合掌形石室の珍しい古墳ですが・・・ 積石塚といえば、このブログでは香川県高松市の岩清尾山古墳群などいくつか紹介しています。古墳踏査のかなり早い段階で訪ねた岩清尾山古墳群が目に入った時、「これが古墳」と思ったことをよく覚えています。ごつごつとしたかなりの
自分が歩いた全国の古墳を臨場感のある動画で基本情報とともに紹介しています。墳丘に登れるもの中心です。
3世紀半ばからの350年ほどの間に、これほどの古墳が造られたとはただただ驚くばかりです。とりわけ日本独特(少数韓国にあり)の前方後円墳の姿には惹かれます。当時の人口は専門家によれば400万人程度だそうですから、人々は強制的に巨大古墳の築造に動員されたわけではないのでしょう。当時の社会システムにも思いをめぐらす日々です。動画で撮った古墳はまだまだ数が限られていますが、徐々に増やしていくつもりです。
1件〜100件
大室241号墳他■(大室古墳群3)(長野市)(長野県)(後期)OomuroNo.241Tumulus & others,Nagano Pref.
合掌形石室の珍しい古墳ですが・・・ 積石塚といえば、このブログでは香川県高松市の岩清尾山古墳群などいくつか紹介しています。古墳踏査のかなり早い段階で訪ねた岩清尾山古墳群が目に入った時、「これが古墳」と思ったことをよく覚えています。ごつごつとしたかなりの
信太狐塚古墳(和泉市)(大阪府)(後期)Shinodakitusnezuka Tumulus,Oosaka Pref.
前方部の削平が如何にも残念! 和泉市には群衆墳、信太千塚古墳群が6C後半に築かれていて、今回の信太狐塚古墳はその盟主墳で墳長58mの前方後円墳です。HPをみると黒鳥山公園から池越しに東に、墳丘がよく見えるではありませんか。わくわくしながら現地に向かいました。
加茂神社南古墳■(小浜市)(福井県)(後期)Kamojinjyaminami Tumulus,Fukui Pref.
狭小の開口部に潜り8.3m の羨道を進むとなんと巨大な玄室が JR小浜線の新平野駅からタクシーで10分ほど。田んぼを突っ切るようにして山懐にある加茂神社に向かいます。参詣客用の駐車場で下してもらいあとは、なかなか見つけにくいという古墳に向かうことに。周囲は稲刈り
塚脇古墳群から2基■(高槻市)(大阪府)(後期)Two Tumuluses of Tsukawaki Tumuli,Oosaka Pref.
開口部羨道の幅の狭さが特徴的! 高槻市にある帯仕山(おびしやま)周辺に造られた塚脇古墳群は50基ほどからなる群集墳だそうです。下の所在地地図をご覧ください。6C後半から7C初めに造られており、塚脇F1号墳(クリック)のようなかなり大型の横穴石室をもった円墳も
神(じん)長官裏古墳■(茅野市)(長野県)(後期)Jinchoukanura Tumulus,Nagano Pref.
雄大な景色に囲まれた奥壁側から入室する不思議な空間 岡谷市の姥懐(うばふところ)古墳(クリック)、唐櫃石古墳(かろうといし)古墳(クリック)を訪ねた帰り、中央線で諏訪湖畔沿いにある3駅隣の茅野駅に向かいました。思ったところとは少々異なり駅前は狭く、コロナ
馬塚古墳(統合リニューアル版)(美旗古墳群)(名張市)(三重県)(中期)Umazuka Tumulus, Mie Pref.
駅前の大型前方後円墳にびっくり! 6年半ほど前にアップしたものをただ統合するのでなく、元の動画を探し出し再編集してみました。編集技術も多少は進歩のあとがみられるはずです。ただ、今の自分であれば、もっとこうしたところに力を入れて撮影したはずと思わないわけ
聖徳太子墓(叡福寺北古墳)と用明天皇陵(太子町)(大阪府)(終末期)Shoutokutaishi Tumulus & Youmeitennou Tumulus, Oosaka Pref.
妃、母とともに眠る聖徳太子 仏教の布教に熱心だった聖徳太子の墓がお寺の境内に築かれているというのは不思議ではありませんが、古墳というイメージとは遠いような気がします。ただ、境内の奥まったところに築かれた3段築成の墳丘は、東西53m、南北43m、高さ11mもあり、
寝屋古墳■(寝屋川市)(大阪府)(後期)Neya Tumulus, Oosaka Pref.
石室(玄室)が覗ける都会の公園に残された円墳 寝屋とは変わった名前ですね。この地域、古墳時代には牧があり、牧人の寝屋に由来するそうです。朝鮮半島の人々が5C以降、この地域に多数訪れ、牧の管理や技術指導を行っていたということになります。市のHPによると市内に
戻り梅雨でしょうか。全国のあちらこちらで豪雨被害が生じています。皆様はお変わりありませんでしょうか。いつも変わり映えのしないご報告で恐縮です。統合版と統合修正版6基をアップしました。お時間のある時ご覧頂ければと思います。統合版は単に動画1、動画2、動画3
姥懐(うばふところ)古墳■(岡谷市)(長野県)(終末期)Ubafutokoro Tumulus, Nagano Pref.
見上げると開口部の分厚い板石が待っていてくれます! 諏訪湖周辺に古墳が本格的に築かれるようになったのは古墳時代の後期、6C後半になってからのようです。前方後円墳は下諏訪町にある墳長57mの青塚古墳が最初だそうですから、ずいぶん遅いですね。ヤマトの中央政権の
岡谷唐櫃石古墳(かろうといし)古墳■(岡谷市)(長野県)(終末期)Okayakaraudoishi Tumulus,Nagano.Pref.
よく残る墳丘に赤色顔料が見える終末期古墳 久しぶりに乗った渓谷をまたぐように走るJR中央本線の特急あずさ。山が迫ってくる車窓の景色を楽しんでいると、あっという間に岡谷駅です。10時5分着。ラッキーなことに晴天にめぐまれています。観光案内所で念のためバスの時刻
塚山6号墳(リニューアル統合版)(第1支群)■(赤穂市)(兵庫県)(後期)Tsukayama No.6 Tumulus(Renewal version),Hyogo Pref.
見たことがないユニークな石室! 赤穂市を流れる矢野川の北側の斜面に築かれた50基ほどの塚山古墳群。その中の盟主墳、塚山6号墳。2年ほど前に一度アップしたのですが改めて編集をやり直してご覧頂くことにしました。ブレを補正しBGMもついているので見やすくなっていると
有年地区でよくみる素朴な古墳石室 アップし忘れの2基です。兵庫県赤穂市の塚山古墳群といえば、有年地区にある木虎谷、惣計谷と並び、群集墳としてよく知られています。塚山古墳群の中でも第1支群の6号墳(クリック)が特に有名ですが祇園塚型と呼ばれる石室内に間仕切り
宝塔山古墳■(リニューアル版)(前橋市)(群馬県)(終末期)Houtousan Tumulus,Gunma Pref.
終末期古墳完成形の一基 この古墳、築造時期は7C中頃(広瀬和雄さんの定義では7C初めから終末期古墳)と考えられています。とすると大和の地では、血塗られた惨事、権勢をふるっていた豪族蘇我入鹿が中大兄皇子らに暗殺され、父蝦夷も自殺に追い込まれた乙巳の変(いっ
欽明天皇陵(梅山古墳)(明日香村)(奈良県)(後期)Kinmeitennou Tumulus,Nara Pref.
