熱い。温泉は長風呂になるのでヌルめがベスト。飯坂温泉鯖湖湯。立ち寄り湯は複数あるがどこの湯船も熱い。冬ならばちょうどいいかもしれない。飯坂に宿泊したのは二回ほど。可もなく不可もなくといったところだが、温泉地そのものの雰囲気がよくて散策するにはもってこい。時間が止まったようで温泉街はこうでなくっちゃねえ。「行こか松島や。帰ろうか東京」。とかいう飯坂小唄。お酒が入って気分がよ…

  • 金庫破り

    ちょうどグミの実が熟れて食べごろ。あの酸味はもう二度ともどらない。民家もろとも海の藻屑に化してあとかたない。残されたコンクリート基礎が往時をしのぶ。なんてこった。こんちくしょう。宮城県沖地震の当日、予知というか予兆を感知。早朝のカラスの鳴き方が尋常でなかった。「地震起きるかもしれない」真面目な顔して両親に伝えた。予測は見事的中。あれが最初で最後の地震予知だった。グミの木があった横を通りすぎる。真っ赤に着色された金属製タンク。ガソリンか軽油を入れる容量18リットルぐらいのサイズ。それにプロパンガスのボンベ。小さいのから大きめのものまで各種。数え切れないほどの漂流物が砂浜に散乱。見渡すかぎりどこま…

  • 捨てる神あれば拾う神

    反応が遅い。しだいに遅くなる。しっかりしろ。目をあけろ。大丈夫か。いつものことだから心配してないけれど。このままの状態で見守るか。どうしよう。あれまあ。口から泡を吐き出してる。ゆすってみる。うんともすんともいわない。下から液体が垂れている。こうなればボクの手には負えない。救急隊を依頼したいが何番だっけ。119番かなあ。「火事ですか。それとも救急ですか」救急です。「どんな症状ですか」口から泡を吹きながら倒れて、どうも意識がないようなんです。「場所はどこですか」自宅です。「すぐに向かいます」「サイレンが聞こえてきたら救急車に合図してください」やっと気づいたね。ここは病院のベッドだから安心していい。…

  • 審判の日

    雨降り具合によっては社内にこもるときもあるにはある。朝から晩まで同じ建物で仕事するのに堪えられない。せめて昼間だけは外の空気を吸いたい。他の方々はそんなに気にしないようだ。雪の日に外に出ようとしたら、となりの同僚から「こんな日ぐらい、中で食べたらどう、一緒に食べよう」。言われてしまったが、これはボクの習性なので曖昧な返事をしてささっと急ぐ。かなりの変人に思われてるに相違ない。実際、変人なので周囲に合わせるつもりは毛頭なし。一分でも一秒でも仕事場から離れたい。なるべく遠くまで全速力で歩く。距離が仕事場から遠くなればなるほど安心する。どうみても変人だ。しっかり自覚しているが、性格なのでどうしようも…

  • 入社試験

    机の上の履歴書用紙をめくってください。水性ペンか油性ペンのどちらかで記入お願いします。誕生日だけ日付をいれて、あとは分かる範囲で結構です。水性ペンだと筆圧がすくなくてスラスラ書けますよ〜。「あの。スマホ使ってもいいですか」申し訳ない。そればかりはできません。あらかじめ履歴書を作成するのはごく一般的。この場で書いてもらうのがこだわりなんです。それに市販履歴書フォーマットでは無意味。字を間違ったら横線を引いてもいいし、黒塗りでつぶしたりなにより文章の文法が整っていればOK。仕事上では手書き文字を使う場面はありません。字の上手い下手を見るためじゃなくてパソコンソフトのメモ帳だと操作に慣れるのに時間か…

  • 天使が家にあらわれた

    寝ぼけ眼をこすって確認。頭上に金色の輪っか。背中には白い羽。なんじゃ。どうしてオレの部屋にいるんだ。幻覚を見るなんて、とうとう気がふれてしまった。人形っぽい。丈は50センチ程度。「エンジェルだよ」「そこの人」「聞こえてるかい」んん。しゃべるとは。音声機能を内臓してる。無線LAN付きということなのか。いたずらにしては手が込み入ってる。ナスの奴が隠しておいて動き出したんだな。あいつらしい手口。適当に相手してやるか。こちらの声をマイクで拾ってるだろうから。どうせスカイプのヘッドセットでもしながらオレの動向をモニターしてるはずだ。「用件があるから耳をかっぽじりなさい」はいはい。なんでしょう。天使さま。…

  • ナスになった女

    ナス柄のワンピースが似合う。英語では茄子をエッグプラントというらしい。細長いのや丸いのや大きのや小さいのと色々ある。どちらかといえば薄味で歯ごたえを楽しむ脇役。栄養価はほとんどゼロに近い。いてもいなくとも困らないが愛嬌のせいで起用。野菜界のなかで独特の位置をキープ。全身ナスの着ぐるみまでハンドメイド。ゆるキャラみたい。真ん丸あたりはどうやって作成したのだろう。どんな素材で製作時間はどれぐらい。思いついたらすぐに取りかかる性格。とにかく作ってみて、試してみて、反応をたしかめる。観客ではただの消費者だから受身である。見た目はモデルっぽい大人容姿なのだが、なかみはイタズラ盛りの小学生のノリそのまま。…

  • ちゃぶ台返し

    たまたま仙台駅で元同級生から声を掛けられてアルバイト代が入ったから地下でご飯食べようと誘われて階段を降りた。ボクは専門学校に通っており、かれは宮城県庁で事務の手伝いをしながら公務員をめざしていた。かれの父親は仙台市営バスの運転手。その関係から公務員になれば楽できるだろうという人生設計を描いていた。民間バス会社と比較すれば収入は倍で休みは多い。しかも働く時間は短くて福利厚生は整っている。仕事内容は同じにもかかわらずだ。じつに不公平なのが世の中だから公務員になればクビになることはないし、いいことづくめ。彼はバスの運転手ではなく地下鉄関連の職を希望して公務員試験を受けたものの最終段階でつまずいたのを…

  • ほんとうの自分はどこだ

    日本列島を南から北まで縦断していると地図でみるのと異なり広い。ライスとミソスープだと身がもたない。さっき馳走になったばかりなのにもう空腹。今夜の宿を物色せねば。うだうだ迷ってもはじまらないのでランダムに玄関チャイムを鳴らして歩く。まず最初は片言の日本語で自己紹介。あのお。はじめまして。わたしはアメリカ合衆国から日本にやって参りましたクリスと申します。ひょんなご縁からほんとうの日本に興味をいだきまして歩いて旅をしています。日本人はとても親切で行く先々でお世話になってます。突然のことで驚かれたでしょうが、一晩泊めてもらうことはできますでしょうか。ベッドは必要ありません。雨風をしのげるスペースさえあ…

  • 世界で一番美しい詩

    河原において手持ち無沙汰のときに平らな石を拾って水面スレスレに横投げする水切り。石切りとも呼ぶ。川面を何回ジャンプするか競う。といっても一人でやることが多いからピッチングしてあそぶだけなのだが、やりはじめると自分が納得するか疲れるまで延々と繰り返す。大切なのは石の選択。ちょういいサイズの石はなかなか見つけられないから河原に散らばる小石を懸命にさがす。ナイスピッチングが決まったり飽きたりすればエンド。調子よいときは運が向いてきてるように感じる。運勢を占ってるつもりはなくても好結果だと気分がよろしい。嵐山にかかる渡月橋。材木製の橋はとても珍しく気持ちがほっこり和みます。高貴なお方を乗せた牛車が往来…

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