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  • 5ちゃんねると哲学の微妙な関係

    「5ちゃんねる」といえば、昔の名前は「2ちゃんねる」。言わずと知れた巨大な国民的掲示板である。「便所の落書き」と揶揄されるような、意味のない暇つぶしの雑談が延々と垂れ流される俗悪・低俗な掲示板として名を馳せた。この掲示板にはさまざまな「板(スレッド)」があるが、私はそのうちの「茨城県とその周辺の釣り場情報・雑談スレッド」をたまに覗くことがある。若かった頃、私は週に1度、海釣りに行くのがことのほか楽しみだった。そのころは「どこで何が釣れているか」釣果情報を収集するために、この掲示板を利用していた。あれから15年、脳卒中の後遺症で半身不随になり、釣りに行かなくなった(行けなくなった)今でも、この掲示板を覗く習慣は相変わらず惰性のように続いている。昨夜、久しぶりにこの掲示板を覗いたら、面白い書き込みの応酬があった。あ...5ちゃんねると哲学の微妙な関係

  • ピークアウトとスガ首相退陣

    舛添要一氏(前東京都知事、国際政治学者)がツイッターに投稿し、スガ首相の退陣表明について述べた見解の一端が、ネット記事で紹介されている。それによれば、「感染第5波のピークは8月25日頃であり、菅首相が退陣を表明したのは10日後の9月3日だ」。舛添氏はこう事実関係について指摘した上で、「尾身チームでなく、もっと優秀な専門家が側にいてピークアウトを指摘していれば、(菅首相は)退陣せずに済んだかもしれない」と述べたという(東京中日スポーツ9月27日配信)。これだけの内容からは、舛添氏の真意は判然としないが、彼はこう言おうとしているのかもしれない。もしスガ首相が「ピークアウトは9月30日です」と専門家から報告を受けていたら、この日を境に支持率は回復すると首相は判断したに違いないから、早々と退陣を表明したりはしなかっただ...ピークアウトとスガ首相退陣

  • コーノ君のヤバさが

    あす9月29日は自民党総裁選の投開票が行われる。その前日に当たるきょうは、このネタを使うことにしよう。このネタは、けさのネット散策で見つけたもので、ネタが降ってこないときの保険としてリザーブしておこうと思っていたのだが、あすが「その日」とあっては、きょう放出するしかないと思い直したのである。このネタが降ってきたのは、きょう早朝のベッドで、次のニュースを見たときである。「安倍晋三前首相の後援会が『桜を見る会』の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)していた問題で、安倍氏らを刑事告発した弁護士有志の会が27日に会見し、自民党総裁選の候補者らに一連の問題への見解を尋ねる公開質問状を送ったと明らかにした。同日までに野田聖子氏だけが『丁寧に説明すべきだ』と回答し、岸田文雄氏と高市早苗氏は回答せず、河野太郎氏は...コーノ君のヤバさが

  • 飛び恥・恥かき・逃げ恥は

    あのグレタさん、ーースウェーデンの若手女性環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが、相変わらず元気で活動しているらしい。先日、こんなニュースを聞いた。「若者が中心となって気候変動対策を訴える活動が24日、世界各地で一斉に行われ、政府や企業に対策の強化を求めました。この活動は、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんなどが立ち上げた若者たちの運動『未来のための金曜日』が呼びかけました。」(NHKNEWSWEB9月25日配信)このニュースを聞いて思い出したのだが、「飛び恥」という言葉があるらしい。読者はご存知だろうか。ネットにはこんな説明がある。「フライトシェイム(FlightShame,FlightShaming,FlyingShame)とは、CO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガスの排出量の大きい...飛び恥・恥かき・逃げ恥は

