動く 仏教詩人 坂村真民 動くのだ 停滞してはならぬ 川や 海が 生きているのは いつも 動いているからだ 【好幹の感想】 冬銀河飛べよ動けよとどまるな 好幹 動かねばならぬ
蝉脱 仏教詩人 坂村真民 サウロが パウロになった 幼名を真魚と言った人が 無空から如空へ そして教海へ さらに空海へと 改名し 智真が 一遍になり 幹夫が 空外になられた わたしもま
実践躬行 仏教詩人 坂村真民 実践躬行 これしかない グアム島から帰った翌日 タンポポ堂に飛んできて 苦心苦労の話をし この言葉を残し 祖玄さんは帰ってゆかれた ああ 念ずれば花開く
海から 仏教詩人 坂村真民 ヤマトタケルノミコトは 白鳥となって 海へ飛んで行かれた 念ずれば花ひらく 大宇宙大和楽の 真言石となって 海に帰って行く ああ 生命の根源である 海よ
川は師であった 仏教詩人 坂村真民 わたしは川から 多くのものを 学んできた 川がわたしに 人生を教え 真理を 告げてくれた ロマン・ローランに 近づいたのも 川が 誘ってくれたの
宇宙と海 仏教詩人 坂村真民 ああ 愛する海が 生きてきた 深いつながりを 持ってきた 念ずれば花開く 大宇宙大和楽の 真言を 寄せくる波が 唱えてくれる 海鳥たちが 唱えて飛ぶ
一心になれば 仏教詩人 坂村真民 一心になれば 仏教でも キリスト教でも なんでもいいんです 必ず助けてくださいます 一心とは 空になることです 一体になることです 【好幹の感想】
宇宙を歌え 仏教詩人 坂村真民 宇宙を歌え 宇宙無限の力を歌え 宇宙を歌え 広大無辺な宇宙の愛を歌え 宇宙を歌え 宇宙の不思議を信仰的に歌え 宇宙を歌え 循環無端人智を越えた
詩縁 仏教詩人 坂村真民 遠くから 会いにこられた お婆さん 82歳とのことだった 1冊の詩集の御縁で 会いにこられ 涙を流して 去ってゆかれた 暑い日も 暑くはなかった 愛は涼
軽くなれ 仏教詩人 坂村真民 軽くなれ 軽くなれ 神も軽く 仏も軽く 本ものは 皆かるい 飛天のように 鳥のように タンポポのように どこへでも 飛んでゆき 宇宙和楽の 歌をうたおう
喜び 仏教詩人 坂村真民 信仰が 争いの種とされる そんな信仰なら 捨てた方がいい 大宇宙 大和楽 任せて生きる 喜びよ 【好幹の感想】 寒念仏大和楽と唱えけり 好幹 「と
天才と本物 仏教詩人 坂村真民 天才には そう誰にでもなれないが 本物には 努力次第でなれる 【好幹の感想】 本物を目指して今日も雪の中 好幹 どうせ 天才でない どうせ
光と力 仏教詩人 坂村真民 光は一隅より 力は一人より 【好幹の感想】 一隅を照らす力や秋の風 好幹 ひかりは一隅からきて あまねく照らす 力は一人から湧き出て あまねく助
明るい心で 仏教詩人 坂村真民 明るい心で 明るい顔で 接してゆこう 暗ければ 暗いほど 元気を出して 明るいほうを目指して 生きてゆこう 天に 星が輝いているではないか 道のべ
詩人 仏教詩人 坂村真民 詩人は 過去を 振り返らない いつも未来を見つめ 常に前進して行く 詩人は 物を 持たない いつも身軽に 生きてゆく 詩人は 海を好む すべての川を
この星の輝く限り 仏教詩人 坂村真民 この星の 輝く限り わたしも生き続け もろびとの幸せと 世界の平和とを 祈ろう すべての星が 消えても 一つ残りて 光給う 明けの明星よ その愛の 深
宇宙と自分 仏教詩人 坂村真民 宇宙を知ることは 自分を知ること 自分を知ることは 宇宙を知ること 自己愛が 宇宙愛となり 宇宙愛が 自己愛となる 何と楽しいことだろう
