住宅街のそこを曲がってすぐのところにこんな巨石墳が! この日は博多を早朝の新幹線で新山口経由JR宇部線阿智須駅近くの丸塚古墳群へ。思ったよりも見応えのある古墳群を後に山口駅まで移動。そこからJRバスに乗り国の史跡指定を受けている大日古墳へ。長さ13m以上もある
自分が歩いた全国の古墳を臨場感のある動画で基本情報とともに紹介しています。墳丘に登れるもの中心です。
3世紀半ばからの350年ほどの間に、これほどの古墳が造られたとはただただ驚くばかりです。とりわけ日本独特(少数韓国にあり)の前方後円墳の姿には惹かれます。当時の人口は専門家によれば400万人程度だそうですから、人々は強制的に巨大古墳の築造に動員されたわけではないのでしょう。当時の社会システムにも思いをめぐらす日々です。動画で撮った古墳はまだまだ数が限られていますが、徐々に増やしていくつもりです。
神明塚古墳(沼津市)(静岡県)(前期)Shinmeizuka Tumulus, Shizuoka Pref.
東海道線の線路沿い、海岸まで500mに完存する前方後円墳 東海道線の片浜の駅から東に4-5分住宅街を歩くと、今回の古墳のある公園に到着です。しかも、車窓からも確認できる線路沿いですから、迷うこともありません。墳長53mと中型の前方後円墳ですが、後円部、前方部とも
山代方墳■(リニューアル統合版)(松江市)(島根県)(後期)Yamashirohoufun,Shimane Pref.
スリル満点の劇狭盗掘孔から石室へ入室 所在地マップ、石室イメージ図などは最初に書いたブログをご覧ください。こちらです(クリック)。 石室ファンの方々には馴染みのある方もいるかと思いますが、はじめて石棺式石室を見た時には、その残骸の古墳だったこともあり
相山古墳(福崎町)(兵庫県)(後期)Aiyama Tumulus,Hyogo Pref.
山の頂上の可憐な円墳 兵庫県福崎町といってもピンとくる人は少ないのではないでしょうか。どこか確認してみてください。そう、下にあるマップにあるように福崎町は、姫路市の北側にあって、瀬戸内海から日本海に抜ける交通の要衝に位置していますね。律令制下では播磨で
寺崎白壁塚古墳■(リニューアル統合版)(高取町)(奈良県)(終末期)Terasakishirakabezuka Tumulus,Nara Pref.
終末期古墳に見る造墓技術のレベルの高さ! 前方後円墳の築造が終わりを迎えると、古墳の様相もそれまでとは大きく変わります。旧来からあった横穴石室を伴う円墳、方墳の石室そのものの姿もこれまでのものとは、素人目にみても明らかに違っています。今回の横口式石槨、狭
茅原狐塚古墳■(桜井市)(奈良県)(終末期)Chiharakitsunezuka Tumulus,Nara Pref.
JR桜井線と共存する際どく残った大型石室! 元は一辺40mの方墳といわれても、よほどの想像力がないと難しそうです。JR桜井線の線路あたりまで墳丘はあったようですが・・・。その桜井線の電車、丁度、墳丘に近づいたところで通過していきました。サムネイルがその様子です
大塚古墳■(福崎町)(兵庫県)(後期)Ootsuka Tumulus,Hyogo Pref.
奥壁側から入室すると広がる長い玄室にびっくり! 次から次へと同じような古墳が並ぶ群集墳とは違って、とびとびに個性豊かな墳丘が点在しているのもなかなかのものです。遠くから墳丘を確認することができる場合にはなおさらです。まさに今回の兵庫県福崎町での古墳巡
今年は全国的に春が一足早く訪れたようですね。東京の桜もとおに葉桜になってしまいました。冬場こそがシーズンの古墳を歩く者からすると、まことに残念。ご存じのように新緑の季節になると墳丘は雑草におおわれはじめ、石室内には苦手の多足類が待ち構えています(冬場で
井出丸山古墳■(沼津市)(静岡県)(後期)Idemaruyama Tumulus,Shizuoka Pref.
愛鷹山麓に築かれた円墳に無袖式の石室が完存! いつも遠くから眺める富士山。その富士山の麓に築かれた古墳から、その姿はどうみえるのだろうというのが、今回の訪問のもう一つの楽しみでした。残念ながら晴れ間はのぞくものの、風も強く、残念な結果に。もっとも、正確
櫛山古墳(リニューアル統合版)(天理市)(奈良県)(前期)Kushiyama Tumulus,Nara Pref.
墳丘マニアには意外な穴場 崇神天皇陵(行燈山古墳)の後円部の東側にある双方中円墳という変わった墳形の古墳ですが、何年か前にはじめて紹介した際にも書いたように、あまり知られていません。古墳マニアでもよほどのマニアでないと足を運ばないのではないでしょうか
馬立古墳群(2)■(たつの市)(兵庫県)(後期)Umatatsu Tumuli(2)Hyogo Pref.
疎林に眠る奥壁の鏡石が見事な3基! 1号墳の姥塚古墳(クリック)は、穹窿式(ドーム型)の石室が保存状況も良好なまま残されていて県指定の史跡になっています。ただ、それ以外の31基に関しては6C後半から7Cはじめにかけて造られたのではないかという以外の情報は、広
崇神天皇陵(行燈山古墳)(リニューアル統合版)(桜井市)(奈良県)(前期)Andonyama Tumulus,Nara Pref.
視界を遮られずに一周できる巨大前方後円墳 だいぶ前にアップした巨大前方後円墳ですが、改めて見返してみると、いくつも貴重な点があることに気が付きました。一つは視界を遮られることなく墳丘を一周できることです。これは世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群とは決
池ノ上古墳■(長野市)(長野県)(後期)Ikenoue Tumulus,Nagano Pref.
草刈りがなされてなくてよかったかも! 見応えのある鶴萩古墳(クリック)をあとに、長野道をくぐり県道70号を真北に歩けば、ほどなく着くはず。上信越の山並みを楽しみながらの道中です。ところが、google mapで池ノ上古墳と表示された辺りにきても、まったく墳丘らしき
鬼塚1号墳(リニューアル版)■(長島町)(鹿児島)Onizuka No.1 Tumulus,Kagoshima Pref.
古墳とわかる方はよほどの通です! 古墳とわかりながらリニューアル版を作成していても、戸惑いを覚えざるを得ませんでした。おそらく石材が羨道、前室の左右側壁近くに散乱し、しかも玄室には天井石が仕切りのように縦に落下しているためではないでしょうか。よくみる
郡川2号墳(高安千塚古墳群)■(八尾市)(大阪)(後期)Korigawa No.2 Tumulus, Oosaka Pref.
竹が占領する羨道を抜けると見違える光景が! 現状230基を数える高安千塚古墳群はいくつかの支群にわかれていますが、今回とりあげる郡川支群は南北にわかれ、両方で43基。内6基が北支群に属し2号墳は1号墳(開山塚古墳)とともに北支群に属しています。このような詳細な説
太鼓塚古墳(段の塚穴)(リニューアル版)■(美馬市)(徳島県)(後期)Taikozuka Tumulus (Tokushima Pref.)