  • グッジョブだよスガ総理

    きのうの夕方、ネットで見たその知らせは、まさに朗報、待ちに待った福音だった。我が○▲市のコロナ新規感染者数がやっとゼロになったのである。茨城県全体の感染者数も16人と、激減している。これで妖怪コロナが撲滅できたとは思わないが、まずはホッと一安心。これならリハビリ・デイサにも安心して通勤できるようになる。やれやれ。とりあえず「やった!」、「いいね!」、「グッジョブ!」、そして「ありがとさん!」である。でも、私はだれに対して「いいね!」、「グッジョブ!」、「ありがとさん!」と言おうとしているのか・・・。さしあたり、それは行政当局であり、行政の長たるスガ内閣総理大臣に対して、ということになるだろう。我ながら現金なものよと呆れるが、「○▲市の新規感染者数ゼロ」の朗報を聞いて、スガ内閣総理大臣に対する私の評価はガラリと変...グッジョブだよスガ総理

  • グッジョブだよスガ総理

    きのうの夕方、ネットで見たその知らせは、まさに朗報、待ちに待った福音だった。我が○▲市のコロナ新規感染者数がやっとゼロになったのである。茨城県全体の感染者数も16人と、激減している。これで妖怪コロナが撲滅できたとは思わないが、まずはホッと一安心。これならリハビリ・デイサにも安心して通勤できるようになる。やれやれ。とりあえず「やった!」、「いいね!」、「グッジョブ!」、そして「ありがとさん!」である。でも、私はだれに対して「いいね!」、「グッジョブ!」、「ありがとさん!」と言おうとしているのか・・・。さしあたり、それは行政当局であり、行政の長たるスガ内閣総理大臣に対して、ということになるだろう。我ながら現金なものよと呆れるが、「○▲市の新規感染者数ゼロ」の朗報を聞いて、スガ内閣総理大臣に対する私の評価はガラリと変...グッジョブだよスガ総理

  • 公明の「一律10万円」花火

    投開票を4日後に控え、自民党の総裁選は今や宴たけなわである。4人の候補者たちはテレビのワイドショーに朝から出ずっぱりで、猿回しの猿よろしく、自民党のPRに大きく貢献を果たしている。こうした自民党の攻勢に気圧され、焦りを禁じ得ないのが、自民以外の各政党である。野党第1党・立憲民主党の枝野代表は、自民への対抗意識から「政権交代すれば7つの政策を実行する」とぶち上げ、自民と連立を組む与党の公明党は、「0歳から高3までの子どもに一律10万円を給付する」と、大盤振る舞いの花火を打ち上げた。「一律10万円給付」の話を聞いて、私は、「ああ、またか」と、奇妙な既視感にとらわれた。去年の4月にも公明党は「新型コロナ給付金」として「全国民に1人当たり10万円を支給する」とぶち上げた。「特定の世帯に30万円を給付する」とした自民の政...公明の「一律10万円」花火

  • 総裁選とエネルギー論争

    総裁選を控えた自民党内で、論争が起こった。メディアは次のように伝えている。「自民党総裁選が告示された。河野太郎氏を支持する小泉進次郎環境相は17日の閣議後会見で、『いまのエネルギー基本計画では日本の産業は成り立たない』と主張する候補者の高市早苗氏に『ひっくり返すのであれば全力で戦う』と反発した。高市氏は13日のBSの番組で、エネルギー基本計画の改定案を『あれでは日本の産業が成り立たない』と主張し、自分が首相になったときには修正する意向を示した。これに対して記者から聞かれた小泉氏は、『再生可能エネルギー最優先の原則をひっくり返すのであれば、間違いなく全力で戦っていかなければならない』と反発した。」(FNNプライムオンライン9月17日配信)要するに、コーノ一派とタカイチ一派との争い、言い換えれば、再生エネ推進派と原...総裁選とエネルギー論争

  • 復帰しようか デイサ

    我が街○▲市のきのうのコロナ新規感染者数は、4人だった。これで9月に入ってからの感染者数の推移は、5➚19➘10➚18➘16➘10➘6➚20➘17➘13➚16➘11➚13➘1➚8➘5➘2→2➚10➘7➘3➚4という具合になる。う〜む、どうしようかなあ、デイサ・・・。行くべきか、見合わせるべきか。Togoornottogo,thatisthequestion.火事に喩えれば、我が街の火事はまだ完全に鎮火したわけではない。残り火がちらほら、ちらちらと炎を上げている状態である。不要不急の外出をして、思わぬ火傷などをしたりしないだろうか。だが、こんなふうにあれこれ思い惑う自分が、自分でも嫌になってきた。宙吊りにされたまま、風に揺さぶられる自分だけのが、次第に嫌になってきた。え〜い、面倒だ。きょうはこれからデイサに電話を...復帰しようかデイサ