声 海の日に作る 仏教詩人 坂村真民 しっかりしろ しっかりしろと 天からの声 地からの声 鳥たちの声 虫たちの声 声は 風と共に 尽十方に 響く 敷島の 大和の国よ 父祖の心を 承け
わたしの祈り 仏教詩人 坂村真民 もうわたしには あとがありません だからわたしは 浸食を減らして 残す詩を 書いています 大宇宙の 和に生きる これがわたしの 祈りであり 願いで
詩魂 仏教詩人 坂村真民 詩人には 詩人だけが持つ 詩魂がある 昔流で言えば 土魂とでも言おうか 朝鍛夕練の士だけが持つ 不屈の魂というものがある 【好幹の感想】 魂をみがけ朝夕
いのち 仏教詩人 坂村真民 いのちは 宇宙から 頂いたもの 授かったもの そのことをしっかりと 丹田に 植え付けるのだ 打ち込むのだ 丹田……臍下丹田のこと 臍の下の処 【好
大きな広い心で 仏教詩人 坂村真民 宇宙観に立てば 地獄も極楽もない すべては心から 来ているからである 苦しむな 悩むな 大きな広い心で生きてゆくのだ 【好幹の感想】 広い心
これからの人間たち 仏教詩人 坂村真民 1 大宇宙は 物ではない 心を持った 愛と平和の 偉大な生命体である そのことを知らねばならぬ 2 すべてを 宇宙的視野に立って見 そして考え
シャカとイエス 仏教詩人 坂村真民 シャカには 慈悲が いつもじんじんとするほど 溢れている イエスには 愛が いつもわくわくするほど 燃えている 【好幹の感想】 慈悲と愛揃
まなざし 仏教詩人 坂村真民 脱皮し 飛んで行った蝶を じっと見つめていられる 仏陀シャカのまなざし 夕暮れてゆく ベタニアの家で マルタとマリアに 語りかけられていられる
まなざし 仏教詩人 坂村真民 第6回全国朴の大会を終えて 瑞鳥風が 天を祝い 瑞木朴が 地を祝い 天地が 一つになって 闇を 光にし 悲しみを 喜びにし 悪を退け 善をすすめ
万年のまなざし 仏教詩人 坂村真民 万年の まなざし それは 仏さま 菩薩様の まなざし 人間は まあ 千年のまなさしで いい そしたら きっと平和になれるし 戦争もおこらな
愛のまなざし 仏教詩人 坂村真民 すべては 愛である どん底に 落ちた人を 救いあげるのも 愛のまなざし 千里万里を 飛びゆく 鳥たちの あのまなざしを 見つめよう 強くあれ 優
不思議抄 仏教詩人 坂村真民 7 老いゆけば すべてが別れとなる如し 咲いて散りゆく 春の花花
不思議抄 仏教詩人 坂村真民 4 不思議をを 不思議と思わぬ人を 愚という 5
不思議抄 仏教詩人 坂村真民 1 天国も 地獄も 在ると信じて この世にいる時 善をなすことだ 2
祈りと願い 仏教詩人 坂村真民 遠く遠く 飛びゆく鳥よ 国境のない鳥たちの なんという自由な 広い世界であろうか 大宇宙大和楽の 不生不滅の真言を お前たちとともに 唱え続けてゆこ
念の種 仏教詩人 坂村真民 どんな種の中にも 念が入っています タンポポには タンポポの念が 朴には 朴の念が そのことを 知ったら あなたの 体の中の念を 丹田に植え
自分の花を咲かせよう 仏教詩人 坂村真民 地球上には 何万何千種という 花たちが咲いているが 殆ど名前を持っていて 独自の花を咲かせている そのように 地球上には 何億何万という
誠実な友情 仏教詩人 坂村真民 天地宇宙を貫く 一本の棒 それは誠実な友情 天地宇宙を包む 一枚の布 それは誠実な友情 天地宇宙が告げる 一つの言葉 それは誠実な友情 瑞鳥鳳が