推古天皇の父親の墓と宮内庁が治定する前方後円墳 夏の暑い日差しのなか、天武・持統陵(クリック)から西に7-800mほどのところにある欽明天皇陵まで歩いてみました。田畑のなかにところどころ住宅が点在するのどかな光景が続きます。墳丘は緑一色。途中には鬼の雪隠、鬼
塚脇F1号墳■(塚脇古墳群)(高槻市)(大阪府)(後期)Tsukawaki F1 Tumulus,Oosaka Pref.
天井石が残っていれば・・・ F1号墳のある妙力寺のHPを開けるとこの古墳の発掘の経緯、副葬品等詳細な説明があり驚かされます。聞けば妙力寺の墓地を広げる途中でこの古墳が見つかり、学術的にも貴重なことが明らかになったので、保存整備し公開することにしたとのこと。
大室243号墳と246号墳■(大室古墳群3)(長野市)(長野県)(後期)OomuroNo.243&No.246 Tumulus、Nagano Pref.
盗掘孔から石室内をのぞける不思議な感覚! それにしても大掛かりな古墳公園ですね。古墳が積石塚はじめバラエティに富んでいることで知られていますが、見学者をできるだけ飽きさせないようにと色々な工夫がされています。今回のエントランスゾーンにある古墳のように、
大室23号墳(大室古墳群2)■(長野市)(長野県)(後期)Oomuro No.23 Tumulus,Nagano Pref.
5トンもある奥壁鏡石に驚き!大室23号 大室駅(旧長野電鉄、現在はバス路線)のバス停から歩いて古墳群に到着する直前、上信越自動車道をくぐります。この建設敷地内にあったのが今回の大室23号ですが、移設復元されて現在の古墳公園エントランスゾーンの246号の南側に眠
関東は早々に梅雨入りですが、今日はつかの間の晴れ間。貴重です。 古墳シーズンなら早速出かけるところですが、今は青葉の季節。墳丘の多くは雑草に覆われているのでこうしてPCの前に座っています。 ところで、このブログでは過去にアップした古墳で再訪したために、リニ
大室244号墳(大室古墳群1)■(長野市)(長野県)(後期)Oomuro No.244 Tumulus,Nagano Pref.38
三角🍙のような愛らしい墳丘 だが近づくと・・・ 大室古墳公園の入り口に訪問者を待ち構えるように聳えているのが244号墳です。東側にぐるっとまわると本当にびっくりしました。ごつごつとした岩肌をみるような急角度の墳丘。三角のおにぎりのようです。近づくと地肌から
皇子塚古墳と平井地区1号墳(藤岡市)(群馬県)(後期)Oujizuka Tumululs&Hiraichiku No.1 Tumulus,Gunma Pref.
アップを忘れていた2基の円墳 うっかりアップするのを忘れてしまった古墳です。リニューアル版もアップした大型の前方後円墳、白石稲荷山古墳(クリック)へ向かう途中にある2基の古墳、皇子塚古墳と平井地区1号墳です。はじめて訪れた時(2015年3月)は、毛野国白石丘陵
堂山古墳群と宮谷1号墳(大東市)(大阪府)(中期)(後期)Douyama Tumuli&Miyatani No.1 Tumulus,Oosaka Pref.
河内湖を眼下に見る水運の担い手の古墳 古墳時代に関心を持たなければ、JR大阪駅はじめ現在の大阪市の大半は古代、河内湖と呼ばれる湖だったことは知らないままだったのではと思います。今回の堂山古墳群、JR片町線の野崎駅の東側、生駒山系の山裾の高台に築かれた8基から
岡田山1号墳■と2号墳(リニューアル版)(松江市)(島根県)(後期)Okadayama No.1&No.2 Tumulus, Shimane Pref.
小型前方後方墳ながら朱がよく残る石室は見応え十分 2016年にアップした3本の統合版を作ろうとしましたが納得いかず今回も生の動画をはじめから編集しなおしました。以前、気が付かなかったことが色々あり面白かったです。全長5.6m、玄室長さ2.8m、幅(最大)1.8m、高さ2
鼠持(ねずもち)古墳■(高畠町)(山形県)(終末期)Nezumochi Tumulus,Yamaga Pref.
一辺8mの石積みの墳丘に横穴石室だそうですが 清水前古墳群(クリック)はじめ高畠町の北部、屋代川沿いの古墳から南に5㎞ほど下った砂川沿いにある古墳です。日暮れ前には散策を終えることを考えるとデマンドタクシーをお願いするしかありません。13時半に「道の駅たか
田古里古墳■(リニューアル版)(太良町)(佐賀県)(後期)Takori Tumulus,Renewal ver. Saga Pref.
教会堂のような高さ4mを超える石室 1500年前に造られたとは! 穹窿式(ドーム型)の玄室をもつ石室は九州北部に多く、このブログでも最近では熊本市の二軒小屋古墳(クリック)の見事な空間を紹介しました。今回、そういえば何年か前に「驚愕した」と表現した田古里古墳
甲斐銚子塚古墳(リニューアル版)(甲府市)(山梨県)Kaichoushizuka Tumulus,Yamanashi Pref.
前方後円墳ファンには見逃せない墳長169mの巨大古墳 はじめて甲斐銚子塚古墳を訪ねたのは2014年10月のことでしたから7年以上も前のことになります。秋の日差しを浴びた墳丘の美しさを鮮明に覚えていて、いつか再訪したいと思っていました。ようやく、1年ほど前に念願が叶
清水前古墳群■(高畠町)(山形県)(後期)Shimizumae Tumulus,Yamagata Pref.
山並みを借景に石室が開口する2基の円墳 石室の奥行きが2mの1号墳と1.7mの2号墳、それに道路を挟んで3号墳(半壊状態らしいが行きそびれた)の3基の円墳からなる清水前古墳群。説明板によると1973年に国道整備に伴い発掘調査し石室が露出していた3基のうち2基の墳
今回はボヤキです! このブログも皆さんの応援もあって今日から8年目に入ります。色々書きたいことはあるのですが、今日はタイトルにあるように愚痴を聞いてください。本題に無関係と思われる方はスルーを。 ブログ作成はデスクトップのPC(Windows 11に更新)を使用してき
馬絹古墳(川崎市)(神奈川県)(後期)Maginu Tumulus,Kanagawa Pref.
多摩川下流域の重厚な円墳 多摩川といえば関東の方には慣れ親しんだ川かもしれません。東京から西へ進むには必ず渡らなければならない川だからです。下流近くでは東西に東急線、小田急線、そして京王線が走り、東名高速道路も、国道246号線も多摩川を渡ります。つまり現在
谷脇古墳■(宇陀市)(奈良県)(後期)Taniwaki Tumulus,Nara Pref.
羨道の先に残る幅広の玄室と石棺 松源院香久山古墳(クリック)を後にして道の駅宇陀路の交差点を東に歩けばなどとgoogle map を確かめながら古墳に向かいます。既に午後3時を回っていたので急がねば。動画冒頭のようなくねくねとした道を進むと、古墳のある集落によう
羽山古墳■(高畠町)(山形県)(後期)Hayama Tumulus,Yamagata Pref.