  • 彼岸と釣りの深い関係

    きょうは予報通り、朝から薄曇り。穏やかな秋の薄曇りの一日である。あす9月23日は彼岸の中日だが、きのうは雲一つない日本晴の一日だった。私の記憶では、毎年、秋のお彼岸はなぜか快晴の日が多い。気温も暑からず、寒からず、身体にはすこぶる心地が好い。若かった頃、こんな秋晴れの日には、家を飛び出し、無性に釣りに行きたくなったものだ。一目散に車を走らせ、海辺の漁港の堤防に立つ。釣り糸を垂らして、大きく秋の空気を吸い込む。潮の匂いが胸の奥まで染み込んでくる。お彼岸に釣りに行くことには、抵抗がないわけではない。お彼岸といえば墓参りなど、仏事を連想するが、仏教は無益な殺生を禁じている。ことさらブッディストではない私でも、「お魚さんを殺すのは、可哀相だなあ」と思い、それでも釣りをしたがる自分の煩悩を呪いたくなる。自分を呪うことが免...彼岸と釣りの深い関係

  • デイサへのチャレンジ3

    コロナ感染者数の推移が気になっっている。全国のニュースでは、まず東京都の状況について言及があり、「きょうは先週の同じ曜日の感染者数を**人下回りました。下回るのは、これで**日連続です」といった説明がなされる。こうしたニュースを聞く限り、コロナの新規感染者数は確実に減り続けており、この右肩下がりの傾向は、(ネットに掲載される)棒グラフを見ても明らかである。ところがである。我が○▲市の場合、新規感染者数の推移はどうかといえば、(9月1日からは)5➚19➘10➚18➘16➘10➘6➚20➘17➘13➚16➘11➚13➘1➚8➘5➘2→2➚10➘7といった具合で、まるで鰻(うなぎ)のようなうねりを見せ、はっきりした傾向を示してくれないのである。さて、懐かしのリハビリ・デイサに復帰すべきかどうか。こんな具合では、判断の...デイサへのチャレンジ3

  • デイサへのチャレンジ2

    デイサへのチャレンジ2

  • デイサへのチャレンジ

    コロナ感染者数の推移が気になっっている。全国のニュースでは、まず東京都の状況について言及があり、「きょうは先週の同じ曜日の感染者数を**人下回りました。下回るのは、これで**日連続です」といった説明がなされる。こうしたニュースを聞く限り、コロナの新規感染者数は確実に減り続けており、この右肩下がりの傾向は、(ネットに掲載される)棒グラフを見ても明らかである。ところがである。我が○▲市の場合、新規感染者数の推移はどうかといえば、(9月1日からは)5➚19➘10➚18➘16➘10➘6➚20➘17➘13➚16➘11➚13➘1➚8➘5➘2→2➚10➘7といった具合で、まるで鰻(うなぎ)のようなうねりを見せ、はっきりした傾向を示してくれないのである。さて、懐かしのリハビリ・デイサに復帰すべきかどうか。こんな具合では、判断の...デイサへのチャレンジ

  • どうしようかなあ、デイサ

    このところの私の日課は、コロナの新規感染者数の、その推移を記録することである。毎日、夕方5時頃に(NHKの防災アプリで)我が茨城県の新規感染者数を知ることができる。7時頃になると、(NHKのテレビニュースで)我が○▲市の新規感染者数が発表される。それをタブレットのカレンダー・アプリ「ジョルテ」に書き込むのである。9月はこんな具合である。【9/1】160/5、【9/2】215/19、【9/3】263/10、【9/4】263/18、【9/5】259/16、【9/6】158/10、【9/7】125/6、(・・・)【9/14】78/1、【9/15】120/9、【9/16】139/5、【9/17】107/2、【9/18】105/2、【9/19】91/10何のためにこんなアホらしい作業を続けているかといえば、リハビリ・デイ...どうしようかなあ、デイサ

