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ホタルの独り言 Part 2 https://blog.goo.ne.jp/hotaru-net

ホタルをはじめとして様々な昆虫と美しい自然風景を追い求めて撮影した写真を「独り言」とともに掲載します

ホタルの独り言 Part 2
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2015/09/15

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  • ホソミモリトンボ

    ホソミモリトンボSomatochloraarctica(Zetterstedt,1840)は、エゾトンボ科(FamilyCorduliidae)エゾトンボ属(GenusSomatochlora)で、1840年にヨハンウィルヘルムゼッターシュテットによって最初に記載された。体長50mmほどの細身で、同属の他種とは、翅の縁紋が淡黄色をしていること、オスの尾部付属器が上から見ると弧状に湾曲すること、メスの腹部第3節背面に独特の丸い黄斑があること、産卵弁が後方に板状に突出することで区別できる。本種は、ヨーロッパ北部から中国東北部、シベリアなどに広く分布し、国内では北海道と本州に分布する。北海道では平地の湿地でも見られるが、グループの中では最も好寒性が強く、本州では、高冷地のミズゴケ、スゲ類が繁茂する遷移が進んだ浅...ホソミモリトンボ

  • 涼を求めて滝巡り③白糸の滝

    白糸の滝は、静岡県富士宮市にある滝で、日本の滝百選にも選ばれている他、日本三大名瀑に選ばれることがある。また、国の名勝、天然記念物。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産に登録されている。なお、名勝、天然記念物としての指定名称及び世界文化遺産・構成資産一覧では「白糸ノ滝」と表記されている。高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁から、大小数百の滝が流れ落ちているが、上部の水を通す地層である新富士火山層と下部の水を通さない地層である古富士火山層の境から出ている。本滝の一部を除いてそのほとんどが富士山の湧水であり、その姿は白糸の名にふさわしく、幾筋もの絹糸をさらしているようである。ちなみに、白糸の滝という名の滝は、全国18の道県に22ある。さて、涼を求めて滝巡りの最後は白糸の滝である。当初...涼を求めて滝巡り③白糸の滝

  • 涼を求めて滝巡り②陣馬の滝

    陣馬の滝は、静岡県富士宮市の五斗目木川にかかる滝で、源頼朝が富士の巻狩りで近くに陣を張ったことから「陣馬の滝」と呼ばれている。鐘山の滝の比べれば迫力に欠けるが、川からの直瀑と、溶岩層の隙間からの潜流瀑が何本か横から流れており、小さいながらも美しい滝である。陣馬の滝には、近くに10台ほどが止められる専用駐車場があり、滝へは遊歩道で1分である。鐘山の滝は、撮影場所が限られたが、こちらはどこからでも自由に撮ることができる。初めて訪問する場所は、事前にネットの画像検索で情報を得るが、ネットの写真と実際に行って見たギャップはあるが、「自分は何を美しく思い、ここから何を感じ、何を表現したいのか・・・」自然との対峙が始まる。直瀑は、まるで天女が舞い降りたかのようであり、周囲の潜流瀑は、それを祝う天子の宴のようにも思えた...涼を求めて滝巡り②陣馬の滝

  • 涼を求めて滝巡り①鐘山の滝

    鐘山の滝(かねやまのたき)は、山梨県の山中湖、忍野八海をもととする富士山伏流水も含まれる桂川の滝である。鐘山の滝は、鐘の音を響かせるという伝説がある。それは、武田信玄がのろしをあげる時を惜しんで、早鐘を打たせた際、勢いあまって懸け金がはずれてしまい、つり鐘は転げ落ちて桂川の大滝へと深く沈みいった。それ以来、滝からは鐘の音が聞こえるという。水量が多くなければ、滝は二条も分かれ美しい。22日、気象庁は「関東甲信と東北南部・東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表した。平年より関東甲信は3日遅いが、少し前より晴れが続いており、ほぼ例年通りと言ってよいだろう。梅雨明け前から猛暑続きで、体も暑さに慣れてきた昨今だが、やはり天然クーラーの涼しさが恋しくなる。先日、知人が自身のFacebookに滝のの素晴らしい写真を投...涼を求めて滝巡り①鐘山の滝