守られて 仏教詩人 坂村真民 神や仏に 守られて 鳩壽になった ありがたさ 明るく楽しく 生きてゆく 淋しい時は 琵琶を弾き 雲の彼方に 居る人と 心通わせ 日を過ごそ 人
嵐 仏教詩人 坂村真民 しっかりしろ しっかりしろと 重信橋を行くわたしを 夜明けの嵐が 叩きつけるように 拭いてゆく 日本も今 嵐の中で 揺れている そう思いながら 大宇
二人の夢 仏教詩人 坂村真民 南無阿弥陀仏 決定往生 60万人 この賦算札は 一遍上人の夢 念ずれば花開く(8字10音) 大宇宙大和楽(六字10音) この二つの賦算札は 真民の夢 二
裸木に習え 仏教詩人 坂村真民 葉を落としてしまった 裸木が光る 冬生まれのわたしには この裸木たちが示す リンリンとした気概が 何とも言えず 好きなりだ ああ木木たちの 心身
声を聞く 仏教詩人 坂村真民 如是我聞で始まる 仏典のように 宇宙の声を聞く 観音の声を聞く 天地の声を聞く 風の声を聞く とかく聞くということが 何と大切なことか わたしは見ること
宇宙の主体 仏教詩人 坂村真民 真 善 美 これが宇宙の主体だ 色とりどりの 魚 鳥 花の 美しさよ それに比べ 人間たちの なんという醜さ いや美しい人もあるが ほれぼ
2つの光 仏教詩人 坂村真民 自分の力で 光る 昼の太陽と 日の光を受けて 光る 夜の月とに 守られ 導かれ 生きとし 生けるものが 生きている それを一番知っているのは 人間
愛無限 仏教詩人 坂村真民 鳥たちや 魚たちが 宇宙無限の 愛の中で楽しく 生きているのに 万物の霊長だと 言われる 人間たちだけが 未だに殺し合いを 続けている ああ 母なる星地
宇宙無限の力を借りて 仏教詩人 坂村真民 宇宙無限の力を借りて 暗い世を明るくしょう 宇宙無限の力を借りて 病魔を退散させよう 宇宙無限の力を借りて 運命を打開してゆこう 宇
うた 仏教詩人 坂村真民 生きる命の うた歌え 変わらぬ愛の うた歌え 宇宙和楽の うた歌え うたは良いもの ひびくもの 真民独自の うた歌え 【好幹の感想】 秋風に17音の響き
祈りの中から 仏教詩人 坂村真民 祈りの中から 生まれてくる詩 それも 夜明けの 祈りの中から 湧いてくる詩 鳩寿になったので 世事を歌う 詩でなく 祈りの中から 生れてくる 命の
風 仏教詩人 坂村真民 風はいつも 動いている だからわたしは 風が好きなのだ 風に吹かれて どこへ行こ 宇宙無限の 果てに行こ 風と仲良しの タンポポたち 別れの言葉が 良
木花開耶媛と共に 仏教詩人 坂村真民 枇杷詩 かじか鳴く 重信川の川上に 媛の父上 大山祇神在りまし 守りくださる 木花開耶媛と共に 守り下さる ありがたさ ああ 心に花を咲
大念願 仏教詩人 坂村真民 殺さず 争わず 互いにいつくしみ すべて平等に 差別せず 生きる これが 大宇宙の 大念願なのだ 母なる星地球が 回転しながら そう唱えている声を 聞
鳩寿 仏教詩人 坂村真民 とり年生まれの わたしを 鳥たちが 守ってくれ 鳩寿となった 愛と平和の鳩よ 大宇宙 大和楽 宣揚のため あとしばらく 詩を作らせてくれ 頂いた 鳩寿
捨 仏教詩人 坂村真民 どこまで捨てきれるか これはマザーテレサが教えた 人類への一大啓示である これをつかみ これを実践できて 初めてマザーテレサの 崇拝者といえよう 日本