  • 弱腰男のキシダ君は

    これまで本ブログでは、自民総裁選に出馬した総裁候補者のうち、コーノ君だけを槍玉にあげてきた。コーノ君のダメさ加減が際立っており、いちゃもんをつけ易かったからだが、他の候補者についても、批判すべき点は多々あると感じている。ただ、コーノ君以外は、どういう角度から攻めたら良いか判らず、持て余していたというのが、正直なところである。特にキシダ君に関しては、突っ込みたい気持ちが募るばかりなのだが、この人の見解はのらりくらりと鵺(ぬえ)か海鼠(なまこ)のようで、まるでそつのないお役人の答弁を思わせ、政治に疎い私・天邪鬼爺の手には余るように思われた。ところが、けさのことである。サイト「日刊ゲンダイDIGITAL」に掲載された記事《総裁選4候補の政策を検証する舌先三寸か打ち上げ花火か》(9月18日配信)を読んで、私は思わず快哉...弱腰男のキシダ君は

  • 河野太郎と言葉の問題

    コーノ君、ーー自民党・次期総裁の最有力候補とされた(こともあった)コーノ君、あんたと言葉の関係はどうだろうか。河野太郎といえば、だれもが思い浮かべるのは、「脱原発」について熱く語る、次のような言葉だろう。「東京電力福島第一原発事故を踏まえて、我が国の政治がなすべき第一は、『原発ゼロ』に向かうという決断である。事故後、国民の中に広範に生まれた『原発ゼロ』への思いを受け止め、また、世界に向けて我が国の立場を明確にするためにも、政治が原発ゼロにむけたしっかりとした論議と政策選択を行うべきと考える。私たち『原発ゼロの会』は、本年3月下旬から、7党9名の衆参両院議員による準備会合を積み重ね、このたび政策論議ための骨子を発表するとともに、広く衆参両院議員各位に『原発ゼロの会』へのご参加を呼びかける。」(河野太郎のHPより)...河野太郎と言葉の問題

  • 國分功一郎 政治と言葉の問題

    けさの朝日新聞に「菅首相退陣哲学者・國分功一郎さんに聞く」と題するインタビュー記事が載っていた。國分功一郎さんといえば、スピノザや現代フランス思想に関する著書がある気鋭の哲学者で、私が「なかなか鋭い視点を持った人だ」と思う思想家の一人である。興味を持って読んだ。見出しには「言葉の破壊やめ信じる価値語れ」とあるが、実際、國分氏が指摘するのは「言葉の破壊」の問題であり、「言葉の破壊」が政治の基盤を蝕んでいるという嘆かわしい現状である。たとえば「自宅療養」。これは、診断や治療を受けた人が病院を出て自宅で休むという意味のはずだが、今の政治の文脈では、入院できない人の放置を言い換える言葉になってしまっており、国民もこの事態に慣れてしまっている。また、「自粛」とは自ら進んで慎むこと。ならばそれを「要請する」などとは言えない...國分功一郎政治と言葉の問題

  • 北朝鮮 暴挙の意図を探る

    北朝鮮がまたしてもぶっ放した。今度は、鉄道車両を発射台にした移動式弾道ミサイルの発射である。先の1発も含め、こんどの2発目も日本の領海には届かず、排他的経済水域(EEZ)にも落下しなかったというが、北は一体、何を意図してそんな暴挙に出たのか。いろいろな憶測がある。北朝鮮は、韓国を訪問中の中国外相を牽制しようとしたのだ、とか、韓国がSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の水中発射実験を行うことを察知し、これに対抗しようとしたのだ、とか、憶測はどうしても同族の韓国に関連したものが目につく。けれども私は、(先日のブログでも書いたように)北朝鮮は日本の、自民党総裁選を意識して今回の挙に出たのではないか、と推測する。どういうことか。この時期にミサイルをぶっ放せば、総裁選の政策論争のテーマに「北朝鮮の脅威にどう対処するか」問題...北朝鮮暴挙の意図を探る