山道を登ってようやく発見!でも地震が心配 山形県高畠町にある古墳の3回目です。何度か書いたように初秋のはずがまだ夏真っ盛り。太陽に照り付けられながら、安久津古墳群の西1.5kmほどの山中にある葉山古墳を訪ねました。国道113号線沿いにある青竜寺の前から山
上御倉(かみおぐら)古墳■(阿蘇市)(熊本県)(後期)Kamiogura Tumulus, Kumamoto Pref.
阿蘇の台地に眠る見事な石室 この古墳、その複室構造と穹窿式の石室の素晴らしさもさることながら築造された立地に印象づけられました。阿蘇を訪ねたのははじめてということもあり豊肥線の車窓から見える山脈(やまなみ)が囲むカルデラの巨大さに度肝を抜かれ、ついで
秋葉山3号墳他(秋葉山古墳群2)(海老名市)(神奈川県)(前期)Akibayama No.3&others Tumulus,Kanagawa Pref.
前期古墳が一挙に見学できる貴重な古墳群 神奈川県を走る相鉄線の海老名駅の近くに、前期古墳が集中して残されているというのは驚きです。隣のかしわ台駅からの徒歩ルートは記事の最後にあります。開発が進み、古墳群の一角だけが古墳公園として大切に保存されています
皆さんゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか。お休みの方も、そうでない方もおられると思いますが、この後には梅雨が控えていますね。長梅雨になるのか気にかかるところです。話は変わりますが最近アップした動画の最後の次のような表記について説明します。「
五色塚古墳(リニューアル版)(神戸市)(兵庫県)(前期)Goshikizuka Tumulus(updated version) ,Hyogo Pref.
アクセスもよいこんなところに墳丘に上れる巨大前方後円墳が 関西圏にお住いの方が羨ましい! いつもそう思います。アクセスもよいこんなところに見応えのある巨大前方後円墳があるなんて。行かれたことのない方々、是非、実際に足を運んでください。何がすごいかって?
舟塚古墳(小美玉市)(茨城県)(後期)Funazuka Tumulus, Ibaraki Pref.
今城塚古墳の2/5の相似形の墳丘が茨城に 今回の舟塚(ふなつか)古墳は小美玉市生涯学習センターコスモスの北1㎞ほどのところにあるのですが、田畑の間をとおる道がわかりにくく、到着まであっちうろうろ、こっちをうろうろしてしまいました。毎度のこととはいえ困ったも
金原古墳■(高畠町)(山形県)(終末期)Kanabara Tumulus,Yamagata Pref.
ブドウ畑に囲まれて残る大型切石の石室 漢字の読み方、特に土地の名称ははてなんと読むのか迷うことが多いですね。かねはらではなく、かなばらが正解(表紙のローマ字表記間違えてしまいました)。さて、安久津古墳群をあとにして、別の古墳に立ち寄ったあと、金原古墳を
舒明天皇陵(段の塚古墳)(リニューアル版)(終末期)(桜井市)(奈良県)Jomeitennouryo Tumulus,Nara Pref.
推古天皇の次の天皇の陵墓 2019年12月にアップした2本の動画を統合版にしようとしましたが、あまりにブレが多いので改めて編集しなおしてみました。今回は墳丘を北から(山側)南(谷川)に下るところを入れているので、斜面に築かれた大きな基壇の上の八角墳を想像するこ
安久津古墳群■(高畠町)(山形県)(終末期)Akutsu Tumuli,Yamagata Pref.
ゴツゴツした凝灰岩製の大型切石でできた終末期の石室 早朝に自宅を出て、山形新幹線で高畠まで3時間半ほど。8時27分には到着しました。少々びっくりしたのは(山形の人々には失礼)、高畠駅が新幹線の駅とは思えない普通のJRの駅舎だったことです。忘れていましたが山形
山口千塚4号墳(山口千塚古墳群3)(葛城市)(奈良県)(後期)Yamaguchisenzuka No.4 Tumulus ,Nara Pref.
雪化粧の開口部の先に待っていたのは! 2週間前に来たこともあって迷うこともなく目指す4号墳に到着。ただ、思いがけない雪模様で足場は悪く、慎重の上にも慎重を期しました。ここで崖から転落なんていったら洒落にもなりません。ただ、よほど余裕がなかったのでしょうか
秋葉山1号墳(秋葉山古墳群1)(リニューアル版)(海老名市)(神奈川県)Akibayama No.1 Tumulus、Kanagawa Pref.
4C前半に神奈川でも立派な前方後円墳が・・・ 東国の前方後円墳、前方後方墳というと群馬県、栃木県、それに数が多いという点では千葉県が断トツ(後期の前方後円墳が特に多い)です。今回の神奈川県はイメージ的には数多く築かれている気がしますが、案外少ないです。し
山名古墳群(高崎市)(群馬県)(後期)Yamana Tumuli, Gunma Pref.
山口千塚古墳群と同じ頃に東国で築かれた群集墳 古墳踏査をはじめて間もない頃から何度か利用した上信電鉄の西山名駅。その北1㎞ほどのところには東国三碑の一つ山上碑と山上古墳(クリック)があり、鏑川を挟んだ南2㎞ほどのところには墳長150mの大型前方後円墳七興山
山口千塚5号墳■(山口千塚古墳群2)(葛城市)(奈良県)Yamaguchisenzuka No.5 Tumulus,Nara.Pref.
入室は超難関。でもその先には・・・ 山口千塚古墳群の2回目です。前回は崖に造られた8号墳と9号墳を紹介しましたが、今回はそこから数メートルあがった平坦面に造られた5号墳です。たとえ数メートルとはいえ動画冒頭でおわかりのように完全な藪状態で、どこからあがった
コロナ禍の4月。皆さんはどのように新生活をお迎えでしょうか。心の晴れない出来事が次々と起きています。日本の古墳時代にも大陸、朝鮮半島と戦火は耐えませんでしたが、その頃と何も変わっていないことに慄然とします。多くの文化財も破壊されているに違いありません。呑
山口千塚8号墳と9号墳■(山口千塚古墳群)(葛城市)(奈良県)Yamaguchisenzuka No.8&No.9 Tumulus,Nara Pref.
藪状態の崖に開口する2基の横穴石室 忍海千塚古墳群を後に南西1.5㎞ほどのところにある山口千塚古墳群に向かいます。予定では徒歩で30分ですが、アップダウンのある道はひっきりなしに大型車が行き交い、くねった道から車が突如現れます。慎重に進むしかもありませ
岩名古墳■(野田市)(千葉県)(後期)Iwana Tumulus,Chiba Pref.
大切にされてきたことがよくわかる円墳と開口部が見学できる石室 千葉県野田市というと東京の隣、さほど遠くはないイメージですが、案外遠いのです。房総半島の先端ではなくて、江戸川をはさんだ東京の東側。東武線を乗り継いで古墳もよりの七光台駅まで2時間近く。そこか
気楽にチャレンジ 古墳のクイズ(1) たまにはこういう試みをやってみたいと思っていたところ、偶然出会った國學院大學の青木敬さんの「土木技術の古代史」(吉川弘文館、2017)に触発されました。やはり専門家は違います。ぼんやりとした自分の印象が数字で裏付けられま
塚山12号墳(第2支群)他4基■(塚山古墳群5)(赤穂市)(兵庫県)Tsukayama No.12 Tumulus(second group)& others Hyogo,Pref.
ここかしこに円墳が・・・ 改装されたばかりの有年駅周辺は、再開発を前にして広大な敷地が広がっています。それだけに駅舎2階からは塚山古墳群や木虎谷古墳群のある北側の山脈が迫るように間近に見えます。ただ、既に塚山、木虎谷古墳群を紹介したブログで触れているよう
御墓山(みはかやま)古墳(伊賀市)(三重県)(中期)Mihakayama Tumulus,Mie Pref.