石室マニアなら必見! いやはや凄い石室です。再度編集しながら改めて、この石室の「凄さ」に驚かされています。広さ8畳ほどの玄室(胴張りなので正確にはわからない)は、奥壁、側壁から階段状に高さ4.2mまで、持ち送っています。穹窿式(ドーム型)の天井です。道路の高
服部川16号墳■(高安千塚古墳群)(八尾市)(大阪府)(後期)Hattori No.16 Tumulus,Oosaka Pref.
藪の中に服部川支群中最大の石室が完存 17号、18号を紹介した際に右隣りにあった16号墳。実は130基余を数える服部川支群の中で最大規模の石室です。全長で12.1m(推定)にもなります。17号は6.5m、土砂流入で入室できなかった18号は大きいとはいえ9.1mです。高安古墳群
保久良(ほくら)古墳■(大淀町)(奈良県)(後期)Hokura Tumulus,Nara Pref.
盗掘孔のせいで奥壁がよく見える長い羨道の石室! 近鉄吉野口から国道309号を東へ20分ほど歩くと中垣内バス停に着きます。そこに動画冒頭の小さな道標が立っています。あまりに遠慮がちで小さかったので一度通り過ぎてしまったほどですが、そのあとは簡単。すぐにとんが
八丁鎧塚古墳(須坂市)(長野)(前期)(中期)Hacchou Yoroizuka Tumulus,Nagano Pref.
黒い塊の積石塚が迫る 長野県の積石塚古墳の大半(500基)が群集墳、大室古墳群、たとえばこれ(クリック)に集中しています。このブログでもいくつか紹介していますが、だいぶ雰囲気が違います。松本市の積石塚、針塚古墳(クリック)とも同じではありません。それもそ
蛇穴山古墳(リニューアル版)■(前橋市)(群馬県)(終末期)Jyaketsuzan Tumulus,Gunma Pref.
最終段階の東国終末期古墳。切石が美しい! 最初に訪れたのは古墳踏査をはじめてまもない2014年のこと。まだ横穴石室の右も左もよくわからないままに見学しただけでしたが、その後、数多くの石室を訪ね、ようやくこの石室の特色が理解できるようになりました。隣の複室構
鬼の窟古墳(西都原206号)(リニューアル版)■(西都市)(宮崎県)Oninoiwaya Tumulus,Miyazaki Pref.
菜の花畑の先に見応えのある円墳 国の特別史跡西都原古墳群は319基もの古墳からなっていますが、開口している横穴石室を伴う円墳はここだけのようです。編集しなおしながら、この横穴石室のある円墳の「凄さ」に驚かされました。石室もさることながらサムネイルに少々見
服部川17号と18号(高安千塚古墳群)■(八尾市)(大阪府)(後期)Hattorigawa No.17&No.18 Tumulus
道路脇の藪の中に眠る古墳 八尾市が高安千塚古墳群の国指定史跡を求める過程で2015年から17年にかけて、保存整備にあたっての現状と課題を明らかにした「史跡高安千塚古墳群保存活用計画」をまとめています。高安山山麓に6Cを通じて築かれた高安千塚古墳群は現在でも230
梵天山古墳(リニューアル版)(常陸太田市)(茨城県)(前期)
箸墓古墳と同類型の前方後円墳が東国に! 広瀬和雄さんの「前方後円墳とはなにか」(中央公論新社、2019年)の第1部第1章 「前方後円墳は政治的墳墓」の各地の事例で最初に登場するのが今回の梵天山古墳です。その本を読む前、2016年の冬に現地は訪れており、その墳丘
畠田古墳■(王寺町)(奈良県)(後期)Hatakeda Tumulus,Nara Pref.
墳丘が公園全体を独占! 日本語の読み方は本当に難しいですね。関東に人間が地名で「おうじ」と聞けば、王子です。今回の畠田古墳の最寄り駅の「おうじ」は王寺です。それはともかく、商店街が広がる駅周辺からは今回の古墳を想像することはまったくできません。ただ駅前か
谷首古墳■(リニューアル版)(桜井市)(奈良県)(後期)Tanikubi Tumulus,Nara Pref.
天井高4mもの巨石に囲まれた玄室! 今では住宅街の一角にある神社境内と化してしまった墳丘は、なんと一辺40mの大型方墳です。古墳を訪ね始めてしばらくたった2015年の10月。安倍文殊院を訪ねた後、開口部が天井石の崩落で独特の様相と化した谷首古墳に寄り、そのスケー
姥塚古墳■(馬立古墳群)(たつの市)(兵庫県)(後期)Ubazuka Tumulus,Hyogo Pref.
再訪してほほう!これは見事なドーム型(穹窿式)石室! 穹窿式(ドーム型)の石室は佐賀県の田古里古墳(クリック)以来はまっています。いささか邪道な見方ですが、巨大な空間がキリスト教会の教会堂に似ている気がしてならないのです。あの空間でパイプオルガンを鳴ら
双六古墳■(リニューアル統合版)(壱岐市)(長崎県)(後期)Souroku Tumulus,Nagasaki Pref.
お椀を伏せたような後円部 ユニークですね! 何度みても飽きません。今回のリニューアル統合版で前方部から一度くびれにかけて下り、そこから後円部の急な斜面が迫ってくるさまがわかるようになりました。それにしても天井が高い玄室のある石室に入れないのは残念とし
両者の関係が重要! 高安千塚古墳群は国の史跡指定になる前から、開山塚古墳(クリック)や二室塚古墳(クリック)、服部川7号墳(クリック)等、古墳群の「目玉」を散策するコースを紹介するパンフレット(八尾市HPでも閲覧可)を作り、積極的に広報活動を行ってきました
東広畑古墳■(リニューアル版)(福崎町)(兵庫県)(後期)Higashihirohata&Higashisinden Tumulus,Hyogo Pref.
超細長い石室に今度は入室! 既にアップしている2基の古墳ですが、前回、東広畑古墳を訪ねた時は石室は施錠されていて、やむなく格子越しの撮影でした。床面の敷石とゴツゴツした側壁との対比が面白く、細長い石室の玄室奥壁前には組み合わせ式石棺の底部が見えていまし
石神古墳(大岩1号墳)■(大淀町)(奈良県)(後期)Ishigami Tumulus,Nara Pref.
奈良吉野の標高280mの高所に築かれた古墳 古墳のある大淀町大岩地区には、古墳時代の大岩古墳群(石神古墳は大岩1号墳)から18C代の墓地まで連綿と遺跡が続いてきたそうです(大淀町HP)。時代を越えて人々の奥津城として相応しい地であったことがわかります。 その
西都原202号(リニューアル統合版)(西都市)(宮崎県)(後期)Saitobaru No.202,Miyazaki Pref.
31基ある前方後円墳中、最後に築かれた古墳 二度訪れましたが、なんといっても311基を数える古墳群が公園として整備されていることに驚かされます。それぞれの古墳の間には菜の花やコスモスなど季節によっていろいろの花々が咲き乱れていて、古墳に興味があまりない人で
服部川73号と93号■(高安千塚古墳群)(八尾市)(大阪府)(後期)Hattorigawa No.73&93Tumulus,Oosaka Pref
やや玄人向きでしょうか・・・ 大阪府と奈良県の境の標高60mから180mの山麓に古墳時代後期に数多くの群集墳が築かれています。高安千塚古墳群もその一つで、現在確認されているだけで230基もあります。古墳の被葬者はわかっていないことが多いのですが、今回は例外のよう
カラネガ岳1号墳■(リニューアル統合版)(長岡京市)(京都府)(後期)Karanegadake No.1 Tumulus
マイナーなと思っていた京都府長岡京市のカラネガ岳1号墳ですが、案外、見てくれている方がおられます。今回、編集をやり直して、より見やすくしました。素朴ですが可憐な石室ですね。どうぞご覧ください。ブログ本記、所在地マップ、石室イメージ図はこちら(クリック)です
立子塚古墳■(桜井市)(奈良県)(後期)Tatekozuka Tumulus, Nara Pref.