  • イシバシの石橋叩きにがっかり

    イシバシが出馬をとりやめたという。がっかりした。「総理総裁に最もふさわしい人」が出馬をとりやめたからではない。イシバシが「総理総裁に最もふさわしい人」ではないことが、これではっきりしたからである。第一、うじうじと思い悩み、いつまでも決断できないこんな自己中坊やでは、トップ・リーダーとして一国を背負うことは所詮ムリというものだ。むろん目先の一事だけしか見ない(見えない)猪突猛進型よりは良いが、といっても、まあ、どっちもどっち、どっこいどっこいである。政治家に限らず、人は生きていれば、大きな決断を要する人生の岐路に立たされるときがある。そんなときは、あらゆる要素を考慮に入れる賢明さが必要だが、その上で、あれこれ・うじうじ思い惑うのではなく、ぱっと即断即決して行動に移す、思考の柔軟性と機敏さが求められる(特に一国のリ...イシバシの石橋叩きにがっかり

  • 敬老祝品在中って・・・

    けさ市役所の高齢福祉課から封書が届いた。「敬老祝品在中」とある。開けてみると、1,000円のQUOカードが1枚入っていた。なんとも複雑な心境である。自分が「敬老」の祝品をもらうほどのジジイになったとは・・・。まだ若い、などとは思っていない私だが、こうもおおっぴらに敬意やら祝意やらを突きつけられると、自分の意識との落差に、なんだかこそばゆい気がしてならない。ふと昔の出来事を思い出した。あれは私が55、6歳の頃だったと思う。私は東京の秋葉原が始発の快速電車に乗っていた。秋葉原の大きなビルの一室で研究会があり、その帰りのことだった。通勤時間帯でもないのに、車内はそこそこ混んでいて、私はしばらく立ったままだった。疲れてはいなかった。研究会ではずっと座り放しだったから、立っているのがむしろ心地好かったほどである。ところが...敬老祝品在中って・・・

  • ペンの力は

    ペンは剣よりも強し、という言葉がある。でも、言葉って、それほど強くないのでは?と思わされる出来事があった。一つは、テレビを見てのことである。9月11日の夜、つまり、おとといの夜、NHKスペシャル「9.11閉ざされた真相〜遺族と国家の20年〜」を見てそう思ったのである。この番組、内容といえば、「20年前、アメリカの中枢に旅客機が突っ込み、2977人が犠牲となった同時多発テロ事件。その実行犯の大部分がサウジアラビア国籍だった。『この国の何者かが背後で関与していたのではないか』。疑念を抱く遺族たちは捜査に関わる情報の開示を求めてきたが、歴代の政権によって拒まれてきた。取材から見えてきたのは、経済と安全保障で深く結びつく両国の特殊な関係。国益を優先し、遺族に背を向けてきたアメリカの姿を伝える。」(NHKの番組HPより)...ペンの力は

  • 「逃げ恥」の総裁選 そのゆくえは

    このところ自民党内に「逃げ恥」が横行している。「逃げ恥」すなわち「逃げるは恥だが役に立つ」。「逃げるは恥だが役に立つ」は、ハンガリーのことわざ「Szégyenafutás,dehasznos.」の和訳で「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」の意味(Wikipedia)。目下、総裁選たけなわの自民党内に横行している「恥ずかしい逃げ方」とは、一言でいえば「変節」、つまり「従来の主張を変えること」である。最有力の総裁候補コーノ君が従来の主張「脱原発」を変えたことが、物議を醸している。こんな具合だ。「河野氏は『脱原発』が持論。党内に言動を不安視する声が上がっているため、総裁選の支持拡大を狙い軌道修正を図ったとみられる。河野氏は『再生可能エネルギーを最優先に取り入れるのが基本だが、足りないところは安全が確認...「逃げ恥」の総裁選そのゆくえは