この地に巨大前方後円墳が築かれたのはなぜ・・・ 墳長200m以上の前方後円墳は全国で37基しかありません。そのうち上位30基で墳丘に一般人が上れるのは9基ですが、今回の御墓山古墳は墳長188mで「上れる」という点で、それらに続くものです。しかもよく墳丘が保存さ
柿塚古墳■(平群(へぐり)町)(奈良県)(後期)Kakizuka Tumulus,Nara Pref.
柿畑ではなくブドウ畑の横にドーム型石室が完存 近くて遠いというのはこういうことを言うのでしょうか。目指す古墳はマップにあるように近鉄生駒線の竜田川駅から真西に1㎞ほどのところ。おそらく15分ほどで到着と見込みました。ところが古墳北側に走る動画冒頭の道に駅か
地蔵塚古墳■(笛吹市)(山梨県)(後期)Jizouzuka Tumulus,Yamanashi Pref.
満開の桜が迎えてくれた大型横穴石室 丁度1年前の訪問時は、つぼみではないかと思った桜が動画のように満開を通り越して花吹雪寸前。今年2022年も開花が早まりそうです。場所は笛吹市の八代です。google map で出てくる八代南森之上多目的広場(小公園)の目の前です。以
狛江市と世田谷区のいくつかの古墳(東京)(中期)(後期)Several Tumuli in Komae&Setagaya
都会のオアシス的存在 狛江市と世田谷区のいくつかの古墳 狛江市と東京世田谷区、遠くなはれているようにも思えますが、実はお隣同士。それが証拠に、狛江市の市外局番は04からはじまる3桁ではなく東京と同じ03が使われています。小田急線の狛江駅と喜多見駅(世
狛江市と世田谷区のいくつかの古墳(東京)(中期)(後期)Several Tumuli in Komae&Setagaya
都会のオアシス的存在 狛江市と世田谷区のいくつかの古墳 狛江市と東京世田谷区、遠くなはれているようにも思えますが、実はお隣同士。それが証拠に、狛江市の市外局番は04からはじまる3桁ではなく東京と同じ03が使われています。小田急線の狛江駅と喜多見駅(世田
寺口忍海E2号墳(寺口忍海古墳群)■(葛城市)(奈良県)(後期)Teraguchioshimi E2 Tumulus, Nara Pref.
同じ古墳群でもD30号とは全く違う石室に驚き!葛城山麓公園のなかに残された寺口忍海古墳群中の1基です。5C半ばから7C初めにかけて約200基が造られたなかで、石室が完存し見学可能なのは残念ながらごく僅かです。その内の1基がE2号墳で、見ごたえのある石室です。今回
寺口忍海D30号墳■(寺口忍海古墳群)(葛城市)(奈良県)(後期)Teraguchioshimi D30 Tumulus,Nara Pref.
工人のセンスのよさが目立つ石室 群集墳というと、目指す古墳がどこにあるかなかなかわからないことが多いのですが、今回の寺口忍海古墳群は別です。葛城山麓公園という市民の憩いの場所に、現代の墓地にまじって、古墳時代の群集墳が残されているからです。近鉄忍海駅から
中二子古墳(大室古墳群)(リニューアル版)(前橋市)(群馬県Nakafutago Tumulus, Gunma Pref.
南側を見せることにこだわった群中最大の前方後円墳 あらためて再訪してよかったと思っています。一度目の訪問時の夏の緑の姿とは全く違い、これで上州特有の風が吹けば、荒涼たる風景の中に点在する古墳という形容がぴたりの景色が展開していました。特に中二子古墳は、
後二子古墳(大室古墳群)■(リニューアル版)(前橋市)(群馬県)(後期)Ushirofutago Tumulus、Gunma Pref.
冬木が映える一押しの前方後円墳 前橋駅からバスで1時間、大室古墳群への3度目の訪問を果たしました。これまでの2回は緑濃い夏場でしたが、今回は表情の違いを確認しに厳冬。まったく異なる装いにびっくりしました。はじめての方に簡単に説明すると、前、中、後、子の4
天武・持統天皇陵(野口王墓古墳)(明日香村)(奈良県)(終末期)Tenmu・Jitou mausoleum,Nara Pref.
被葬者が特定できている珍しい陵墓 志半ばで逝った天武天皇が目指した律令国家を、のちの持統天皇が事実上後を継いで大宝律令の完成や戸籍制度の本格化させたことはよく知られているところです。付け加えれば、持統天皇はしばらく途絶えていた遣唐使も再開しています。その
幾ちゃんの独り言(第54回)統合版7基追加とBGM挿入のお知らせ
統合版、だいぶ見やすくなったのではないでしょうか。是非、ご覧ください。12月27日 二室からなる横穴石室がほぼ完存。整備された古墳公園です。池田1号墳■(統合版)(豊田市)(愛知県)(後期)1月7日 盆景を見るような前方後円墳 蓬莱山古墳(統合版)(大分市)(
室山2号墳■(室山古墳群)(海南市)(和歌山県)Muroyama Tumulus,Wakayama Pref.
和歌山周辺でしか見られない独特の雰囲気の石室 全国で造られた横穴石室ですが、長方形の畿内型、天井がドーム型になった北九州型を中心として、色々バラエティがあります。今回もその一つ。国の特別史跡、和歌山市にある岩橋千塚古墳群と同じ、緑泥片岩の割石を積み上
箸墓古墳(リニューアル版)(桜井市)(奈良県)Hashihaka Tumulus(Redesign),Nara Pref.
当時と変わらない突如出現した巨大古墳の遠望 7年近く前に始めたこのブログで最初にとりあげたのが箸墓古墳でした。古代史を勉強し始めて間もない頃のことで、とりあえずは定型化された前方後円墳としては最古期、最大の(白石太一郎)の箸墓古墳からはじめようという軽い
松源院香久山古墳■(宇陀市)(奈良県)(後期)Shougeninkaguyama Tumulus,Nara Pref.
寺域に残された残りのよい石室 目指す古墳は県立大宇陀高校から県道166号線を挟んだ500mほどのところにある丘陵に築かれています。花山西塚古墳、嶽山古墳と桜井市観光協会のMさんに案内して頂いた帰り道、無理をいって大宇陀高校近くのバス停まで送って頂きました。そこ
塚山第9号墳と6号墳(第2支群)■(塚山古墳群3)(赤穂市)(兵庫県)(後期)Tsukayama No.9 Tumulus in 2nd group, Hyogo Pref.
全国16万基の9割が今回のような古墳です! 今回は少々、小難しい説明になるかもしれません。このブログで当たり前のように、径10m内外の小さな円墳を多数紹介してきましたが、それらが全国で16万基ともいわれる古墳のなかで、どのような位置を占めているのか、改めて確認
秋常山1号墳(リニューアル版)(能美市)(石川県)(中期)Akitsuneyama No.1 Tumulus,Ishikawa Pref.
春雨に濡れた桜と前方後円墳 新潟、富山、石川、福井の北陸地方にある前方後円墳の中では最大規模です。墳長は141m、後円部径108m 高さ19m、前方部幅67m 高さ8mですが、前方部が削られているという見方もあり、もう少し大きかったかもしれません。発掘調査に基いた非常
愛宕塚古墳と雷電山古墳(小美玉市)(茨城県)(後期)Atagozuka & Raidenyama Tumulus, Ibaraki Pref.