よくぞ、こんな空間が残っていたとただただ感心! 以前から訪ねたいと思っていた古墳ですが、突入できても戻ってくるのが難しいという怖い話もあり、お世話になってきた桜井市観光協会のMさんに声を掛けさせて頂きました。景光天皇陵に宮内庁が治定している巨大前方後円墳
八角目3号墳■(南関町)(熊本県)(後期)Hakkakume No.3 Tumulus, Kumamoto Pref.
匍匐前進で入室した先に立派な石屋形つき後室が 八角目古墳群の最後の古墳ですね。なんといったらいいのでしょう。2号墳のすぐ近くにあるので、2号墳同様、容易に入室できると思ったら、とんでもないことに。先輩方の古墳ブログでも入室が大変と書いてあり、狭小とはわか
朝谷1号墳■(福崎町)(兵庫県)(後期)Asatani No.1 Tumulus,Hyogo Pref.
高さの割に幅の広い流紋岩の石室 読み方の難しい神谷(ごうや)古墳(クリック)の次に訪れたのが今回の古墳、朝谷1号墳です。福崎町も宅地開発の波は押し寄せているようで、朝谷1号墳に向かう坂道の左右は住宅街。しかも標識を頼りに左折するとずいぶんとモダンな住宅が
柳田布尾山古墳(リニューアル統合版)(氷見市)(富山県)(前期)Nunooyanagida Tumulus, Toyama Pref.
何年か前に訪れた古墳ですが、改めて編集しなおして一本にまとめてみました。こちらです(クリック)。約5000基といわれる前方後円墳に比べると前方後方墳はぐっと少なく500基ほど、墳長100m超ですと全国で11基を数えるだけです。その点だけでも柳田布尾山古墳は貴重です。
神谷(こだに)古墳■(福崎町)(兵庫県)(後期)Kodani Tumulus, Hyogo Pref.
ゴツゴツした独特の味わいの石室 この日は姫路市の北に位置する福崎町が用意している、町内に点在する古墳をぐるっと周ろうという計画。ただ、都会の町とは違い、東西10キロ、南北11キロと結構な広さ。やむなく最初の神谷古墳だけは播但線の福崎駅からタクシーを利用し
白髭神社古墳(小浜市)(福井県)(後期)Shirahigejinjya Tumlus,Fukui Pref.
加茂南北両古墳の帰りに寄った小規模の前方後円墳 加茂神社にある見応えのある石室を見学したのち、新平野駅まで徒歩で移動。結構な距離でした。この新平野駅に隣接するように、今回の前方後円墳、白髭神社古墳が残っています。Google mapでも、墳丘がはっきりとわかりま
蝦夷穴古墳■(リニューアル版)(須賀川市)(福島県)(終末期)Ezoana Tumulus, Fukushima Pref.
鏡石と長い天井石が見事な終末期古墳が東国に 以前アップした本古墳ですが、統合版として再編集しようと思ったところ、YouTubeにアップした編集済動画が見当たりません。時々、こういう失敗をやらかします。やむなく、元の動画を引っ張り出し、1からやり直しました。結果は
蝦夷穴古墳■(リニューアル版)(須賀川市)(福島県)(終末期)Ezoana Tumulus, Fukushima Pref.
鏡石と長い天井石が見事な終末期古墳が東国に 以前アップした本古墳ですが、統合版として再編集しようと思ったところ、YouTubeにアップした編集済動画が見当たりません。時々、こういう失敗をやらかします。やむなく、元の動画を引っ張り出し、1からやり直しました。結果は
堀越古墳■(前橋市)(群馬県)(終末期)Horikoshi Tumulus,Gunma Pref.
凝った造りの石室に驚き 動画冒頭で古墳と関係のない電車が登場しびっくりされたかもしれません。少年時代からよく利用していた京王電鉄の電車が上毛電鉄で再利用されているとは思いもよりませんでした。この上毛電鉄の始発駅、てっきりJRの前橋駅に隣接しているのかと思
皆様は新しい年をどのようにお迎えでしょうか 太平洋側は穏やかな晴天に恵まれ、初日の出も見ることができたようですが、豪雪地帯の皆様方には少々申し訳ない気持ちです。 年末に表紙の画像を茨城県石岡市の舟塚山古墳に変えてみました。墳丘全体を見渡すことのできる前方
イノラムキ古墳■(東大阪市)(大阪府)(後期)Inoramuki Tumulus,Oosaka Pref.
標高360mの古墳到着まで手探り状態・・・ 古墳に詳しい桜井市のMさんが、行くのは大変だったけれど見応えがあったと教えてくれたのは11月末のことです。丁度関西に行く予定を立てていたこともあり、急遽訪ねることに。それにしても イノラムキ古墳、不思議な名称と思って
慶雲寺裏古墳■(桜井市)(奈良)(後期)Keiunnjiura Tumulus,Nara Pref.
いやはやびっくり本堂の真裏にあります! ホケノ山古墳のすぐ東側に慶雲寺というお寺があり、その本堂の真裏に今回の古墳はあります。文字通り真裏なのでびっくりしました。どういう気持ちであの本堂が建てられたのか、聞いてみたいほどです。ちょうど本堂が目隠しの役割
開山塚古墳(高安古墳群)■(リニューアル版)(八尾市)(大阪府)(後期)Kaizanzuka Tumulus,Oosaka Pref.
再訪して長い羨道と高い玄室に改めて感動! 古墳踏査を始めてから、大阪経由で奈良に移動する際に通るようになった生駒の山々。このトンネルの上には、どんな古墳があるのだろうと想像をめぐらしていましたが、案の定、今回の高安千塚古墳群はじめ数々の群衆墳が築かれて
八角目2号墳(八角目古墳群)■(南関町)(熊本県)(後期)Hakkakume No.2 Tumulus,Kumamoto Pref.
予想外の逸品。見事なドーム型天井! 八角目古墳群のなかで現在見学可能なのは1号墳から3号墳までです。今回の2号墳、藪の中を開口部を探すのにウロウロした1号墳と違い、あっさりと見つけることができました。1号墳の裏側の道を少し進んだ50mほども離れていないところです
槇ヶ峯古墳■(大淀町)(奈良県)(後期)Makigamine Tumulus,Nara Pref.
奈良では珍しい石棚付き石室。何の役割?近鉄吉野線の越部の駅から、えーっこれが国道と思わず口から出てしまった169号線を恐る恐る東へ歩きます。というのも、ひっきりなしに車がとおるのです。もちろん歩道はありません。15分ほどでしょうか。県道222号とぶつかったと
稲荷山古墳■(大淀町)(奈良県)(後期)Inariyama Tumulus, Nara Pref.