誠実 仏教詩人 坂村真民 誠実であれ 誠実であれ 誠実を なくした時 火は消え その人も消え 一切の芸も消える また信仰も消え 例も消え去ってしまう わたしの好きな 朴の花ことば
必然 仏教詩人 坂村真民 出会いは 必然である このことを 出雲に来て 空外先生にお会いして この二文字が 不動のものになった 【好幹の感想】 偶然はこの世にないと月今宵 好
よい夢を持とう 仏教詩人 坂村真民 国境ない 鳥たちは 無限の夢を持ち 太古から 空を舞い 海を越え 群れをなして 飛んで行く 魚たちも 竜宮のような 美しい海を 自由自在 泳ぎ回
鍵 仏教詩人 坂村真民 体は小宇宙である これが本当にわかったら 大宇宙大和楽の 大真言もわかってくる 特にヘソの下を 気海丹田と言い 東洋特に仏教では ここを一番大切な処とした
光吸収 仏教詩人 坂村真民 光を吸え 光を飲め わたしは 石鎚の山から出る 太陽の光を 吸飲する 東天に光る 明けの明星の光を 吸飲する 月光を 重信川の川原で 吸飲する ひかりは大宇
誓願度 仏教詩人 坂村真民 彼岸に行きつくために 毎晩重信橋を渡る ああ30有余年 1万回を越えた ぎゃてい(往き) ぎゃてい(往き) はらぎゃてい(彼岸に往き) はらそうぎゃてい(彼岸に往き
歴史 仏教詩人 坂村真民 わたしがマザー・テレサを 尊敬するのは 地球上に人間が出現して以来 こんなに下に降りてきた人は いなかったからである シュバイツァーも降りてきたが
力のかぎり 仏教詩人 坂村真民 その力は小さくても 力のかぎり 生きてゆこう その愛は小さくても せい一ぱいの愛を傾け 生きてゆこう 時には切なくて 生きる力を 失おうとする時
木花開耶媛 仏教詩人 坂村真民 花咲け 花咲け 花よ咲け 大和の国を美しく 花で飾ろう そしてみな 楽しく生きよう いつまでも ああ よい名をもって 今も祈りくださる 木花開
愛の翼を拡げ 仏教詩人 坂村真民 母なる神 母なる菩薩 母なる方たちが わたしを守り わたしを導き給う ああ母なる大宇宙よ 愛の翼を拡げ 愛の懐の中に すべてを包み給え
海は宇宙の母である 仏教詩人 坂村真民 幾千万とある星の中で 地球は海を持つ 星である 火星も 木星も かつては海を持っていたろうが 今は持たない この地球も 今のように人間たち
胡蝶の舞 仏教詩人 坂村真民 神宮での大々神楽の最後は 胡蝶の舞であった 花開き 蝶来たり 蝶来たり 花開く 良寛さんと一緒に 見たら さぞ喜ばれるだろうと 思っ
利他の心 仏教詩人 坂村真民 どんないい果物でも 熟さなければ 食べられない それと同じく どんな偉い人でも 利他の心がなければ 本ものとは言えない 【好幹の感想】 柿熟
白木蓮 仏教詩人 坂村真民 タンポポ堂の 白木蓮が いっせいに咲き出した 雲ひとつない空に 高々と咲く 白木蓮 ああ 天の青さよ 花の白さよ 【好幹の感想】 木蓮の白く白くと咲き誇る
詩心 仏教詩人 坂村真民 ナムアミダブツも詩心 念ずれば花開くも詩心 拈華微笑(ねんげみしょう)も詩心 【好幹の感想】感想】 釈迦が出す花に微笑む男かな
飛び行く鳥よ 仏教詩人 坂村真民 重信川の 川原に降りて 何を祈らん 何を願わん 祈ること 願うこと 多くあれども 切に思うは ただ一つ 大宇宙 大和楽の 真言流布 飛び行く鳥よ 母
宇宙愛 仏教詩人 坂村真民 宇宙愛に この身を浸す それは疲れた体を こんこんと大地から 湧き出づる 天然の湯に とっぷりと身を沈める時の 安心であり 愉悦である 無我的な喜びである