  • ヒメボタル(東京2023)

    ヒメボタルの東京都における生息地は、標高およそ700m~1,200mの山地に点在しており、2004年から観察と撮影を行っている。今年は、2021年から観察を開始した生息地に行き、発生状況や環境の変化などを調査観察をするとともに、いつものように写真に収めてきた。ヒメボタルは、標高0mからおよそ1,700mまで、ブナ・ミズナラの原生林から、天然林、スギやタケ、里山の雑木林などの人工林(二次林)、畑や堀など、様々な環境に適応して生息している。ちなみに、「人工林」は読んで字のごとく、人が植えて育てる森林のことで、「天然林」とは、伐採など人の手が加わっても、自然の力で維持されている森林を指す。それに対し「原生林」とは、過去に伐採されたことがなく、人為の影響のない森林のことを言う。今年も訪れた東京のヒメボタルの生息地...ヒメボタル(東京2023)

  • 沖縄の昆虫たち

    今回の沖縄遠征では、トンボ類は14種類を撮影することができたが、チョウ類はまったく縁がなかった。主目標にしたコノハチョウ、フタオチョウ、イワカワシジミは見ることすらできず、リュウキュウウラボシシジミは、3回目撃したにも関わらず撮ることができなかった。山奥の沢に行ったとき、とても小さなチョウがチラチラと飛んでおり、止まって所を観察すると、リュウキュウウラボシシジミであった。日本で最小クラスのチョウで、環境省版レッドリストで準絶滅危惧に選定されている。カメラを向けようとすると、ジャングルの奥に飛んで行ってしまった。その翌々日も訪れ2回ほど目撃したが、いずれもジャングルの奥へ飛んで行ってしまい、撮影することができなかった。どうも、曇りの日でないと林道まで出てきてくれないようだ。残念で仕方がない。ナガサキアゲハの...沖縄の昆虫たち

  • 沖縄のトンボたち

    今回の沖縄遠征で14種類のトンボを撮影したが、目標にしていたカラスヤンマ、アメイロトンボ、オオメトンボを撮ることができなかった。カラスヤンマは、昨年にオスの証拠程度の写真を撮り、メスも産卵していた場所と環境的にいるであろうと思われる新たな場所において、二日間で合計6時間待機したが、まったく姿を現さなかった。発生の時期が終わってしまったのか、単に運が悪かったのかは分からないが、たいへん残念である。アメイロトンボとオオメトンボについては、撮れればラッキー程度の目標で、しかも初日以外は早朝からの活動で、とても夕暮れまで体力が持たず、生息場所にも行けなかったので仕方がない。この記事では、今回撮影したトンボ類の中でも、過去に撮影済みの種類などをまとめて掲載したいと思う。尚、昨年掲載したショウジョウトンボ(沖縄個体群...沖縄のトンボたち

  • リュウキュウベニイトトンボ

    リュウキュウベニイトトンボCeriagrionauranticumryukyuanumAsahina,1967は、イトトンボ科(FamilyCoenagrionidae)キイトトンボ属(GenusCeriagrion)で、九州南部(熊本県、宮崎県、鹿児島県)及び南西諸島のほぼ全域と南北大東島などに分布している。九州南部では、同属でよく似たベニイトトンボと分布が重なっているが、リュウキュウベニイトトンボのメスは、腹部第7~10節の背面が黒い。また、オスの複眼は緑色であることから区別できる。挺水植物が繁茂している池・沼や田んぼ・湿地などで普通に見られるトンボである。昨年の遠征では、イトトンボの仲間には全く出会えなかったが、今回は様々な場所を訪問したことで、本種の撮影が叶った。しかしながら、環境的に上方から撮る...リュウキュウベニイトトンボ

  • アオビタイトンボ

    アオビタイトンボBrachydiplaxchalybeaflavovittataRis,1911は、トンボ科(FamilyLibellulidae)アオビタイトンボ属(GenusBrachydiplax)のトンボで、その名の通り前額が金青色に輝く。1970年代以前の国内では、沖縄県の大東諸島以南にしか分布していなかったそうだが、本種は北上をしていることで知られており、1970年代後半にはそれより北の沖縄の島々周辺で見られるようになり、1986年には鹿児島県の南さつま市でも発見され、2022年には、広島の江田島市でも発見されている。前記事で紹介したオオキイロトンボを撮影した場所では、大きな池の周囲が湿地になっており、そこではアオビタイトンボが多く見られた。最初見た時は、小さいコフキトンボという印象で、やはり...アオビタイトンボ