不思議!緑泥片岩の石室だけが神社と同居の稲荷山古墳 今回の古墳、訪ねやすいところにあります。近鉄吉野線の越部駅から国道169号線を東へ10分ほど行ったところにある新野(にの)八幡神社境内に残されています。ただし、吉野川沿いを通る国道169号線は幅も狭く、交通量
年末のあわただしいなか、ブログへお越し頂き恐縮です。ご存じの方も多いと思いますが、この季節こそ古墳訪問には最適ですね。墳丘周りの雑草は枯れつつありますし、石室内は気温低下とともに虫も少なくなります。つい先週も、関西のほうに出かけていました。ところでお気
中郷神社前方後円墳(長野市)(長野県)(中期)Nakagoujinjya zenpoukouennfunn,Nagano Pref.
前方後円墳のよほどのマニアでないと 県道70号線沿いの池ノ上古墳を見学した後、500mほど南下すれば神社裏側にある古墳にすぐ到着と思ったのですが、県道の交通量が多いのと、市道と交差したところにあるために、少々時間がかかりました。よくあることですが、すぐそこに
巨勢山323号墳■(御所市)(奈良県)(終末期)Koseyama No.323 Tumulus,Nara Pref.
藪に突入、2度目の挑戦で出会えた横口式石槨の石室 だいぶ前に訪れた長持形石棺が見学できる5C前半の室宮山古墳(クリック)を契機として、背後の巨勢山に古墳時代終末期まで連綿と古墳が造られ、その数は800基にもなるそうです。今回の323号墳は、その最終段階に横口式
烏土塚(うどづか)古墳■(リニューアル統合版)(平群町)(奈良県)(後期)Udozuka Tumulus,Nara Pref.
見上げる玄室は高さ4.3m!墳丘に上って前方後円墳であることを確認し、石室を見学できるというのは貴重です。そのルートでないと石室にたどり着かないということもありますが。再度編集しながらこの14mもある石室、半端ではないと思いました。羨道の天井石が欠損しているの
網野銚子山古墳(京丹後市)(京都府)(前期)Aminochoushiyama Tumulus,Kyoto Pref.
長さ201mの巨大前方後円墳を一望 京都府は本当に広いですね。今回の網野銚子山古墳はじめ、蛭子山古墳、神明山古墳と100m超の前方後円墳は、日本海側の3大古墳と呼ばれているように、京都府北西部に築かれています。網野銚子山近くの京丹後鉄道の網野駅まで、京都駅から特
コロコロ山古墳■(桜井市)(奈良県)(後期)Korokoroyama Tumulus,Nara Pref.
愛らしいネイミングとは違い堂々とした風格ある石室ですが・・・ ニックネームのような可愛らしい古墳かと思ったのですが、なかなか風格のある石室です。メスリ山古墳(クリック)の前方部先にあります。といっても近隣にあった一辺30mの方墳石室を移築復元したものです。
高尾山古墳(沼津市)(静岡県)(前期)Takaosan Tumulus,Shizuoka Pref.
奇跡的に残った道路ド真ん中の大型前方後方墳 沼津駅の観光案内所。まだ整備が終わっていないからやむを得ないと思いつつも、「えーっ」高尾山古墳知らないのと、心の中でぶつぶつ。どこえやら電話をかけてようやく江原公園を通るバスに乗ってくださいとのこと。1時間に
鶴萩古墳■(長野市)(長野県)(後期)Tsuruhagi Tumulus,Nagano Pref.
鍾乳洞でみるような奥壁 長野(信濃)の長谷寺といえば、全国各地にある真言宗長谷寺の中でも、奈良、鎌倉と並び、三大長谷寺と称せられ、格が高いらしい。その境内横にあるというので、見つけるのは簡単と思ったが、案外手間取ってしまった。JR篠ノ井線の稲荷山駅から15
姫塚古墳と坊主山(ぼちゃやま)古墳(磯浜古墳群3)(大洗町)(茨城県)(前期)Himezuka&Bochayama Tumulus,Ibaraki Pref.
墳丘はやせ細っていますが見応えのある前方後円墳 茨城県、大洗の海を見下ろす丘陵に築かれた磯浜古墳群。これまで車塚古墳、日下ヶ塚古墳を紹介してきましたが、今回(これでラスト)、最初に築かれたとされる前方後方墳の姫塚古墳と、その次に築かれた前方後円墳、坊主
鬼の窟(いわや)古墳■(リニューアル統合版)(壱岐市)(長崎県)Oninoiwaya Tumulus,Nagasaki Pref.
壱岐の巨石墳の代表格 改めて見返してみて、その大きさに圧倒されました。長さ16.5mの石室は、壱岐の古墳の中では最大です。玄武岩の巨石で構築されていますが、前室、中室、玄室の側壁が1枚の板石というところが圧巻です。そして玄室の奥壁。やや丸みを帯びた鏡石も印象に
土矢倉1号墳■(土矢倉古墳群)(上山市)(山形県)(後期)Tsuchiyakura No.1 Tumulus、Yamagata Pref.
これ横穴石室ではありません! 奥羽本線の斎藤茂吉記念館前という駅名にびっくり。個人の名前がついているJR駅というのは、はじめてお目にかかりました。無人駅のひっそりとした駅です。それはともかく、歌人にして精神科医の斎藤茂吉が生まれたのは山形だったのですね。
おかん塚古墳■(飯田古墳群1)(リニューアル統合版)(飯田市)(長野県)(後期)Okanzuka Tumulus,Nagano Pref.
まるでタペストリーの模様を見るよう! 飯田古墳群は今回のおかん塚古墳に加え高岡1号古墳、天神塚(雲彩寺)古墳、御射山獅子塚古墳、姫塚古墳、上溝天神塚古墳、水佐代獅子塚古墳、大塚古墳、塚原二子塚古墳、鏡塚古墳、鎧塚古墳、御猿堂古墳、馬背塚古墳の13基からなっ
八角目1号墳■(南関町)(熊本県)(後期)Hakkakume No.1 Tumulus,Fukuoka Pref.
訪ね甲斐があった峠に築かれた複室構造の石室 今回の古墳、土地勘のある方なら、あーあそこかと思われるでしょうが、古墳踏査のためにだけ知らない土地を訪ねるのはなかなかの苦労です。今回もその一例でした。古墳とかアレさんのブログを見ていて、これは何としてでも訪
日下ヶ塚(ひさげづか)古墳(大洗町)(茨城県)(前期)Hisagezuka Tumulus,Ibaraki Pref.
ケーキのカットのような前方部 びっくりするほどの大円墳、車塚古墳(クリック)を後にして、次は道を挟んだ向かい側にある可愛らしい前方後方墳、姫塚古墳、個人のお宅にある坊主山(ぼちゃやま)古墳に寄り、最も海側にある日下ヶ塚古墳(鏡塚古墳ともいうようです)に
宮ノ前古墳■(玉川村)(福島県)(終末期)Miyanomae Tumulus,Fukushima Pref.
この堂々とした切石積み石室・・・どこの古墳でしょう? これまでアップされている小さな画像からさほど大きな期待は持たずに現地に急ぎました。なにしろ、本数の少ないJR水郡線(郡山と水戸をムすぐ)です。午後3時48分に川辺沖駅に戻るまで1時間少々しかありません。事
大室239号と240号■(大室古墳群8)(長野市)(長野県)(後期)Oomuro No.139&No.140 Tumulus
緑の芝生が美しいエントランスゾーンの見学容易な2基 大室古墳公園、とにかく広いです。全体のレイアウトが頭に入っていないと、あっち行ったりこっちいったりとまとまりのない見学になってしまいます。そう書きながら自分もそうだったと反省しきりです。大室古墳群全体で
こうぜ1号墳(東西石室)■(桜井市)(奈良県)(後期)Kouze No.Tumulus,Nara Pref.