  • 「次の質問どうぞ」のあの人は

    ふと気付く「次の方どうぞ」のあの人が神奈川県堀沢紳朝日川柳のこの投稿作品を見て、私は3年前の、あの不愉快きわまる出来事を思い出した。その傲岸不遜な出来事を知った翌日、私は怒りに任せて、本ブログで次のように書いたのだった。「河野外相の記者会見の態度が物議を醸(かも)している。ロシアとの北方領土交渉の経緯を尋ねる記者の質問に対して、河野外相は一切無視の態度を通し、ラブロフ外相が『第二次世界大戦の結果を日本が認めなければ、一切議論できない』と発言したことへの対応を聞かれても、『次の質問どうぞ』と完全黙殺の態度を貫いた。『何で「次の質問どうぞ」と言うんですか』との記者の質問にも、『次の質問どうぞ』と繰り返すばかり。これではあいた口がふさがらない。何とも素っ気ない、木で鼻を括ったような傲慢な態度を見せられて、そのあばた面...「次の質問どうぞ」のあの人は

  • 胃痛が去って

    そいつはやっと去っていった。きょうの早朝、そいつはやっと去り、身体からどっと力が抜けた。心地よい脱力感の中で、私は久しぶりにウトウトした。ホントに久しぶりだ。そいつに取り憑かれていた間は、つい全身に力が入り、昨夜はまんじりとも出来なかった。テレビ・ドラマを見る気にもなれず、早々とベッドに横になったが、眠くはならず、一晩中そいつと戦っていた。若かった頃は、時々そんなことがあった記憶がある。医者に診てもらったら、「慢性十二指腸潰瘍」だと言われた。H2ブロッカーの「ガスター20」を処方してもらい、そいつが顔をだすとこのヤクを服用してそいつに対処した。このH2ブロッカーはそいつを退治する特効薬だったが、50歳になった頃、「十二指腸潰瘍には、ピロリ菌の除菌が良い」と聞き、さっそくこの治療法を試した。治療といっても、ただ薬...胃痛が去って

  • なぜコーノ君が

    人気は水もの、当てにはならない。次のような報道がある。「読売新聞社の緊急全国世論調査(4~5日)で、次の首相にふさわしい政治家のトップは河野太郎行政・規制改革相の23%となり、石破茂・元自民党幹事長21%、岸田文雄・前政調会長12%が続いた。」(読売新聞オンライン9月5日配信)問題は、コーノ君が「次の首相にふさわしい政治家」としてそこそこの人気を集めていることである。自民の税調会長・甘利明氏の次の発言は、実にうまく正鵠を射ている。「スガ首相がダメだとたたかれた一番の原因が新型コロナウイルスワクチンの迷走と言われ、それでワクチン担当相の評価が上がるってどういう構図になっているのか良く分からない。半分くらいは菅首相に分けてやったら。」そうなのだ。スガ首相が「無能ソーリ」の烙印を押されたのは、ワクチン対策にしくじった...なぜコーノ君が

  • 総裁選にのぞむ

    あと1週間あまりと目前に迫った自民党総裁選だが、次期総裁にはだれが良いと我々は考えるべきなのだろうか。もちろん、私は自民党員ではないし、自民党所属の議員でもない。だからこの総裁選への投票権を持っているわけではないのだが、「次期総裁にはだれが望ましいか」という問題は、我々と決して無縁の問題ではない。自民党の次期総裁は、我が日本の次期首相になる人物である。だれが次の自民党総裁になるかは、だれが次の日本国首相になるかと直結している。それだけではない。投票権を持ち、総裁選に臨む自民党関係者は、「我々の総裁をだれにすれば次の選挙で勝つことができるか」、「だれを『党の顔』にすれば議席を失わずに済むか」と考え、国民の意向を気にしながら投票に臨むだろう。だから我々が次期総裁についてどう考えるかは、今回の総裁選とあながち無関係で...総裁選にのぞむ

  • コロナの雨にさす傘は

    おととい9月3日の昼食時のことである。「ねえねえ、すごいわよ。日経の株価が跳ね上がって、全面高になっているわ」妻がスマホを覗きながら言ったが、私はそんなことには興味がなかった。「それより、大変だ。スガ・ソーリが自民党総裁選への出馬を取りやめたらしいぞ」この日のお昼のワイドショーは、どのチャンネルを回してもスガ・ソーリの出馬辞退の話題で持ちきりだった。スガ・ソーリが総裁選に出馬しないんだとよ。そう口に出してから、(鈍感な)私は、やっと気がついた。おお、きょうの株価の全面高は、スガ・ソーリの出馬断念に市場が敏感に反応した結果なのだ、と。それにしてもすごい経済効果である。スガ氏の退場が経済市場にこれほどの光明をもたらすとは、なんとも意外な感じだが、よく考えてみれば(よく考えるまでもなく)、これは当然の成り行きなのだろ...コロナの雨にさす傘は

