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min-minの読書メモ https://blog.goo.ne.jp/snapshot8823

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの

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2015/08/17

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  • 月村了衛著『影の中の影』

    月村了衛著『影の中の影』新潮文庫2018.3.1第1刷おススメ度★★★★☆今中国の新疆ウィグル自治区で何が起こっているのか。中国当局による厳重な報道規制がかけられている為、世界にその実態がメディアで暴かれることは少ない。それでも断片的に入ってくる情報によると一種の「民族浄化」政策が取られているようだ。首都カシュガルにおける漢族による主要商業地区からのウィグル人の強制的な追い出しはじめ、ありとあらゆる主要地区での漢人化とも言える漢人の大量移住が行われているようだ。中国の狙いは何か。それは新疆ウィグル自治区にある豊富な鉱物資源の確保。豊富な石炭の埋蔵量に加え天然ガス、レアメタルなどの存在が確認されている。自治区とはあるが名ばかりで、自治権など無いに等しい。この地はかってトルキスタン(ペルシャ語でトルコ人の土地の意)...月村了衛著『影の中の影』

  • マーク・グリーニー著『暗殺者の潜入(上・下)』

    マーク・グリーニー著『暗殺者の潜入(上・下)』ハヤカワ文庫2018.8.20第1刷おススメ度★★★★☆★ネタバレ警報★冒頭、衝撃的シーンから始まる、我々がYoutubeでよく見られるIsIsとおぼしきテロリスト武装組織による処刑シーンが描かれる。その処刑される捕虜の列のなかに何とグレイマンが首部をたれ今まさに後頭部をカラシニコフで撃たれる直前であった。題名が暗殺者の潜入とあることから一体どこへ潜入するのかと思いきや、それはあの内戦が続くシリアであった。一体何の目的で?というのが最初の感想であった。その理由が我々読者の想像も出来ないものであった。今回のミッシオンはシリア大統領がその愛人に産ませた赤ん坊を拉致し国外へ連れ出すという到底不可能なストーリーである。シリア大統領の名前こそ変えているものの、現存のアサド大統...マーク・グリーニー著『暗殺者の潜入(上・下)』

  • 月村了衛著『機龍警察 火宅 』

    月村了衛著『機龍警察火宅』ハヤカワ文庫2018.8.10第1刷おススメ度★★★★★機龍警察と呼ばれる警視庁特捜部の幾人かのメンバーを取り上げ、特捜部に入る前及び入った後の前日譚、後日譚を綴った短編集である。一遍を除きタイトルが全て仏教用語からなる異色な短編集である。一つだけ除外となったタイトルの作品「雪娘」もロシアに伝わる雪の精霊の名前であって、これも極めてスピリチュアルな響きを持つ。タイトルはそれぞれ・火宅・焼相・輪廻・済度・雪娘・沙弥・勤行・化生からなる7編の物語。機龍警察シリーズファンにとってはどの一遍をとっても感慨深いそして味わい深い内容である。中でも好きな作品は「済度」。機龍警察突入班の龍機兵搭乗員であるライザ・ラードナーの物語であって、それも彼女が何処でどのようにリクルートされたのか以前から知りたか...月村了衛著『機龍警察火宅』

  • オマル・エル=アッカド著『アメリカン・ウォー 上・下』

    オマル・エル=アッカド著『アメリカン・ウォー上・下』新潮文庫2017.9.1第一刷おススメ度★★★★☆21世紀後半、地球温暖化はいよいよ深刻化し、米国の沿岸部は海面上昇により水没し始めた。時の合衆国政府は事態の深刻化にかんがみ石炭や石油のいわゆる化石燃料の使用を全面的に禁止する法律を制定した。この政府の施策に全面的に反対したのがミシシッピ、アラバマ、ジョージア、サウスカロライナ、テキサスの南部5州であった。彼らは「自由南部国」を結成し独立を宣言したのであった。ここに第二次南北戦争という内戦がアメリカ合衆国内にて勃発したのであった。本編はルイジアナ州に住むチェスナット家が迫りくる戦火から逃れる為難民キャンプに移って以降の悲劇的運命を描くとともに何故このような戦争事態となったかを作者自身の独特な視点から描く衝撃的近...オマル・エル=アッカド著『アメリカン・ウォー上・下』

  • 米映画『スターウォーズ 最後のジェダイ』

    米映画『スターウォーズ最後のジェダイ』ディズニイ配給2017.12.15封切おススメ度★★★★☆監督:ライアン・ジョンソン上映時間:152分前作エピソード7「フォースの覚醒」で主人公の若き女の子レイが絶海の孤島の岩山で相対した人物があの伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーであった。この場面を最後に映画は終えたのであった。それから2年待望の続編エピソード8が公開された。このシリーズを40年も見続けてきたのだから今作を含めてあと一作が残るだけだから、しっかりとみさだめてから僕も逝きたい(苦笑)それにしても前作ではあっさりと?ハン・ソロが亡くなり、レイア姫も実生活上で亡くなっている。そして今度はルーク・スカイウォーカーの番か?あまりにも寂しいではないか!新キャラクターが続々誕生しているので次世代の観客も楽しめるよ...米映画『スターウォーズ最後のジェダイ』