霞ヶ浦周辺に残る2基の帆立貝型前方後円墳。しかも大型。 古墳は超大型の前方後円墳(墳長300m以上)という点でいえば圧倒的に畿内、それも大阪、奈良、岡山に集中しています。しかし、東国にも多くの前方後円墳をはじめ多くの古墳が造られていることは強調しておかねば
尾市古墳■(福山市)(広島県)(終末期)Oichi Tumulus,Hiroshima Pref.
石室を上から見ると十字形になる超レアな石室が尾根の先端に!これはびっくりです。事前にかなりユニークな古墳ということは知っていましたが、これほどとは。墳丘が八角墳という点でも個性的ですが、棺を入れる板石を組み合わせた石槨(部屋)が一つではなく、二つ、いや三
掖上鑵子塚古墳(わきがみかんすづか)(御所市)(奈良県)(中期)Wakigamikansuzuka Tumulus,Nara Pref.
絵になる円墳にみえる前方後円墳 古墳めぐりをはじめてまもなく、掖上駅から掖上鑵子塚古墳を目指したことがあります。今でもよく覚えているのですが、両サイドが樹木に覆われた道をすぎると一段下がった左手にこんもりとした墳丘が目に入りました。「美しい」思わず声が
木虎谷10号墳と7号墳■(木虎谷古墳群)(赤穂市)(兵庫県)(後期)Kitoradani No.10&No.7 Tumulus,Hyogo Pref.
赤穂市有年地区にはこうした古墳がいっぱい! 古墳時代後期から終末期(5C末から8C初め)にかけて、それまで限られた地区の有力者(首長)しか築くことができなかった古墳をその下の有力者クラスでも造れるようになりました。狭い墓域に多数の横穴石室を伴う円墳(一部方
針塚古墳■(松本市)(長野県)(中期)Haritsuka Tumulus,Nagano Pref.
長野に多い積石塚古墳の1基 JR松本駅から東に20㎞ほどのところに今回の針塚古墳はあります。周辺はぶどう畑。古墳に近づくにつれ、積石塚といわれる石で全体が覆われた墳丘が目に入ってきました。全体が黒くみえます。現在の古墳の多くは芝が植えられたり、雑木に覆われ
飛鳥山1号墳と赤羽台3号墳石室■(北区)(東京都)(後期)Asukayama No.1 Tumulus,Tokyo
渋沢栄一邸の庭園の築山が古墳! 東京の古墳というと多摩川沿いの前期の前方後円墳、宝來山古墳(クリック)(4C後半)、亀甲山古墳(クリック)(4C後半から末)それに中期の帆立貝型前方後円墳の野毛大塚古墳(クリック)がよく知られていますが、今回の赤羽台を含
長瀬藪1号墳■(桜井市)(奈良県)(後期)Nagaseyabu No.1 Tumulus,Nara Pref.
土砂の堆積がなければなあ・・・ 今回も桜井市観光協会の「桜井の古墳探訪シリーズ④」を片手に訪ねた古墳です。行き方の詳細も画像とともに説明してあって、桜井周辺の古墳を訪ねる方は必携です(桜井駅にある観光案内所で入手できまる)。 肝心の古墳、とても一人では
木虎谷12号墳■(木虎谷古墳群)(赤穂市)(兵庫県)(後期)Kitoradani No.12 Tumulus,Hyogo Pref.
遠くから墳丘を確認できる残りのよい石室の円墳 土圧で開口部近くの側壁が大きく傾いた木虎谷古墳群9号墳から北に50mほど上ったところに今回の12号墳はありました。二つの古墳の間には他の古墳がないので、上っていくと、動画冒頭のように結構遠くから、墳丘全体が見えま
弥吾郎塚古墳(祇園原48号墳)他(祇園原古墳群4)(新富町)(宮崎県)Yagorouzuka Tumulus & others,Miyazaki Pref.
幅広の周濠に堂々とした墳丘が映える前方後円墳 祇園原古墳群の紹介も終わりに近づいてきました。墳長84mの大久保塚古墳(92号墳)、埴輪が多数確認された百足塚古墳(58号墳)についで、有終の美にふさわしい墳長94mの前方後円墳弥吾郎塚古墳です。周辺にある墳長50mほど
木虎谷9号墳■(木虎谷古墳群)(赤穂市)(兵庫県)(後期)Kitoradani No.9 Tumulus、Hyogo Pref.
幾多の天変地異を乗り越えた側壁に凄み! 荒涼とした山裾に、こうした古墳が、数百と待ち構えている赤穂市有年地区の光景は、すさまじいとしか言いようがありません。google map の航空写真では一面木々に覆われていますが、その下には、今回の9号墳のような円墳の数々
穴ヶ葉山2号墳■(上毛町)(福岡県)(後期)Anagahayama No.2 Tumulus,Fukuoka Pref.
性格が異なる3基の石室が見学できる古墳公園 線刻模様で知られる穴ヶ葉山1号墳(クリック)ですが、そのすぐそばに2号墳がひっそりとたたずんでいます。動画の冒頭にあるように、まず、目に入るのが実は今回の2号墳です。ただ、皆さんお目当ての1号墳に直行するらし
滝台古墳(玉里古墳群)(小美玉市)(茨城県)(後期)Takidai Tumulus,Ibaraki Pref.
築造者の意図がわかる中型の前方後円墳 その古墳がどのような場所に造られているかを現地に行ったことのある人以外にわかってもらえるように動画を撮るというのは、案外難しいものです。何より目的が古墳そのものの撮影にあるために、気が急いて周囲の状況を撮るのを忘れ
二軒小屋古墳■(熊本市)(熊本県)(後期)Nikengoya Tumulus,Kumamoto Pref.
完成度の高いドーム状(穹窿式)の石室がこんなところに! あまりに強烈なインパクトだったので記憶が薄れないうちにと、急遽アップすることにしました。いわゆる肥後型とよばれる北九州に多くみられるドーム状(穹窿式)の玄室をもつ横穴石室は、佐賀県の田古里古墳(ク
舟塚山古墳(石岡市)(茨城県)(リニューアル版)(中期)Funatsukayama Tumulus(Renewal ver.), Ibaraki Prefecture
緑のカーペットに映える土色の墳丘 数年前に逝去された読売新聞の考古学担当の記者だった矢澤高太郎さんが、舟塚山古墳が大のお気に入りだと言われていたのを思い出しました。何十年にもわたり各地の古墳をまわり、その異同を考古学者以上にご存じだった矢澤さんの言葉で
明けましておめでとうございます コロナ禍の新年を迎えるのも今年で2回目。列島は、びっくりするような寒さで、ここ東京も震え上がっています。もっとも豪雪地帯の皆様方に比べれば、どうということもありません。若い時に、豪雪地帯で勤務したことがあり、その厳しさはよ
三ノ分目大塚山古墳(香取市)(千葉県)(中期)Sannowakemeootsukayama Tumulus,Chiba Pref.
国道沿いに美しい姿を留める大型前方後円墳 全国の古墳を歩いていると、墳丘が後世、農耕地や土木工事用の土取りで大きく改変されているものをしばしばみかけます。そして人々の信仰心の厚さもあって、後円部にお社があることもしばしばです。つまり、築造当時とほぼ変わ
今年も押し詰まりました。全国的に大寒波の到来ですが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。今年を振り返ってみますと、新たな古墳動画のアップに加え統合版と称して、過去にアップした動画を一本につなげる作業を進めてきました。そこで気が付いたことは、動画撮影の技術
祇園原59号墳(新富町)(宮崎県)(後期)Gionbaru No.59 Tumulus, Miyazaki Pref.