願い 仏教詩人 坂村真民 日本を 美しい国にしょう 明るい国にしょう 国は小さいけれど 住みよい国にしょう 日本に生まれてきてよかったと 言えるような 國造りをしょう これが21世
百難突破 仏教詩人 坂村真民 けさはふとしたことから 百難突破ということばを 口にしながら 召喚起床した 時計は零時零分 長短針が重なっていた もうわたしには 残された時間がないので
信仰 仏教詩人 坂村真民 神とか仏とか いくら言っても 世の中は良くならない 一人一人が 本当の人間に ならない限り 戦争も なくならないし 平和も やってこない 信仰とは 本
根絶のうた 仏教詩人 坂村真民 明治、大正、昭和、平成と 戦争と動乱の中を生きてきた 一人の詩人の体から 火花のように飛び散る 平和への祈りの焔を 残しておかねばならぬ 戦争のこと
雲と鳥と花 仏教詩人 坂村真民 雲が行く 大宇宙大和楽の人を乗せ 雲が行く 鳥が飛ぶ 大宇宙大和楽と鳴きながら 鳥が飛ぶ 花が咲く 大宇宙大和楽と賛美しながら 花が咲く 【好
願い 仏教詩人 坂村真民 日本を 楽しい国にしょう 明るい国にしょう 国は小さいけれど 住みよい国にしょう 日本に生まれてきてよかったと 言えるような 国造りををしょう これが21世紀の日
ねがい 仏教詩人 坂村真民 日は石鎚の 山から出て 伊予灘に沈んでゆかれる 地球が できてから 続いている この荘厳さを 幾人の人が 拝んでいるので あろうか 光と対面し 光を 吸飲
このひと 仏教詩人 坂村真民 このひとはこのひとなりの 霊性を持っている 特に選ばれて生まれてきた それをこの人を素晴らしい人にした お父さんもお母さんも喜ばれ 上の4人の兄さんたちもと
おかげ 仏教詩人 坂村真民 長生きをした おかげで 枇杷をいただき 枇杷をいただいた おかげで 枇杷詩がうまれ 枇杷詩を 披露した おかげで 花束をいただき 花束の おかげて 仏さま
長生き 仏教詩人 坂村真民 愛の明かりを つけてあるこう そのための 長生きなのだ 【好幹の感想】 長生きも人のためなり吾亦紅 好幹 愛の明かりを つけるため 一隅をてらすた
遊ばん 仏教詩人 坂村真民 重信川と名付けられたる この琵琶を 飛天の如く弾きて遊ばん 飛天の如く引きて遊ばん 遊びをせんと生まれけん 戯れをせんとや生まれけん 遊ぶ子どもの声きけ
重信川 仏教詩人 坂村真民 男は何に命を懸けるか 足立重信は 荒れたる伊予川を見て この川の改修を発願し 農民たちに米一粒でも多く 食べさせようと 男の命を懸けて改修にかかった その苦労
力が欲しい 仏教詩人 坂村真民 ああ 力が欲しい 深夜の妻の叫びを 鎮めるためにも 自分の詩願を 成就するためにも そしてこの混濁の 祖国の再生のためにも 力が欲しい 万有引力のような
法力念力 仏教詩人 坂村真民 信仰者は 法力念力を 身につけねばならぬ わたしは病める妻の 深夜の叫びを 鎮めるためにも これをもっと 身につけねばならぬ 【好幹の感想】 法力と念
愛の明かりを 仏教詩人 坂村真民 夕ぐれになると 家々に 明かりがつくように 愛の明かりを みんなの心に つけて歩こう 【好幹の感想】 灯ともしごろ愛を伝えて藤袴 好幹 愛の明
遠明かり 仏教詩人 坂村真民 沖をゆく船 遠明かり 喜びあふれ 旅に出る 船の明かりの 頼もしさ 海は人生 浮きことも 悲しいことも みな捨てて 希望の国へ 連れてゆく どんな嵐が
