ホソミモリトンボ
ホソミモリトンボSomatochloraarctica(Zetterstedt,1840)は、エゾトンボ科(FamilyCorduliidae)エゾトンボ属(GenusSomatochlora)で、1840年にヨハンウィルヘルムゼッターシュテットによって最初に記載された。体長50mmほどの細身で、同属の他種とは、翅の縁紋が淡黄色をしていること、オスの尾部付属器が上から見ると弧状に湾曲すること、メスの腹部第3節背面に独特の丸い黄斑があること、産卵弁が後方に板状に突出することで区別できる。本種は、ヨーロッパ北部から中国東北部、シベリアなどに広く分布し、国内では北海道と本州に分布する。北海道では平地の湿地でも見られるが、グループの中では最も好寒性が強く、本州では、高冷地のミズゴケ、スゲ類が繁茂する遷移が進んだ浅...ホソミモリトンボ
2023/07/31 14:27