祇園原古墳群の他基を見下ろす高所に築かれたのはなぜ 古墳群と呼ばれる、数基、数十基、数百基といくつもの墳墓が同じエリア内に築かれているケースは少なくありません。今回の祇園原古墳群も、西都原古墳群も、埼玉県行田市のさきたま古墳群も、群馬県前橋市の大室古墳
兜塚古墳と緒方小川塚古墳■(狛江古墳群)(狛江市)(東京都)(後期)、Kabutozuka &Ogataogawazuka Tumulus,Tokyo
多摩川沿いの狛江市に残る中型と石室が見どころの円墳2基 東京にも古墳があることは多くの方がご存じだと思いますが、知られているのは大型の前方後円墳、亀甲山古墳(クリック)や、宝莱山古墳(クリック)。それに大型の円墳、野毛大塚古墳(クリック)ぐらいではない
木虎谷8号墳と6号墳(木虎谷古墳群)■(赤穂市)(兵庫県)Kitoradani No.8&No.6 Tumulus、Hyogo Pref.
角ばった開口部が遠目にもわかる残りのよい古墳 木虎谷古墳群の盟主墳といわれる石棚のある木虎谷2号墳(クリック)から北方向に150mほど登ると今回の8号墳に到着します。といっても、周囲は同じような荒涼とした景色。ところどころにポツンポツンと高まりが見え、あれは
権現山古墳(玉里古墳群)(小美玉市)(茨城県)(後期)Gongenyama Tumulus,Ibaraki Pref.
壁のようにそびえる墳丘に驚き 聞きなれない名前の市だと思ったら、平成の大合併で、小川町、美野里町、玉里村が合併して2006年にできた市でした。マップでおわかりのように霞ケ浦の北西の端に位置しています。そして今回の権現山古墳についてはどの古墳群に属しているの
塚山2号墳他(塚山古墳群)■(赤穂市)(兵庫県)(後期)Tsukayama No.2 Tumulus & others,Hyogo,Pref.
再訪して潜った4号墳(第1支群)の石室 有年駅前北側には店は一軒もなく、ロータリーの向こうには今回の塚山古墳群はじめいくつかの群集墳がある山裾が広がります。古墳時代とさほど変わらぬ景色ではないかといつも思います。いつもというのは、有年駅を降りるのは三度目
百足塚古墳(祇園原古墳群)(後期)(新富町)(宮崎県)Mukadezuka Tumulus,Miyazaki Pref.
60体もの形象埴輪が残っていた貴重な前方後円墳 祇園原古墳群の一回目で紹介した大久保塚古墳を後にして500mほど南下すると、今回の百足塚古墳が左手に見えてきました。大久保塚とは違い公園化され東屋もあります。動画の最後で紹介しているように、墳長76.4mの墳丘西側の
大塚1号墳■(大塚古墳群)(久留米市)(福岡県(後期)Ootsuka No.1 Tumulus,Fukuoka Pref.
奥室全体がボール状に見えるドーム型の石室 耳納(みのう)山地の懐に築かれた大塚古墳群。大塚古墳歴史公園に保存されている大塚2号墳(クリック)はじめ消滅したものをいれると全9基からなる古墳群のようです。今回の大塚1号墳は2号墳とともに、複室構造の横穴石室がほ
鳴塚古墳■(伊賀市)(三重県)(後期)Narutsuka Tumulus,Mie Pref.
水田と森を借景にした小さな小さな前方後円墳 これほど条件に恵まれた前方後円墳もないのではないでしょうか。周辺は美しい田んぼ。背後には緑濃い森。そこに小型の前方後円墳。さぞかし被葬者も喜んでいるのではないでしょうか。ちょうど墳長37mという規模が、周囲に溶け
みそ岩屋古墳と浅間山古墳(栄町)(千葉県)(後期)Misoiwaya&Sengenyama Tumulus,Chiba Pref.
貴重だが残念な2基の古墳 前方後円墳、方墳、円墳計114基からなる龍角寺古墳群は古墳時代古墳の古墳群としてよく知られています。特に一辺78m、3段築成の大型方墳、龍角寺岩屋古墳(クリック)はよく知られています。墳丘の美しさが際立ちますが、2基の横穴石室があり、そ
総社二子山古墳■(前橋市)(群馬県)(後期)(リニューアル版)Soujya futagoyama Tumulus,Gunma Pref.
再訪してわかった石室のすばらしさ! 墳丘がそこそこ残り入室できる横穴石室が開口している前方後円墳となると、全国的にみてもごく少数です。同じく群馬県の大室古墳群の前二子古墳(クリック)、後二子古墳(クリック)や岡山県総社市のこうもり塚古墳(クリック)、広
神明神社古墳■(葛城市)(奈良県)(終末期)Shinmeijinjya Tumulus,Nara Pref.
大型の切石が美しい終末期古墳 近鉄南大阪線の尺土駅の南西3㎞ほどのところに奈良県社会教育センター、かつらぎの森と呼ばれる緑豊かな地域があります。地図でみると独立丘陵のようですが、すぐ後ろは葛城山系です。そこに今回の古墳、神明神社古墳はあります。社会教育
祇園原古墳群(1)(新富町)(宮崎県) Gionbaru Tumuli,Miyazaki Pref.
墳丘と現代が見事に調和した古墳群 このブログでも何度か紹介してきた一ッ瀬川の西側2㎞ほどのところに造られた西都原古墳群(たとえば西都原古墳群(1)(クリック)今回の祇園原古墳群(新田原古墳群の一つ)は反対に一ッ瀬川東側1㎞ほどのところに広がります。西都原
南下A号墳■(南下古墳群)(吉岡町)(群馬県)Minamishimo No.1 Tumulus,Gunma Pref.
入室して観察したかった! 以前から洗練された載石切組積みの石室の典型という評判の南下A 号墳。満を持して出かけたてたものの動画の冒頭の光景でおわかりのように石室は厳重に閉鎖され、立ち入りはできませんでした。何が「きけん」なのか書かれていないのでわかりませ
野田2号墳墓■(赤穂市)(兵庫県)(終末期)Noda No.2 Tumulus,Hyogo Pref.
閉塞石も扉石も残る貴重な古墳 蟻無山1号墳(クリック)を後にして日本一小さな歴史資料館という有年考古館へ。赤穂市には赤穂義士に力点を置いた歴史博物館とは別に考古資料に特化した資料館があるようなのです。訪れた木虎古墳群や塚山古墳群のことを詳しく知ることがで
舟塚古墳(水戸市)(茨城県)(後期)Funatsuka Tumulus,Ibaraki Pref.
道路拡張で変形した前方後円墳の姿 5年以上前に訪ねた前方後円墳ですが、すっかりアップするのを忘れていました。見応えのある牛伏古墳群、牛伏4号墳(クリック)、牛伏17号墳(クリック)の後に訪ねたためにいささか拍子抜けしてそのままになってしまったと思われます。墳
安部谷古墳■(松江市)(島根県)(後期)Abe Tumulus,Shimane Pref.