  • 日本映画『探偵はBARにいる3』

    日本映画『探偵はBARにいる3』東映2017.12.1封切おススメ度★★★★☆監督:吉田照幸キャスト:大泉洋・松田龍平・北川景子ほか上映時間:122分北海道札幌が生んだ作家、東直己の「ススキノ探偵というか便利屋俺」シリーズのひとつ「探偵はBARにいる」から題名を取ったシリーズ第三作目。東直己の同シリーズは全部読んでいるが本編の内容と同じ原作はどこにもない。探偵はじめ北大の助手高田や脇役として度々登場する地元暴力団若頭の相沢や地元紙の新聞記者など原作通りの設定ではあるだが、ストーリーは一部似たようなところもあるものの、新たに作られた脚本は原作から大きくはずれている。原作者の東直己氏は何かのエッセイで「映画と原作は完全に別物である」と言い切っているから、今回のような別作品とも言える映画に対しても肯定的なのであろう。...日本映画『探偵はBARにいる3』

  • 月村了衛著『機龍警察 狼眼殺手』

    月村了衛著『機龍警察狼眼殺手』早川書房2017.9.15第一刷おススメ度★★★★★日本の通産省と香港のフォン・コーポレーションが進める「クイアコン」プロジェクトに一大疑獄があることが判明した。この「クイアコン」とは新世代量子情報通信システム(詳細は私には理解不能)なるもので、実現されればその影響は軍事、経済を含む全ての分野で絶大な影響を与えるであろう新技術となる。実はこの技術は特捜部が保有する3体の龍機兵(ドラグーン)にも既に使われているといわれ、この謎のシステムはより一層の謎を生むことになる。「クイアコン」に群がる利権を求める金の亡者たちはあらゆる産業分野にまたがっている。この一大疑獄と並行してクイアコン・プロジェクトに係る役人、研究者が殺される事案が発生し、明確な繋がりは不明ながら連続殺人の様相を見せ始める...月村了衛著『機龍警察狼眼殺手』

  • マーク・グリーニー著『暗殺者の飛躍(上・下)』

    マーク・グリーニー著『暗殺者の飛躍(上・下)』ハヤカワ文庫2017.8.20第1刷おススメ度★★★★★「目撃しだい射殺」の真実を米ワシントンDCにグレイマンが単身乗り込んで解明した前作で本シリーズは終焉か?と思ったのは私だけではなかったと思う。しかし、最後の場面で元SADの部長、今はカーマイケルの後釜に収まったマット・ハンリーから思わぬ提案があった。それはCIAの秘密作戦を契約工作員として働かないかというものであった。ジェントリーはしばし考えたのち、2年間の期間を限定したうえでその後は米政府が自分の身を保護プログラムに組み込んでくれるのであれば、という条件で同意したのであった。ここに追われる一方のグレイマンであったジェントリーの新たな章が始まろうとしていた。ハンリー本部長と待ち合わせた空港には既に香港へ向かうプ...マーク・グリーニー著『暗殺者の飛躍(上・下)』

  • マーク・グリーニー著『暗殺者の反撃(上・下)』

    マーク・グリーニー著『暗殺者の反撃(上・下)』ハヤカワ文庫2016.7.15第1刷おススメ度★★★★★前作『暗殺者の復讐』の最後の場面でグレイマンことジェントリーはヨーロッパを脱出しアメリカ本土に向かう決心をする。それは「目撃しだい射殺」命令がCIAから出され、その後5年間というものCIAはもちろん、世界中の諜報機関から繰り出されるグレイマン暗殺部隊の攻撃をかわし続けたものの、逃げ回ることにも疲れ果てこの件に決着をつけようと決意したためであった。「目撃しだい射殺」の命令を下したのはCIA国家秘密本部のダニー・カーマイケル本部長であることは間違いなく、その命令が何故出されたかの真相をジェントリーはどうしても知りたかった。かくしてジェントリーは米国の首都ワシントンDCに単身乗り込んだのであった。彼の首都侵入を知った...マーク・グリーニー著『暗殺者の反撃(上・下)』

  • 渡辺裕之著『凶悪の序章 新・傭兵代理店(上・下)』

    渡辺裕之著『凶悪の序章新・傭兵代理店(上・下)』祥伝社文庫2017.5.20第1刷おススメ度★★☆☆☆本編のストーリーは従来とちょっと趣を異にしている。今までは軍事ミッションを遂行する傭兵部隊リベンジャーズの活躍を描く、というのが同シリーズの本流であったと思うのだが、今回はどちらかと言うと諜報戦の様相を呈している。というのは、フランス外人部隊に所属する恩師の孫である柊真がトルコ国内での外人部隊の作戦行動中、仲間のミゲルを撃ち殺すという事案が発生し、藤堂浩志は第三者検証者として外人部隊から参加して欲しいとの要請を受けたのであった。ところがこの要請を浩志が受けると、世界規模でリベンジャーズのメンバーが襲われたのであった。物語の後半部分はこの犯人を追って殺されたアメリカ人のリベンジを行うべく米国に乗り込むのであるが、...渡辺裕之著『凶悪の序章新・傭兵代理店(上・下)』

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