  • オオキイロトンボ

    オオキイロトンボHydrobasileuscroceus(Brauer,1867)は、トンボ科(FamilyLibellulidae)オオキイロトンボ属(GenusHydrobasileus)で、沖縄本島の他、渡嘉敷島、久米島、石垣島、西表島に分布する国内のトンボ科では最大種である。平地や丘陵地の挺水植物がよく繁茂する池沼や水田・水路に生息している。翅全体が黄橙色に着色しており、後翅の広角部に褐色の部分があり、サイズと独特の翅の模様で他種とは簡単に区別できる迫力あるトンボである。オオキイロトンボは、昨年、トビイロヤンマを観察していた場所で見ていた。黄色い大きな連結したトンボが突然現れ、あっという間に飛び去った。後からオオキイロトンボのペアであることが分かったが、その時は二度と飛んでくることはなかった。今年...オオキイロトンボ

  • ヤンバルトゲオトンボ

    ヤンバルトゲオトンボRhipidolestesshozoiIshida,2005は、トゲオトンボ科(FamilyRhipidolestidae)トゲオトンボ属(GenusRhipidolestes)のトンボ。トゲオとは「棘尾」の意味で、オスの腹部第9節背面にトゲ状の小さな突起があることに因んでいる。トゲオトンボ科の種は、国内に7種1亜種の8分類群が分布しているが、これらいずれも分布が重なっていないので、基本的に一つの分布地域に1種(亜種)となる。本種は、沖縄本島北部の山原(やんばる)だけに分布している。沖縄本島では、名護市の多野岳の南西部および渡嘉敷島に分布する個体群は、オキナワトゲオトンボRhipidolestesokinawanusAsahina,1951で、多野岳の北東部の山岳地帯に分布する個体群を...ヤンバルトゲオトンボ

  • トビイロヤンマ

    トビイロヤンマAnaciaeschnajaspidea(Burmeister,1839)は、ヤンマ科(FamilyAeshnidae)トビイロヤンマ属(GenusAnaciaeschna)のトンボで、成虫はオスメスとも体の地色は赤褐色で、和名の「鳶色」はここに由来する。性成熟したオス成虫の複眼は淡青色で、同属種のマルタンヤンマの深い青色とは違った魅力がある。日本では沖縄諸島以南の南西諸島に分布し、平地から山沿いの抽水植物が繁茂する湿原や、水田などに生息している。昨年は、日の出前に目前で数十頭が飛んでいる様子を見ながら、証拠にもならない写真1枚しか撮れなかったトビイロヤンマ。その悔しさから、今年も沖縄に行くことにした。昨年も3泊4日であったが、初日と最終日は東京と沖縄間の移動のみ。また、ホタルが撮りたかった...トビイロヤンマ

  • 七夕の天の川(沖縄にて)

    七夕の天の川を沖縄にて撮影してきた。昨年に引き続き、本年も沖縄に4日間の遠征。トンボやチョウなど昆虫の撮影が主な目的であるが、今回も天の川の撮影を予定に組み込んだ。昆虫の写真や遠征記録は、次の記事から順に掲載しようと思うが、まずは天の川を掲載したい。沖縄遠征は7月5日から8日までの三泊四日(初日は車中泊)で、すべての夜に天の川を撮影できるように予定を組んでいた。昨年は、初日に今帰仁村の古宇利島から沖縄本島の上に横たわる天の川を撮った。それなりに写ったが、本島の街明かりが以外にも明るかったので、今回は、本島の東海岸から真っ暗な太平洋上で写そうと東村の高江展望台を撮影地に選んだ。沖縄は、すでに6月25日に梅雨が明け、連日晴続きであるが、2週目となるとなかなか快晴にはならない。遠征初日も晴れであるが、雲が多く断...七夕の天の川(沖縄にて)

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