ふしぎでいっぱい 仏教詩人 坂村真民 年をとると ふしぎでいっぱい こどものときとちがって ありがたいふしぎで いっぱい 思いがけないひとと 出会ったり 思いがけない 河鹿が出現したり
わたしの信仰 仏教詩人 坂村真民 神力 仏力 この二つを 身につける これがしんみんの 信仰である 【好幹の感想】 秋空に天啓受けて生かされて 好幹 あるばあさんが閻魔さんに 地獄行
実践 仏教詩人 坂村真民 一にも実践 二にも実践 三にも実践 森信三先生の偉さは この実践にある 【好幹の感想】 実践と揮毫に残す秋の宵 好幹 若いころ上海日本語学校の 中国の先生
川 仏教詩人 坂村真民 歴史を作ってきたのは 川だ 川を造ったのは 神だ 今われわれは 日本の川を見よう 喜んで 流れているか 悲しんで 流れているかを 明治 大正 昭和 平成と 生き
残ったこおろぎ 仏教詩人 坂村真民 殆どのこおろぎが 鳴くのをやめたが わずかに残っているのが たまに温かいと 鳴いていることがある そんな時立ちどまり 声をかけてやるが それはわが身
本気 仏教詩人 坂村真民 本気だ 本気だというけれど 本当に本気な人は 殆どいない 本当に本気で 動いているのは 宇宙だけだ なぜなら一分一秒も 狂わないからだ 【好幹の感想】 天
渓声山色 仏教詩人 坂村真民 川の神に仕える 聖歌隊の 河鹿たちが 一せいに鳴いて 川祭を 賑やかにした 岸辺の白い花が はらはらと散り まさに渓声山色 重信川源流の 清々しさよ
信仰は力 仏教詩人 坂村真民 信仰は力である 純粋さだけでは 自滅することがある 念彼観音力 この力を 身につけなければならぬ 【好幹の感想】 夕焼や念彼観音力といふ 好幹
ねがい 仏教詩人 坂村真民 源流に泳いでいる魚たちのような 生き生きした 詩であれ 清流に住んでよい声で鳴く 河鹿のような 詩を作れ 【好幹の感想】 生き生きと秋空のごと句を作れ
生きていればこそ 仏教詩人 坂村真民 生きていればこそ 会えない人にも会え ふしぎな契りを 結ばせていただき こんな嬉しいことはない 【好幹の感想】 不思議なる縁に歌ふ小春の日
軽くなれ 仏教詩人 坂村真民 ヒマラヤを越えてゆく 鶴たちのように わたしも鳩寿の山を 越えよう 軽くなれ 軽くなれ 【好幹の感想】 蒲公英の飛ぶ身の軽さ軽くなれ 好幹 軽く
嬉しいこと 仏教詩人 坂村真民 何が一番嬉しいのか それは今のわたしにとっては 宇宙万物 宇宙万霊と 一つになること これより嬉しく 喜ばしいことはない 【好幹の感想】 万象
独自 仏教詩人 坂村真民 小さい花でいい 独自の花であれ 小さい光でいい 独自の光であれ 【好幹の感想】 己の小さき花の開きけり 好幹 どんなに小さいものでもいい 自分の
キラキラ 仏教詩人 坂村真民 キラキラする 海を見にゆこう そして キラキラする 自分になろう 【好幹の感想】 キラキラと輝く海や夏の空 好幹 いつもキラキラしていこう キラキ
同じ日は一日もない 仏教詩人 坂村真民 同じ日は一日もない これが宇宙史だから 本当に宇宙を知るためには 自分もまた 同じ日は一日もないという 生き方をしていかねばならぬ 美はここから
ほととぎす 仏教詩人 坂村真民 彼岸の川原で 礼拝していると ほととぎすが しきりに 鳴きながら わたしを 励ましてくれる 今朝はくもって 明星は 見えないが 夜明けの 静寂の
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