最終回に寄せて

長らくお付き合いいただきました 「蒼い邂逅」 先日のUPにて一応最終回です。 とはいえ、またちょっと日があきますが、 サイドストーリー的なものはUPしようと思…

蒼い邂逅 82 卒業式（終）

82 卒業式    合格発表  僕は第一志望の大学に合格した  腰が抜けるような感覚。とにかくほっとした。それからは未来が少し開けたことが嬉しくて、思わず握っ…

蒼い邂逅 81 琴音の告白2

81 琴音の告白 2    「それで？」僕は質問を続ける 琴音は「ベンチに座るまでもそうだけど、何を言われるんだろうってすごくドキドキしちゃって、ただ柿崎君の…

蒼い邂逅 80 琴音の告白1

80 琴音の告白 1    志望校の変更をしてから、今までにも増して勉強をした成果が実ったのかどうかの最終判断は合格の2文字だからわからないが、模試の結果は思…

蒼い邂逅 79 志望校

79 志望校    志望校を変える気はなかったが、模試の結果が出るにつれ予備校の先生も学校の先生も同じようなことを言った。  「君が師事したい教授がいることは…

蒼い邂逅 78 結唯との時間2

78 結唯との時間 2    校庭を横切り校門をくぐる  校門を出たら、5分もしないで駅だ。  考えたら、10分も無いデート  離れたくない衝動にかられた  …

蒼い邂逅 77 結唯との時間1

77 結唯との時間 1    文化祭も滞りなく終わり、また外部受験組は受験勉強一色になった。  結唯との約束を果たしたいけど、なかなか時間も取れずにいる。  …

蒼い邂逅 76 束の間の・・・

76 束の間の・・・    文化祭  この日ばかりは大騒ぎだ。普段しないことだってみんながやる。  友達の意外な一面も見て、結構面白い。  自分の役割を果たし…

蒼い邂逅 75 甘え

75 甘え    夜遅くなった帰宅。  でも父さんも母さんも何も言わなかった。僕らはそれが答えなのだと思った。  何も言わない  何も聞かない  だってわかっ…

蒼い邂逅 74 恐怖の払拭

74 恐怖の払拭    「陽輝」今度はお父さんが話し出す。  「陽輝。たしかに俺は陽輝の本当の父親じゃない。でもお前を愛していることは変わりがない。それに今ま…