東石室は匍匐(ほふく)前進コース! 今回2018年8月にアップした東石室を元の動画から編集しなおし、アップを忘れていた西石室と統合して全体で4分弱の動画にしてみました。見返してみて、こんな狭小なところよく入ったなと自分でも感心してしまいました。今では西石室の
加茂北古墳■(小浜市)(福井県)(後期)Kamokita Tumulus,Fukui Pref.
玄室高さが4m弱 これは見逃せません! 狭小な入り口で恐る恐る入室した加茂南古墳(クリック)と違い、北古墳はとても見学しやすいです。近年整備されたのでしょうか、道標に加えて高齢者用でしょうか、簡易の階段までつけられていてびっくりしました。わがままな古墳マニ
岩出古墳■(栃木市)(栃木県)(後期)Iwade Tumulus,Tochigi Pref.
墳丘も石室も完存の古墳が栃木に JR両毛線栃木駅の北西4㎞ほどのところ、長野川を渡るとまもなく栃木県立工業高校があります。そこに隣接して緑地公園が広がり、今回の岩出古墳は道路を挟んで向かい側の森のなかにあるはずです。今回はバスの時間が合わないということも
ハラハラドキドキ! 古墳踏査の面白さは古墳そのもの、ハラハラドキドキ!石室そのものもさることながら、周辺の景色がどうなっているかを体感できることにあると思います。そんなことから極力、徒歩でということを原則にしていますが、古墳は全国に散らばっており、時間が
野村八幡神社古墳■(リニューアル統合版)(美馬市)(徳島県)(後期)Nomurajinjya Tumulus,Tokushima Pref.
超大型のまな板のよう(失礼!) それにしてもユニークな段の塚穴型石室です。この超大型のまな板と書きましたが、通常は多段積み、一枚の板石にかかわらず、奥壁は羨道から玄室に入ると見通せるものですが、野村八幡神社古墳はできません。石棚があるうえに、奥壁の途中か
大室168号墳他■(大室古墳群6)(長野市)(長野県)(中期)Oomuro No.168 Tumulus&others,Nagano Pref.
それにしても変わった屋根の古墳ですね! 大室古墳群の中でも未整備に近い藪の中に積石塚があちらにもこちらにもと点在していて、園内に入ってすぐにみえた芝生の上の🍙のような形をした244号等とはえらい違いです。ムジナゴーロというそのネイミングもいささか薄気味悪い
笹塚古墳(リニューアル統合版)■(壱岐市)(長崎県)(後期)Sasazuka Tumulus,Nagasaki Pref.
何度見てもこの巨石には驚きを禁じ得ません! 既にアップしていますが、ブレやキャプションを修正しより見やすくしました。石室のイメージ図も追加しました。ご覧頂ければ幸いです。壱岐島で巨石墳は対馬塚、双六、笹塚、兵瀬、鬼の窟、掛木古墳と6基を数えますが(対馬
車塚古墳(磯浜古墳群)(大洗町)(茨城県)(前期)Kurumazuka Tumulus,Ibaraki Pref.
住宅街の一角に全国屈指の超大型円墳が・・・ 冬の太平洋岸は太陽に照らされて「明るい」というイメージをもっていたのですが、あいにくの曇り空。失礼ながらどんより曇った日本海側と同じでした。気を取り直して鹿島臨海鉄道の大洗駅から歩き始めました。駅前東側には最近
文殊院西古墳(リニューアル統合版)■(桜井市)(奈良県)Monjyuinnishi Tumulus,Renewal ver.Nara Pref.
この整美な石室、1300年以上前の作品? 古墳で国の特別史跡といえば高松塚古墳や石舞台古墳(クリック)が思い出されますが、今回の文殊院西古墳もその一つです。特別史跡に指定されている古墳は9基なので、非常に貴重だということになります。このブログでも数多くの横穴
南高原1号墳他■(高崎市)(群馬県)(後期)Minamitakahara No.1Tumulus、GunmaPref.
復元した価値のある見事な石室。でも・・・ 上毛電鉄の吉井駅から、上野(こうずけ)三碑(山上碑、多胡碑、金井澤碑)をまわる無料バスに乗って、多胡碑へ。こちらとしてはラッキーでしたが、乗客は一人。貸し切り状態です。15分ほどで現地に到着。まずは敬意を表して
花山西塚古墳■(リニューアル統合版)(桜井市)(奈良県)(終末期)Hanayamanishizuka Tumuls,Nara Pref.
見慣れた石室とは全く違います!今回歪みなどの修正を含め再編集しました。2分56秒になります。 はじめて訪れたのは2017年2月の中旬。厳しい寒さのなか桜井市から宇陀市に抜ける国道166号線沿いの山肌に築かれた花山西塚古墳をはじめてみた時のその奇妙な光景はいまだに忘
中通古墳群(阿蘇市)(熊本県)(中期)Nakadoori Tumuli,Kumamoto Pref.
壮大な阿蘇外輪山に囲まれた古墳群 天気がよかったこともあり上御倉古墳(クリック)から阿蘇の山々を見ながら古墳群へ。夕方4時過ぎの宮地駅発の熊本行の電車まで、まだ3時間以上あります。地図では、さほどの距離ではありません。まず、見えたのが頂上がギザギザの根子
大室31号墳他(大室古墳群(5))■(長野市)(長野県)Oomuro No.31 Tumulus & others,Nagano Pref.
果樹園等農業用に再利用されていた墳丘 芝生が印象的なエントランスゾーンの🍙のような244号はじめいくつかの古墳の先にはガイダンス施設古墳館があり、その裏の遊歩道をたどっていくと今回の31号から33号の3基が道沿い右手に並んでいます。山の裾といったところでしょう
ホケノ山古墳(纏向型前方後円墳)(リニューアル版)(桜井市)(奈良県)(前期)Hokenoyama Tumulus,Nara Pref.
墳頂から見える箸墓古墳よりも前に造られた前方後円墳! はじめてホケノ山古墳を訪ねたのは古墳踏査をはじめて間もない2013年12月のことでした。ついで2015年4月に動画で墳丘を収めようとでかけましたが、この時は墳丘に草が生い茂り、本来の姿はよく見えませんでした。そ
多胡薬師塚古墳■(高崎市)(群馬県)(終末期)Tagoyakushizuka Tumulus, Gunma Pref.
ネギ坊主がなぜ古墳に? 晩秋の日差しのきついなか、上信電鉄の吉井駅から目的の多胡薬師塚古墳へ向かいました。地図でみると直線距離で1.2㎞ほどなので、さほど時間はかからないはずです。ところが、はじめての地というのは、そう計算したとおりにはいきません。しかも、
艸墓古墳■(リニューアル版)(桜井市)(奈良県)(後期)Kusahaka Tumulus,Nara Pref.
おでこをぶつけそうになりながらもその素晴らしさに唖然! リニューアルに当たって2015年10月14日と11月25日の元動画を見返してみて、新たな発見がいくつかありました。石棺が超狭い玄室に窮屈そうに置かれていたことは記憶に残っていたのですが、羨道の頭部分がこれほど
岡1号墳■(京丹後市)(京都府)(後期)Oka No.1 Tumulus,Kyoto Pref.