なぜこれほど立体的に見えるのだろう! 動画冒頭でおわかりのように今回の安部谷古墳(国の史跡指定の5基)は意宇川の南側の丘陵にあります。まだ夏の名残か緑濃い森の中を標識にしたがって歩いて凡そ10分ほどで古墳のある崖の裾に到着しました。帰りのバスの時間を気にし
朝酌岩屋古墳■(松江市)(島根県)(後期)Asakumiiwaya Tumulus,Shimane Pref.
奥壁の鮮やかな朱が印象的な石棺式石室 朝酌小学校校庭古墳(クリック)を後にして、近くの朝酌岩屋古墳に向かいました。目の前には中海と宍道湖を東西に結ぶ大井川が流れています。古墳時代もこのような景色だったのだろうなと思いながら先を急ぎます。公民館で頂戴した
姥塚古墳■(笛吹市)(山梨県)(後期)Ubatsuka Tumulus,Yamanashi Pref.
崩落した天井石を抜けると長大な石室 JR中央東線の石和温泉駅の南を流れる笛吹川(大きく南に蛇行し金川となる)からさらに2㎞ほどくだったところに今回の姥塚古墳はあります。目の前には中央自動車が走っています。しだれ桜が美しい南照院におじゃますると、いったい古
蟻無山1号墳(赤穂市)(兵庫県)(中期) Arinashiyama No.1Tumulus,Hyogo Pref.
山頂に築かれた帆立貝型前方後円墳 山陽本線有年駅近くには古墳時代後期の群集墳がいくつもあります。特に千種川の北側の山麓には木虎谷古墳群、惣計谷古墳群、塚山古墳群など、横穴石室をもつ円墳が多数築かれてきました。関心のある方はたとえば石棚付きの大型石室木虎谷
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合掌形石室の珍しい古墳ですが・・・ 積石塚といえば、このブログでは香川県高松市の岩清尾山古墳群などいくつか紹介しています。古墳踏査のかなり早い段階で訪ねた岩清尾山古墳群が目に入った時、「これが古墳」と思ったことをよく覚えています。ごつごつとしたかなりの
前方部の削平が如何にも残念! 和泉市には群衆墳、信太千塚古墳群が6C後半に築かれていて、今回の信太狐塚古墳はその盟主墳で墳長58mの前方後円墳です。HPをみると黒鳥山公園から池越しに東に、墳丘がよく見えるではありませんか。わくわくしながら現地に向かいました。
狭小の開口部に潜り8.3m の羨道を進むとなんと巨大な玄室が JR小浜線の新平野駅からタクシーで10分ほど。田んぼを突っ切るようにして山懐にある加茂神社に向かいます。参詣客用の駐車場で下してもらいあとは、なかなか見つけにくいという古墳に向かうことに。周囲は稲刈り
開口部羨道の幅の狭さが特徴的! 高槻市にある帯仕山(おびしやま)周辺に造られた塚脇古墳群は50基ほどからなる群集墳だそうです。下の所在地地図をご覧ください。6C後半から7C初めに造られており、塚脇F1号墳(クリック)のようなかなり大型の横穴石室をもった円墳も
雄大な景色に囲まれた奥壁側から入室する不思議な空間 岡谷市の姥懐(うばふところ)古墳(クリック)、唐櫃石古墳(かろうといし)古墳(クリック)を訪ねた帰り、中央線で諏訪湖畔沿いにある3駅隣の茅野駅に向かいました。思ったところとは少々異なり駅前は狭く、コロナ
駅前の大型前方後円墳にびっくり! 6年半ほど前にアップしたものをただ統合するのでなく、元の動画を探し出し再編集してみました。編集技術も多少は進歩のあとがみられるはずです。ただ、今の自分であれば、もっとこうしたところに力を入れて撮影したはずと思わないわけ
妃、母とともに眠る聖徳太子 仏教の布教に熱心だった聖徳太子の墓がお寺の境内に築かれているというのは不思議ではありませんが、古墳というイメージとは遠いような気がします。ただ、境内の奥まったところに築かれた3段築成の墳丘は、東西53m、南北43m、高さ11mもあり、
石室(玄室)が覗ける都会の公園に残された円墳 寝屋とは変わった名前ですね。この地域、古墳時代には牧があり、牧人の寝屋に由来するそうです。朝鮮半島の人々が5C以降、この地域に多数訪れ、牧の管理や技術指導を行っていたということになります。市のHPによると市内に
戻り梅雨でしょうか。全国のあちらこちらで豪雨被害が生じています。皆様はお変わりありませんでしょうか。いつも変わり映えのしないご報告で恐縮です。統合版と統合修正版6基をアップしました。お時間のある時ご覧頂ければと思います。統合版は単に動画1、動画2、動画3
見上げると開口部の分厚い板石が待っていてくれます! 諏訪湖周辺に古墳が本格的に築かれるようになったのは古墳時代の後期、6C後半になってからのようです。前方後円墳は下諏訪町にある墳長57mの青塚古墳が最初だそうですから、ずいぶん遅いですね。ヤマトの中央政権の
よく残る墳丘に赤色顔料が見える終末期古墳 久しぶりに乗った渓谷をまたぐように走るJR中央本線の特急あずさ。山が迫ってくる車窓の景色を楽しんでいると、あっという間に岡谷駅です。10時5分着。ラッキーなことに晴天にめぐまれています。観光案内所で念のためバスの時刻
見たことがないユニークな石室! 赤穂市を流れる矢野川の北側の斜面に築かれた50基ほどの塚山古墳群。その中の盟主墳、塚山6号墳。2年ほど前に一度アップしたのですが改めて編集をやり直してご覧頂くことにしました。ブレを補正しBGMもついているので見やすくなっていると
有年地区でよくみる素朴な古墳石室 アップし忘れの2基です。兵庫県赤穂市の塚山古墳群といえば、有年地区にある木虎谷、惣計谷と並び、群集墳としてよく知られています。塚山古墳群の中でも第1支群の6号墳(クリック)が特に有名ですが祇園塚型と呼ばれる石室内に間仕切り
終末期古墳完成形の一基 この古墳、築造時期は7C中頃(広瀬和雄さんの定義では7C初めから終末期古墳)と考えられています。とすると大和の地では、血塗られた惨事、権勢をふるっていた豪族蘇我入鹿が中大兄皇子らに暗殺され、父蝦夷も自殺に追い込まれた乙巳の変(いっ
推古天皇の父親の墓と宮内庁が治定する前方後円墳 夏の暑い日差しのなか、天武・持統陵(クリック)から西に7-800mほどのところにある欽明天皇陵まで歩いてみました。田畑のなかにところどころ住宅が点在するのどかな光景が続きます。墳丘は緑一色。途中には鬼の雪隠、鬼
天井石が残っていれば・・・ F1号墳のある妙力寺のHPを開けるとこの古墳の発掘の経緯、副葬品等詳細な説明があり驚かされます。聞けば妙力寺の墓地を広げる途中でこの古墳が見つかり、学術的にも貴重なことが明らかになったので、保存整備し公開することにしたとのこと。
盗掘孔から石室内をのぞける不思議な感覚! それにしても大掛かりな古墳公園ですね。古墳が積石塚はじめバラエティに富んでいることで知られていますが、見学者をできるだけ飽きさせないようにと色々な工夫がされています。今回のエントランスゾーンにある古墳のように、