  • 次のソーリは

    スカが自民総裁選への出馬を断念した。断念へとスカを追い込んだのは、言うまでもなく国民の世論である。国民の支持が3割を切ったら、そんなソーリは立つ瀬を失うに決まっている。スカ・ソーリを見限ったのは、党内の魑魅魍魎というより、国民なのだ。国民に「ノー!」の暴風(ブーイング)を突きつけられ、次の総選挙で「自民スカ丸」が暗礁に乗り上げるのは確実と知ったら、この泥舟の乗組員は、まずもって船長の首をすげ替えようと考えるだろう。それを察知した船長は、首を切られる前に、自らこの泥舟をすたこら逃げ出したということである。「暴風が吹かなければなあ」と思っても、後の祭り。これは自分が蒔いた種だから仕方がない。今、我々が知りたいのは、だれが次の船長になるかである。「自民丸」の、というよりも、我らが「日本丸」の、次の船長に適任なのは、だ...次のソーリは

  • 都庁の若者誘導作戦

    レアなものほど、人はそれを欲しがる。人が欲しがるものほど、人はそれを欲しがる。ゆえにレアなものを求めて、自ずと行列ができ、行列は行列を呼ぶ。人は行列に加わろうとし、それを求めて殺到することになる。先日、渋谷にできた大行列は、そういう思惑によって仕組まれた結果ではないだろうか。東京都が若者向けに開設した、予約不要のワクチン接種会場での出来事である。若者たちが群れをなしてワクチンを求めるという、この予想外の奇妙な光景は、東京都が意図して作り出した作為の結果だと見ることができる。それが私の見立てである。当初、この出来事に対しては、東京都の不手際を指摘する批判の声が強かった。ワクチン接種を希望する若者に対しては、ネットで予約手続きができるように体制を整えるべきではなかったのか。そうすれば、こんな〈密〉な状態は生まれなか...都庁の若者誘導作戦

  • スカの「二階外し」 それから

    スカの「二階外し」が物議を醸している。スカ・ソーリは、長らく幹事長を務めた二階氏を幹事長のポストから外す腹を固めたというのだ。二階氏といえば、スカ・ソーリの「産みの親」であり、その後は与党の幹事長として政権運営の後ろ盾になってきた人物である。いわばスカ・ソーリとは「運命共同体」の関係にあるが、そんな二階幹事長を「切る」ことは、墓穴を掘るに等しいのではないか。そもそもスカはなぜ「二階外し」を行う必要があったのか。「日刊ゲンダイDIGITAL」の記事《菅首相“二階外し”で飛び交う「次期幹事長」の名前総裁選か解散か…自民党内は大騒動》(9月1日配信)によれば、理由は大きく二つある。一つは、総裁選の有力対抗馬・岸田元外相が突きつけた「争点」を潰すことである。いち早く幹事長の首をすげ替えれば、「党役員任期を3年までにする...スカの「二階外し」それから

  • 米軍のアフガン撤退は

    米軍がアフガニスタンから完全に撤退した。2001.9.11の同時多発テロ事件から20年。その頃、私は50歳、まだまだ元気だった。私の生活実感からすると、あれからの20年は長かったような、短かったような。米軍のアフガンからの撤退は、仕方がない面もあり、歴史の必然でもあった。撤退の大きな要因として働いたのは、膨張主義国家・中国の擡頭である。この軍事大国と対峙しようとすれば、アメリカが余分な軍事的負担の削減に追い込まれることは、火を見るよりも明らかだった。けれども、あちらを立てればこちらが立たず。中国と張り合うために、タリバンを撲滅しないままアフガンから撤退すれば、アメリカは同盟諸国から信を失い、その分だけ中国に対抗する力を削がれることになる。かといって盟主国としての威信を保つため、タリバンを撲滅するまでアフガンに駐...米軍のアフガン撤退は

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