こんな貴重な石室が砂に埋もれていたそうです! 砂に埋もれていたと聞くとびっくりするかもしれません。ただ、この古墳が造られた場所を地図で確認すると、なるほどと思うはずです。京都府でも北部の京丹後市、その京丹後市のなかでも若狭湾に面した北部です。動画にも登
潮崎山古墳(福山市)(広島県)(前期)Shiozakiyama Tumulus,Hiroshima Pref.
地味ですが古墳の立地がよくわかる点で貴重です大坊古墳、二子塚古墳はじめ数多くの古墳が残る福山市。その多くが横穴石室を持つ後期の古墳ですが、今回の潮崎山古墳は4Cの築造と考えられる小型の前方後円墳です。墳長は30m。大佐山白塚古墳を見たあと、芦田川を挟んだ南
秋殿南古墳(リニューアル統合版)■(桜井市)(奈良県)(後期)Akidonominami Tumulus,Nara Pref.
コンビニから300mほどのところにこんな立派な古墳石室が! 数多く眠る奈良の古墳。なかでも桜井市は入室可能な石室が多い点で群を抜いています。今回の秋殿南古墳。訪ねたのは2015年10月の末のことですからだいぶ前のことです。4本に分かれていた短い動画をつなげようと思
蒲生田山1号墳■(蒲生田山古墳群)(南陽市)(山形県)(終末期)Gamoudayama No.1 Tumulus,Yamagata Pref.
超小型の石室ですが奥壁は見応えが! 安久津古墳群(クリック)などを見学した高畠町から山形新幹線で一駅。翌日の早朝に赤湯駅まで移動しました。その日のうちにさらに北上して別の古墳を見学し東京に戻らねばならないので、ほぼ朝1番の電車です。目指す古墳は2021年3月
大室235号墳(大室古墳群4)■(長野市)(長野県)(後期)Oomuro No.235 Tumulus,Nagano Pref.
スケルトン状態の古墳から眺める壮大な光景! 天候に恵まれれば北アルプスも一望できる大室古墳群エントランスゾーンの高台に今回の235号墳は残されています。例の🍙のような244号墳(クリック)からも近く、なによりこの古墳群のガイダンス施設、大室古墳館から至近の
行者塚古墳(西条古墳群)(リニューアル統合版)(加古川市)(兵庫県)(中期)Gyoujyazuka Tumulus,Hyogo Pref.
4つの造出し、最古の帯金具出土等見どころ満載の前方後円墳 人塚古墳・尼塚古墳(リニューアル統合版)(クリック)の回で触れたように、開発され戸建ての住宅が立ち並ぶ一角に、西条古墳群は残されています。その盟主墳である今回の行者塚古墳は墳長99mの堂々たる前方後
人塚と尼塚古墳(西条古墳群)(リニューアル統合版)(加古川市)(兵庫県)(中期)Hitozuka&Amazuka Tumulus,Hyogo Pref.
住宅街ド真ん中に大型帆立貝式前方後円墳が出現! 今回の人塚古墳、尼塚古墳は行者塚古墳とともに加古川の古墳としてはよく知られた古墳です。といっても、私がはじめて訪れたのは古墳踏査をはじめて間もない2014年の12月。そぼ降る雨といった形容がぴったりの肌寒い日でし
愛宕山古墳■(高崎市)(群馬県)(後期)Atagoyama Tumulus,Gunma Pref.
入室しやすいバランスの整った石室 今回の古墳、愛宕山古墳は高崎市を流れる染谷川とその支流(たぶん)蟹沢川に挟まれた台地に築かれていますが、現在は新装なった県道25号線、愛宕交差点からほど近い愛宕神社にあるといったほうがよいかもしれません。動画冒頭にあるよ
砥上(とがみ)愛宕塚古墳■(宇都宮市)(栃木県)(後期)Togamiatagozuka Tumulus,Tochigi Pref.
潜ってみればヤマト中央の石室にそっくり! 東武宇都宮線の江曽島駅から真西に1.5㎞ほどのところにある砥上神社境内に今回の古墳は眠っています。その神社のさらに西側には姿川が流れています。わかりやすい立地なので歩けなくはなかったのですが時間の関係(石室の見学な
大室241号墳他■(大室古墳群3)(長野市)(長野県)(後期)OomuroNo.241Tumulus & others,Nagano Pref.
合掌形石室の珍しい古墳ですが・・・ 積石塚といえば、このブログでは香川県高松市の岩清尾山古墳群などいくつか紹介しています。古墳踏査のかなり早い段階で訪ねた岩清尾山古墳群が目に入った時、「これが古墳」と思ったことをよく覚えています。ごつごつとしたかなりの
信太狐塚古墳(和泉市)(大阪府)(後期)Shinodakitusnezuka Tumulus,Oosaka Pref.
前方部の削平が如何にも残念! 和泉市には群衆墳、信太千塚古墳群が6C後半に築かれていて、今回の信太狐塚古墳はその盟主墳で墳長58mの前方後円墳です。HPをみると黒鳥山公園から池越しに東に、墳丘がよく見えるではありませんか。わくわくしながら現地に向かいました。
加茂神社南古墳■(小浜市)(福井県)(後期)Kamojinjyaminami Tumulus,Fukui Pref.
狭小の開口部に潜り8.3m の羨道を進むとなんと巨大な玄室が JR小浜線の新平野駅からタクシーで10分ほど。田んぼを突っ切るようにして山懐にある加茂神社に向かいます。参詣客用の駐車場で下してもらいあとは、なかなか見つけにくいという古墳に向かうことに。周囲は稲刈り
塚脇古墳群から2基■(高槻市)(大阪府)(後期)Two Tumuluses of Tsukawaki Tumuli,Oosaka Pref.
開口部羨道の幅の狭さが特徴的! 高槻市にある帯仕山(おびしやま)周辺に造られた塚脇古墳群は50基ほどからなる群集墳だそうです。下の所在地地図をご覧ください。6C後半から7C初めに造られており、塚脇F1号墳(クリック)のようなかなり大型の横穴石室をもった円墳も
神(じん)長官裏古墳■(茅野市)(長野県)(後期)Jinchoukanura Tumulus,Nagano Pref.
雄大な景色に囲まれた奥壁側から入室する不思議な空間 岡谷市の姥懐(うばふところ)古墳(クリック)、唐櫃石古墳(かろうといし)古墳(クリック)を訪ねた帰り、中央線で諏訪湖畔沿いにある3駅隣の茅野駅に向かいました。思ったところとは少々異なり駅前は狭く、コロナ
馬塚古墳(統合リニューアル版)(美旗古墳群)(名張市)(三重県)(中期)Umazuka Tumulus, Mie Pref.
駅前の大型前方後円墳にびっくり! 6年半ほど前にアップしたものをただ統合するのでなく、元の動画を探し出し再編集してみました。編集技術も多少は進歩のあとがみられるはずです。ただ、今の自分であれば、もっとこうしたところに力を入れて撮影したはずと思わないわけ
聖徳太子墓(叡福寺北古墳)と用明天皇陵(太子町)(大阪府)(終末期)Shoutokutaishi Tumulus & Youmeitennou Tumulus, Oosaka Pref.