5トンもある奥壁鏡石に驚き!大室23号 大室駅(旧長野電鉄、現在はバス路線)のバス停から歩いて古墳群に到着する直前、上信越自動車道をくぐります。この建設敷地内にあったのが今回の大室23号ですが、移設復元されて現在の古墳公園エントランスゾーンの246号の南側に眠
関東は早々に梅雨入りですが、今日はつかの間の晴れ間。貴重です。 古墳シーズンなら早速出かけるところですが、今は青葉の季節。墳丘の多くは雑草に覆われているのでこうしてPCの前に座っています。 ところで、このブログでは過去にアップした古墳で再訪したために、リニ
三角🍙のような愛らしい墳丘 だが近づくと・・・ 大室古墳公園の入り口に訪問者を待ち構えるように聳えているのが244号墳です。東側にぐるっとまわると本当にびっくりしました。ごつごつとした岩肌をみるような急角度の墳丘。三角のおにぎりのようです。近づくと地肌から
国の特別史跡文珠院西古墳の隣の忘れ去られた古墳 このところアップし忘れた古墳や古墳石室を紹介していますが、今回もその一基です。動画を撮りながらの古墳踏査を始めて間もない2015年の秋ですから6年も前のことになります。再訪しようと思っているうちにそのままになっ
津波に飲み込まれなかった2基の古墳 2011年3月11日。東日本大震災による大津波は南相馬市の新田川を3㎞さかのぼり、墳長74.5mの前方後方墳桜井古墳の墳丘裾まで到達したそうです。訪れた時には既にがれきは取り除かれていましたが、動画冒頭の住宅周辺でも犠牲になった方
八角墳とはこういう墳丘だったとわかる貴重な古墳 天武・持統天皇陵が代表的ですが7C後半から8C初めの天皇陵に用いられた墳丘の形式に八角形墳(以下八角墳)があります。舒明天皇陵(段の塚古墳)(クリック)、皇極天皇(重祚して斉明天皇)の牽牛子(けんごし)塚、
展望台から見上げる前方後方墳 後期の特徴ある前方後円墳に長さ17.5m(含む前庭部)と長大な石室が完存する馬越長火塚古墳(クリック)を堪能し、今日のスケジュールは終わりという気分。予定では少なくとも、北西方向にある勝山1号墳を訪ねることになっています。気分を
この奇妙な物体は何・・・ 雨の中、ようやくたどり着いた荒島墳丘墓群(弥生墳丘墓)の一つ宮山墳丘墓(クリック)を後にして、山陰本線の荒島駅に戻る途中見つけた奇妙な物体。古墳踏査をはじめてさほど日が経っていないこともあり石棺式石室のイメージが湧かずにぼん
貴重な古墳であることはわかりますが・・・ 桜井市観光協会のMさんに笹薮を掻き分けながら案内頂いたムネサカ1号墳(クリック。超巨大な、明日香村の岩屋山古墳(クリック)と同じ工人の手によるものではないかとの指摘もある、それはそれは圧倒的な迫力の石室でした。
水田にポツリ残る墳長100mの前期前方後円墳 今回の星神社古墳、墳長100m前方部が西を向いた前方後円墳です。東国の前期前方後円墳としては墳長151mと断トツに巨大な梵天山古墳(クリック)の北西方向750mのところに動画冒頭にあるようにポツリと存在しています。たしかに
攪乱坑が明瞭に残る小規模前方後円墳 素朴な横穴石室が完存しているカラネガ岳1号墳(クリック)をみたあと、興奮冷めやらぬままに丹波街道まで一気に駆け下りました。同じ古墳時代後期に造られた墳長39mの前方後円墳、井ノ内車塚古墳を訪ねるためです。google map に書
径23mの小円墳には見えない理由は・・・ 回を重ねますと、ついついいずれアップをと後回しにした古墳に出会うことも少なくありません。今回の西車塚古墳もその一つで兵庫県加古川市の日岡古墳群に属します。前方後円墳5基、円墳3基を含む前期の古墳群で、金銅製帯金具が
完存する円墳にすっきりした無袖式の石室 ブログに張り付けてある有年地区の古墳群を見るとお分かりのように、木虎谷古墳群と惣計谷(そうけだに)古墳群は隣あっています。もちろん、これは後世、研究者がつけたもので、現地に赴いても、違いがわかるというわけではあり
保存状況良好の中型(小型)の前方後円墳 6C後半に築かれた母神カンス塚古墳(クリック)を見学後、案内して頂いたのは裏山にあって調査中という中型の前方後円墳ひさご塚古墳でした。こちらはカンス塚古墳よりも1代前の盟主墳と考えられ6C前半に築かれています。この2
見返してみて気が付いた「整った」石室 後で見学した錆びたパイプに支えられた平塚古墳(クリック)石室の印象が強烈すぎて、その前に見た角塚古墳の「普通」の石室の印象が薄れてしまいました。ところがそれは編集する前までのことで、動画を改めてみて、角塚古墳の素晴
なぜこの狭い地域に巨石墳が3基も? お気づきの方もおられると思います。数か月前に誤って角塚古墳として紹介したものです。今回、動画も再編集しました。瀬戸内海を望む(といっても約2㎞西)標高30mの地、それも300m四方程度の広さのところに3基の巨石墳が古墳時代後
見返してみてその立派さに驚かされた玄室 豪雨被害で開口部が修復整備された貞丸1号墳(クリック)とは違い、その裏側にある2号墳は墳丘および羨道こそ消滅していますが、玄室は築造当時の様子をよくとどめています。ほとんど持ち送り(上部にいくにしたがい内傾化)の
二ツ山古墳1号墳とセットでみたい2号墳 遠くからの姿がなかなか魅力的な二ツ山古墳1号墳(クリック)の道を挟んだ南側に今回の2号墳はあります。珍しく友人の車で行ったために県道78号から古墳に近づくとまず目に入るのが2号墳でした。ちょうどくびれの辺りに駐車場
入室して感心した内部構造 これまで赤穂市有年地区の群集墳では塚山1号墳(クリック)、塚山6号墳(クリック)、木虎谷2号墳(クリック)を紹介してきましたが、今回は二つのグループとは別の惣計谷(そけいだに)古墳群から6号墳です。簡易マップにあるようにいずれも隣
古墳よりも雄大な眺望が見どころ 桜井市観光協会が出している桜井の古墳探訪シリーズ④高家(たいえ)周辺の古墳探訪を手にしながら、コミュニティーバス平野バス停から、まだ訪れていない平野古墳を目指します。懇切丁寧に図示されているので迷うことはなさそうですが
周濠を含め残りのよい中型の方墳 夫婦塚とも呼ばれているようですが100mほど離れた距離に2基の古墳。聖塚は一辺54m、今回の菖蒲塚(あやめ塚)古墳は一辺32mの方墳です。聖塚の説明にも書きましたが、圃場整備がこの両古墳の重要性から撤回され、水田を含め周囲の景観を損
中型の石材を使った玄室奥壁が見事! 近鉄生駒線の竜田川駅から東に1㎞ほど。矢田丘陵の山腹にある春日神社の境内の裏山、頂上には椿井城が築かれているその麓に宮裏山古墳はあります。径15mの円墳で造られたのは6C後半と推定されています。不思議なのはちょうど、春日神
墳丘の残りの良い美形の方墳 私市丸山古墳の出土品が展示されている綾部市資料館に寄った後、聖塚古墳、菖蒲塚古墳を訪ねてみました。女性スタッフに「古墳まで歩きたいのですが」というと「えーっ」と驚かれましたが、詳細地図をコピーして現地までのルートを教えて頂き