妃、母とともに眠る聖徳太子 仏教の布教に熱心だった聖徳太子の墓がお寺の境内に築かれているというのは不思議ではありませんが、古墳というイメージとは遠いような気がします。ただ、境内の奥まったところに築かれた3段築成の墳丘は、東西53m、南北43m、高さ11mもあり、
寝屋古墳■(寝屋川市)(大阪府)(後期)Neya Tumulus, Oosaka Pref.
石室(玄室)が覗ける都会の公園に残された円墳 寝屋とは変わった名前ですね。この地域、古墳時代には牧があり、牧人の寝屋に由来するそうです。朝鮮半島の人々が5C以降、この地域に多数訪れ、牧の管理や技術指導を行っていたということになります。市のHPによると市内に
戻り梅雨でしょうか。全国のあちらこちらで豪雨被害が生じています。皆様はお変わりありませんでしょうか。いつも変わり映えのしないご報告で恐縮です。統合版と統合修正版6基をアップしました。お時間のある時ご覧頂ければと思います。統合版は単に動画1、動画2、動画3
姥懐(うばふところ)古墳■(岡谷市)(長野県)(終末期)Ubafutokoro Tumulus, Nagano Pref.
見上げると開口部の分厚い板石が待っていてくれます! 諏訪湖周辺に古墳が本格的に築かれるようになったのは古墳時代の後期、6C後半になってからのようです。前方後円墳は下諏訪町にある墳長57mの青塚古墳が最初だそうですから、ずいぶん遅いですね。ヤマトの中央政権の
岡谷唐櫃石古墳(かろうといし)古墳■(岡谷市)(長野県)(終末期)Okayakaraudoishi Tumulus,Nagano.Pref.
よく残る墳丘に赤色顔料が見える終末期古墳 久しぶりに乗った渓谷をまたぐように走るJR中央本線の特急あずさ。山が迫ってくる車窓の景色を楽しんでいると、あっという間に岡谷駅です。10時5分着。ラッキーなことに晴天にめぐまれています。観光案内所で念のためバスの時刻
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住宅街のそこを曲がってすぐのところにこんな巨石墳が! この日は博多を早朝の新幹線で新山口経由JR宇部線阿智須駅近くの丸塚古墳群へ。思ったよりも見応えのある古墳群を後に山口駅まで移動。そこからJRバスに乗り国の史跡指定を受けている大日古墳へ。長さ13m以上もある
複室構造の整美な石室が自由に見学可能 リニューアル統合版を作成しながら、愛知県指定の史跡になっている意味がよくわかりました。墳丘がよく残っていますし、羨道は大半が欠損しているものの、前室、後室からなる石室主要部分は完存していますし、それに超大型の鏡石、
前方後円墳(後方墳)ファンなら必見と言いたいのですが 見応えのあった佐渡ケ岩屋古墳(平沢1号墳(クリック))などの平沢古墳群を後にして土浦駅まで移動。幸い天気は快晴なので予定どおり13時25分発の霞ヶ浦広域バス ブルーラインで薬王寺の墓地内にある2基の古墳に
小雪舞い散る中、ようやく会えた斜面利用の終末期古墳 鳳張り1号墳(クリック)を見学した帰途、コミュニティーバスで移動するのは、その後の相生の古墳を訪ねる時間がなく、やむなくタクシーで神明寺公民館まで移動。ケチといわれるかもしれませんが、メーターが上がる
見学可能な家形石棺が2基も リニューアル版は揺れを補正、袖石を立柱石に変えるなどキャプションの変更も行いました。リニューアル版を作りながら、御年代古墳の重要さに改めて気づかされました。整美な切石で造られた石室全体はもちろんですが、2基の刳抜式の家形石棺
羨道が完存する横口式石槨は貴重 塚山古墳群等を訪ねて何度か降り立った山陰本線の有年(うね)駅。なんとなく土地勘があると考えたのがいけませんでした。大型トラックがひっきりなしに爆走する国道2号線をただただ東へ。あまりの怖さに途中から、北寄りの集落側の道を
この堂々たる石室が被災したとは残念! 能登島の須曽蝦夷穴古墳のほうは、さほど大きな被害もなく見学が可能とのことで一安心ですが、院内勅使塚古墳は、石川考古学研究会のHPによれば、2月14日の時点では、石室の石材の落下及びズレ、雨漏りが発生しているそうです。そ
この陶棺が4基も石室から出土!びっくり 今回の定北古墳、定東、西古墳の裏山にあって道標もしっかりしているので到達は容易です。しかも、南北25m、東西18m、高さ現状では3m弱の墳丘に、長さ10mを越える石室が完存しています。はじめは天井石が失われた羨道かと思った前
石室マニアの方はご存じでしょう。この変わった石室! 今回ブレを修正したり、お勧めの箇所の強調、キャプションの修正などを行いました。YouTubeの説明欄にも書きましたが、どうしてこの吉野川流域だけに、この形式の石室が造られたのか、不思議ですね。最初にアップし
美形の奥壁をもつ石室がすぐそこにあるとはびっくり! 古墳踏査の開始は12年ほど前に遡りますが、高安千塚古墳群をはじめて訪ねたのは、比較的最近の2017年2月末のことです。それ以来、何かが引き寄せるのでしょうか、3度も、4度も足を運んできました。近鉄の信貴山口駅か
これこそが横口式石槨。石材の厚みに脱帽! リニューアル統合版を編集しながら、これほど見事な石槨だったかなあと見返してしまいました。初回アップの際のブログ本記(クリック)でも、その点について触れています。再編集までに、色々な石室をみたからでしょうか。その
これはいったい何?現代アートのような石のオブジェ! 奈良県の明日香村をはじめて訪れた人が、この石造物をみたとしても、何やらさっぱりわからないと思います。私もそうでした。まず、鬼の雪隠ですが、しばらくして、古墳時代終末期の横口式石槨の蓋にあたる部分という
動画のような震災前の姿に戻るのはいつでしょうか? ただただ、この貴重な古墳が、古墳時代の能登半島を知る貴重な文化財としてよみがえることを祈るばかりです。須曽蝦夷穴古墳について詳しく知りたい方は、最初にアップした時のブログへどうぞ。こちら(クリック)です。
マニアにはたまらない鏡石が見事! なんとなくカメラ回しがいつもよりも早いことにお気づきでしょうか。そうなんです。藤山1号墳の滞在時間は15分ほど。タクシーを待たせてのことでした。本来ならば、バスを乗り継ぎ、藤山1号墳に着く予定だったのですが、猿投駅から乗
この美しい玄門 仏教の影響とみられています 仏教伝来は538年、6C半ばとされていますが、宗教、文化、建築等さまざまな分野で影響を与えたようで、古墳の築造もその例外ではなかったようです。特に終末期の古墳石室には、奈良県葛城市の水泥南古墳の石棺に刻まれた蓮
墳丘の表側、裏側ともによくみえる東国1の前方後方墳 この古墳も再訪してよかったと思った1基です。はじめて訪れたのは2015年春のことでしたが、ここでいう裏側に広がるグランドでは野球の試合が行われていて、喧騒の中の見学でした。今回は天川二子塚古墳を訪問したあと
山登り好きに知られる西目山が見下ろす古墳! 防府駅から中国・JRバスの山口大学・防府線で15分ほど。高井バス停で降りてまず目に入ったのは、動画冒頭の、急峻な山肌が露わになった山、西目山でした。思わず声が出ました。あとでわかりましたが目指す大日古墳は、この西
これ古墳と思うほどの豪勢な「お屋敷風」石室!今回はリニューアル版ということもあり、説明はYouTubeと同じです。より詳しく壱岐古墳群と兵瀬古墳について知りたい方は、最初にアップした際のブログ(クリック)をご覧ください。所在地マップ、石室イメージ図もあります。
少々残念な2基の古墳。でも古墳のせいではありません! 真庭市といってもピンとくる人は少ないと思います。備中松山城のある備中高梁駅まで、JR伯備線で移動し、その後はバスで国道311号線をひたすら北上します。今回の2基の古墳もその沿線上に築かれています。真庭市の
築造当時に復元された墳丘、3室もある横穴石室、古墳マニアも納得の逸品 古墳踏査で出会う古墳には考古学的観点はもちろん、様々な観点からの分類が可能です。遠目に見て墳丘が確認できるものの中には、築造当時のように復元されたものから、半ば、藪のなかに放置されっ
東海道線の線路沿い、海岸まで500mに完存する前方後円墳 東海道線の片浜の駅から東に4-5分住宅街を歩くと、今回の古墳のある公園に到着です。しかも、車窓からも確認できる線路沿いですから、迷うこともありません。墳長53mと中型の前方後円墳ですが、後円部、前方部とも
スリル満点の劇狭盗掘孔から石室へ入室 所在地マップ、石室イメージ図などは最初に書いたブログをご覧ください。こちらです(クリック)。 石室ファンの方々には馴染みのある方もいるかと思いますが、はじめて石棺式石室を見た時には、その残骸の古墳だったこともあり
山の頂上の可憐な円墳 兵庫県福崎町といってもピンとくる人は少ないのではないでしょうか。どこか確認してみてください。そう、下にあるマップにあるように福崎町は、姫路市の北側にあって、瀬戸内海から日本海に抜ける交通の要衝に位置していますね。律令制下では播磨で
終末期古墳に見る造墓技術のレベルの高さ! 前方後円墳の築造が終わりを迎えると、古墳の様相もそれまでとは大きく変わります。旧来からあった横穴石室を伴う円墳、方墳の石室そのものの姿もこれまでのものとは、素人目にみても明らかに違っています。今回の横口式石槨、狭
JR桜井線と共存する際どく残った大型石室! 元は一辺40mの方墳といわれても、よほどの想像力がないと難しそうです。JR桜井線の線路あたりまで墳丘はあったようですが・・・。その桜井線の電車、丁度、墳丘に近づいたところで通過していきました。サムネイルがその様子です
奥壁側から入室すると広がる長い玄室にびっくり! 次から次へと同じような古墳が並ぶ群集墳とは違って、とびとびに個性豊かな墳丘が点在しているのもなかなかのものです。遠くから墳丘を確認することができる場合にはなおさらです。まさに今回の兵庫県福崎町での古墳巡
今年は全国的に春が一足早く訪れたようですね。東京の桜もとおに葉桜になってしまいました。冬場こそがシーズンの古墳を歩く者からすると、まことに残念。ご存じのように新緑の季節になると墳丘は雑草におおわれはじめ、石室内には苦手の多足類が待ち構えています(冬場で
愛鷹山麓に築かれた円墳に無袖式の石室が完存! いつも遠くから眺める富士山。その富士山の麓に築かれた古墳から、その姿はどうみえるのだろうというのが、今回の訪問のもう一つの楽しみでした。残念ながら晴れ間はのぞくものの、風も強く、残念な結果に。もっとも、正確
墳丘マニアには意外な穴場 崇神天皇陵(行燈山古墳)の後円部の東側にある双方中円墳という変わった墳形の古墳ですが、何年か前にはじめて紹介した際にも書いたように、あまり知られていません。古墳マニアでもよほどのマニアでないと足を運ばないのではないでしょうか
疎林に眠る奥壁の鏡石が見事な3基! 1号墳の姥塚古墳(クリック)は、穹窿式(ドーム型)の石室が保存状況も良好なまま残されていて県指定の史跡になっています。ただ、それ以外の31基に関しては6C後半から7Cはじめにかけて造られたのではないかという以外の情報は、広
視界を遮られずに一周できる巨大前方後円墳 だいぶ前にアップした巨大前方後円墳ですが、改めて見返してみると、いくつも貴重な点があることに気が付きました。一つは視界を遮られることなく墳丘を一周できることです。これは世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群とは決
草刈りがなされてなくてよかったかも! 見応えのある鶴萩古墳(クリック)をあとに、長野道をくぐり県道70号を真北に歩けば、ほどなく着くはず。上信越の山並みを楽しみながらの道中です。ところが、google mapで池ノ上古墳と表示された辺りにきても、まったく墳丘らしき
古墳とわかる方はよほどの通です! 古墳とわかりながらリニューアル版を作成していても、戸惑いを覚えざるを得ませんでした。おそらく石材が羨道、前室の左右側壁近くに散乱し、しかも玄室には天井石が仕切りのように縦に落下しているためではないでしょうか。よくみる
竹が占領する羨道を抜けると見違える光景が! 現状230基を数える高安千塚古墳群はいくつかの支群にわかれていますが、今回とりあげる郡川支群は南北にわかれ、両方で43基。内6基が北支群に属し2号墳は1号墳(開山塚古墳)とともに北支群に属しています。このような詳細な説
石室マニアなら必見! いやはや凄い石室です。再度編集しながら改めて、この石室の「凄さ」に驚かされています。広さ8畳ほどの玄室(胴張りなので正確にはわからない)は、奥壁、側壁から階段状に高さ4.2mまで、持ち送っています。穹窿式(ドーム型)の天井です。道路の高
藪の中に服部川支群中最大の石室が完存 17号、18号を紹介した際に右隣りにあった16号墳。実は130基余を数える服部川支群の中で最大規模の石室です。全長で12.1m(推定)にもなります。17号は6.5m、土砂流入で入室できなかった18号は大きいとはいえ9.1mです。高安古墳群
盗掘孔のせいで奥壁がよく見える長い羨道の石室! 近鉄吉野口から国道309号を東へ20分ほど歩くと中垣内バス停に着きます。そこに動画冒頭の小さな道標が立っています。あまりに遠慮がちで小さかったので一度通り過ぎてしまったほどですが、そのあとは簡単。すぐにとんが
黒い塊の積石塚が迫る 長野県の積石塚古墳の大半(500基)が群集墳、大室古墳群、たとえばこれ(クリック)に集中しています。このブログでもいくつか紹介していますが、だいぶ雰囲気が違います。松本市の積石塚、針塚古墳(クリック)とも同じではありません。それもそ
最終段階の東国終末期古墳。切石が美しい! 最初に訪れたのは古墳踏査をはじめてまもない2014年のこと。まだ横穴石室の右も左もよくわからないままに見学しただけでしたが、その後、数多くの石室を訪ね、ようやくこの石室の特色が理解できるようになりました。隣の複室構
菜の花畑の先に見応えのある円墳 国の特別史跡西都原古墳群は319基もの古墳からなっていますが、開口している横穴石室を伴う円墳はここだけのようです。編集しなおしながら、この横穴石室のある円墳の「凄さ」に驚かされました。石室もさることながらサムネイルに少々見